セントウルステークス予想|過去の傾向とデータ分析

G2
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セントウルステークス【GⅢ】
2022/9/11(日)
中京競馬場・芝1200m

過去8年分のセントウルSのデータを軸に、過去の好走馬の血統傾向や今年の登録馬のコース相性などを踏まえて注目馬をピックアップしています。

1週前予想なので回避馬・除外馬が含まれる場合があり、また枠順や馬体重など記事公開時には予想に反映できない要素もありますのでご了承ください。

※2019年までは阪神開催、2020~2021年は中京開催になるため参考データとしてご覧頂ければと思います。

セントウルS 登録馬

登録馬

予想人気(1週前)

1番人気 メイケイエール
2番人気 ソングライン
3番人気 ジャングロ
4番人気 ダディーズビビッド
5番人気 モントライゼ

参考:netkeiba.com

予想オッズでは京王杯SCなど重賞5勝を挙げているメイケイエール、安田記念を制したソングラインの2頭に人気が集まっており、少し離れた3番手には今年のNZTを勝ったジャングロが推されています。

4番人気以下はオッズ的には大きく離れますが中京巧者のダディーズビビッド、北九州記念で5着と久々に掲示板に載ったモントライゼ、北九州記念を16番人気で勝ったボンボヤージなどが続きます。

セントウルS コース&血統分析

中京芝1200m【オープンクラス】参考データ

中京芝1200mの特徴

中京芝1200mは向こう正面の中間点半ばからのスタートになります。最初の100m程が上り坂でその後ラスト300mまではスパイラルカーブの下り坂になっています。最後の直線は高低差2.0mの急坂があり、坂を上ったラスト200m強はほぼ平坦となっています。

重賞ナビ

中京競馬場・芝1200mの予想に役立つデータや特徴をピックアップ。人気・脚質・枠順・馬番・馬体重別の成績データや、中京芝…

セントウルS 父系統別データ

  • ディープインパクト系【4-5-1-33】
  • キングカメハメハ系【4-3-5-39】
  • サンデーサイレンス系【3-4-2-58】
  • ロベルト系【2-2-1-11】
  • ストームキャット系【2-1-2-20】
  • フォーティナイナー系【1-2-1-0】

抜けて成績の良い種牡馬はいませんがディープインパクト、ロードカナロア、ダイワメジャーあたりが好調です。人気薄が大半ですがナスルーラ系は(0-0-1-22)と相性が悪く、ハーツクライ系も不振。

セントウルS 母父系統別データ

  • グレイソヴリン系【3-1-0-20】
  • ダンジグ系(米)【3-0-0-7】
  • ダンジグ系(欧)【2-3-1-25】
  • デピュティミニスター系【2-2-3-17】
  • ロベルト系【1-2-4-12】
  • ボールドルーラー系【1-2-1-6】

ダンジグ系はダノンスマッシュ、レシステンシア、メイケイエールなど近年このコースでの重賞で絶好調。道悪になるとストームキャット系やダンジグ系(米)、ボールドルーラー系と米国型の母父を持つ馬が好走しています。

大系統ではミスプロ系が(0-2-3-54)と相性が悪く、サンデー系も(2-6-6-77)で優勝した2頭はいずれも葵Sのウインマーベル、レイハリア。他にも2歳戦の好走が多く古馬戦では割引き。

セントウルS 傾向データ①

中京芝1200m【オープンクラス】参考データ

枠順データ

枠順着度数勝率複勝率
1枠2-4-0-325.3%15.8%
2枠3-3-3-307.7%23.1%
3枠1-4-2-332.5%17.5%
4枠5-3-6-2712.2%34.1%
5枠2-2-4-334.9%19.5%
6枠2-0-3-364.9%12.2%
7枠4-1-3-457.5%15.4%
8枠2-4-0-513.5%10.5%

真ん中から内寄りの成績が良く、4枠は当日5番人気以内だと(4-2-3-3)複勝率75%。ただ昨年は掲示板5頭中4頭が2桁馬番、一昨年も16番枠のダノンスマッシュが優勝するなど有力馬は枠順不問。

一方で2020年12番人気2着のメイショウグロッケは2枠3番、今年の高松宮記念で優勝したナランフレグは1枠2番と人気薄を狙うなら真ん中から内寄り。

馬番データ

  • 偶数馬番【9-13-11-138】
  • 奇数馬番【12-8-10-149】

馬番では7番が(5-0-4-12)と抜けた成績。当日4番人気以下は偶数馬番がやや優勢です。

関東馬

  • 1~10番【4-6-8-53】
  • 11~18番【0-1-0-30】

また関東馬は11番以降に入るとほぼ馬券に絡んでいません。唯一2着に入ったのは今年のシルクロードSのシャインガーネット。

脚質データ

脚質着度数勝率複勝率
逃げ2-0-4-159.5%28.6%
先行9-4-7-5412.2%27.0%
差し8-16-7-1215.3%20.4%
追込2-1-3-971.9%5.8%

