チャレンジカップ予想|過去の傾向とデータ分析

G3
無断転載禁止
チャレンジカップ【GⅢ】
2022/12/3(土)
阪神競馬場・芝2000m

過去5年分のチャレンジCのデータを軸に、過去の好走馬の血統傾向や今年の登録馬のコース相性などを踏まえて注目馬をピックアップしています。

1週前予想なので回避馬・除外馬が含まれる場合があり、また枠順や馬体重など記事公開時には予想に反映できない要素もありますのでご了承ください。

チャレンジC 登録馬

登録馬

予想人気(1週前)

1番人気 ソーヴァリアント
2番人気 サンレイポケット
3番人気 ヒンドゥタイムズ
4番人気 ビーアストニッシド
5番人気 ルビーカサブランカ

参考:netkeiba.com

予想オッズでは昨年の優勝馬で前走オールカマーでは心房細動で最下位に敗れたソーヴァリアントが抜けた1番人気に推されています。2番人気は7歳馬ですが今年も鳴尾記念で3着に入っているサンレイポケット、3番人気は2020年の3着馬でヒンドゥタイムズが続きます。

以下3歳馬で今年のスプリングSを勝っているビーアストニッシド、愛知杯優勝馬ルビーカサブランカ、小倉日経OPでは大逃げで逃げ切ったレッドベルオーブ、今年の七夕賞を勝ったエヒトなど。

チャレンジC コース&血統分析

阪神芝2000mの特徴

阪神芝2000mは内回りコースを使用。スタート後すぐに直線の上り坂を迎えることとコーナー4つのためあまりペースは速くなりません。

直線も357mと短めなため先行力やコーナリング力、またパワーを要する馬場状態になることが多いのが特徴です。阪神芝1600m~1800mは外回りで行われるので傾向の違いには注意が必要です。

重賞ナビ

阪神競馬場・芝2000mの予想に役立つデータや特徴をピックアップ。人気・脚質・枠順・馬番・馬体重別の成績データや、阪神芝…

チャレンジC 父系統別データ

  • ハーツクライ系【2-0-0-4】
  • キングカメハメハ系【1-2-0-3】
  • ディープインパクト系【1-1-1-6】
  • ステイゴールド系【1-1-1-4】
  • ダンジグ系(欧)【0-0-2-0】

現在の条件になってからの5年間ではキングカメハメハ産駒が(1-2-0-1)と安定しています。ディープインパクト、ステイゴールド、ハービンジャー産駒も2回以上馬券に絡んでいます。

ロベルト系は昨年2番人気4着のジェラルディーナ、3番人気6着のマイネルウィルトスなど人気には推されるものの人気より着順を落ちしています。

チャレンジC 母父系統別データ

  • ロベルト系【2-0-1-6】
  • サンデーサイレンス系【1-1-1-6】
  • デピュティミニスター系【1-0-0-5】
  • グレイソヴリン系【1-0-0-1】
  • ディープインパクト系【0-2-1-2】
  • キングカメハメハ系【0-1-1-1】

キングカメハメハ、ディープインパクトは母父としても相性が良いレースです。父系では相性が悪かったロベルト系は母系に入ると成績が良く、ソーヴァリアントやサトノクロニクルと3歳馬の好走が多いのが特徴。

チャレンジC 傾向データ①

枠順データ

枠順着度数勝率複勝率
1枠0-0-2-30.0%40.0%
2枠0-1-0-40.0%20.0%
3枠1-0-0-420.0%20.0%
4枠1-0-0-420.0%20.0%
5枠0-0-1-70.0%12.5%
6枠1-3-1-510.0%50.0%
7枠1-0-1-810.0%20.0%
8枠1-1-0-810.0%20.0%

過去5年ではどの枠からも馬券に絡んでいますが、チャレンジC含めこの時期の阪神芝2000mのレースは10頭立て前後になることが多いのが特徴。今年は15頭が登録していますが1週前は速い時計が出ているので、馬場がこの状態をキープしているなら内寄り優勢になる可能性は高そうです。

馬番データ

  • 偶数馬番【1-3-2-22】
  • 奇数馬番【4-2-3-21】

父キングカメハメハ系(12月・阪神芝2000mのデータ)

  • 1~5枠【6-8-5-35】
  • 6~8枠【9-4-1-19】

またこの時期の阪神芝2000mの傾向では父キングカメハメハ系は外枠の勝率が高いのが特徴。チャレンジCでは馬番8番以降で好走した4頭中3頭が父or母父キングカメハメハでした。

