中京ダート1400mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去5年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・馬体重データに加え、枠順・馬番は良馬場時と重馬場時に分けて分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

中京競馬場 ダート1400m

コース概要

直線:410.7m

中京ダート1400mは芝スタートとなり、最初の約150mが芝コースになります。向こう正面の中間から4コーナーまでが下り坂なので、前半のペースが速くなりやすいのが特徴。最後の直線は高低差1.8mの急坂があり、坂を上ったラスト200m強はほぼ平坦となっています。

中京ダート1400mで行われるレース

  • プロキオンS
  • 昇竜S
  • 夢見月S

中京ダート1400m 傾向データ

中京ダート1400m 人気データ

1番人気の勝率26%はかなり低い数値で、同じ左回りの東京ダート1400mと比べても1番人気の信頼度は低いコースです。ただ2~4番人気馬の成績は悪くなく、人気サイドで決まることが多いのが特徴です。人気薄は8番人気以下になると勝率が大きく下がるため紐荒れ狙いなら。

またダート1200mと同じく3番人気の牝馬は(4-11-17-47)で勝率は5%と低いので注意。

中京ダート1400m 脚質データ

※1勝クラス以上を集計

勝率では逃げ・先行馬がやや優勢ですが、直線は410mあるため差しや追い込みも届きます。ただしクラスが上がると強い逃げ・先行馬が増えるため差し馬はいい脚を使っても届かず2~3着というレースも多く見られます。

中京ダート1400m 馬体重データ

※1勝クラス以上を集計

500kgに乗ると成績が上がりますが、人気馬が多い影響もあり実際には馬体重による差は小さいコース。小柄な馬でもあまり回収値は下がりません。

このコースで行われるプロキオンSでも450kg前後のキングズガードが優勝した例はありますが、重賞なるとやはり馬格がある馬が優勢です。

中京ダート1400m コースデータ(良馬場)

中京ダート1400m 枠順・馬番データ(良馬場)

枠順

芝スタートですが特に外枠が有利という訳ではなくどの枠でも大きな差はありません。外枠有利なイメージがあるのか外枠はやや人気しやすい傾向があり回収値は低めです。性別で見ると牡馬は7枠、牝馬は3枠の成績がやや低めです。

2勝クラス以上になると8枠の勝率は10%台に上がりますが、複勝率では他の枠との差はありません。

馬番

馬番では2番が連対率17.3%、複勝率26.7%と全体的に好成績。連対率では真ん中から内寄りがやや高く出ていますが、人気を考慮すれば誤差の範囲なので枠はどこでも問題ありません。

性別で見ると牡馬の2番は連対率21.2%、複勝率32.3%と頭一つ抜けた成績。牝馬は14番が連対率19.1%、複勝率23.4%。

中京ダート1400m コースデータ(重馬場)

中京ダート1400m 枠順・馬番データ(稍重~不良馬場)

枠順

稍重以上になるとやや数字がバラけますが、人気を考慮すると1枠と3~4枠が人気より好走しやすくなっています。牡馬はあまり枠による差はありませんが、牝馬はやや内優勢。

馬番

馬番では内の1~2番、真ん中の6~8番は人気以上に好走することが多いのが特徴です。牡馬は馬番不問、牝馬は6番が連対率24.2%、複勝率33.3%と成績が良く、大外の14~15番も勝率が高めです。

中京ダート1400m 血統データ

中京ダート1400m 種牡馬データ

パイロ、シニスターミニスター、マジェスティックウォリアーとボールドルーラー系の種牡馬が得意としているコースです。キングズガードやコウエイエンブレム、アードラーなどクラスが上がっても狙えます。

ヘニーヒューズは良馬場よりも稍重以上の方がやや成績が良く、他系統ではダイワメジャー、サウスヴィグラス、ゴールドアリュール、キンシャサノキセキあたりはクラスが上がっても結果を残しています。

産駒数が少ない所ではアルクトス、ノボバカラでプロキオンS2勝のアドマイヤオーラ、プロキオンSをレコードで圧勝したマテラスカイの父スパイツタウン、複回値200前後のハードスパンあたりは見かけたら注意。

