小倉芝1200mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去10年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・馬体重データに加え、枠順・馬番は良馬場時と重馬場時に分けて分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

小倉競馬場 芝1200m

コース概要

直線:293m

小倉芝1200mは2コーナーのポケットからのスタート。最後の直線より前半の直線が長く、スタート後下り坂になっているため前傾ラップになるのが特徴です。

コースも下りと平坦な直線のみなのでスピードの絶対値が重要になります。

小倉芝1200mで行われるレース

  • 北九州記念
  • 小倉2歳S
  • 北九州短距離S

小倉芝1200m 傾向データ

小倉芝1200m 人気データ

1番人気馬の連対率は50%を切っており信頼度は低め。ただし2歳戦では1番人気の複勝率70%、2番人気でも60%と上位人気馬は堅実です。

性別で見ると牡馬の人気馬はまずまず安定していますが牝馬は不安定。また牝馬は10番人気以下の大穴が勝ち切ることもあり、10~14番人気くらいの回収値が高めです。

小倉芝1200m 脚質データ

※1勝クラス以上を集計

前半がハイペースになりやすいコースですが、最後の直線が293mで平坦なためスピードに乗った逃げ・先行馬がそのまま押し切るレースが多く見られます。穴馬も逃げ・先行タイプが殆どで差しの人気薄は期待できません。

ただし重賞になると逃げ馬が残ることは滅多になく、過去10年の年の北九州記念・小倉2歳Sの逃げ馬は(0-2-0-18)。重賞では先行馬と差し馬が半々くらいの成績です。

小倉芝1200m 馬体重データ

※1勝クラス以上を集計

シンプルに馬格があるほど優勢で、500kg以上の回収値も優秀。逆に440kg未満は単回値が極端に落ちるので人気馬ならといった感じ。

また440kgを境に成績が大きく変わるのは牝馬の方。牝馬の460kg以上は単回値も100以上が並びます。逆に牡馬は小柄な馬でもそこまで成績は落ちません。

小倉芝1200m コースデータ(良馬場)

小倉芝1200m 枠順・馬番データ(良馬場)

枠順

良馬場時は真ん中の4~5枠の複勝率が20%台ですが、内外極端な枠でもそこまで成績は落ちません。人気と着順に大きく差がある枠も無く、どこからでも狙えます。

馬番

馬番で見ると多頭数の7~8枠に当たる16~18番は複勝率が15%前後とやや割引。ただ外の14番以降は平均人気も低いので気にするほどではないかもしれません。

枠と同様に人気と着順で大きな差はなく、枠の影響は小さいコースと言えそうです。

小倉芝1200m コースデータ(重馬場)

小倉芝1200m 枠順・馬番データ(稍重~不良馬場)

枠順

道悪になると8枠の成績が大きく下がり、人気に対して好走しやすいのは2~3枠。特に2枠は勝率も9%弱、回収値も80台と安定しています。良馬場時よりやや内有利になるイメージです。

馬番

馬番でも12番より内は複勝率20%台が目立ちますが、13番から外は良くて複勝率15%程度。良馬場時と同じく内から人気になりやすい傾向もありますが、やはり割引き。

4番、6番と内寄りの偶数枠は勝率や単回値も高めです。また人気に対して好走しやすいのは3番。

小倉芝1200m 血統データ

小倉芝1200m 種牡馬データ

サクラバクシンオー産駒はかなり少なくなり、最近ではダイワメジャー、キンシャサノキセキが勝利数では上位。

ただ勝率はそこまで高くなく、近年成績を伸ばしているのはロードカナロアとスクリーンヒーロー。特にスクリーンヒーロー産駒はマイネルグリットが小倉2歳Sを制覇。このコースでは要注意です。

あとはアドマイヤムーン産駒は牝馬より牡馬の成績が良く、2歳戦のパイロは穴で注意。

種牡馬系統別

  • プリンスリーギフト系【53-46-31-433】連対率17.6%
  • サドラーズウェルズ系【26-29-22-242】連対率17.2%
  • キングマンボ系【58-48-56-592】連対率14.1%

