阪神芝3000mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去10年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・枠順・馬体重などのデータを分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

阪神競馬場 芝3000m

コース概要

直線:356.5m

阪神芝3000mは阪神大賞典などで使用されるコースで内回りコースを使用。向こう正面の直線入り口からスタートしコーナーを6回回ります。

最初のコーナーまでにペースが落ち着くことが殆どで、2週目の3~4コーナーからペースアップしそのままゴールまでの追い比べになる事が多いです。

阪神芝3000mで行われるレース

  • 阪神大賞典

阪神芝3000m 傾向データ

阪神芝3000m 人気データ

天皇賞・春の前哨戦として実績馬の始動戦になる事が多く、阪神大賞典では1番人気馬は堅実です。ただし2020~2021年は1番人気馬が敗れており、代替開催の菊花賞、古都Sでも1番人気馬は馬券に絡んでいません。

それでも過去10年で行われたレースで優勝したのはいずれも当日4番人気以内、2着馬でも当日7番人気以内とある程度人気順通りに収まりやすいコースで2~5番人気馬の複勝率はそれほど変わりません。

阪神芝3000m 脚質データ

脚質で分けると先行馬優勢に見えますが道中の位置取りは不問。直線の短いコースで3コーナーあたりからスパートするような流れになります。

阪神大賞典は小頭数になりやすいためあまり参考になりませんが、2021年の菊花賞では4角先頭のタイトルホルダーが1着、2着オーソクレースは4角9番手でした。

阪神芝3000m 馬体重データ

3連覇のゴールドシップがいるため500kg台の勝率を押し上げていますが、ディープボンドやユーキャンスマイルなど馬格のある人気馬は安定しています。

当日5番人気以内で見ると460~479kgの複勝率が70%前後と目立ち、当日6番人気以下は480kg未満が(0-1-0-24)、480kg以上が(0-1-4-43)とやや馬格がある馬が優勢。

阪神芝3000m コースデータ

阪神芝3000m 枠順・馬番データ

枠順

内の1~2枠や外の6枠、8枠の成績が若干良く見えますが、平均人気を考慮するとそれほど差はありません。阪神大賞典は基本的に小頭数ですが、2021年の菊花賞はフルゲートで②-⑧-⑥枠での決着でした。

馬番

フルゲートになることが少ないレースで枠番=ほぼ馬番になることもあります。阪神大賞典で人気薄で好走した1番のロードヴァンドール、2番のデニムアンドルビー、5番のナムラドノヴァンとどちらかと言えば内寄り狙い。

また偶数馬番が(4-10-7-43)に対して奇数馬番が(8-2-5-54)。奇数馬番に1番人気馬が多かったこともありますが1着に奇数馬番、2着に偶数馬番が入ることがよく見られます。

阪神芝3000m 血統データ

阪神芝3000m 種牡馬データ

ステイゴールド、ハーツクライと長距離適性の高い種牡馬が上位。ディープインパクト産駒は基本的には長距離は得意ではありませんが、ステイゴールドなど長距離適性の高い種牡馬の減少もあり、相対的に上位。

近年はエピファネイア産駒が成績を伸ばしており、2021年の菊花賞ではオーソクレースが2着、牝馬のディヴァインラヴが3着に好走。オルフェーヴルやキズナ、ドゥラメンテあたりも好調です。

種牡馬系統別

  • ステイゴールド系【5-1-0-8】連対率42.9%
  • ハーツクライ系【2-4-0-14】連対率30.0%
  • ディープインパクト系【2-2-3-9】連対率25.0%

阪神芝3000m 母父データ

母父メジロマックイーンは3連覇のゴールドシップと大暴走オルフェーヴルの2着。父ステイゴールドでこその血統なので母父のみで評価するのは難しい所です。

近年は母父キングヘイローのディープボンド、母父モティヴェーターのタイトルホルダーとメロディーレーン、母父シングスピールのシャケトラなど欧州ノーザンダンサー系を母父に持つ馬が勝利数を伸ばしています。

母父サンデー系ではユーキャンスマイルの母父ダンスインザダーク、オーソクレースとディヴァインラヴの母父ディープインパクトが好調。母父サンデーサイレンスは(0-0-2-8)ですがシロニイやムイトオブリガードなど人気薄でも掲示板には載ることが多く穴狙いでも。

母父系統別

  • マイバブー系【3-1-1-2】連対率57.1%
  • サドラーズウェルズ系【3-0-0-2】連対率60.0%
  • ミスタープロスペクター系【1-3-1-10】連対率26.7%

阪神芝3000m 騎手・調教師データ

阪神芝3000m 騎手データ

岩田騎手は2018年のレインボーラインやゴールドシップなど過去10年で4勝とこのレースでは非常に頼りになります。小頭数で紛れが少ないレースですが基本的にはリーディング上位やベテラン騎手が中心。

関東騎手は騎乗機会が少ないもののナムラドノヴァンの内田博騎手、タイトルホルダーの横山武騎手など関西騎手と比較しても成績は落ちません。

阪神芝3000m 調教師データ

須貝調教師はゴールドシップの3勝。友道調教師は長距離を得意とする管理馬が多く、ユーキャンスマイルとシュヴァルグランが阪神大賞典で4連対。池江調教師も馬券に絡んだ5回は全て異なる馬なので長距離を得意とする調教師と言えます。

阪神芝3000m 傾向まとめ

コース傾向

1番人気は堅実、優勝候補は4番人気以内
2~5番人気はあまり差がない
枠順や脚質の影響は小さい
500kg台の人気馬は安定、人気薄も480kg以上から
1着が多い奇数馬番、2着が多い偶数馬番

血統

ステイゴールド、ハーツクライ産駒が好成績
近年はディープインパクト、エピファネイア産駒が好調
母父欧州型ノーザンダンサー系の勝率が高い

騎手・調教師

岩田康、福永、和田騎手が安定
関東騎手も割引きの必要無し
須貝、池江、友道調教師が好成績

 

阪神競馬場 コースデータ

芝1200m 芝1400m 芝1600m 芝1800m 芝2000m 芝2200m 芝2400m 芝3000m ダ1200m ダ1400m ダ1800m ダ2000m

全競馬場コースデータ

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