中京ダート1800mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去5年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・馬体重データに加え、枠順・馬番は良馬場時と重馬場時に分けて分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

中京競馬場 ダート1800m

コース概要

直線:410.7m

中京ダート1800mは直線坂の途中からのスタートで残り1000mまでは上り、そこから3~4コーナーにかけて一気に下りラストの直線へ。最後の直線は高低差1.8mの急坂があり、坂を上ったラスト200m強はほぼ平坦となっています。

高低差が大きいのでスタミナを問われるコースですが、チャンピオンズCではマイル実績のある馬が好走することも多く見られます。

中京ダート1800mで行われるレース

  • チャンピオンズC
  • 東海S
  • 名鉄杯

中京ダート1800m 傾向データ

中京ダート1800m 人気データ

成績や回収値に大きなブレはなく、人気や実力通りに決まりやすいコース。チャンピオンズCでは穴馬が激走することもありますが、東海Sでは1番人気は2019年まで7年連続3着以内。

牡馬の1番人気は勝率36%、複勝率68.5%と堅実で、牝馬は若干信頼度が下がります。

中京ダート1800m 脚質データ

※1勝クラス以上を集計

逃げ・先行馬が強いコースで差し・追い込み馬は苦戦しています。クラスが上がると前半のペースが速くなるのでやや差しも届くようになりますが、下級条件では先行して粘れる馬を選ぶのが無難です。

中京ダート1800m 馬体重データ

※1勝クラス以上を集計

牡馬は520kgを超えると成績が一段階上がりますが、人気馬が多かった影響もあります。440kg未満の小柄な馬は割引きですが、440kg以上あれば馬格はあまり気にしなくても大丈夫です。

ただしチャンピオンズCや東海Sなどの重賞や特別レースでは最低460kgは欲しい所。

中京ダート1800m コースデータ(良馬場)

中京ダート1800m 枠順・馬番データ(良馬場)

枠順

大外8枠は全体的な成績は低めですが、それ以外の枠は大きなブレはありません。

ただしクラスが上がると真ん中から内寄りに入った馬の成績が良く、5枠以降は徐々に成績が下がり8枠はかなり厳しい結果となっています。オープンクラスのみで見ると勝率が高いのは4~5枠で複勝率が高いのは2枠。

馬番

馬番では2番、4番、8番、10番と真ん中から内寄りの偶数馬番の成績が良く、11番より外に入った馬はやや割引き。重賞でも2番(1-2-0-6)、4番(1-1-2-5)、8番(3-0-0-6)あたりが好成績。

中京ダート1800m コースデータ(重馬場)

中京ダート1800m 枠順・馬番データ(稍重~不良馬場)

枠順

稍重以上になると内の1~2枠の成績がやや目立ち、外寄りでは5枠も好調。それ以外の枠は複勝率では19%台でほぼ変わりませんが外枠になるに連れ連対率は下がるため、狙いとしては内寄りから。

馬番

良馬場時は偶数馬番の成績が目立ちましたが、稍重以上になると奇数馬番の方が好成績。1番、7番は勝率10%を超えており、内の1~3番は連対率も20%弱と安定しています。

中京ダート1800m 血統データ

中京ダート1800m 種牡馬データ

牡馬はネオユニヴァースやゴールドアリュールなどサンデー系の成績が良く、牝馬はルーラーシップやエンパイアメーカー、ワークフォースどミスプロ系の成績が良いコースです。キングカメハメハやクロフネ産駒は性別不問。

近年はマジェスティックウォリアー産駒が成績を伸ばしており(3-5-4-14)で複勝率46.2%。他にはキズナ、ダンカーク、ドゥラメンテ、ヘニーヒューズも複勝率は30%以上です。

種牡馬系統別

  • ニアークティック系【6-7-2-36】連対率25.5%
  • ミスタープロスペクター系【37-35-39-294】連対率17.8%
  • ボールドルーラー系【20-20-16-187】連対率16.5%

相性の悪い種牡馬

  • ベルシャザール【1-0-1-24】連対率3.8%
  • アドマイヤムーン【0-1-3-21】連対率4.0%
  • ハービンジャー【0-3-4-44】連対率5.9%

