過去10年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。
コースの特徴や人気・脚質・枠順・馬体重などのデータを分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。
函館競馬場 ダート2400m
コース概要
直線:260.3m
現在は年に1~2回しか行われない条件。スタート直後から上り坂になっていて高低差もあるタフなコースです。他のダート長距離では減量騎手が活躍することもありますが、このコースでは若手よりベテランが優勢です。
北海道の札幌競馬場と比べるとコーナーの角度が急で起伏に富んだコースです。
函館ダート2400mで行われるレース
- 1勝クラス
函館ダート2400m 傾向データ
函館ダート2400m 人気データ
1~2番人気は複勝率70%台と信頼度は高く、当日5番人気以下は2~3着付けまでが無難です。人気薄を狙うなら父か母父がミスプロ系で、当日7番人気以下で優勝した2頭もそれぞれ母父ミスプロ系でした。
函館ダート2400m 脚質データ
※1勝クラス以上を集計
最後の直線を向く頃には大勢が決していることが殆どなので脚質分けはあまり重要ではありませんが、1角4番手以内が(14-10-3-49)、5番手以下が(3-7-14-80)と序盤から前で位置を取った馬が有利なコースです。
函館ダート2400m 馬体重データ
※1勝クラス以上を集計
馬格による差はありませんが、全クラスで見ると当日3番人気以内+440~459kgが(5-1-2-2)、当日4番人気以下+500kg以上は(0-0-0-28)とどちらかと言えば小柄な馬の方が信頼できます。
函館ダート2400m コースデータ
函館ダート2400m 枠順・馬番データ
枠順
1~2枠は人気馬が少なかった影響もありますが過去10年では1着無し。3~4枠は複勝率50%弱と成績が良く、内外極端な枠は頭よりは2~3着狙い。
馬番
馬番では3~5番の成績が安定しており、7番、9番と奇数馬番の勝率が高いのが特徴。偶数馬番は(3-10-10-65)、奇数馬番は(14-7-7-64)と勝率では大きな差があり、偶数馬番で優勝した3頭は全て2013年。近年は奇数馬番の優勝が続いています。
函館ダート2400m 血統データ
函館ダート2400m 種牡馬データ
ミスプロ系やヘイロー系など米国型を父に持つ馬の複勝率が高く、サンデー系はそれほど強調できません。相性が悪そうなのはハーツクライ(0-1-1-8)とシンボリクリスエス(0-0-0-10)。
種牡馬系統別
- デピュティミニスター系【1-2-0-3】連対率50.0%
- ヘイロー系【2-0-0-2】連対率50.0%
- ミスタープロスペクター系【2-3-1-7】連対率38.5%
函館ダート2400m 母父データ
フォーティナイナーやグレイソヴリン系の複勝率が高く、ナスルーラ系は全体的に相性が良いコースです。サンデー系ではサンデーサイレンス自身とフジキセキがまずまずの成績。
また過去10年では欧州型ノーザンダンサー系が(0-2-2-21)と1着がありません。
母父系統別
- フォーティナイナー系【1-2-2-2】連対率42.9%
- グレイソヴリン系【2-0-2-1】連対率40.0%
- ボールドルーラー系【1-0-1-2】連対率50.0%
函館ダート2400m 騎手・調教師データ
函館ダート2400m 騎手データ
関東騎手が(4-11-10-63)に対して関西騎手が(13-6-7-66)と1着狙いなら関西騎手、2~3着狙いなら関東騎手がお勧めです。
岩田騎手は2017年8番人気のスズカロングを2着に持ってくるなど函館ではコース問わず頼りになります。ルメール騎手も騎乗馬は全て2番人気以内ですが成績はまずまず。
函館ダート2400m 調教師データ
騎手では関西騎手が優勢でしたが調教師では関東・関西の差はありません。年に1~2回しか行われないので得意不得意という程ではありませんが、表以外では手塚調教師が(0-3-0-1)、2着3回は全て異なる馬と相性が良さそうです。
函館ダート2400m 傾向まとめ
コース傾向
★逃げ・先行馬有利
★人気薄+馬体重500kg以上は割引き
★3~4枠○、奇数馬番の勝率が高い
血統
★母父フォーティナイナー、グレイソヴリン系○
★母父欧州型ノーザンダンサー系は2~3着まで
騎手・調教師
★関西騎手は1着が多く、関東騎手は2~3着が多い
★森調教師、手塚調教師が好成績
函館競馬場 コースデータ
芝1200m 芝1800m 芝2000m 芝2600m ダ1000m ダ1700m ダ2400m