小倉芝1800mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去10年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・馬体重データに加え、枠順・馬番は良馬場時と重馬場時に分けて分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

小倉競馬場 芝1800m

コース概要

直線:293m

小倉芝1800mはスタンド前からのスタートでコースを約1周。1コーナーまでの距離が短めなのでスムーズに位置を取れる内枠の先行馬が有利です。

コーナー4つの小回りコースのためあまりペースは速くならず、前後半が極端なラップにはあまりなりません。

小倉芝1800mで行われるレース

  • 小倉大賞典
  • 小倉日経オープン
  • 関門橋S

小倉芝1800m 傾向データ

小倉芝1800m 人気データ

上位人気馬はまずまずの成績ですが回収値は高くなく、中穴までは十分狙えるコースです。特別レースになると2~5番人気馬の複勝率が35%で横並びに近くなるため、回収値では5番人気馬が高め。

小倉芝1800m 脚質データ

※1勝クラス以上を集計

コーナー4つの小回りのため逃げ・先行馬優勢ですが、道中のペースが落ち着きやすいので人気の差し馬はマクっていくこともよくあります。

小倉芝1800m 馬体重データ

※1勝クラス以上を集計

芝1200mと同様に馬格がある馬が強いコースですが、馬格で左右されやすいのは牡馬です。牡馬は440~479kgの勝率6%台に対して480~539kgは勝率10%台。

牝馬は牡馬に比べて大型馬の出走数は多くないため馬格による複勝率の差はあまりありません。420kg未満の軽量馬、500kg以上の大型馬は頭数は多くありませんが勝率が高いのが特徴。

小倉芝1800m コースデータ(良馬場)

小倉芝1800m 枠順・馬番データ(良馬場)

枠順

1コーナーまでの距離は300m弱と短いため、外の7~8枠に入った馬はやや成績を落としています。クラスが上がると特に1枠の成績が大きく上がるのが特徴で、1枠というだけで人気を集める傾向もあります。

馬番

馬番では10番より内に入った馬は複勝率が20%台と安定しますが、11番以降に入った馬は成績を落としています。1~2番は人気になりやすいため、人気以上に好走しやすいのは3~6番あたりです。

小倉芝1800m コースデータ(重馬場)

小倉芝1800m 枠順・馬番データ(稍重~不良馬場)

枠順

道悪になると1~2枠の成績が大きく上がりますが、隣の3枠の成績が全枠の中で最下位になります。ただ外寄りでも7枠の成績も良いため内枠有利・外枠不利という訳ではありません。

馬番

馬番でも1~2番は勝率10%台、複勝率30%台と成績は抜群です。特に1~3番に入った馬は人気以上に好走することが多く抑え必須。

3枠に当たることが多い5番は69戦で1着0回という成績。ちなみにこの中には2番人気以内が12頭いましたが(0-6-1-5)となっているので、人気馬でも道悪の5番に入った馬には注意。

小倉芝1800m 血統データ

小倉芝1800m 種牡馬データ

ディープインパクト産駒が上位の中でも頭一つ抜けた成績。キングカメハメハ産駒は牡馬よりも牝馬の方が成績が良いのが特徴で、近年はヴィクトワールピサ産駒の勝率が目立ちます。

他にはハービンジャー、ルーラーシップあたりは複勝率が優秀で、カンパニーやバゴも出走数は多くありませんが複勝率は30%近く、紐荒れ狙いなら。

種牡馬系統別

  • ダンジグ系【14-25-16-162】連対率18.0%
  • サンデーサイレンス系【219-203-201-1991】連対率16.1%
  • ヘイロー系【11-14-6-135】連対率15.1%

相性の悪い種牡馬

  • ブラックタイド【3-0-3-63】連対率4.3%
  • クロフネ【4-3-8-85】連対率7.0%
  • シンボリクリスエス【5-6-10-116】連対率8.0%

