CBC賞予想|過去の傾向とデータ分析

G3
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CBC賞【GⅢ】
2022/7/3(日)
小倉競馬場・芝1200m

過去8年分のCBC賞のデータを軸に、過去の好走馬の血統傾向や今年の登録馬のコース相性などを踏まえて注目馬をピックアップしています。

1週前予想なので回避馬・除外馬が含まれる場合があり、また枠順や馬体重など記事公開時には予想に反映できない要素もありますのでご了承ください。

※昨年に引き続き今年は小倉開催になるため、参考データとしてご覧頂ければと思います。

CBC賞 登録馬

登録馬

予想人気(1週前)

1番人気 アネゴハダ
2番人気 タイセイビジョン
3番人気 ファストフォース
4番人気 テイエムスパーダ
5番人気 モントライゼ

参考:netkeiba.com

予想オッズでは今年のフィリーズレビュー3着、前走古馬相手の2勝クラスを快勝したアネゴハダが1番人気。2番人気は近走スプリント路線で安定しているタイセイビジョン、3番人気には昨年の優勝馬ファストフォースが推されています。

以下古馬相手の皆生特別を勝ったテイエムスパーダ、2歳時には小倉2歳Sで2着の実績を持つモントライゼ、安土城S5着のスマートリアンや芦屋川Sを勝ったカリボールなどが続きます。

CBC賞 コース&血統分析

小倉芝1200m【3歳上・3勝クラス以上】参考データ

小倉芝1200mは2コーナーのポケットからのスタート。最後の直線より前半の直線が長く、スタート後下り坂になっているため前傾ラップになるのが特徴です。

コースも下りと平坦な直線のみなのでスピードの絶対値が重要になります。

重賞ナビ

小倉競馬場・芝1200mの予想に役立つデータや特徴をピックアップ。人気・脚質・枠順・馬番・馬体重別の成績データや、小倉芝…

CBC賞 父系統別データ

  • サンデーサイレンス系【7-4-7-69】
  • キングカメハメハ系【4-5-2-39】
  • リファール系【3-1-0-2】
  • ミスタープロスペクター系【2-5-3-16】
  • ダンジグ系(欧)【2-1-0-7】

リファール系はキングヘイロー産駒のみ。近年はロードカナロア、ダイワメジャー産駒が出走数が多く成績も安定しています。

特にロードカナロア産駒は昨年ファストフォースが1.06.0の日本レコードで優勝、翌週のマレーシアCではボンボヤージが優勝するなど昨年代替開催で結果を残しています。

CBC賞 母父系統別データ

  • ストームキャット系【4-0-1-11】
  • サンデーサイレンス系【3-9-4-81】
  • グレイソヴリン系【3-2-1-19】
  • ダンジグ系(欧)【3-1-1-19】
  • デピュティミニスター系【2-2-4-19】

母父ミスプロ系は(0-4-5-55)と勝ち切れません。ストームキャットやデピュティミニスター系が好調ですが、血統表内にダンジグ、ストームキャット、デピュティミニスターを持つ馬はリピーターが多く、近年ではダイアナヘイローやファストフォース、メイショウカリンなどが挙げられます。

CBC賞 傾向データ①

小倉芝1200m【3勝クラス以上】参考データ

枠順データ

枠順着度数勝率複勝率
1枠1-2-2-382.3%11.6%
2枠2-4-0-374.7%14.0%
3枠3-2-1-386.8%13.6%
4枠2-3-3-384.3%17.4%
5枠3-8-4-326.4%31.9%
6枠2-2-5-394.2%18.8%
7枠8-1-5-4513.6%23.7%
8枠4-3-5-536.2%18.5%

牡馬は1枠のみ成績が低く、2枠以降はそれほど差はありません。牝馬は全体的に外寄りの成績・回収値が高く1~3枠はやや不振。

馬番データ

  • 偶数馬番【14-11-13-154】
  • 奇数馬番【11-14-12-166】

馬番では9番が(3-4-2-15)複勝率37.5%、14番が(5-0-0-14)、10番が(1-3-4-16)。特に馬番9番の牝馬は(3-2-2-7)で今年の巌流島Sでメイショウミモザが11番人気1着、2020年佐世保Sでフェルトベルクが11番人気1着と人気薄の好走が目立ちます。

