小倉ダート2400mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去10年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・馬体重データに加え、枠順・馬番は良馬場時と重馬場時に分けて分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

小倉競馬場 ダート2400m

コース概要

直線:291.3m

小倉ダート2400mは古馬1勝クラスでのみ使用される条件で、スタートから下りが続きますが長丁場のためペースはすぐに落ち着きます。高低差もそれなりにあり最後の直線では全馬バテているため底力勝負になります。

小倉ダート2400mで行われるレース

  • 1勝クラス

小倉ダート2400m 傾向データ

小倉ダート2400m 人気データ

1番人気より2番人気の成績が良く、軸にするならこのどちらか。3~5番人気までは複勝率はあまり変わりません。

また6~8番人気より9番人気の方が成績・回収値が目立ちますが、細かく調べると9番人気馬で好走しているのは前走も同コースか小倉ダート1700m、または中山ダート2400mなど。

好走はできなくても小倉ダート、またダート長距離を使ってきた馬には注意が必要かもしれません。

小倉ダート2400m 脚質データ

ダートの長距離戦で力のある馬は自然と前に行くため、脚質はあまり意識しなくてもいいかと思います。1勝クラスのみが行われるコースですが、連対馬74頭中55頭が4角4番手以内。直線を向く頃には大勢は決しています。

小倉ダート2400m 馬体重データ

500kgを超える馬は人気になりやすい反面勝ち切れないことが多く、人気以上に好走しやすいのは460~479kg。

小倉ダート2400m コースデータ(良馬場)

小倉ダート2400m 枠順・馬番データ(良馬場)

枠順

8枠だけは連対率が大きく落ちます。2枠、4枠、6枠が人気以上に好走することが多め。ただ頭数が揃わないことも多いので枠順よりは馬番で見た方が良さそうです。

馬番

馬番で見ると3~5番の複勝率が高めです。人気の影響もありますが成績が良い馬番と悪い馬番が交互になっており、成績が良いのは3~5番、7~8番、12~13番

最も成績の悪い6番は5番人気以内が17頭いながら(1-1-1-14)という成績。上位人気優勢なコースなので、とりあず5番人気以内の馬の馬番はチェックした方が良さそうです。

小倉ダート2400m コースデータ(重馬場)

小倉ダート2400m 枠順・馬番データ(稍重~不良馬場)

枠順

重馬場では1枠の連対無し、2枠も回収値が低く人気馬ならといった数値になります。3枠以降は数値のブレはありますが成績はまずまずなので、稍重以上では内枠が不利と言えそうです。

馬番

馬番で見ても内の1~2番は連対がありません。良馬場時と同じように3~5番、12~14番など成績の良い馬番が固まっています。複勝率では偶数枠が19.8%、奇数枠が26.7%と奇数枠の成績が良いのが特徴。

小倉ダート2400m 血統データ

小倉ダート2400m 種牡馬データ

キングカメハメハ産駒の複勝率が50%近く、母父サンデー系以外だと(4-1-3-4)と堅実。母父サンデー系は(1-2-1-10)とあまり信頼できません。

他にはディープスカイ産駒のキールコネクションがこのコースで3連対、近年はサマーバード、ディープインパクト、ハーツクライ、ヴィクトワールピサあたりも馬券に絡んでいます。

種牡馬系統別

  • キングマンボ系【7-5-7-34】連対率22.6%
  • ロベルト系【3-5-5-41】連対率14.8%
  • サンデーサイレンス系【11-13-16-130】連対率14.1%

相性の悪い種牡馬

  • バゴ【0-0-0-6】連対率0.0%
  • シンボリクリスエス【1-0-1-14】連対率6.3%
  • ゼンノロブロイ【1-0-0-12】連対率7.7%

小倉ダート2400m 母父データ

ダンシングブレーヴなどのリファール系、デインヒルなどのダンジグ系、ジェネラスなどのカーリアン系とノーザンダンサー系の母父の成績が圧倒的

ミスプロ系はゴーンウエストやその産駒Mr.Greeleyの成績が良いのが特徴です。

母父系統別

  • リファール系【5-3-2-15】連対率32.0%
  • ダンジグ系【4-2-0-15】連対率28.6%
  • ノーザンテースト系【2-3-2-9】連対率31.3%

相性の悪い母父

  • ブライアンズタイム【0-1-2-20】連対率4.3%
  • ダンスインザダーク【0-1-3-10】連対率7.1%
  • サンデーサイレンス【1-4-2-43】連対率10.0%

この3頭を母父に持つ馬は出走数が多い反面成績は非常に悪く、時々穴馬が2~3着に入ることもありますが馬券になっているのは大体5番人気以内。

小倉ダート2400m 騎手・調教師データ

小倉ダート2400m 騎手データ

2016年を最後に騎乗がありませんがこのコースで必ず抑えたいのが川須騎手で人気馬、穴馬問わず馬券内に持ってきます。近年は黛騎手が騎乗すればほぼ馬券に絡んでおり、尾関厩舎や奥平厩舎の管理馬で結果を残りしています。

またダートの長距離戦ということで減量騎手の恩恵も大きく、▲(-3kg)の騎手が(1-5-3-41)と時々人気薄で2~3着に入ることも。また2年目の騎手が(7-5-1-37)と連対率が高いのが特徴です。

相性の悪い騎手

  • 横山和生【0-0-0-8】連対率0.0%
  • 古川吉洋【0-1-0-12】連対率7.7%
  • 藤岡康太【0-1-1-8】連対率10.0%

小倉ダート2400m 調教師データ

レース数が少ないため得意不得意を判断するのが難しい所ですが、騎手同様比較的若い(開業からの年数が少ない)調教師が好成績を挙げています。

相性の悪い調教師

  • 池江泰寿【0-0-0-5】連対率0.0%
  • 南田美知雄【0-0-0-8】連対率0.0%
  • 飯田雄三【1-0-0-11】連対率8.3%

小倉ダート2400m 傾向まとめ

コース傾向

人気馬優勢、1番人気より2番人気の方が成績が良い
前走小倉ダート、またはダート長距離を使っている馬に注意
460~479kgの好走率が高い
良馬場では馬番3~5、7~8、12~13番の成績が良い
稍重以上になると内の1~2番の成績が落ちる

血統

キングカメハメハ産駒が好成績
近年はディープスカイ、サマーバード、ディープインパクト産駒も好調
母父リファール系、カーリアン系などノーザンダンサー系が強い
母父サンデーサイレンス、ブライアンズタイム、ダンスインザダークは2~3着まで

騎手・調教師

川須、黛、浜中、松田騎手が得意なコース
減量騎手や2年目の騎手が狙い目
開業からの年数が少ない調教師の好走が多い

 

小倉競馬場 コースデータ

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