京都芝1600m(外回り)の傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去5年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・馬体重データに加え、枠順・馬番は良馬場時と重馬場時に分けて分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

京都競馬場 芝1600m(外)

コース概要

直線:403.7m

マイルCSが行われる京都芝1600m(外回り)は、下級条件で使用される内回りに対して上級条件や重賞で使用されます。前半からペースは速めになり、中盤で緩むことも少ないのが特徴で淡々とした流れになります。

下り坂でスピードに乗ることや直線が404mと長めなので差し馬でも届きますが、コーナーで外を回ると距離ロスが大きいためある程度内を回るイン差しが有効です。

京都芝1600m(外)で行われるレース

  • マイルCS
  • マイラーズC
  • 京都金杯
  • シンザン記念
  • デイリー杯2歳S

京都芝1600m(外) 傾向データ

京都芝1600m(外) 人気データ

他の京都短距離コースと似た傾向ですが、1番人気馬の成績は東京や阪神といった中央場のマイルと比べても低い数字。マイルCSでも2009年のカンパニー以来1番人気が勝っておらず、2019年も1番人気ダノンプレミアムが2着に敗れています。

一方で8~10番人気馬の単回値が100超え、重賞でも3~5番人気くらいの好走が多く馬券の組み立て方次第では高配当も狙いやすいコース。良馬場の方が紛れが起きやすく、また性別では牡馬の方が中穴狙いには適しています。

京都芝1600m(外) 脚質データ

※1勝クラス以上を集計

先行・差しが半々くらいの割合ですが高配当を狙うなら逃げ・先行馬は抑えておきたいコース。重賞になると差し・追い込み馬の成績が上がります。

京都芝1600m(外) 馬体重データ

※1勝クラス以上を集計

440kg以下の小柄な馬は割引きですが、440kg以上なら馬体重による成績の差はほとんどありません。480kg以上になると回収値が高めに出ているので、人気薄狙いなら馬格がある馬。特に牝馬は馬格に連れて成績・回収値が上がり500kg以上の成績は抜群です。

京都芝1600m(外) コースデータ(良馬場)

京都芝1600m(外) 枠順・馬番データ(良馬場)

枠順

枠順による有利不利はほぼありません。牝馬は4枠の成績が良く全体的に内寄り優勢で牡馬は枠順不問です。また重賞では1~3枠の成績・回収値が高く内枠は人気以上の好走が目立ちます。

馬番

多頭数の外枠に入るとやや成績を落としていますが11~15番は回収値は高く、16番以降でなければどこからでも買えます。牝馬は真ん中から内寄りの1~7番に好走馬が多く、牡馬は外寄りでも成績は落ちません。

京都芝1600m(外) コースデータ(重馬場)

京都芝1600m(外) 枠順・馬番データ(稍重~不良馬場)

枠順

レース数が少ないので参考程度ですが、道悪でも内外に好走馬が寄ることはなくどの枠でも買えます。2枠の成績が低めに出ていますが回収値的には問題ありません。外枠から好走しているのは牡馬が多く、牝馬の外枠は2~3着までがやや目立ちます。

馬番

15番以降は成績が落ちますが人気薄が多かった影響もあります。4番は性別問わず人気以上の好走が多く、牡馬は3番と9番も好成績。

京都芝1600m(外) 血統データ

京都芝1600m(外) 種牡馬データ

キングカメハメハ系やエンドスウィープ系などミスプロ系の成績が良いものの、エンドスウィープ系の代表格アドマイヤムーンは2018年頃からはロードカナロアに取って代わられる形で近年は産駒数も減っています。

ディープインパクト産駒は牝馬の条件戦での成績が良く、重賞ではディープインパクト、キングカメハメハ、ロードカナロア、スクリーンヒーローあたりが好調です。

ハービンジャー産駒は(1-7-10-43)と勝率は低いものの複勝率は高く、ペルシアンナイトなど重賞でも狙えます。ディープブリランテやネオユニヴァース、ヴィクトワールピサは条件戦中心ですが人気薄での好走も多く穴狙いにお勧め。

種牡馬系統別

  • キングカメハメハ系【20-23-13-129】連対率23.2%
  • エンドスウィープ系【8-7-3-48】連対率22.7%
  • ディープインパクト系【38-23-38-21】連対率19.7%

