京都ダート1200mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去5年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・馬体重データに加え、枠順・馬番は良馬場時と重馬場時に分けて分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

京都競馬場 ダート1200m

コース概要

直線:329.1m

京都ダート1200mは向こう正面の入り口あたりからのスタートになり、200m程走った所から上り坂になります。

3コーナーの下り坂でスピードに乗りやすく、直線も平坦なので逃げ・先行馬が有利なコースです。どちらかと言えば内枠より外枠の方が好走しやすい傾向があります。

京都ダート1200mで行われるレース

  • 天王山S
  • 室町S
  • オータムリーフS

京都ダート1200m 傾向データ

京都ダート1200m 人気データ

1番人気馬は複勝率65%と平均的な数値。新馬・未勝利戦では複勝率75%弱と堅実ですが、クラスが上がると徐々に成績は下がりオープンクラスでは60%弱まで複勝率が落ちます。

特別レースだと4番人気以内までが1着候補、5番人気以下は勝率が大きく落ちるので2~3着までが無難です。また10番人気以下の大穴はミスプロ系やデピュティミニスター系など米国型の父を持つ馬が多めです。

京都ダート1200m 脚質データ

※1勝クラス以上を集計

下級条件では前に行った馬が圧倒的に有利ですが、クラスが上がると緩和され特別レースでは先行馬と差し馬が半々くらいの成績に落ち着きます。

また逃げ馬は1枠・8枠と内外極端な枠に入ると勝率が低く、真ん中前後の枠の方が成績・回収値が安定しています。

京都ダート1200m 馬体重データ

※1勝クラス以上を集計

ダート短距離ということもあり520kg以上の大型馬の成績が良いコースです。ただ小柄な馬でも極端に成績が落ちることはなく、440kg以上あればとりあえずOK。

京都ダート1200m コースデータ(良馬場)

京都ダート1200m 枠順・馬番データ(良馬場)

枠順

良馬場では5枠・7枠など外寄りの枠の成績・回収値が安定しており1枠など内寄りの枠は若干成績を落としています。特に牡馬は5枠以降の成績が良く、逆に牝馬は5枠が成績トップですが6枠以降は勝率が低いので注意。

馬番

10番が勝率10%台・単回値150など目立つ成績で前後の馬番も回収値が高めです。

牡馬は10番、15~16番が勝率10%台で8番以降の回収値が安定しています。牝馬は5~10番くらいの成績が安定しており、11番以降の牝馬は勝率3%前後と勝ち切れないのが特徴です。

京都ダート1200m コースデータ(重馬場)

京都ダート1200m 枠順・馬番データ(稍重~不良馬場)

枠順

良馬場ほど外枠に偏ってはいませんが8枠の複勝率がトップで内の1~3枠は連対率が若干低めです。牡馬は1枠の成績が悪く2枠以降はあまり成績の差はありません。牝馬は内外での差はほぼありません。

馬番

内寄りの2番、6番は連対率10%を切っていますが、それ以外の馬番はあまり差はありません。

牡馬は3~4番の勝率が12~13%と高く、外寄りでは11~12番も好成績。牝馬は5番、7番、1番など奇数馬番の成績・回収値が高いのが特徴です。

京都ダート1200m 血統データ

京都ダート1200m 種牡馬データ

ボールドルーラー系やストームキャット系など米国型のダート血統が中心。ボールドルーラー系はシニスターミニスターやパイロ、マジェスティックウォリアーが安定しておりクラス・性別・馬場状態問わずこのコースでは狙いやすい系統です。

ストームキャット系もクラス問わず好走していいますが牡馬の方が成績が良く、また良馬場よりも稍重~重馬場で非常に強いのが特徴。ヘニーヒューズやヨハネスブルグが代表です。

大穴狙いならプリサイスエンド産駒。単回値が飛び抜けて高く、ショウゲッコウの未勝利戦を始め10勝中10番人気以下での勝利が5回、そのうち3頭は単勝万馬券です。未勝利戦など下級条件で見かけたら注意。他にはロードカナロアやスパイツタウン、ハーツクライも複勝率は優秀。

