京都ダート1800mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去5年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・馬体重データに加え、枠順・馬番は良馬場時と重馬場時に分けて分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

京都競馬場 ダート1800m

コース概要

直線:329.1m

京都ダート1800mはスタンド前からスタート。1コーナーまでの距離はそれほど無いため内枠の先行馬が有利なコースです。

直線に坂がなく3コーナーからの下りで加速できるため、速い時計が出易いコースです。オープンクラスでは1分50秒を切る高速決着になることも多く、重賞のみやこSでも4歳馬を中心に若い馬が好走しやすいのが特徴です。

京都ダート1800mで行われるレース

  • みやこS
  • 鳳雛S
  • 東大路S

京都ダート1800m 傾向データ

京都ダート1800m 人気データ

1番人気馬の勝率は30%で平均をやや下回りますが、複勝率66%・複回値83と複軸としては信頼できます。平場では上位人気馬優勢ですが特別レースでは1番人気馬の勝率は下がり、4~7番人気の成績がほぼ横並びになるので中穴まで狙えます。

牝馬は2勝クラス以下が大半ですが1~2番人気の成績はそれほど変わらず、当日7番人気以内くらいまでが回収値的にも安定しています。

京都ダート1800m 脚質データ

※1勝クラス以上を集計

他のコース同様逃げ・先行馬優勢で追い込みは届きづらいコースです。コーナー4つで直線も329mと短いため、スタートで後手を踏むと位置を押し上げていくのも難しく後方のまま終わる場合も。

差し・追い込みを狙うなら人気の牡馬。牝馬の差し・追い込みは3番人気以内でも決まりづらいです。ただしクラスが上がるとペースが速くなるため差しも届きやすくなり、オープンクラスなら2~3着付けで狙えます。

京都ダート1800m 馬体重データ

※1勝クラス以上を集計

馬格に連れて成績が上がり480kg以上になると差は無くなります。牡馬・牝馬共に傾向は変わらず、回収値を含めると480~499kgが最も安定しています。

近年京都で行われた重賞(みやこS・東海S・JBCレディスクラシック)計6レースでも480~499kgが5勝を挙げています。

京都ダート1800m コースデータ(良馬場)

京都ダート1800m 枠順・馬番データ(良馬場)

枠順

性別問わず真ん中から内寄り(1~5枠)の成績・回収値が安定しています。6枠以降は少しずつ成績が落ち8枠は複勝率20%を下回っています。

ただし3勝クラス以上になると外の7~8枠は人気より好走することも多く、内外での差はそれほどありません。

馬番

1桁馬番に入った馬は回収値が100を超える馬番も多く、10番以降は徐々に成績が下がり回収値も低めです。牡馬は3~4番、8~9番の回収値が高く、牝馬は3~7番の回収値が高め。

京都ダート1800m コースデータ(重馬場)

京都ダート1800m 枠順・馬番データ(稍重~不良馬場)

枠順

稍重以上では8枠の連対率・複勝率が最も高くなりますが回収値はやや低く、良馬場と同様真ん中から内寄りの成績が安定しています。

牡馬は枠ごとの成績の差はありませんが回収値が高いのは内寄り。牝馬は成績では8枠がトップですが回収値が高いのは2~3枠です。

馬番

馬番で見ると多頭数の外枠は勝率が低く、勝率では1~7番がやや優勢、複勝率では13番くらいまでは大きな差はありません。牡馬は1番、3番、9番など奇数馬番の勝率・回収値が高いのが特徴です。

京都ダート1800m 血統データ

京都ダート1800m 種牡馬データ

キングカメハメハ、エンパイアメーカー産駒は馬場状態不問でこのコースでは安定しています。サンデー系ではブラックタイド産駒が人気馬から中穴まで幅広く好走しており、特に1勝クラス以下での回収値の高さが目立ちます。

近年成績を伸ばしているのがタートルボウル産駒で(9-10-9-41)複勝率40.6%、複回値170台。ベストタッチダウンやアンデスクイーンなどクラスが上がっても通用しています。また出走数は多くありませんがアメリカンファラオ産駒も(5-0-1-3)と好調。

表以外ではアンクルモー、マジェスティックウォリアーが複勝率40%以上、ゴールドヘイロー、エスポワールシチー、モンテロッソあたりも複勝率・回収値は優秀です。

種牡馬系統別

  • ノーザンダンサー系【9-10-9-42】連対率27.1%
  • ダンジグ系(米)【11-7-5-48】連対率25.4%
  • ハーツクライ系【25-30-22-210】連対率19.2%

