小倉ダート1700mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去5年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・馬体重データに加え、枠順・馬番は良馬場時と重馬場時に分けて分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

小倉競馬場 ダート1700m

コース概要

直線:291.3m

小倉ダート1700mはスタンド前の直線入り口からスタート。1コーナーまでの距離が十分あることから先行争いが激しくなるため、前半のペースが速くなり上がりがかかりやすいのが特徴です。

小倉ダート1700mで行われるレース

  • 阿蘇S
  • 門司S
  • 釜山S

小倉ダート1700m 傾向データ

小倉ダート1700m 人気データ

1番人気馬は勝率31.2%、回収値は共に単複80前後とまずまずの数値。牡馬牝馬ともに人気順通りの成績で紛れはあまり期待できません。

また良馬場よりも稍重以上の方が順当に決まりやすく、稍重以上の1番人気は勝率35%、複勝率61.2%。一方良馬場の1番人気は勝率26.4%、複勝率54.7%。2番人気馬が勝率20.5%、複勝率50.9%なので良馬場の1~2番人気はあまり差がありません。

小倉ダート1700m 脚質データ

※1勝クラス以上を集計

牡馬・牝馬共に逃げ・先行馬の成績・回収値が高く差し・追い込みは割引き。クラスが上がっても逃げ・先行馬の成績は落ちず、特に重~不良馬場では差し・追い込み馬の単回値は10前後。差しタイプを狙うなら良~稍重馬場ですが、それでも人気薄の差し馬は狙えません。

小倉ダート1700m 馬体重データ

※1勝クラス以上を集計

馬格に連れて複勝率が上がり520kg以上の大型馬は成績・回収値共に優秀です。520kg以上は牡馬が大半ですが、牝馬も馬格ああるほど成績が良く、460kg以上になると成績が安定します。

小倉ダート1700m コースデータ(良馬場)

小倉ダート1700m 枠順・馬番データ(良馬場)

枠順

良馬場では外の7~8枠は連対率12%とやや低め。1~2枠・6枠の成績が比較的安定しています。性別で見ると牡馬は外枠の方が回収値が高く内外での成績の差はそれほどありませんが、牝馬は1~4枠に比べて5~8枠の連対率が低く内寄り優勢です。

馬番

牡馬は外寄りの10~12番の成績・回収値がやや目立ちますが、内寄りでもそれほど成績の差はありません。牝馬は1番・4~5番と内寄りの成績が良く。外寄りでは12番もまずまず。

小倉ダート1700m コースデータ(重馬場)

小倉ダート1700m 枠順・馬番データ(稍重~不良馬場)

枠順

稍重以上でも良馬場と同じく外の7~8枠の成績は性別問わずやや低め。牡馬は4~5枠の回収値が高く牝馬は1枠の回収値が高いのが特徴。牝馬は内枠になるほど人気以上の好走が目立ちます。

馬番

牡馬は外の15~16番に入ると連対率8%前後と大きく成績を落としています。牝馬は10番以降は全体的に低調ですが、16番だけは勝率10%台、単回値200前後と好成績。

小倉ダート1700m 血統データ

小倉ダート1700m 種牡馬データ

性別問わず成績が安定しているのはキングカメハメハ、ヘニーヒューズ、オルフェーヴル産駒。特にオルフェーヴル産駒は良馬場時の成績が良く勝率20%、単回値200前後という数値。

牡馬はパイロやシニスターミニスターなどのボールドルーラー系、ロードカナロアやルーラーシップ産駒などのキングカメハメハ系が好調で、牝馬はクロフネやドレフォン、マクフィ産駒の成績が目立ちます。

表以外ではベルシャザール、タートルボウル産駒も好調。また特徴的なのはトランセンド産駒。出走数は多くありませんが良馬場で(0-0-0-13)、稍重以上で(4-2-3-8)と馬場状態でガラッと変わります。

種牡馬系統別

  • ステイゴールド系【20-18-14-142】連対率19.6%
  • ニアークティック系【7-2-4-32】連対率20.0%
  • ミスタープロスペクター系【31-36-22-308】連対率16.9%

相性の悪い種牡馬

  • ヨハネスブルグ【0-1-4-34】連対率2.6%
  • メイショウボーラー【0-2-2-45】連対率4.1%
  • ディープブリランテ【1-1-1-42】連対率4.4%