父キングカメハメハ系

  • 1~3枠【2-4-0-7】
  • 4~6枠【0-0-1-16】
  • 7~8枠【2-1-1-16】

大半がロードカナロア産駒ですが、父キングカメハメハ系は内外離れた枠からの好走が多く4~6枠は人気でも飛ぶことが多いので注意。

脚質データ

脚質着度数勝率複勝率
逃げ3-2-1-1912.0%24.0%
先行9-13-9-748.6%29.5%
差し6-8-9-1373.8%14.4%
追込7-2-6-906.7%14.3%

スタートから下りになっているためテンが速くなりますが、直線も300m弱で坂も無いため先行馬が押し切ることが多いコースです。

牡馬は先行馬の成績が安定しており、差し・追い込みを狙うなら5枠以降の牝馬。

馬体重データ

馬体重着度数勝率複勝率
-4391-4-5-260.0%27.8%
440-4596-2-4-549.1%18.2%
460-4793-6-5-942.8%13.0%
480-4998-7-10-946.7%21.0%
500-5197-4-1-3814.0%24.0%
520-0-2-0-140.0%12.5%

牝馬は馬格不問、牡馬は480kg未満が(1-4-4-63)、480kg以上が(8-9-6-94)と馬格がある馬が優勢です。

CBC賞 傾向データ②

CBC賞 過去8年のデータ

人気データ

人気着度数勝率複勝率
1番人気1-1-0-612.5%25.0%
2番人気2-1-2-325.0%62.5%
3番人気1-1-2-412.5%50.0%
4-6番人気2-0-1-218.3%12.5%
7-9番人気1-3-2-184.2%25.0%
10番人気-1-2-1-481.9%7.7%

中京開催時は人気馬優勢でしたが一昨年の阪神開催、昨年の小倉開催と人気薄が好走しています。昨年は人気薄で好走した1着ファストフォース、3着アウィルアウェイは共に小倉芝1200mでの実績がありました。

所属データ

所属着度数勝率複勝率
美浦1-0-1-136.7%13.3%
栗東7-8-7-876.4%20.2%

関東馬の出走は多くなく好走した2頭も中京開催時でした。

馬齢データ

馬齢着度数勝率複勝率
3歳0-1-0-110.0%8.3%
4歳0-0-0-130.0%0.0%
5歳7-4-4-2417.9%38.5%
6歳1-2-4-322.6%17.9%
7歳-0-1-0-200.0%4.8%

5歳馬の成績が抜けており、小倉開催の昨年も1着ファストフォース、3着アウィルアウェイが人気薄で好走。昨年は3~4歳馬が1~5番人気を占めましたが好走したのはピクシーナイト。

騎手データ

  • 継続騎乗【2-4-5-31】
  • 乗り替わり【6-4-3-69】

3場開催なので乗り替わりが多く複勝率は継続騎乗組優勢ですが、乗り替わり組の方が回収値が高くそれほど気にする必要は無さそうです。

生産者データ

  • ノーザンF【3-2-2-11】

昨年は2~4着がノーザンF生産馬でした。

斤量データ

斤量着度数勝率複勝率
-52.02-2-0-227.7%15.4%
53.01-1-0-214.3%8.7%
54.01-1-1-194.5%13.6%
55.00-2-0-120.0%14.3%
56.0-56.53-1-2-1713.0%26.1%
57.0-57.50-1-2-40.0%42.8%
58.0-0-0-1-40.0%20.0%

ハンデの影響はそれ程無く、昨年は52kgのファストフォースが優勝しましたが牝馬で55.5kgのアウィルアウェイが3着。同年の北九州記念でも牝馬で56.5kgのモズスーパーフレアが3着、58kgのレッドアンシェルが5着に入っています。

前走との斤量差

  • +斤量【2-2-4-10】
  • 増減無【2-2-4-34】
  • -斤量【4-4-0-56】

CBC賞 前走データ

CBC賞 過去8年のデータ

前走クラスデータ

クラス着度数勝率複勝率
GⅠ0-2-3-150.0%25.0%
GⅡ1-2-1-88.3%33.3%
GⅢ0-1-0-50.0%16.7%
リステッド0-0-0-100.0%0.0%
オープン5-1-3-498.6%15.5%
3勝2-2-0-816.7%33.3%