種牡馬系統別

  • ボールドルーラー系【43-31-27-266】連対率20.2%
  • ストームキャット系【44-39-35-308】連対率19.5%
  • デピュティミニスター系【26-30-24-240】連対率17.5%

相性の悪い種牡馬

  • アドマイヤムーン【0-1-3-53】連対率1.8%
  • キングズベスト【1-0-1-45】連対率2.1%
  • ケイムホーム【1-2-3-56】連対率4.8%

京都ダート1200m 母父データ

母系は様々ですが、父系と同じく米国型の血統が若干優勢です。ロベルト系、ストームキャット系は良馬場よりも稍重以上を得意としています。

サンデー系ではフジキセキが成績・回収値共に高くタテヤマ、ゴーイングパワーはオープンクラスでも活躍。スペシャルウィークやアグネスタキオンもまずまずの成績です。

個別ではジャイアンツコーズウェイ、ダイワメジャー、アジュディケーティング、タヤスツヨシも複勝率35%前後。

母父系統別

  • レッドゴッド系【11-10-9-89】連対率17.6%
  • ボールドルーラー系【14-9-9-104】連対率16.9%
  • ヌレイエフ系【6-7-6-61】連対率16.3%

相性の悪い母父

  • エルコンドルパサー【0-0-0-25】連対率0.0%
  • ネオユニヴァース【2-2-0-68】連対率5.6%
  • アドマイヤベガ【1-1-0-31】連対率6.1%

京都ダート1200m 騎手・調教師データ

京都ダート1200m 騎手データ

武豊騎手は3番人気以内に推された時の成績が安定しており、特に逃げ馬では(13-3-2-5)と圧倒的。川田騎手やデムーロ騎手、ルメール騎手も似た傾向です。

3番人気以内の人気馬に絞ると藤岡康騎手、川須騎手は複勝率70%前後と高く、4番人気以下では武豊騎手、川田騎手の他に浜中騎手もまずまずの成績。

若手では岩田望騎手が減量時の成績ですが複勝率29.5%、回収値は単複共に100超え。坂井騎手も悪くありません。

相性の悪い騎手

  • 荻野琢真【0-1-2-32】連対率2.9%
  • 高倉稜【2-2-2-96】連対率3.9%
  • 亀田温心【0-2-0-34】連対率5.6%

京都ダート1200m 調教師データ

中内田調教師は人気馬中心ですが2~3勝クラスでの成績が良く、複勝率45%と目立つ成績。安田調教師や鈴木孝調教師もこのコースでは安定しています。

表以外では松永幹調教師が複勝率53.6%と優秀な成績で、特に牝馬は勝率33%、複勝率61%と見かけたら抑え推奨。

人気薄での好走が多いのは千田調教師、中尾調教師、村山調教師あたりです。

相性の悪い調教師

  • 服部利之【2-2-2-83】連対率4.5%
  • 荒川義之【1-1-2-37】連対率4.9%
  • 本田勝【0-2-5-31】連対率5.3%

京都ダート1200m 傾向まとめ

コース傾向

下級条件の1番人気は安定、クラスが上がると4番人気以内が軸候補
下級条件は逃げ優勢
520kg以上の大型馬○
牡馬は5枠以降の成績が良く、牝馬は馬番11番以降は勝率が低い
稍重以上だと1~3枠の連対率がやや低め

血統

パイロなど父ボールドルーラー系は条件不問で好相性
父ストームキャット系は牡馬、稍重~重馬場で買い
プリサイスエンド産駒は大穴でも注意
母父フジキセキ、ジャイアンツコーズウェイが好成績
母父ロベルト系、ストームキャット系は稍重以上○

騎手・調教師

武豊、川田騎手は逃げ馬での成績が良く中穴も狙える
デムーロ騎手、ルメール騎手も安定
人気馬なら藤岡康、川須騎手、若手では岩田望騎手も好調
中内田、安田、鈴木孝調教師が好成績
松永幹調教師は牝馬の複勝率が高い

 

京都競馬場 コースデータ

芝1200m 芝1400m内 芝1400m外 芝1600m内 芝1600m外 芝1800m 芝2000m 芝2200m 芝2400m 芝3000m 芝3200m ダ1200m ダ1400m ダ1800m ダ1900m

全競馬場コースデータ

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