脚質データ

脚質着度数勝率複勝率
逃げ0-1-0-40.0%20.0%
先行4-1-1-1321.1%31.6%
差し1-3-3-115.6%38.9%
追込0-0-1-150.0%6.3%

内回りコースなのである程度の位置取りは必要ですが、小頭数になりやすいこともあり人気馬は脚質不問。

馬体重データ

馬体重着度数勝率複勝率
-4391-0-0-150.0%50.0%
440-4591-2-1-412.5%50.0%
460-4791-0-2-117.1%21.4%
480-4990-2-1-100.0%23.1%
500-5192-0-1-1312.5%18.8%
520-0-1-0-40.0%20.0%

性別問わず比較的小柄な馬の複勝率が高く、500kg以上の大型馬は若干人気より着順を落としやすいのが特徴。

前走との馬体重差

  • +体重【1-3-2-25】
  • 増減無【2-1-1-6】
  • -体重【2-1-2-12】

チャレンジC 傾向データ②

人気データ

人気着度数勝率複勝率
1番人気3-0-0-260.0%60.0%
2番人気2-1-1-140.0%80.0%
3番人気0-0-2-30.0%40.0%
4-6番人気0-3-2-100.0%33.3%
7-9番人気0-1-0-140.0%6.7%
10番人気-0-0-0-130.0%0.0%

過去5年では当日5番人気以内が(5-4-5-11)と人気馬が堅実なレースです。唯一6番人気以下で好走したトリオンフは1年3か月の休み明けでしたが、休養前は鳴尾記念2着、小倉記念優勝の実績がありました。

所属データ

所属着度数勝率複勝率
美浦1-0-1-99.1%18.2%
栗東4-5-4-338.7%28.3%
地方0-0-0-10.0%0.0%

昨年は関東馬ソーヴァリアントが1番人気で優勝。人気に推されていれば関東・関西は意識しなくても良さそうです。

馬齢データ

馬齢着度数勝率複勝率
3歳4-0-2-440.0%60.0%
4歳1-2-2-135.6%27.8%
5歳0-2-0-100.0%16.7%
6歳0-0-0-90.0%0.0%
7歳-0-1-1-70.0%22.2%

11月なら2kg、12月なら1kgの斤量差があるため3歳馬優勢。6歳以上は割引きで、好走したペルシアンナイト、デニムアンドルビーは阪神重賞勝ち、GⅠ連対実績を持っていました。

騎手データ

  • 継続騎乗【1-1-2-18】
  • 乗り替わり【4-4-3-25】

人気馬に乗り替わりが多かった影響もあり、乗り替わりか継続騎乗かは不問。過去5年ではルメール騎手、デムーロ騎手が2勝ずつを挙げています。

生産者データ

  • ノーザンF【2-2-2-10】
  • 社台F【2-2-1-4】

昨年は社台F生産馬のワンツー、一昨年はノーザンF生産馬が1~4着を占めるなど好調です。今年はアルジャンナ、ヒンドゥタイムズ、ブラヴァス、ルビーカサブランカ、レッドベルオーブがノーザンF生産馬、ソーヴァリアント、タイセイモンストルが社台F生産馬。

斤量データ

斤量着度数勝率複勝率
53.01-0-0-150.0%50.0%
54.01-1-0-133.3%66.7%
55.02-0-1-333.3%50.0%
56.01-4-3-362.3%18.2%
57.00-0-1-20.0%33.3%

55kg以下は3歳馬または牝馬なのでほぼ年齢別データと変わりません。

前走との斤量差

  • +斤量【1-0-1-13】
  • 増減無【2-4-0-14】
  • -斤量【2-1-4-16】

チャレンジC 前走データ

前走クラスデータ

クラス着度数勝率複勝率
GⅠ1-0-3-314.3%57.1%
GⅡ1-2-0-107.7%23.1%
GⅢ0-2-0-100.0%16.7%
リステッド1-0-0-614.3%14.3%
オープン1-1-1-611.1%33.3%
3勝1-0-1-225.0%50.0%
2勝0-0-0-30.0%0.0%

年齢問わず前走クラスは不問。過去5年では好走馬を複数輩出しているのは菊花賞からのローテのみ。また距離変更組の優勝が多く、前走2000m組は2~3着が多いのが特徴です。

主な前走

  • 菊花賞【1-0-2-0】
  • カシオペアS【1-0-0-4】
  • セントライト記念【1-0-0-1】
  • 大原S【1-0-0-0】
  • ポートアイランドS【1-0-0-0】

