京都芝2400mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去5年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・馬体重データに加え、枠順・馬番は良馬場時と重馬場時に分けて分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

京都競馬場 芝2400m

コース概要

直線:403.7m

京都芝2400mは直線奥のポケットからのスタート。2200mより最初の直線部分が200m長くなるコースです。

最初のコーナーまでは距離があるため隊列はすんなり決まりやすく、序盤のペースも落ち着きやすいのが特徴。他の外回りコースと同じように3コーナーの坂の頂上を過ぎた辺りからペースが上がります。

京都芝2400mで行われるレース

  • 京都大賞典
  • 日経新春杯
  • 烏丸S

京都芝2400m 傾向データ

京都芝2400m 人気データ

1番人気馬は勝率40%台、単回値94と人気馬の中では最も信頼でき2番人気馬も複勝率は60%台と優秀。牡馬の1~2番人気は堅実で日経新春杯・京都大賞典でも1~2番人気の優勝が目立ちます。牝馬は5番人気以下になるとあまり馬券に絡んでおらず人気馬優勢です。

京都芝2400m 脚質データ

※1勝クラス以上を集計

直線に坂が無い分展開次第で逃げ馬が残りやすいのは他の京都コースと同じですが、外回りコースなので差しも届きやすく脚質はそれほど意識する必要はありません。前半はスローになりやすいため、上がりの速さが順位に直結するコースです。

京都芝2400m 馬体重データ

※1勝クラス以上を集計

小柄な馬で好走しているのは牝馬に多く、牡馬は最低でも440kg以上は必要です。440kg以上になれば馬格による差はなくグローリーヴェイズ、ドレッドノータスのように450kg台でも重賞を勝っています。

逆に牝馬は小柄な馬の方が成績が良く、480kg未満が(5-7-10-52)、480kg以上が(0-2-2-27)。

京都芝2400m コースデータ(良馬場)

京都芝2400m 枠順・馬番データ(良馬場)

枠順

長距離戦ということで距離ロスを抑えられる1~2枠が複勝率30%台。真ん中から内寄りの成績が良く6~8枠は連対率14%前後とやや割引きです。

馬番

小頭数になることも多い条件ですが馬番14番以降は過去5年では1着無し。牡馬は10番までなら成績に差はありません。牝馬は4~8番が(6-9-6-26)と好走馬が集中していますが内の1~3番が(0-1-3-28)と成績が悪い点に注意。

京都芝2400m コースデータ(重馬場)

京都芝2400m 枠順・馬番データ(稍重~不良馬場)

枠順

道悪になると外枠の不利は解消され、複勝率では7枠・5枠が優秀。1枠は平均人気では上位ですが1着がありません。

馬番

良馬場時と同様に多頭数の外枠は勝ち切れませんが、小頭数のレースが多いのであまり気にする必要はありません。また偶数馬番・奇数馬番で複勝率は変わりませんが、奇数馬番は回収値が単複共に100を超えています。

京都芝2400m 血統データ

京都芝2400m 種牡馬データ

ディープインパクトやハーツクライ、キングカメハメハ産駒は安定していますが回収値はそれほど高くはなく、このコースで狙いたいのはハービンジャー、オルフェーヴル産駒

ハービンジャー産駒は人気馬では堅実ですが京都大賞典を11番人気で優勝したドレッドノータスなど穴馬の好走も時々あり回収値は抜群。オルフェーヴル産駒もアイアンバローズやシルヴァーソニック、メロディーレーンとステイヤータイプの馬が活躍しています。

種牡馬系統別

  • ダンジグ系(欧)【6-11-5-35】連対率29.8%
  • ディープインパクト系【22-12-15-86】連対率25.2%
  • ステイゴールド系【15-12-16-79】連対率22.1%

相性の悪い種牡馬

  • ノヴェリスト【0-0-2-8】連対率0.0%
  • ブラックタイド【2-0-1-23】連対率7.7%
  • クロフネ【0-1-2-9】連対率8.3%

京都芝2400m 母父データ

母父クロフネの成績が抜群で母父デピュティミニスター系はリピーターに注意。日経新春杯のシュペルミエールや京都大賞典で3年連続馬券に絡んだオウケンブルースリ、このコース3勝のサラトガスピリットなどがいます。

