福島芝2600mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去10年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・馬体重データに加え、枠順・馬番は良馬場時と重馬場時に分けて分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

福島競馬場 芝2600m

コース概要

直線:292m

福島芝2600mは向こう正面の直線入り口辺りからのスタート。コーナーを6回回るため内枠が有利なコースです。

開催後半になると内側の馬場の痛みが顕著になり、内は全く伸びず外差しが決まりやすくなります。福島の芝コースは開催前半か後半かで傾向がガラッと変わるので注意。

福島芝2600mで行われるレース

  • 奥の細道特別
  • フルーツラインC
  • 信夫山特別

福島芝2600m 傾向データ

福島芝2600m 人気データ

1番人気の複勝率は65%とまずまず高め。出走数は多くありませんが牝馬の1番人気は(3-2-3-3)で複勝率72.7%。

牡馬・牝馬共に7番人気以下になると頭では狙いづらく、また道悪になると1~2番人気馬は複勝率80%台と非常に優秀です。

福島芝2600m 脚質データ

※1勝クラス以上を集計

逃げ馬は粘り切れないことが多く、先行馬の成績が安定しています。

差しも届きますが長距離戦なので最終コーナー付近ではついていけない馬がタレる事も多く直線だけでは届きません。3コーナー付近から徐々に位置を押し上げていく必要があります。

福島芝2600m 馬体重データ

※1勝クラス以上を集計

440kg未満の小柄な馬は勝率が低めですが、牡馬は連対率・複勝率で見ると馬格の影響は殆どありません。ただしクラスが上がると440kg未満の馬は割引き。

福島芝2600m コースデータ(良馬場)

福島芝2600m 枠順・馬番データ(良馬場)

枠順

良馬場では2枠の成績が非常に良く、1~3枠に入った馬は人気以上の好走が多いのが特徴。外の7~8枠は人気より着順を落としやすく、外枠が不利なコースです。

馬番

8番のみ成績が悪いことを除くと、10番より内に入った馬は複勝率は23%以上。11番より外に入ると大きく成績を落としています。

福島芝2600m コースデータ(重馬場)

福島芝2600m 枠順・馬番データ(稍重~不良馬場)

枠順

稍重以上で行なわれたレースは多くないため数値はブレますが、道悪でも2枠は人気以上の好走が目立ちます。外寄りでは7枠の成績も非常に良いのが特徴。

馬番

馬番では偶数枠が勝率9.8%、複勝率27.5%に対して奇数枠は勝率4.8%、複勝率16.3%。人気馬が多かったこともありますが、奇数枠+3番人気以下の信頼度は低め。

福島芝2600m 血統データ

福島芝2600m 種牡馬データ

ステイゴールド産駒の成績が良く、人気薄でも積極的に狙えます。キングカメハメハやシンボリクリスエス、タニノギムレットはクラスが上がっても安定しています。

また3頭とも死亡などで種牡馬を引退していますが、コース相性の良いリンカーン、トーセンダンス、ゴールドアリュールは血統表にニジンスキーかサドラーズウェルズを持っています。

種牡馬系統別

  • サドラーズウェルズ系【5-8-3-47】連対率20.6%
  • キングマンボ系【10-11-11-89】連対率17.4%
  • ロベルト系【16-11-15-136】連対率15.2%

相性の悪い種牡馬

  • ブラックタイド【0-0-0-14】連対率0.0%
  • マンハッタンカフェ【2-0-1-30】連対率6.1%
  • ネオユニヴァース【0-2-1-25】連対率7.1%

ニジンスキーやサドラーズウェルズを持たないハーツクライ、マンハッタンカフェ、ゼンノロブロイ、ネオユニヴァースはこのコースでは勝ち切れません。

サンデー系は種牡馬自身がニジンスキー、サドラーズウェルズを持つかに注意。

福島芝2600m 母父データ

勝率が高いのはノーザンダンサー系かキングマンボ系。特に母父キングカメハメハはハーツクライやゼンノロブロイといった勝率が低い種牡馬との配合で勝っている点が強調できます。

また出走数は多くありませんが、母父フェアリーキング系の回収値が抜群。1勝クラスを14番人気で勝ったノーチカルチャートやフルーツラインCで7番人気2着のディスキーダンスなどがいます。

穴狙いならフェアリーキング系の他にサドラーズウェルズ系、ヘロド系、ノーザンテースト系がお勧め。

母父系統別

  • ノーザンダンサー系【5-4-2-21】連対率28.1%
  • ヘロド系【6-3-4-27】連対率22.5%
  • キングマンボ系【8-5-6-44】連対率20.6%

相性の悪い母父

  • ダンシングブレーヴ【0-0-0-11】連対率0.0%
  • トニービン【2-2-1-41】連対率8.7%
  • アフリート【1-2-3-28】連対率8.8%

福島芝2600m 騎手・調教師データ

福島芝2600m 騎手データ

吉田隼騎手や内田騎手はこのコースに限らず福島の芝コースは全体的に得意としています。

近年成績を伸ばしているのが丸山騎手で、直近の4年に絞ると複勝率は50%弱。11番人気のノチェブランカ、6番人気のマコトガラハッドで優勝するなど穴でも狙えます。

若手では武藤騎手や川又騎手も好調。△(2kg減)は複勝率24%、☆(1kg減)は複勝率30%と減量騎手の成績が良いのが特徴です。

相性の悪い騎手

  • 原田和真【0-0-0-21】連対率0.0%
  • 柴山雄一【1-0-3-24】連対率3.6%
  • 松岡正海【0-1-0-15】連対率0.0%

松岡騎手は芝1800mのみ非常に成績が良く、2000mと2600mでは大きく成績を落としています。

福島芝2600m 調教師データ

関東では手塚調教師、堀井調教師、久保田調教師が複勝率50%前後で特別レースでも好成績。関西の鮫島調教師はマコトガラハッド、ローレルベルロードと6番人気で2勝、11番人気で1勝を挙げています。

相性の悪い調教師

  • 小笠倫弘【1-0-0-17】連対率5.6%
  • 上原博之【1-0-0-16】連対率5.9%
  • 奥平雅士【1-1-2-25】連対率6.9%

福島芝2600m 傾向まとめ

コース傾向

人気馬は安定、道悪時の1~2番人気は堅実
先行馬が好成績
平場では馬格の影響は小さく、特別レースでの440kg未満は割引き
良馬場だと7~8枠または馬番11番以降は割引き。2枠の成績が抜群
道悪では2枠と7枠の成績が良い

血統

ステイゴールド産駒が好成績
サンデー系種牡馬はニジンスキーかサドラーズウェルズ持ちが○
母父ノーザンダンサー系、キングマンボ系○
人気薄の母父フェアリーキング系、サドラーズウェルズ系に注意

騎手・調教師

吉田隼、内田、丸山騎手が好成績
若手では武藤、川又騎手が好調
減量騎手(1~2kg)の成績が良い
手塚、堀井、久保田、鮫島調教師が好成績

 

福島競馬場 コースデータ

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