小倉ダート1000mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去10年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・馬体重データに加え、枠順・馬番は良馬場時と重馬場時に分けて分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

小倉競馬場 ダート1000m

コース概要

直線:291.3m

小倉ダート1000mは主に下級条件で使われるコースで向こう正面の直線入り口からのスタート。スタート後はずっと緩い下り坂が続きます。

4コーナーからの残り400mは若干上り坂になっていますが逃げ、先行馬がそのまま押し切ることが多いコースです。

小倉ダート1000mで行われるレース

  • テレQ杯
  • 小野特別

小倉ダート1000m 傾向データ

小倉ダート1000m 人気データ

フルゲートでも14頭立てになるため紛れは少なく、1番人気馬をはじめ上位人気馬が堅実に走るコースです。8番人気以下になると2~3着ならまだ狙えますが、頭で狙うのは危険。

小倉ダート1000m 脚質データ

※1勝クラス以上を集計

テンのスピードがものを言うコースで逃げ馬の勝率が30%台。1000mなので脚質という概念でもなく、とにかく先手を取らないと何もできずに終わります。スタートの悪い馬は割引き。

小倉ダート1000m 馬体重データ

※1勝クラス以上を集計

馬格がある馬が強いコースで、500kg以上になると全ての成績が大きく上がります。数頭で迷った時や人気薄を狙う時は馬格が重要なファクターになります。

1勝クラスの牝馬限定戦も多く組まれているためそこでは小柄な牝馬も健闘していますが、牡馬は明らかに軽量馬は苦戦しています。

小倉ダート1000m コースデータ(良馬場)

小倉ダート1000m 枠順・馬番データ(良馬場)

枠順

スタート後の直線が400m程あるため枠順による有利不利は小さいコースですが、揉まれにくい外寄りの方が全体的に回収値が高く、7枠だけは連対率が19%と目立ちます。

また牡馬は1~2枠の勝率が5%台と低く、牝馬は逆に1~2枠の勝率が11%台と高いのも特徴。

馬番

馬番でもそれほど成績の差はありませんが、8~9番は回収値が高め。牡馬はあまり馬番の影響はありませんが、牝馬は枠同様1~2番と外寄りの9~14番の成績・回収値が良く5~7番あたりはやや不振。

小倉ダート1000m コースデータ(重馬場)

小倉ダート1000m 枠順・馬番データ(稍重~不良馬場)

枠順

稍重以上になると1枠・8枠と内外極端な枠の成績が良く見えますが、人気を考慮すると好走しやすいのは1~3枠。特に1枠は人気より上の着順になることが多いのが特徴。

馬番

14番は全ての成績でトップで回収値も高めですが、人気馬が多かったこともあります。他にも8番、10番など偶数枠の方が若干成績が高めです。

小倉ダート1000m 血統データ

小倉ダート1000m 種牡馬データ

出走数が多いのはサウスヴィグラスやゴールドアリュール産駒ですが、馬券的に美味しいのはダイワメジャーやキングカメハメハ産駒。

最近ではエンパイアメーカー産駒の勝率が良く、パイロやシニスターミニスターも複勝率は30%弱とまずまずの成績。

系統別ではストームキャット系の成績が良く、スタチューオブリバティやヨハネスブルグ、ヘニーヒューズあたりが相性が良いコースです。

種牡馬系統別

  • ストームキャット系【15-20-16-117】連対率20.8%
  • フォーティナイナー系【9-11-10-77】連対率18.7%
  • ミスタープロスペクター系【50-48-40-431】連対率17.2%

相性の悪い種牡馬

  • ジャングルポケット【1-0-2-35】連対率2.6%
  • キングヘイロー【1-2-2-45】連対率6.0%
  • アドマイヤムーン【1-2-1-33】連対率8.1%

他ではスウェプトオーヴァーボードは出走数が多いものの(5-7-13-92)連対率10.3%という成績なので、このコースは苦手としているようです。

小倉ダート1000m 母父データ

ストームキャット系は父系としても相性の良いコースですが、母父に入ると連対率30%と抜群の成績。ストームキャット自身も好調ですが、タバスコキャットは(3-6-1-6)複勝率62.5%という成績。

あとは少し古くなりますが母父ハイイールドのエーシンパナギアがこのコースで7戦7連対。似た血統の馬がいたら注目してみるといいかもしれません。

他にはシルバーデピュティ、ディアブロ、ウイニングチケットあたりも好成績。

母父系統別

  • ストームキャット系【25-22-10-97】連対率30.5%
  • レッドゴッド系【14-8-5-85】連対率19.6%
  • デピュティミニスター系【16-15-8-133】連対率18.0%

相性の悪い母父

  • ティンバーカントリー【0-1-0-29】連対率3.3%
  • ミスワキ【1-0-3-21】連対率4.0%
  • マキャヴェリアン【0-1-0-21】連対率4.5%

小倉ダート1000m 騎手・調教師データ

小倉ダート1000m 騎手データ

川田騎手は騎乗数はやや少ないものの複勝率は50%台。浜中騎手も相性が良く、幸騎手はここ数年で大きく成績を伸ばし直近4年くらいでは勝率18%前後。

他には岩田望騎手は2019年の成績は(3-2-1-7)。▲の減量ではありますが1番人気に推された3頭では全て1着、2~3着の3回は全て6番人気馬と期待以上の結果を残しています。

他にも減量騎手の成績が悪くないコースで、特に☆(1kg)減量騎手は勝率9.2%、単回値152と頭でも十分狙える数値です。

相性の悪い騎手

  • 中井裕二【1-1-8-49】連対率3.4%
  • 国分優作【2-2-5-66】連対率5.3%
  • 丹内祐次【2-2-5-56】連対率6.2%

小倉ダート1000m 調教師データ

中竹調教師は勝率20%、複勝率40%で回収値も優秀。宮調教師や大根田調教師もこれに近い成績を残しています。

近年は岡田調教師の成績が良く、特にこのコースの未勝利戦ではラカマロネスやディーズファンシーなど人気薄での好走が目立ちます。

相性の悪い調教師

  • 鈴木考志【2-2-8-35】連対率8.5%
  • 牧田和弥【0-4-3-36】連対率9.3%
  • 北出成人【2-2-0-37】連対率9.8%

小倉ダート1000m 傾向まとめ

コース傾向

上位人気馬は堅実
げ馬の勝率が30%、先手を取れるかが鍵
馬格がある馬が優勢、牝馬戦なら関係なし
良馬場では1~2枠の牡馬×、1~2枠の牝馬○

血統

ダイワメジャー、キングカメハメハ産駒は安定
近年はエンパイアメーカー産駒が好調
ストームキャット系は父系より母系に入った方が成績アップ
母父シルバーデピュティ、ディアブロ、ウイニングチケット○

騎手・調教師

川田、浜中、幸騎手が好成績
減量騎手が狙い目
中竹、宮、大根田、岡田調教師が好成績

 

小倉競馬場 コースデータ

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