京都芝3200mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去10年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・枠順・馬体重などのデータを分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

京都競馬場 芝3200m

コース概要

直線:403.7m

京都芝3200mは天皇賞・春でのみ使用されるコースです。菊花賞はスタートから上り坂ですが天皇賞・春ではスタートはほぼ平坦となっています。

長距離、また4角の角度が急な外回りコースなので人気薄はどちらかと言えば真ん中から内寄りに好走馬が多いのが特徴です。

京都芝3200mで行われるレース

  • 天皇賞・春

京都芝3200m 傾向データ

京都芝3200m 人気データ

2017年のキタサンブラック以降は4年連続で1番人気馬が馬券に絡んでいますが、その前の1番人気馬の優勝は2006年ディープインパクトまで遡り、過去10年で見ると1~4番人気の複勝率はほぼ横並びです。

京都芝3200m 脚質データ

先行・差しが中心ですが2年連続で1番人気で敗れたキズナのように4コーナー10番手以下だと最速の上がりを使っても届きません。

4コーナーの通過順が8番手以下になると近年ではレインボーラインくらいしか優勝がなく、中団待機でもコーナーで前を捉えられる位置まで押し上げていく必要があります。

京都芝3200m 馬体重データ

馬体重による有利不利はほぼありません。以前はある程度馬格のある馬が好走していましたが、近年はカレンミロティックやフェイムゲーム、スティッフェリオなど459kg以下の馬が好走しており、2018年も452kgのレインボーラインが優勝しています。

京都芝3200m コースデータ

京都芝3200m 枠順・馬番データ

枠順

以前は内枠が非常に有利でしたが近年は当日3番人気以内の人気馬は枠順不問。当日4番人気以下は1~4枠が(3-3-5-51)、5~8枠が(0-2-2-60)と内枠優勢です。

馬番

1枠1番はビートブラックが回収値を上げていますが、1~3番に入った馬は人気より着順を大きく上げることが多いのが特徴。6番人気以下の好走は8番より内に多く、2019年に3着に入ったパフォーマプロミスも6枠でしたが馬番は8番でした。

京都芝3200m 血統データ

京都芝3200m 種牡馬データ

フェノーメノ、ゴールドシップ、レインボーラインで4勝を挙げているステイゴールド、1着は無いもののカレンミロティックやフェイムゲーム、シュヴァルグランなどで2~3着が多いハーツクライ産駒が複勝率では優秀。

ディープインパクト産駒は菊花賞同様このレースは苦手としていましたが、2019~2020年はフィエールマンが連覇するなど晩年の産駒は長距離を走れる産駒も増えています。

ミスプロ系全体では(0-1-0-28)と相性が悪く、唯一2着に入ったのはキングズベスト産駒のエイシンフラッシュ。ロベルト系やノーザンダンサー系も過去10年では3着以内はありません。

相性の悪い種牡馬

  • キングカメハメハ【0-0-0-15】連対率0.0%
  • ネオユニヴァース【0-0-0-6】連対率0.0%
  • アドマイヤドン【0-0-0-6】連対率0.0%

京都芝3200m 母父データ

1頭の成績次第なところが大きいのですが母父ニジンスキー系のフィエールマン、ダンジグ系のフェノーメノと母父ノーザンダンサー系の勝率が高めです。

母父ミスプロ系はシュヴァルグランが3年連続で好走していますが、他にもタンタアレグリア、トーセンカンビーナなど5着前後には入ることが多く人気薄でも注意。

また菊花賞同様にノーザンダンサーのクロスはプラス材料で、天皇賞・春ではヘイルトゥリーズンのクロス持ちも良く走っています。血統表で強調できるのはディクタス、トニービン、凱旋門賞馬。ただしトニービンだけは母父としては振るいません。

過去10年では母父サンデー系は(0-0-0-30)でユーキャンスマイル、キセキと人気馬も敗れています。

相性の悪い母父

  • サンデーサイレンス【0-0-0-17】連対率0.0%
  • ダンスインザダーク【0-0-0-9】連対率0.0%
  • エリシオ【0-0-0-7】連対率0.0%

過去10年では母父サンデー系は(0-0-0-30)でユーキャンスマイル、キセキと人気馬も敗れています。

ただしステイゴールド、ディープインパクト、ハーツクライと2010年代に強かった種牡馬が全て引退。母父にこれらの系統を持つ馬も増えてきているので、母父にサンデー系を持つ馬が今後活躍し始めるかもしれません。

京都芝3200m 騎手・調教師データ

京都芝3200m 騎手データ

菊花賞と同じく武豊騎手の成績がトップ。また菊花賞に比べると関東所属騎手の成績が良いのが特徴で、関東馬もフェノーメノの連覇を含め互角以上に走っています。

相性の悪い騎手

  • 川田将雅【0-0-0-9】連対率0.0%
  • 浜中俊【0-0-0-8】連対率0.0%
  • 幸英明【0-0-0-6】連対率0.0%

菊花賞同様川田騎手の成績がイマイチですが馬質による所も大きく、川田騎手は9回中6回が9番より外に入るなど枠順にも恵まれませんでした。

京都芝3200m 調教師データ

フェノーメノの戸田調教師、キタサンブラックの清水調教師、フィエールマンの手塚調教師が連覇を達成しています。

連覇の3人と除くと友道調教師はシュヴァルグランの他にも過去にアドマイヤジュピタを管理しており長距離は得意。藤原調教師も1着こそありませんがトーセンラー、パフォーマプロミスで馬券に絡んでいます。

相性の悪い調教師

  • 池江泰寿【0-1-1-11】連対率7.7%

池江調教師は菊花賞の成績は良いのですが、このレースではオルフェーヴルやトゥザグローリーなど人気で飛ぶことが多め。

京都芝3200m 傾向まとめ

コース傾向

1番人気馬は近年好調、基本的には人気馬優勢
4角後方は届かず、4角7番手以内が目安
小柄な穴馬に注意
人気馬は枠順不問、4番人気以下は1~4枠○

血統

サンデーサイレンス系が圧倒的、他系統は割引き
ステイゴールド、ディープインパクト、ハーツクライ産駒○
ノーザンダンサー、ヘイルトゥリーズンのクロス持ち○
血統表にディクタス、トニービン、凱旋門賞馬を持つ馬はプラス

騎手・調教師

武豊、ルメール騎手は安定
菊花賞よりも関東馬・関東所属騎手が活躍
友道調教師の信頼度が高い

 

京都競馬場 コースデータ

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