中京ダート1800m 母父データ

ボールドルーラー系は父系としても走りますが、母系に入っても相性が良いコース。系統としては出走数は多くありませんが、ヘロド系(トウカイテイオーなど)やテディ系(キャプテンスティーヴなど)、アリダー系(リンドシェーバーなど)は連対率30%台と見かけたら抑えておきたいです。

個別ではクロフネ、フレンチデピュティの2頭は複勝率30%前後と安定しており、サンデー系では母父アドマイヤベガが複勝率40%台。他にはアドマイヤムーン、エリシオ、ストリートクライあたりも好調です。

またチャンピオンズCでは血統表にヴァイスリージェントを持つ馬、またノーザンダンサーのクロスを持つ馬の好走が多いので見かけたら抑えておきたいです。

母父系統別

  • ヘロド系【4-3-3-10】連対率35.0%
  • テディ系【4-6-3-19】連対率31.3%
  • ボールドルーラー系【15-8-16-69】連対率21.3%

相性の悪い母父

  • サドラーズウェルズ【1-0-0-60】連対率1.6%
  • タイキシャトル【2-1-2-66】連対率4.2%
  • シンボリクリスエス【2-2-10-60】連対率5.4%

中京ダート1800m 騎手・調教師データ

中京ダート1800m 騎手データ

川田騎手は東海Sのオーヴェルニュ、チャンピオンズCのクリソベリルなど重賞でも好調。3番人気以内の人気馬では北村友騎手、西村騎手、浜中騎手、戸崎騎手が複勝率70%前後です。

福永騎手はこのコースでは1~4番人気での成績がいずれも複勝率50%前後なので、1番人気馬よりは3~4番人気馬に騎乗した時の方が馬券的には魅力があります。

人気薄で狙いたいのは川又騎手、西村騎手、藤岡康騎手。西村騎手は人気関係なくコース成績が良く、単回値267と非常に良い成績を残しています。

相性の悪い騎手

  • 菊沢一樹【0-0-4-43】連対率0.0%
  • 高倉稜【1-0-0-37】連対率2.6%
  • 長岡禎仁【1-0-0-37】連対率2.6%

苦手ではありませんが、ルメール騎手は(3-7-3-16)と平均人気を考えると勝ち切れず、他には松山騎手も1着より2~3着が多いのが特徴です。

中京ダート1800m 調教師データ

勝利数上位の松永幹調教師、大橋調教師や藤原調教師は下級条件では減量騎手を起用することも多く、上位厩舎×減量騎手の組み合わせは高配当が期待できることも。

人気馬で信頼できるのは西村調教師、昆調教師、角田調教師あたり。人気薄では本田調教師の成績が抜群に良く、6番人気以下で(2-5-2-17)複勝率34.6%という成績。

相性の悪い調教師

  • 村山明【0-1-6-38】連対率2.2%
  • 大根田裕之【1-0-2-26】連対率3.4%
  • 飯田祐史【0-2-2-27】連対率6.5%

中京ダート1800m 傾向まとめ

コース傾向

人気馬は堅実、牡馬の方が信頼度が高い
逃げ・先行馬有利
クラスが上がると馬格がある馬が優勢
下級条件では枠の影響は小さく、クラスが上がると2~5枠の成績が上がる
内寄りの偶数馬番が狙い目
稍重以上だと1~2枠、5枠が好成績

血統

牡馬はサンデー系、牝馬はミスプロ系が好成績
近年はマジェスティックウォリアー産駒が好調
キズナ、ダンカーク、ドゥラメンテ、ヘニーヒューズ産駒も好成績
母父ボールドルーラー系、ヘロド系、テディ系、アリダー系
母父クロフネ、フレンチデピュティ、アドマイヤベガが好調
ヴァイスリージェント持ち、ノーザンダンサーのクロス持ちに注意

騎手・調教師

川田、北村友、浜中、戸崎騎手が好成績
福永騎手は1~4番人気での成績が横並び(3~4番人気が狙い目)
西村騎手は人気関係なくコース相性抜群
大橋、藤原、松永幹調教師は減量騎手でも狙える
本田調教師+6番人気以下が狙い目

 

中京競馬場 コースデータ

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