福島芝1200mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去10年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・馬体重データに加え、枠順・馬番は良馬場時と重馬場時に分けて分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

福島競馬場 芝1200m

コース概要

直線:292m

福島芝1200mは向こう正面のポケットからスタート。コーナ―までの距離が長いため枠順による有利不利はあまりありません。

開催後半になると内側の馬場の痛みが顕著になり、内は全く伸びず外差しが決まりやすくなります。福島の芝コースは開催前半か後半かで傾向がガラッと変わるので注意。

福島芝1200mで行われるレース

  • バーデンバーデンC
  • 福島民友C
  • 福島2歳S

福島芝1200m 傾向データ

福島芝1200m 人気データ

1番人気の勝率24%は低めで1番人気が信頼できないコースですが、かと言って穴馬の回収値が高い訳でもありません。

比較的回収値が高いのは6~8番人気で、特別レースでは8番人気までは頭でも狙えますが9番人気以下になるとかなり勝率が落ちます。

福島芝1200m 脚質データ

※1勝クラス以上を集計

直線が短いため逃げ・先行馬が有利。道中最後方からの追い込みは決まりづらいコースですが、開催後半は直線大外を通っての直線一気が決まる事もあります。

直線が短いため上がり3ハロンはコーナーでの加速力も含まれます。直線だけのキレだけではなくコーナー4つの小回り適性が求められるコースです。

福島芝1200m 馬体重データ

※1勝クラス以上を集計

520kg以上の大型馬はそれほど見ませんが、全体的には馬格がある馬がやや有利。

ただし牡馬はそれほど馬格の影響は無く、牝馬は460kg台から連対率が上がり480~519kgの成績が安定しています。近年ではカラクレナイやレジーナフォルテが500kg前後の馬体で好走しています。

福島芝1200m コースデータ(良馬場)

福島芝1200m 枠順・馬番データ(良馬場)

枠順

良馬場時は枠順による差は小さいコースです。内の1~2枠の複勝率が20%台に乗っていますが、1~2枠が好走しやすいのは開幕週など芝の状態が良い時。

開催後半になると外の7~8枠の成績が伸びます。福島は他の競馬場より馬場が荒れやすいため、馬場状態よりも開催何日目かが重要です。

馬番

馬番でも内寄りの1~3番あたりは安定していますが、開催後半になると10番以降に入った馬の好走率が上がり特に11番の成績が目立ちます。

福島芝1200m コースデータ(重馬場)

福島芝1200m 枠順・馬番データ(稍重~不良馬場)

枠順

道悪になると内の1~2枠の成績が大きく落ちます。1枠だけは開催前半に限ると成績は悪くありませんが、開催後半になると内の1~4枠は人気よりも成績を落としやすく、5~8枠の成績が上がります。

馬番

馬番では5番、7番、9番など真ん中から内では奇数枠の回収値が高いのが特徴です。10番より外に入った馬の成績が安定し、開催後半になると13~15番の成績が上がります。

福島芝1200m 血統データ

福島芝1200m 種牡馬データ

キングカメハメハやロードカナロア、キングズベストなどキングマンボ系の成績が安定しています。最近はダンカーク産駒が1着は無いものの人気薄での2~3着が目立ちます。

ディープインパクトやクロフネは芝の状態が良い開催前半を得意としており、開催後半の成績はイマイチ。サンデー系ではマンハッタンカフェやダイワメジャー、サムライハートあたりが比較的好調です。

種牡馬系統別

  • キングマンボ系【55-52-44-428】連対率18.5%
  • ダンジグ系【30-33-27-253】連対率18.4%
  • プリンスリーギフト系【41-39-31-336】連対率17.9%

相性の悪い種牡馬

  • ヴィクトワールピサ【2-0-1-37】連対率5.0%
  • ネオユニヴァース【2-4-4-97】連対率5.6%
  • スクリーンヒーロー【1-2-6-37】連対率6.5%

ネオユニヴァースやスクリーンヒーローといったキレよりもパワーがありそうな種牡馬が苦戦しており、他にはメイショウサムソンやタニノギムレットも連対率10%を切っています。

福島芝1200m 母父データ

フレンチデピュティやクロフネなどデピュティミニスター系の成績が全体的に良く、個別ではボストンハーバー、サンダーガルチなども優秀。

サンデー系ではダンスインザダークやアグネスタキオンが上位ですが、近年はディープインパクトが(3-2-4-16)、ハーツクライが(0-3-5-10)とそれぞれ高い複勝率をマークしています。

母父系統別

  • デピュティミニスター系【29-29-25-248】連対率17.5%
  • ノーザンダンサー系【15-16-10-143】連対率16.8%
  • サンデーサイレンス系【121-135-128-1362】連対率14.7%

相性の悪い母父

  • フォーティナイナー【2-3-5-80】連対率5.6%
  • バブルガムフェロー【1-2-2-35】連対率7.5%
  • ストームキャット【3-3-6-47】連対率10.2%

福島芝1200m 騎手・調教師データ

福島芝1200m 騎手データ

このコースで狙いたいのが勝浦騎手。戸崎騎手や蛯名騎手が平均4番人気前後に対して勝浦騎手は平均7番人気と人気薄でも積極的に狙えます。戸崎騎手も直近4~5年に絞ると複勝率は50%前後と近年好調。

他には吉田隼騎手や田辺騎手、大野騎手など関東の中堅~ベテラン騎手が安定しているコースで、近年成績を伸ばしているのは三浦騎手や石橋騎手、津村騎手あたり。

また関西所属では鮫島克騎手や秋山騎手、菱田騎手、北村友騎手の成績が目立ちます。

相性の悪い騎手

  • 長岡禎仁【2-1-3-76】連対率3.7%
  • 宮崎北斗【2-4-11-137】連対率3.9%
  • 藤田菜七子【4-4-6-87】連対率7.9%

福島芝1200m 調教師データ

菊川調教師は3番人気以内だと(12-9-3-14)複勝率63.2%と信頼度が高く、4~7番人気くらいの中穴でもそこそこ馬券に絡んでいます。

牡馬は関西の清水調教師や安田調教師の成績が良く、牝馬は国枝調教師や関西の高野調教師の成績が目立ちます。

平場では関東馬が中心ですが、特別レースになると関西馬の成績が良く、宮調教師や鮫島調教師、高橋調教師あたりが好成績。

相性の悪い調教師

  • 松永康利【0-2-4-66】連対率2.8%
  • 石毛善彦【1-2-8-69】連対率3.8%
  • 本間忍【3-2-2-75】連対率6.1%

福島芝1200m 傾向まとめ

コース傾向

1番人気の信頼度は低め、8番人気以内までが目安
逃げ・先行馬有利。開催後半は大外一気も
牝馬は460kg以上が優勢、牡馬は馬格の影響は小さい
良馬場時は開催前半は1~2枠、開催後半は7~8枠
道悪では1~2枠は割引き、開催後半は外枠優勢

血統

父キングマンボ系は安定
ディープインパクト、クロフネ産駒は開催前半
母父デピュティミニスター系は安定
母父ボストンハーバー、サンダーガルチが優秀
近年は母父ディープインパクト、ハーツクライの複勝率が高い

騎手・調教師

戸崎、勝浦騎手が好成績
近年は三浦、石橋、津村騎手、関西では鮫島克、秋山騎手が好調
菊川調教師は中穴くらいまでは積極的に狙える
牡馬は清水、安田調教師、牝馬は国枝、高野調教師
平場では関東馬中心、特別レースでは関西馬優勢

 

福島競馬場 コースデータ

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