中山ダート2400mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去10年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・馬体重データに加え、枠順・馬番は良馬場時と重馬場時に分けて分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

中山競馬場 ダート2400m

コース概要

直線:308m

中山ダート2400mは向こう正面のストレートからのスタート。高低差が激しいコースで距離以上のスタミナが問われる消耗戦になります。コーナーを回る回数も多いため好位につけられる先行馬が有利なコースです。

中山ダート2400mで行われるレース

  • 成田特別
  • 香取特別
  • 松戸特別

中山ダート2400m 傾向データ

中山ダート2400m 人気データ

1番人気の方が勝率が高いものの、連対率や複勝率は2番人気と変わらないので回収値では2番人気が上。また3~5番人気も成績はほぼ横並びです。

6番人気以下になると成績や回収値が不安定になるため、軸は5番人気以内がお勧め。また牝馬も時々人気になりますが、基本的には割引き。

中山ダート2400m 脚質データ

※1勝クラス以上を集計

ダートの長距離戦で4角は全馬バテているため脚質という見方はあまり当てはまりませんが、前半は中団以下で後半押し上げていく馬も多く見られます。

4角先頭の馬が連対率45%と直線を向く頃には大勢決している事も多く、脚質よりも折り合いが重要。

中山ダート2400m 馬体重データ

※1勝クラス以上を集計

460kg未満の小柄な馬は勝ち切れませんが、馬格がある馬が有利という訳でもなく最も成績が安定しているのは460~479kg。

またこのコースを使う牝馬は多くありませんが、牝馬は480kg未満で(0-1-1-41)、480kg以上で(3-1-5-41)なので牝馬は馬格がある馬を重視。

中山ダート2400m コースデータ(良馬場)

中山ダート2400m 枠順・馬番データ(良馬場)

枠順

良馬場時は外の6~7枠の勝率が12%台と目立ちますが、小頭数になることも多く2桁馬番になると全体的な成績は落ちます。人気より好走しやすいのは4枠で複勝率は32.2%。

馬番

馬番では偶数馬番の複勝率が26.1%で単複共に回収値も優秀で4番、6番、8番、10番が複勝率30%前後と好成績。奇数馬番は複勝率20%、単回値も60弱とやや割引きです。また枠順では7~8枠の勝率が高く出ていましたが、馬番12番以降は成績が不安定になります。

中山ダート2400m コースデータ(重馬場)

中山ダート2400m 枠順・馬番データ(稍重~不良馬場)

枠順

レース数が少ないため数字のブレはありますが、外の7~8枠が複勝率30%超え。ただこの2枠は人気馬がやや多かった影響もあります。1枠は勝率は高いものの若干人気より着順を落とすことが多いのが特徴です。

馬番

馬番では8番の複勝率が38%と目立ちます。勝率・連対率は偶数馬番の成績が良いものの複勝率は変わりません。

中山ダート2400m 血統データ

中山ダート2400m 種牡馬データ

キングカメハメハ、ロージズインメイ、ステイゴールドあたりが得意としていますが、出走数は少ないながら圧倒的な成績を残しているのがサマーバード産駒で複勝率は81.8%と断トツの成績。

サマーバードはストームバードのクロスを持ちますが、ストームバード産駒のカリズマティックもこのコースを得意としていました。ストームバードの血を持つ馬に注意してみてもいいかもしれません。

他ではキングヘイローなどリファール系も成績・回収値は抜群です。またフリオーソが(1-3-1-4)、スクリーンヒーローも(1-2-1-3)とロベルト系は全体的に成績が良く、ステイゴールド系もナカヤマフェスタが(0-6-3-5)、ドリームジャーニーが(1-1-1-3)と好相性。

種牡馬系統別

  • ステイゴールド系【6-11-8-38】連対率27.0%
  • リファール系【5-6-3-27】連対率26.8%
  • ミスタープロスペクター系【11-12-4-77】連対率22.1%