相性の悪い種牡馬

  • アグネスデジタル【1-4-7-78】連対率5.6%
  • サムライハート【4-2-5-78】連対率6.7%
  • シンボリクリスエス【3-9-7-111】連対率9.2%

他にはハービンジャーやタニノギムレットあたりも連対率は10%以下です。

小倉芝1200m 母父データ

母父ミスプロ系は全体的にはイマイチですが、マイネルラヴだけは成績が非常に良いのが特徴。

系統別ではストームキャット系の成績が安定しており、その中でも母父ジャイアンツコーズウェイは(5-6-7-20)で複勝率47.4%と抜群の成績。

ロージズインメイも出走数は少ないものの複勝率は50%以上、他にはロックオブジブラルタル、トワイニングあたりも相性が良いコースです。

母父系統別

  • ストームキャット系【33-30-21-240】連対率19.4%
  • ヘイロー系【32-44-30-320】連対率17.8%
  • デピュティミニスター系【39-31-43-412】連対率13.3%

相性の悪い母父

  • ステイゴールド【0-0-2-50】連対率0.0%
  • デヒア【0-2-4-56】連対率3.2%
  • ネオユニヴァース【1-1-3-44】連対率4.1%

他ではフォーティナイナーやエルコンドルパサー、アフリートやクラフティプロスペクターなどミスプロ系は不振。

小倉芝1200m 騎手・調教師データ

小倉芝1200m 騎手データ

武豊騎手、川田騎手、浜中騎手は勝率も高く信頼度は高め。丸田騎手は時々大穴を持ってくることがあり、松若騎手はエイシンデネブやゴールドクイーンなど逃げか追い込みの極端な騎乗が魅力。

表以外では福永騎手が(16-10-8-37)で勝率22.5%、複勝率47.9%とそれを上回る成績。福永騎手は2014~2018年は小倉での騎乗がありませんでしたが、小倉で騎乗する際は抑えておいた方が良さそうです。

相性の悪い騎手

  • 鮫島良太【5-4-13-195】連対率4.1%
  • 古川吉洋【5-2-4-112】連対率5.7%
  • 川俣賢治【3-3-3-59】連対率8.8%

また国分恭騎手は(9-5-28-202)と連対率は低いものの3着が非常に多いのが特徴です。

小倉芝1200m 調教師データ

出走数は多くありませんが藤原調教師は勝率17%、複勝率43%。須貝調教師や池江調教師も複勝率35%以上と成績が良く、勝利数上位の調教師を信頼しつつもこの3厩舎の管理馬が出走していたら要注意。

特別レースではエントリーチケットやピースマインドを管理する宮調教師の成績が良く、加用調教師はウインストラグルやディアボレットなど時々大穴をあけます。

相性の悪い調教師

  • 羽月友彦【1-2-6-79】連対率3.4%
  • 飯田雄三【1-2-9-67】連対率3.8%
  • 谷潔【3-3-2-87】連対率6.3%

小倉芝1200m 傾向まとめ

コース傾向

牡馬の人気馬は堅実、牝馬は不安定
下級条件は逃げ・先行有利、重賞では先行・差し狙い
馬格がある馬が強く、小柄な牝馬は割引き
良馬場時は枠の影響は小さく、道悪だとやや内有利

血統

ダイワメジャー、キンシャサノキセキ産駒は安定
近年はロードカナロア、スクリーンヒーロー産駒が好調
母父マイネルラヴ、ストームキャット系は堅実
母父ジャイアンツコーズウェイとロージズインメイに注意

騎手・調教師

武豊、川田、浜中、福永騎手○
穴狙いなら丸田騎手、逃げか追い込みの松若騎手
藤原、須貝、池江調教師が好成績
特別レースの宮調教師、穴狙いなら加用調教師

 

小倉競馬場 コースデータ

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