直線のみの追い込みは届きづらいものの、人気馬・穴馬共に脚質に大きな偏りはありません。昨年優勝のレシステンシア、今年の高松宮記念のキルロード、2020年高松宮記念のクリノガウディー、モズスーパーフレアと古馬戦での逃げ・先行馬は500kg前後の馬格がある馬が狙い目です。

馬体重データ

馬体重着度数勝率複勝率
-4391-2-0-214.2%12.5%
440-4592-1-4-394.3%15.2%
460-4797-4-5-737.9%18.0%
480-4998-6-7-768.2%21.6%
500-5192-7-4-602.7%17.8%
520-1-1-1-184.8%14.3%

460kg未満で好走しているのはほぼ世代限定戦。古馬戦+460kg未満は(0-0-0-43)と全滅です。牡馬は480~499kgの成績が最も良く、牝馬は460kg以上あれば差はありません。

セントウルS 傾向データ②

セントウルS 過去8年のデータ

人気データ

人気着度数勝率複勝率
1番人気6-2-0-075.0%100.0%
2番人気0-3-2-30.0%62.5%
3番人気0-0-1-70.0%12.5%
4-6番人気1-1-3-194.2%20.8%
7-9番人気0-1-2-210.0%8.3%
10番人気-1-1-0-462.1%4.2%

1番人気馬は阪神開催から跨いで6年連続優勝。中京開催での2年間は1、2番人気が3着以内に入っています。

所属データ

所属着度数勝率複勝率
美浦1-1-0-194.8%9.5%
栗東7-7-8-777.1%22.2%

関東馬は人気薄が大半ですが、2019年の阪神開催時は1番人気のタワーオブロンドンが優勝しています。

馬齢データ

馬齢着度数勝率複勝率
3歳1-3-1-69.1%45.5%
4歳3-0-0-1516.7%16.7%
5歳4-3-3-2212.5%31.3%
6歳0-1-3-300.0%11.8%
7歳-0-1-1-230.0%8.0%

スプリンターズSの前哨戦になるため5歳以下の若い馬が中心になり、6歳以上かキャリア21戦以上の馬は2~3着狙いまでが無難。

キャリアデータ

  • 20戦以下【7-4-3-28】
  • 21戦以上【1-4-5-68】

キャリア21戦以上で優勝したのは2018年のファインニードルで同年の高松宮記念優勝、当日1番人気でした。

騎手データ

  • 継続騎乗【6-4-4-42】
  • 乗り替わり【2-4-4-54】

有力馬ではメイケイエール、ダディーズビビッドが継続騎乗想定、ソングライン、ジャングロは乗り替わり想定です。

生産者データ

  • ダーレーJF【3-0-0-2】
  • ノーザンF【1-2-1-8】

斤量データ

斤量着度数勝率複勝率
52.00-1-1-30.0%40.0%
54.03-4-3-327.1%23.8%
55.00-0-0-20.0%0.0%
56.01-2-3-521.7%10.3%
57.02-1-1-620.0%40.0%
58.02-0-0-166.7%66.7%

別定戦になりますが前走から±1kg以内の馬が(7-7-3-71)と連対率が高く、前走から2kg以上増だと(0-0-2-18)。

前走との斤量差

  • +斤量【4-2-3-35】
  • 増減無【0-5-0-27】
  • -斤量【4-1-5-34】

セントウルS 前走データ

セントウルS 過去8年のデータ

前走クラスデータ

クラス着度数勝率複勝率
GⅠ3-1-2-920.0%40.0%
GⅡ1-0-0-150.0%50.0%
GⅢ3-7-5-613.9%19.7%
リステッド0-0-1-20.0%33.3%
オープン0-0-0-160.0%0.0%
3勝0-0-0-30.0%0.0%
海外1-0-0-150.0%50.0%

北九州記念などサマースプリントシリーズ組が(3-6-4-54)と出走馬の大半を占めます。GⅠ組は当日3番人気以内が(3-1-2-3)、4番人気以下が(0-0-0-6)と人気馬優勢。