昨年は1着ファストフォースが前走芝1200mの3勝クラス(8着)、2着ピクシーナイトが前走NHKマイルC(12着)、3着アウィルアウェイが前走高松宮記念(16着)でした。

主な前走

  • 安土城S【2-1-1-17】
  • 阪神牝馬S【1-1-0-1】
  • 彦根S【1-1-0-0】
  • 鞍馬S【1-0-2-14】
  • 高松宮記念【0-1-3-10】
  • 京王杯SC【0-1-1-5】

前走距離

  • 1000m【1-0-1-7】
  • 1200m【3-3-5-51】
  • 1400m【4-4-2-29】
  • 1600m【0-1-0-11】

前走場所

  • 東京【1-2-1-11】
  • 中山【0-0-0-8】
  • 京都【5-2-3-36】
  • 阪神【1-3-0-15】
  • 中京【0-1-3-16】
  • 新潟【1-0-0-7】

前走人気データ

人気着度数勝率複勝率
1番人気3-1-1-725.0%41.7%
2番人気1-0-0-910.0%10.0%
3番人気0-0-0-110.0%0.0%
4番人気1-1-0-810.0%20.0%
5番人気1-2-1-511.1%44.4%
6-9番人気1-3-2-253.2%19.4%
10番人気-1-1-3-332.6%13.2%

3勝クラス組は前走1番人気だった馬の成績が良く、オープンクラス組は人気不問。

前走3勝クラス

  • 1番人気【2-1-0-1】
  • 2番人気以下【0-1-0-7】

前走着順データ

着順着度数勝率複勝率
1着4-1-0-1223.5%29.4%
2着0-0-1-40.0%20.0%
3着0-0-1-150.0%6.3%
4着0-1-2-30.0%50.0%
5着1-0-0-910.0%10.0%
6-9着2-2-1-266.5%16.1%
10着-1-4-3-292.7%21.6%

中京開催時から前走下位着順からの巻き返しが多く、昨年の1~3着馬も前走下位だったので前走着順はあまり気にしなくて良さそうです。

CBC賞 データまとめ

買いデータ

ロードカナロア産駒
ダンジグ、ストームキャット、デピュティミニスター持ち
馬番9番(特に牝馬)
5歳馬
前走3勝クラスで1番人気

消しデータ

母父ミスプロ系(2~3着まで)
1枠の牡馬
4~6枠+父キングカメハメハ系
480kg未満の牡馬(2~3着まで)
3~4歳馬

CBC賞 予想

1週前の登録時点での予想です
◎ファストフォース
○タイセイビジョン
▲スティクス
△アネゴハダ
△レジェーロ

ファストフォースは昨年日本レコードで優勝するなどコース実績は文句無し。斤量は重くなりますが元々ハンデの重い馬でも好走しやすいコースなので問題なく、脚質的にも前で競馬が出来る点は○。ロードカナロア産駒にストームキャット、ダンジグ持ちと血統的な裏付けもあります。

タイセイビジョンは上位人気馬の中ではレース成績が抜群の5歳馬という点が大きく強調できます。昨年は57kgを背負い1.06.3で4着に健闘。実績的には今年のメンバーは昨年以下で、川田騎手への乗り替わりになる点も好材料。

スティクスは今年の北九州短距離Sは稍重で大敗しましたが、良馬場なら未勝利戦で1.07.1、1勝クラスで1.06.9と速い時計で勝っています。昨年同様高速馬場になれば魅力的な1頭で、近走大敗続きなのでオッズ的にも旨味がありそうです。

アネゴハダはハイペースのフィリーズレビューで先行して3着に健闘、昨年の小倉2歳Sでも3着に入っており舞台としては問題無さそうですが、母父ミスプロ系は2~3着止まりで勝ち切れないためここでは相手。

最後に穴でストームキャット、ダンジグ持ちで芝では小倉が比較的合っていそうなレジェーロ

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