相性の悪い種牡馬

  • マツリダゴッホ【0-0-0-17】連対率0.0%
  • ジャングルポケット【0-0-2-19】連対率0.0%
  • ブラックタイド【1-2-1-25】連対率10.3%

京都芝1600m(外) 母父データ

2017年頃から母父キングカメハメハが大きく成績を伸ばしており、マイルCSのインディチャンプや錦Sを8番人気で勝ったオールフォーラヴなど人気馬から中穴まで幅広く馬券に絡んでいます。一方で母父ディープインパクトはデイリー杯2歳S3着のハッピーアワーくらいで、現状では強調できる成績ではありません。

他では出走数は多くありませんがプラティニ、アカテナンゴなどドイツ系の母父(ハンプトン系)を持つ馬の複勝率も非常に高く見かけたら注意。他にもアグネスデジタル、ディアブロ、シングスピール、キングズベスト、ガリレオあたりも好調です。

母父系統別

  • キングカメハメハ系【7-4-1-20】連対率34.4%
  • ハンプトン系【3-2-3-7】連対率33.3%
  • フェアリーキング系【3-3-4-12】連対率27.3%

相性の悪い母父

  • フジキセキ【0-0-2-24】連対率0.0%
  • ブライアンズタイム【1-1-0-33】連対率5.7%
  • エルコンドルパサー【0-1-2-13】連対率6.3%

他ではサクラバクシンオーやタイキシャトルも連対率は10%前後とやや相性が悪く、母父クロフネは(1-7-1-36)と2着が多いのが特徴。

京都芝1600m(外) 騎手・調教師データ

京都芝1600m(外) 騎手データ

川田騎手は重賞では人気より着順を落としがちですが条件戦での勝率は優秀。ルメール騎手も似た傾向で、クラス問わず・また重賞でも買いやすいのはデムーロ騎手。

また重賞では武豊騎手の勝率が高く、京都金杯のブラックムーンやエアスピネルなど当日4番人気以内での安定感は抜群。ただし穴馬での好走はあまり期待できません。

人気薄での成績が良いのは池添騎手で、デイリー杯2歳Sで6番人気2着のメイショウショウブのように逃げ・先行で残しているレースが大半です。また減量時の成績ですが岩田望騎手も人気薄での好走が多く、平均8.9番人気に対して5.4着という成績。

相性の悪い騎手

  • 国分恭介【0-0-1-29】連対率0.0%
  • 高倉稜【1-0-1-24】連対率3.8%
  • 藤岡康太【1-2-6-42】連対率5.9%

浜中騎手は連対率15%ですが人気より着順を落とすことが多く、回収値もやや低め。幸騎手や和田騎手も連対率は10%以下とあまり相性が良くありません。

京都芝1600m(外) 調教師データ

関西のリーディング上位厩舎の成績が良く、池江調教師は当日5番人気以内で(9-8-4-19)、6番人気以下は(0-0-2-11)と人気馬中心ですがペルシアンナイトのマイルCS、ジャンダルムのデイリー杯2歳Sなど重賞でも結果を残しています。

音無調教師や中内田調教師も重賞含め好調、藤原調教師や須貝調教師はどちらかと言えばオープン特別・条件戦での安定感が魅力です。

相性の悪い調教師

  • 石橋守【0-0-3-22】連対率0.0%
  • 角田晃一【0-1-1-16】連対率5.6%
  • 西村真幸【0-1-1-13】連対率6.7%

京都芝1600m(外) 傾向まとめ

コース傾向

1番人気の信頼度は低め、人気薄狙いなら良馬場の牡馬
逃げ・先行馬優勢、重賞では差しも届く
牝馬は馬格に連れて回収値が上がる
牝馬は内寄り優勢、重賞では1~3枠○
馬場状態問わず馬番16番以降は割引き

血統

ロードカナロア、キングカメハメハ産駒が好調
ディープインパクト産駒は重賞の牡馬、条件戦の牝馬○
穴狙いならディープブリランテ、ネオユニヴァース、ヴィクトワールピサ産駒
母父キングカメハメハの成績・回収値が抜群
母父ハンプトン系に注意

騎手・調教師

川田、ルメール騎手は条件戦では堅実
重賞ではデムーロ、武豊騎手が好成績
池添騎手は人気薄の逃げ・先行馬で注意
池江調教師は当日5番人気以内○
重賞含めると音無、中内田調教師も好調

 

京都競馬場 コースデータ

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