今年はジャングロ、ソングラインが前走GⅠ。

主な前走

  • 北九州記念【2-2-4-35】
  • 高松宮記念【1-1-0-3】
  • 安田記念【1-0-1-2】
  • キーンランドC【1-0-0-3】
  • CBC賞【0-2-0-8】
  • アイビスSD【0-2-0-6】
  • 関屋記念【0-1-0-3】

前走距離

  • 1000m【0-2-0-6】
  • 1200m【5-5-5-70】
  • 1400m【0-0-1-9】
  • 1600m【3-1-2-10】

前走場所

  • 東京【2-0-2-9】
  • 中山【1-0-0-1】
  • 京都【0-0-1-2】
  • 中京【1-2-1-10】
  • 札幌【1-0-0-12】
  • 新潟【0-3-0-15】
  • 小倉【2-3-4-38】

前走人気データ

人気着度数勝率複勝率
1番人気2-0-1-818.2%27.3%
2番人気2-4-1-418.2%63.6%
3番人気0-0-2-60.0%25.0%
4番人気0-1-0-70.0%12.5%
5番人気0-0-0-120.0%0.0%
6-9番人気3-2-1-2310.3%20.7%
10番人気-0-1-3-350.0%10.3%

GⅢ組は前走上位人気馬の成績が良く、下位人気を狙うなら前走で好走している馬。

前走GⅢ

  • 4番人気以内【2-4-3-16】
  • 5番人気以下【1-3-2-45】

前走5番人気以下で好走した6頭中5頭はサマースプリントシリーズで4着以内に好走していました。例外は昨年のメイショウグロッケで前走は関屋記念で11番人気8着。

今年はGⅢ組がいずれも前走5番人気以下で、ボンボヤージが前走1着。

4歳馬

  • 2番人気以内【3-0-0-1】
  • 3番人気以下【0-0-0-14】

メイケイエールが前走2番人気以内の4歳馬。

前走着順データ

着順着度数勝率複勝率
1着2-2-2-913.3%40.0%
2着1-2-0-611.1%33.3%
3着0-1-0-20.0%33.3%
4着1-0-2-107.7%23.1%
5着1-1-0-99.1%18.2%
6-9着2-1-1-256.9%13.8%
10着-1-1-3-352.5%12.5%

GⅢで3着以内だった馬は複勝率50%台と安定しており、特に前走GⅢで2着以内だった牡馬は(1-3-1-1)。

牝馬は前走好走馬でも北海道や小倉の夏競馬に特化したタイプが多いためか、昨年のカレンモエや2019年のダイメイプリンセスのように人気より着順を落とすことが多く信頼度は低めです。

前走GⅢ

  • 3着以内【2-5-1-7】
  • 4着以下【1-2-4-54】

ボンボヤージが前走GⅢで3着以内。

前走タイム差(前走GⅢ・2着以下)

  • 0.2秒差以内【2-2-0-7】
  • 0.3~0.9秒差【0-3-3-38】
  • 1.0秒差以上【0-0-1-13】

セントウルS データまとめ

買いデータ

母父ダンジグ系
当日5番人気以内+4枠、または馬番7番
当日1番人気馬
前走GⅢで4番人気以内+3着以内(特に牡馬)

消しデータ

父ナスルーラ系、母父ミスプロ系
馬番11番以降の関東馬
馬体重460kg未満
6歳以上またはキャリア21戦以上(2~3着まで)
前走3番人気以下の4歳馬

セントウルS 予想

1週前の登録時点での予想です
◎メイケイエール
○ソングライン
▲ジャングロ
△サンライズオネスト
△ダディーズビビッド

メイケイエールはシルクロードS勝ちなどコース実績があり前走人気の4歳馬、池添騎手の継続騎乗想定と1着候補としては特に問題無く予想オッズ通り当日1番人気なら更にプラス。母父ダンジグ系と血統的にも文句無く、今年のメンバーレベルを見てもさすがにここでは連は外せません。

ソングラインは初の1200m。予想オッズではメイケイエールと競っていますが乗り替わり想定であること、前走から同斤量の56kg、マイルの差し馬なので今回も後方からが予想されることなど傾向としてはやはり2~3着候補。

ジャングロはNZTを勝っていますが中京2歳Sでウインマーベルを相手に3馬身半差で圧勝するなど本質はスプリンター。前走GⅠなので当日3番人気の方が買いやすく、乗り替わりですがコース成績断トツの福永騎手への乗り替わりは◎。

他では今年に入って充実しており高松宮記念でも0.3秒差の9着だったサンライズオネスト、コース実績豊富で高速馬場にも対応できるダディーズビビッド

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