相性の悪い種牡馬

  • ベーカバド【0-0-1-24】連対率0.0%
  • ファスリエフ【0-0-2-26】連対率0.0%
  • ワークフォース【3-1-4-113】連対率3.3%

ワークフォースはこのコースで割と出走してくる割に成績は振るわず、またハービンジャーも複回値は100超えですが(1-8-9-77)と勝率の低さが目立ちます。

京都ダート1800m 母父データ

母父スペシャルウィークはベストタッチダウン、サンライズホープ、ヴェンジェンスなどオープンクラスでも好走している産駒が目立ちますが人気薄での好走も多く回収値は抜群。このコースでは性別問わず抑えておきたい血統です。

近年はキングカメハメハも人気以上の好走が多く成績を順調に伸ばしており、表以外ではロックオブジブラルタル、アドマイヤベガ、Mr.Greeley、キャプテンスティーヴ、オーサムアゲインも複勝率40%前後と見かけたら注意。

母父系統別

  • レッドゴッド系【14-16-13-115】連対率19.0%
  • ストームキャット系【23-26-18-192】連対率18.9%
  • ダンジグ系(欧)【17-12-15-116】連対率18.1%

相性の悪い母父

  • ハーツクライ【0-1-3-24】連対率3.6%
  • アンブライドルズソング【1-1-2-30】連対率5.9%
  • ゴーンウエスト【2-0-1-30】連対率6.1%

京都ダート1800m 騎手・調教師データ

京都ダート1800m 騎手データ

このコースも武豊騎手、川田騎手、デムーロ騎手、ルメール騎手の4人は安定しています。浜中騎手は1勝クラス以下での回収値が高く、特に新馬・未勝利戦でよく中穴を持ってきます。岩田康騎手や秋山騎手も人気薄で妙味がある騎手です。

中堅~ベテランの成績が良く若手は苦戦しており、表以外で回収値の高い騎手を見ると川島騎手、国分恭騎手、田中健騎手、水口騎手と30代以上の中堅騎手が並びます。

また短期免許の海外騎手は(17-23-30-208)、平均6.0人気に対して7.2着と人気で飛ぶことも多いので注意。

相性の悪い騎手

  • 川又賢治【1-0-4-43】連対率2.1%
  • 西村淳也【0-1-0-42】連対率2.3%
  • 酒井学【8-7-11-200】連対率6.6%

京都ダート1800m 調教師データ

ダート1200~1400mほど成績の差はありませんが、安田調教師や中内田調教師、大久保調教師は変わらず安定しています。インティを管理していた野中調教師は3番人気以内の複勝率が70%台と人気馬で堅実、岡田調教師も同じく70%台です。

人気薄での成績を見ると橋口調教師の成績が抜群で、4~8番人気くらいの中穴で良く馬券に絡んでいます。他には笹田調教師や森田調教師も人気薄で好調。

木原調教師は2015~2017年頃に荒稼ぎしておりテイムジンソク、テイエムジョウネツなど竹園オーナーの所有馬で(14-3-0-34)。

相性の悪い調教師

  • 牧田和弥【2-0-3-53】連対率3.4%
  • 服部利之【3-1-6-89】連対率4.0%
  • 北出成人【4-0-4-55】連対率6.3%

京都ダート1800m 傾向まとめ

コース傾向

1番人気は複軸向き、7番人気以内までは買いやすい
逃げ・先行馬優勢、差しなら人気の牡馬
馬体重480kg以上○、440kg未満は割引き
1~5枠の成績が安定(馬番10番以内)
稍重以上でも真ん中から内寄りが安定、奇数馬番の牡馬○

血統

キングカメハメハ、エンパイアメーカー産駒は安定
1勝クラス以下のブラックタイド産駒
近年はタートルボウル、アンクルモー、マジェスティックウォリアー産駒も好調
母父スペシャルウィークは人気馬~中穴まで狙える
母父キングカメハメハも近年好調

騎手・調教師

武豊、川田、デムーロ、ルメール騎手は安定
浜中、岩田康、秋山騎手は人気薄狙いも○
海外騎手は人気より着順を落としやすいので注意
安田、中内田、大久保、野中調教師は安定
橋口調教師、テイエム×木原調教師は穴狙いでお勧め

 

京都競馬場 コースデータ

芝1200m 芝1400m内 芝1400m外 芝1600m内 芝1600m外 芝1800m 芝2000m 芝2200m 芝2400m 芝3000m 芝3200m ダ1200m ダ1400m ダ1800m ダ1900m

全競馬場コースデータ

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