前走距離

  • 1600m【1-0-0-3】
  • 1800m【2-0-0-8】
  • 2000m【0-3-3-23】
  • 2200m【1-0-0-3】
  • 2400m【0-1-0-1】
  • 2500m【0-1-0-4】
  • 2600m~【1-0-2-0】

前走場所

  • 東京【0-2-1-11】
  • 中山【1-0-1-4】
  • 京都【3-0-2-8】
  • 阪神【1-1-0-7】
  • 中京【0-0-1-0】
  • 福島【0-0-0-9】
  • 新潟【0-1-0-1】
  • 小倉【0-1-0-0】

前走人気データ

人気着度数勝率複勝率
1番人気3-1-2-333.3%66.7%
2番人気1-2-0-220.0%60.0%
3番人気0-1-0-10.0%50.0%
4番人気0-1-0-40.0%20.0%
5番人気0-0-0-10.0%0.0%
6-9番人気1-0-0-195.0%5.0%
10番人気-0-0-3-110.0%21.4%

前走クラス問わず上位人気だった馬の複勝率が高く、前走6番人気以下で好走した4頭はいずれも前走GⅠでした。

前走GⅠ以外で6番人気以下だったのはアルジャンナ、タイセイモンストル、ディアマンミノル、パトリック、ブラヴァス、レッドベルオーブ

前走着順データ

着順着度数勝率複勝率
1着3-3-1-427.3%63.6%
2着1-0-0-420.0%20.0%
3着0-0-0-20.0%0.0%
4着0-0-1-30.0%20.0%
5着0-0-0-30.0%0.0%
6-9着0-2-1-160.0%15.8%
10着-1-0-2-98.3%25.0%

前走1着馬は複勝率60%台と成績が良く、前走6着以下から巻き返した6頭はいずれも前走がGⅠかGⅡでした。

前走オープン特別以下

  • 1着【3-1-1-3】
  • 2着以下【0-0-1-14】

3勝クラス組は1着だった馬しか出走がありませんが、オープン特別組も馬券に絡んでいるのはほぼ1着馬です。唯一前走2着以下で3着に入ったのは2020年のヒンドゥタイムスで前走はケフェウスSで1番人気4着。

アルジャンナ、エアファンディタ、タイセイモンストル、ブラヴァスが前走オープン特別以下で2着以下。

チャレンジC データまとめ

買いデータ

父or母父キングカメハメハ、ディープインパクト
当日5番人気以内
3歳馬
ノーザンF生産馬、社台F生産馬
前走オープン特別以下で1着

消しデータ

当日6番人気以下
6歳以上(阪神重賞勝ち、またはGⅠ連対実績がある馬を除く)
前走GⅠ以外で6番人気以下
前走オープン特別以下で2着以下

チャレンジC 予想

1週前の登録時点での予想です
◎ソーヴァリアント
○ヒンドゥタイムズ
▲ビーアストニッシド
△ルビーカサブランカ
△サンレイポケット
△エヒト

ソーヴァリアントは昨年は3馬身半差の楽勝。前走は心房細動の影響もあり度外視、状態が戻っていれば今年も最有力。血統面も冬場に強いオルフェーヴル産駒に母父がロベルト系のシンボリクリスエスと強調でき、細かい部分でも前走2200mからの距離短縮、社台F生産馬にルメール騎手想定と文句無し。

ヒンドゥタイムズは右回りの2000m前後では大崩れが無く、1週前の阪神は速い時計が出ていますが高速馬場にも対応可能。中盤あまり緩めず持続戦に持ち込むニホンピロスクーロが引っ張れば脚質的にも展開が向きそうです。

ビーアストニッシドは3歳の好走馬が多い菊花賞組。ただ古馬と同斤量になる56kg、京都2歳S2着の実績はありますが傾向的に1800mがギリギリのアメリカンペイトリオット産駒と不安要素が強く、2000mだと中盤緩む形を作りたい所。

ルビーカサブランカは想定5~6番人気の関西馬でレース実績豊富なキングカメハメハ産駒。追い込み脚質なので頭数とペース次第な面はありますがハマれば一発も。

他では鳴尾記念でヴェルトライゼンデ、ジェラルディーナに僅差の3着だったサンレイポケット、七夕賞を好タイムで完勝したエヒトは時計的な実績もありますが、2000m組は2~3着が多いので相手まで。

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