相性の悪い種牡馬

  • ネオユニヴァース【1-0-1-17】連対率5.3%
  • ジャングルポケット【2-0-2-19】連対率8.7%
  • メイショウサムソン【2-0-4-17】連対率8.7%

他ではルーラーシップ産駒は(0-4-0-16)、ハーツクライ産駒は(3-2-2-25)で共に人気より着順を落とすことが多いのが特徴です。

中山ダート2400m 母父データ

母父サンデーサイレンスは出走数が多い割に回収値は素晴らしく、このコースでは抑え必須。ブライアンズタイムは単回値は低めですが複回値は高く、サドラーズウェルズやクロフネも好成績。

母父系統別

  • キングマンボ系【5-7-6-29】連対率25.5%
  • ノーザンテースト系【4-2-2-17】連対率24.0%
  • サンデーサイレンス系【24-27-13-189】連対率20.2%

相性の悪い母父

  • ダンシングブレーヴ【0-0-1-13】連対率0.0%
  • フレンチデピュティ【0-0-1-12】連対率0.0%
  • トニービン【0-1-1-22】連対率4.2%

サンデーサイレンス、ダンスインザダーク以外のサンデー系はあまり強調できません。

中山ダート2400m 騎手・調教師データ

中山ダート2400m 騎手データ

横山典騎手は複勝率53.8%と断トツの成績。柴田大騎手や石橋騎手は人気以上の着順に持ってくることが多く人気薄でも期待できます。若手では武藤騎手は人気サイドでの成績は安定しています。勝浦騎手は(1-5-2-10)と勝率は低いものの複勝率・複回値は高め。

逆に人気の割に着順を落としやすいのは戸崎騎手や内田騎手。この辺りは馬質というよりは騎手人気しやすい影響もありそうです。

相性の悪い騎手

  • 石川裕紀人【0-1-1-22】連対率4.2%
  • 大野拓弥【2-1-4-49】連対率5.4%
  • 武士沢友治【1-1-2-28】連対率6.3%

中山ダート2400m 調教師データ

関西所属ながら森調教師はこのコースの出走数が関東の調教師並に多く成績もまずまず。他にも本田調教師や松永幹調教師など関西馬は全体的に成績が良く、ある程度勝算がある場合が多いと思われます。

関東では高柳調教師、戸田調教師、中館調教師あたりが好調。菊川調教師は回収値が非常に高く、8番人気のミラクルヒッターで1着、12番人気のハヤブサライデンで2着など3着以内6回中8番人気以下が4回と穴で狙えます。

相性の悪い調教師

  • 古賀慎明【0-1-2-13】連対率6.3%
  • 水野貴広【1-0-0-11】連対率8.3%
  • 鈴木伸尋【0-2-0-15】連対率11.8%

中山ダート2400m 傾向まとめ

コース傾向

1~2番人気どちらかが軸候補、3~5番人気は横並び
480kg未満の牝馬は割引き
良馬場時は4枠が人気より好走しやすく、偶数馬番の成績が良い
稍重以上だと7~8枠の複勝率が30%台

血統

キングカメハメハ、ロージズインメイ、ステイゴールド産駒は安定
リファール系、ステイゴールド系、ロベルト系○
サマーバード産駒などのストームバード持ち○
母父サンデーサイレンスは抑え必須

騎手・調教師

横山典、柴田大、石橋騎手が好成績
若手では武藤騎手は人気馬で安定
森、本田調教師など関西馬の複勝率が高め
関東では高柳、戸田、中館調教師が好調
菊川調教師は人気薄での好走が多く、穴で注意

 

中山競馬場 コースデータ

芝1200m 芝1600m 芝1800m 芝2000m 芝2200m 芝2500m 芝3600m ダ1200m ダ1800m ダ2400m

全競馬場コースデータ

東京競馬場 中山競馬場 阪神競馬場 京都競馬場 中京競馬場 新潟競馬場 福島競馬場 小倉競馬場 札幌競馬場 函館競馬場

テキストのコピーはできません。