他にも米国型ノーザンダンサー系を母父に持つ馬の成績が良く、サトノダイヤモンド(母父ダンジグ系)やモズベッロ(母父ストームキャット系)など重賞でも結果を残しています。

サンデー系だと芝2200mと同じくマンハッタンカフェ、スペシャルウィーク、ディープインパクト、ダンスインザダークと2400m以上のGⅠ実績のある母父を持つ馬は複勝率が高く、フジキセキやアグネスタキオンは勝ち切れないのが特徴です。

母父系統別

  • ダンジグ系(米)【7-4-3-18】連対率34.4%
  • デピュティミニスター系【11-7-4-40】連対率29.0%
  • ストームキャット系【4-3-2-16】連対率28.0%

相性の悪い母父

  • ジャングルポケット【0-0-1-9】連対率0.0%
  • エルコンドルパサー【0-1-1-14】連対率6.3%
  • フレンチデピュティ【1-2-1-16】連対率15.0%

デピュティミニスター系は母父クロフネの成績は抜群ですが、フレンチデピュティの成績はイマイチです。

京都芝2400m 騎手・調教師データ

京都芝2400m 騎手データ

川田騎手は2018年頃から一気に成績を伸ばしグローリーヴェイズ、サトノダイヤモンドで重賞を勝つなど質も高いのが特徴。当日3番人気以内だと(11-4-8-7)複勝率は76.7%です。ルメール騎手もほぼ人気馬ですがほぼ互角の成績。

次点で武豊騎手、デムーロ騎手、池添騎手あたりが続きます。浜中騎手、松若騎手、藤岡康騎手は1着が少なく2着の多さが目立ちます。

若手では坂井騎手がドレッドノータスで京都大賞典を勝ち、松籟Sで8番人気のヴィッセンを2着に持ってくるなど回収値は高く、荻野極騎手も減量時の成績が中心ですが中穴を3着に持ってくることも。

相性の悪い騎手

  • 国分恭介【0-0-1-21】連対率0.0%
  • 太宰啓介【0-0-1-19】連対率0.0%
  • 川須栄彦【0-0-1-14】連対率0.0%

京都芝2400m 調教師データ

長い距離で強いのはやはり友道調教師。シュヴァルグランやサラトガスピリット、エタリオウなどを管理していますが近年は重賞では勝ち切れず頭で狙うなら条件戦。

重賞ではサトノダイヤモンドやラブリーデイを管理していた池江調教師、パフォーマプロミスの藤原調教師が双璧。関東では木村調教師や国枝調教師、手塚調教師と上位厩舎は安定しています。

相性の悪い調教師

  • 今野貞一【0-0-0-12】連対率0.0%
  • 村山明【0-0-2-8】連対率0.0%
  • 松永幹夫【0-1-1-8】連対率10.0%

京都芝2400m 傾向まとめ

コース傾向

軸は5番人気以内から、人気薄は2~3着までが多い
重賞では差し馬の回収値が高い
馬格の影響は小さい
内枠有利、馬番で8番より内に入った馬の成績が良い
稍重以上だと馬番で2~5番の成績が大きく上がる

血統

ディープインパクト、キングカメハメハ産駒が好成績
近年はハービンジャー産駒が好調
母父サンデーサイレンス、トニービンは安定
クロフネなど母父デピュティミニスター系ののリピーターに注意

騎手・調教師

ルメール・川田・武豊・池添騎手が好成績
幸騎手は2~3着が多い
友道・藤原調教師が好成績
重賞なら池江・矢作・音無調教師

 

京都競馬場 コースデータ

芝1200m 芝1400m内 芝1400m外 芝1600m内 芝1600m外 芝1800m 芝2000m 芝2200m 芝2400m 芝3000m 芝3200m ダ1200m ダ1400m ダ1800m ダ1900m

全競馬場コースデータ

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