福島ダート1150mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去10年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・馬体重データに加え、枠順・馬番は良馬場時と重馬場時に分けて分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

福島競馬場 ダート1150m

コース概要

直線:295.7m

福島ダート1150m向こう正面ポケットからの芝スタートのコース。スタート後は緩やかな上り坂が続きます。コーナーまでの位置取りが重要になるため位置争いが激しくなります。

短距離でありながらスタミナを要するため前半3ハロンに比べて後半3ハロンのタイムがかかる前傾ラップになることが多く、ある程度差しも届きます。

福島ダート1150mで行われるレース

  • 鶴ヶ城特別
  • ラジオ福島賞

福島ダート1150m 傾向データ

福島ダート1150m 人気データ

1~2番人気のどちらかは馬券に絡むことが多く、近年は2番人気馬の成績が伸びています。特に牡馬は1番人気と2番人気の成績はほぼ同じです。

下位人気が勝ち切る事は少なく、6~8番人気は特に勝率が低く2~3着が多いのが特徴。

福島ダート1150m 脚質データ

※1勝クラス以上を集計

ダートの短距離戦なので基本的には前に行った馬が有利。ただしある程度スタミナを要求され最後の直線は粘り比べの勝負になるため、差し馬もそこそこ届きます。

福島ダート1150m 馬体重データ

※1勝クラス以上を集計

500~519kgの成績が非常に良く、牡馬牝馬関係なく460kg未満の馬は苦戦しています。

福島ダート1150m コースデータ(良馬場)

福島ダート1150m 枠順・馬番データ(良馬場)

枠順

芝スタートになるため勝率は8枠がトップ、連対率も6~7枠が高めでやや外枠有利なコースです。

性別で見ると牡馬は8枠が勝率のみ12%と高いものの、それ以外の成績は枠順による差はあまりありません。牝馬は7枠が複勝率24%と断トツの成績で、8枠は唯一連対率10%を切っています。

馬番

馬番では外の14番、16番の成績が目立ちますが15番は人気を考慮しても不振。内寄りでは4~6番も成績・回収値共に優秀です。

性別で見ると牡馬は16番と2番の勝率が高く、牝馬は14番の成績が抜群。

福島ダート1150m コースデータ(重馬場)

福島ダート1150m 枠順・馬番データ(稍重~不良馬場)

枠順

稍重以上になると外枠のアドバンテージが無くなり、最内1枠の成績が目立ちます。ただし1枠は人気馬が多く、人気に対して好走することが多いのは4枠。

馬番

馬番でも1枠にあたる1~2番は成績・回収値共に優秀。また3番、5番の成績が低いものの4番は全ての成績がトップです。

福島ダート1150m 血統データ

福島ダート1150m 種牡馬データ

サウスヴィグラスやスウェプトオーヴァーボードなどエンドスウィープ系は出走数も多く成績も安定。

ストームキャット系はヨハネスブルグやスタチューオブリバティなど複勝率が高めですが、ヘニーヒューズ産駒は(2-7-1-28)と2着が多いのが特徴です。

近年はエスポワールシチー、スクリーンヒーロー、タイムパラドックスとロベルト系種牡馬の成績が良く、それ以外ではカジノドライヴやケイムホームも好調。

種牡馬系統別

  • ストームキャット系【15-17-12-157】連対率15.9%
  • ダンジグ系【8-13-14-105】連対率15.0%
  • エンドスウィープ系【49-39-38-471】連対率14.7%

相性の悪い種牡馬

  • カネヒキリ【1-0-5-31】連対率2.7%
  • ジャングルポケット【1-1-1-28】連対率6.5%
  • クロフネ【3-3-6-73】連対率7.1%

クロフネ産駒は牡馬が(3-0-0-32)で1着の3頭は4番人気以内、牝馬は(0-3-6-41)で6~8番人気が2~3着に来ることがよくあります。

福島ダート1150m 母父データ

ストームキャット系やヌレイエフ系、ダンジグ系などノーザンダンサー系を母父に持つ馬の成績が良く、サンデー系の中ではスペシャルウィークやマンハッタンカフェ、ゴールドヘイローあたりが好成績。

ミスプロ系ではアンブライドルズソング、シーキングザゴールド、アドマイヤムーンが得意としており、出走数は少ないもののアリダー系も抜群の成績。ラジオ福島賞では母父リンドシェーバーのゼットマックイーンが16番人気で2着に入るなど穴でも期待できます。

母父系統別

  • ストームキャット系【15-14-8-109】連対率19.9%
  • ヌレイエフ系【15-8-7-87】連対率19.7%
  • ダンジグ系【16-15-16-156】連対率15.3%

相性の悪い母父

  • キングカメハメハ【0-0-2-38】連対率0.0%
  • トニービン【0-2-3-38】連対率4.2%
  • タイキシャトル【1-4-5-67】連対率6.5%

母父キングカメハメハは近年出走数が増えていますが3着が2回のみ。またこの3着2回は共に稍重馬場でした。

福島ダート1150m 騎手・調教師データ

福島ダート1150m 騎手データ

戸崎騎手は騎手人気しやすく、人気馬で飛ぶことも多く見られます。三浦騎手は2018年頃から騎乗数が増え始め、2019年は人気関係なく抜群の成績。

他では丸山騎手、北村宏騎手、田辺騎手、津村騎手も成績は安定しています。

相性の悪い騎手

  • 宮崎北斗【1-1-6-69】連対率2.6%
  • 丹内祐次【1-3-6-83】連対率4.3%
  • 杉原誠人【2-2-6-57】連対率6.0%

ベテランでは柴田善騎手は(1-4-7-45)で過去10年では1勝、田中勝騎手も(2-7-7-49)とこの2人は複勝率はまずまずですが、2~3着狙いが無難。

福島ダート1150m 調教師データ

関西馬の成績が良いコースで牧浦調教師、浅見調教師、角田調教師の他にも中竹調教師や梅田調教師、森調教師はキッチリ勝っています。

関東では小西調教師と古賀調教師は牡馬での成績が良く、萩原調教師や栗田調教師は牝馬の成績が良いのが特徴。

相性の悪い調教師

  • 加藤和宏【0-1-1-57】連対率1.7%
  • 天間昭一【1-0-3-55】連対率1.7%
  • 堀井雅広【1-0-1-44】連対率2.2%

福島ダート1150m 傾向まとめ

コース傾向

牡馬は1~2番人気の成績は変わらず、牝馬の1番人気は安定
逃げ・先行馬有利だが差しも届く
500~519kgの成績が良く、460kg未満は苦戦
良馬場時は外枠有利、牝馬は7枠の成績が抜群
稍重以上だと1枠・4枠が好成績

血統

父エンドスウィープ系、ストームキャット系が安定
近年はエスポワールシチー、スクリーンヒーロー、タイムパラドックス産駒が好調
母父ストームキャット系、ダンジグ系、ヌレイエフ系が好成績
母父アリダー系は人気薄でも注意

騎手・調教師

戸崎騎手は飛ぶことが多く、近年は三浦騎手の成績が抜群
丸山、北村宏、田辺、津村騎手は安定
牧浦、浅見、中竹、梅田調教師など関西厩舎の成績が良い
小西、古賀調教師は牡馬、萩原、栗田調教師は牝馬での成績が良い

 

福島競馬場 コースデータ

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