穴ではケープブランコやメイショウサムソンなどサドラーズウェルズの回収値が高いのが特徴です。

種牡馬系統別

  • ボールドルーラー系【37-24-20-192】連対率22.3%
  • ダンジグ系【10-12-8-82】連対率19.6%
  • サドラーズウェルズ系【7-7-4-60】連対率17.9%

相性の悪い種牡馬

  • シンボリクリスエス【1-0-0-37】連対率2.6%
  • スウェプトオーヴァーボード【1-2-1-39】連対率7.0%
  • スマートファルコン【1-2-1-35】連対率7.7%

他ではオルフェーヴル、ゼンノロブロイあたりもやや苦手としています。

中京ダート1400m 母父データ

系統別ではエンドスウィープ系やダンジグ系の成績が良いものの産駒数はそれほど多くありません。個別ではダンスインザダーク、フジキセキ、フレンチデピュティあたりが出走数も多く好調。ただし母父ブライアンズタイム、フジキセキは2~3着が多いのが特徴。

稍重以上になるとサンデー系はダンスインザダーク、アグネスタキオンは勝率をキープしていますが母父サンデー系、ロベルト系はやや勝ち切れず、キングマンボ系やダンジグ系、ボールドルーラー系などの勝率が上がります。

母父系統別

  • エンドスウィープ系【10-10-5-79】連対率19.2%
  • ダンジグ系【14-7-4-105】連対率16.2%
  • キングマンボ系【11-11-7-111】連対率15.7%

相性の悪い母父

  • ワイルドラッシュ【0-0-0-25】連対率0.0%
  • タニノギムレット【0-1-4-25】連対率3.3%
  • ホワイトマズル【0-1-0-24】連対率4.0%

他ではクロフネ、ストームキャットはダート短距離では買えるイメージはありますが連対率は10%以下とこのコースを苦手としています。

中京ダート1400m 騎手・調教師データ

中京ダート1400m 騎手データ

近年成績を伸ばしているのが松山騎手で2020年以降は複勝率40%台。中京の他コースとそれほど変わりませんが福永騎手やデムーロ騎手、川田騎手は安定しています。

北村友騎手は3番人気以内の複勝率は80%弱と人気馬では非常に堅実で(6-11-2-5)と信頼度は抜群。最近では岩田望騎手も人気馬でキッチリ勝ち切っています。中穴での成績が目立つのは横山武騎手や太宰騎手、松若騎手あたり。

相性の悪い騎手

  • 菊沢一樹【0-0-0-38】連対率0.0%
  • 木幡初也【0-0-3-26】連対率0.0%
  • 古川吉洋【0-1-2-28】連対率3.2%

中京ダート1400m 調教師データ

このコースを非常に得意としているのが浅見調教師で、複勝率50%台に加え単回値300超えと中穴くらいなら普通に馬券に絡んできます。

安田調教師は3馬人気以内の連対率は60%台と人気馬での信頼度が高く、小崎調教師や須貝調教師、平田調教師あたりは人気馬で堅実。

相性の悪い調教師

  • 笹田和秀【0-0-0-27】連対率0.0%
  • 田島俊明【0-1-3-28】連対率3.1%
  • 西園正都【1-2-7-37】連対率6.4%

西園調教師の管理馬はある程度人気に推される場合は多いのですが1~2着が少なく、このコースでは狙いづらいです。

中京ダート1400m 傾向まとめ

コース傾向

1番人気の信頼度は低いが、4番人気以内は安定
逃げ・先行がやや優勢
下級条件は馬格不問、クラスが上がると500kg以上が安定
良馬場では枠順による差は小さい
稍重だと1~2番、6~8番が好成績

血統

父ボールドルーラー系の成績が良い
ヘニーヒューズ産駒は良馬場より稍重での成績が良い
アドマイヤオーラ、スパイツタウン、ハードスパン産駒を見かけたら抑え
母父エンドスウィープ系、ダンジグ系が好成績
母父ブライアンズタイム、フジキセキは2~3着が多い

騎手・調教師

松山、北村友、デムーロ、川田、福永騎手は安定
人気薄狙いなら横山武、太宰、松若騎手
浅見調教師は人気関係なく狙える
小崎、須貝調教師、平田調教師も好成績

 

中京競馬場 コースデータ

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