他ではリオンディーズ産駒は(0-2-5-34)と1着無し、ノヴェリストやハービンジャー産駒も連対率は10%以下です。

小倉ダート1700m 母父データ

プリンスリーギフト系は母父サクラバクシンオーが大半を占めますが、由布院特別を10番人気で勝ったイチネンエーグミなど穴馬の好走も多く、1~4枠が(0-9-6-23)、5~6枠が(8-1-2-23)、7~8枠が(1-1-0-13)と枠ごとに特徴ある成績。

母父フレンチデピュティは馬場状態不問ですが、母父クロフネは稍重以上の成績が良く良馬場では割引き。アグネスタキオンも良馬場では(1-6-6-63)、稍重以上では(12-10-12-84)と傾向が変わるので注意。

表以外では良馬場時の母父ストームキャット、稍重以上ではシーキングザゴールドが複勝率50%前後と好調です。母父ハーツクライはアイファーテイオー、ツインビスケッツなど未勝利戦~1勝クラスでの穴馬の好走が目立ちます。

母父系統別

  • プリンスリーギフト系【9-11-8-59】連対率23.0%
  • ハーツクライ系【4-8-7-43】連対率19.4%
  • ダンジグ系(欧)【12-8-8-91】連対率16.8%

相性の悪い母父

  • ワイルドラッシュ【2-3-6-56】連対率7.5%
  • フォーティナイナー【1-2-4-27】連対率8.8%
  • ダイワメジャー【2-3-3-45】連対率9.4%

小倉ダート1700m 騎手・調教師データ

小倉ダート1700m 騎手データ

川田騎手は騎乗機会は多くなくほぼ人気に推されますが成績は堅実。クラスや性別・枠順不問で結果を残しており回収値も高めです。

騎乗数が多い騎手では藤岡康騎手、松山騎手、浜中騎手はこのコースでは非常に信頼できます。いずれも人気馬での成績が安定しているだけではなく人気薄で好走することも多いのが特徴。泉谷騎手は減量時の成績になりますがこの3人に近く人気馬・人気薄共に成績が良く今後も注目。

他では当日3番人気以内の信頼度が高いのは北村友騎手、団野騎手。4番人気以下を狙うなら亀田騎手や富田騎手。幸騎手は3番人気以内で(13-10-3-29)、4番人気以下で(2-6-17-91)と傾向がハッキリしています。

相性の悪い騎手

  • 小林凌大【0-1-2-51】連対率1.9%
  • 田中健【0-1-3-44】連対率2.1%
  • 小崎綾也【0-2-2-57】連対率3.3%

小倉ダート1700m 調教師データ

勝率の高さが目立つのが中内田調教師で、特に1勝クラス以下での1着が多いのが特徴。中竹調教師も複勝率は低めですが未勝利~1勝クラスで勝ち切っています。

角田調教師、大根田調教師あたりは成績も安定しています。また全体的に上位の厩舎は減量騎手も積極的に起用する傾向があります。表以外では田中克調教師が(4-2-3-8)複勝率52.9%で好走した9頭中6頭が当日5番人気以下と回収値は抜群です。

相性の悪い調教師

  • 牧田和弥【0-1-1-38】連対率2.5%
  • 橋口慎介【0-2-3-35】連対率5.0%
  • 河内洋【1-2-3-46】連対率5.8%

小倉ダート1700m 傾向まとめ

コース傾向

上位人気馬は安定(稍重以上の方が信頼度高め)
逃げ・先行馬が有利
馬格に連れ成績が上がり、520kg以上○
良馬場での牡馬は枠順不問、牝馬は1~4枠○
稍重以上では7~8枠は割引き

血統

キングカメハメハ、ヘニーヒューズ産駒は安定
オルフェーヴル産駒は良馬場で好調、トランセンド産駒は良×稍重以上◎
母父サクラバクシンオーは1~4枠は2~3着、5~6枠は1着狙い
良馬場の母父ストームキャット、稍重以上のシーキングザゴールド○

騎手・調教師

川田騎手は堅実
藤岡康、松山、浜中騎手は人気問わずコース相性○
泉谷、北村友、団野騎手も好調
中内田、角田、大根田調教師は安定
田中克調教師は人気薄でも注意

 

小倉競馬場 コースデータ

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