クロフネ産駒は特別レースだと(1-0-6-22)と3着ならアリで、人気薄で3着に突っ込んでくるパターンが時々見られます。

小倉芝1800m 母父データ

系統別ではグレイソヴリン系、プリンスリーギフト系などナスルーラ系の母父の成績が良く、トニービンやサクラユタカオーなどが好調。

また母父シンボリクリスエスの成績が非常に良く、小倉巧者のレトロロックや11番人気で未勝利戦を勝ったタイセイトレイルが母父シンボリクリスエス。

ただ特別レースになるとストームキャットやダンジグ、エリシオなどノーザンダンサー系を母父に持つ馬の成績が良く、サンデー系ではトリオンフやメイショウカンパクの母父ダンスインザダークも健闘しています。

母父系統別

  • グレイソヴリン系【30-36-29-225】連対率20.6%
  • プリンスリーギフト系【12-11-4-80】連対率21.5%
  • デピュティミニスター系【21-23-22-191】連対率17.1%

相性の悪い母父

  • コマンダーインチーフ【0-1-3-41】連対率2.2%
  • フォーティナイナー【1-1-2-40】連対率4.5%
  • タイキシャトル【3-3-6-56】連対率8.8%

父サンデー系が強いコースということもありますが、母父ディープインパクトやスペシャルウィーク、フジキセキあたりは連対率10%前後とサンデー系の中では成績が低めです。

小倉芝1800m 騎手・調教師データ

小倉芝1800m 騎手データ

このコースでは川田騎手が全てにおいて圧倒的な成績。人気馬が多いとは言え回収値も悪くない数値。浜中騎手や武豊騎手、福永騎手も1200mと同様結果を残しています。

表以外ではデムーロ騎手が(7-1-2-3)複勝率76.9%。騎乗数の通り基本的に小倉を選択することが無い騎手ですが、乗鞍があれば抑えは必要。

他では田辺騎手も騎乗数は少ないものの複勝率36%と成績は優秀で、人気薄で魅力的なのは北村友騎手や和田騎手、幸騎手、丹内騎手など。

相性の悪い騎手

  • 藤懸貴志【0-1-7-61】連対率1.4%
  • 国分優作【4-2-4-89】連対率6.1%
  • 坂井学【5-5-5-136】連対率6.6%

小倉芝1800m 調教師データ

池江調教師や角居調教師、藤原調教師と関西のリーディング上位の厩舎が強いコース

人気薄で2~3着に入ることが多いのは宮本調教師で、特に夏の小倉の未勝利戦で馬券に絡むことが多いのが特徴。他にも本田調教師は回収値が高く、近年では中内田調教師が複勝率50%前後と好調。

相性の悪い調教師

  • 北出成人【1-0-1-38】連対率2.5%
  • 村山明【0-1-0-38】連対率2.6%
  • 飯田雄三【0-2-2-33】連対率5.4%

小倉芝1800m 傾向まとめ

コース傾向

上位人気の信頼度はまずまず
逃げ・先行馬優勢、力のある馬はマクりも有効
牡馬は480kg以上優勢、牝馬は馬格の影響は小さい
良馬場だと10番から内に入った馬が優勢
道悪では馬番1~3番の成績が良く、馬番5番は人気馬でも危険

血統

ディープインパクト、ヴィクトワールピサ産駒が好成績
キングカメハメハ産駒は牝馬の成績が良い
近年はハービンジャー、ルーラーシップ、カンパニー、バゴ産駒も好調
母父ナスルーラ系、シンボリクリスエス○
クラスが上がると母父ノーザンダンサー系、ダンスインザダークも好調

騎手・調教師

川田騎手が頭一つ抜けた成績
武豊、浜中、福永騎手も得意なコース
田辺、デムーロ騎手を見かけたら抑え、穴狙いで和田、丹内騎手
池江、角居、藤原、中内田調教師が好成績
宮本調教師は人気薄でも紐荒れで狙える

 

小倉競馬場 コースデータ

芝1200m 芝1800m 芝2000m 芝2600m ダ1000m ダ1700m ダ2400m

全競馬場コースデータ

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