新潟ダート1200mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去10年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・馬体重データに加え、枠順・馬番は良馬場時と重馬場時に分けて分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

新潟競馬場 ダート1200m

コース概要

直線:353.9m

新潟ダート1000mは芝スタートになり、3コーナーまでの直線は525m。芝スタートになるため外枠に入った馬の成績が良く、スタートからゴールまでほぼ平坦になっているため逃げ・先行馬が有利なコースです。

新潟ダート1200mで行われるレース

  • NST賞
  • 北陸S
  • 越後S

新潟ダート1200m 傾向データ

新潟ダート1200m 人気データ

1番人気は成績・回収値共に平均以上の数値で信頼度は高めです。ただしクラスが上がると徐々に2~4番人気の成績がアップし、特別レースでは3番人気より4番人気の方が好成績。

全体的に上位人気馬が堅実なコースですが人気薄狙いなら馬格がある馬や外寄りに入った馬、脚質では逃げ・先行馬が狙い目です。

新潟ダート1200m 脚質データ

※1勝クラス以上を集計

直線の長さは353mと長めでJRAの競馬場では東京・中京に次ぐ長さがありますが、直線に坂がない平坦コースなので逃げ・先行馬が圧倒的に有利となっています。

特に4角先頭の馬が勝率28%、複勝率55%と優秀。ミスプロ系やエンドスウィープ系、デピュティミニスター系など米ダート血統が狙い目。

新潟ダート1200m 馬体重データ

※1勝クラス以上を集計

直線に坂が無いコースのためやや小柄な馬でも走っていますが、成績が安定するのは460kg以上。牡馬は500kg台の成績が良く、牝馬は480~499kgの成績が優秀です。

新潟ダート1200m コースデータ(良馬場)

新潟ダート1200m 枠順・馬番データ(良馬場)

枠順

芝コースからのスタートになるため、芝を長く走れる8枠の成績が頭一つ抜けています

クラスが上がると先行争いが激しくなるため内の1~2枠の連対率が低めですが、特別レースになると3枠の成績は8枠に匹敵します。

馬番

13~15番はクラスが上がっても成績は優秀です。牡馬は3~4番や8~9番の成績も良く、牝馬は13~15番以上に10番の成績が良いのが特徴。

新潟ダート1200m コースデータ(重馬場)

新潟ダート1200m 枠順・馬番データ(稍重~不良馬場)

枠順

稍重以上になると5~8枠の成績が良く1~4枠は割引きと真ん中で綺麗に分かれます。牡馬は内枠でもそれほど割り引く必要はありませんが、牝馬は外枠が完全に有利。特に牝馬の7枠は連対率18.6%で回収値も優秀です。

馬番

馬番で見ると7番より外に入った馬の成績が良く、1~6番は割引き。牝馬は大外15番の成績が悪く9~14番が狙い目です。

新潟ダート1200m 血統データ

新潟ダート1200m 種牡馬データ

エンドスウィープ系のサウスヴィグラスやスウェプトオーヴァーボード、ヌレイエフ系のファスリエフやストラヴィンスキーなど米ダート血統が強いコースです。

近年はスパイツタウン産駒が圧倒的な成績を残しており(7-4-2-11)で勝率29.2%、複勝率54.2%。またスクリーンヒーロー産駒は新潟の芝は苦手としていますがダート1200mでは(9-4-3-30)で複勝率35%と非常に得意としています。

他にはエスポワールシチー、トビーズコーナー、ケープブランコ、ヴィクトワールピサ、ベーカバドあたりも複勝率は30%以上。

種牡馬系統別

  • ヌレイエフ系【27-33-25-248】連対率18.0%
  • ヘイロー系【39-41-27-346】連対率17.7%
  • デピュティミニスター系【44-41-33-378】連対率17.1%

相性の悪い種牡馬

  • サムライハート【0-0-3-39】連対率0.0%
  • アイルハヴアナザー【1-1-4-32】連対率5.3%
  • ローエングリン【1-1-3-33】連対率5.3%

アイルハヴアナザー産駒は近年出走数が増えていますが勝ち切れません。他にはキングヘイローやエンパイアメーカー、シンボリクリスエスも勝率が低いので注意。

新潟ダート1200m 母父データ

母父ボールドルーラー系は連対率が高く、エーピーインディやボストンハーバーの成績は抜群。レッドゴッド系もラーイやマウントリヴァーモアなど相性が良いコースです。

母父ノーザンテーストは勝率が抜群ですが産駒数がかなり減ってきており、近年はストームキャット系やエンドスウィープ系が好調。

出走数が少ない所ではコロナドズクエスト、マイニング、シングスピール、ドバイデスティネーション、マキャヴェリアン、ヘネシー、スウェプトオーヴァーボード、ゴールドヘイロー、キングマンボなど。数は多くなりましたがこの辺りを見かけたら抑えておきたいです。

母父系統別

  • ボールドルーラー系【29-22-10-162】連対率22.9%
  • ストームキャット系【25-25-14-197】連対率19.2%
  • ノーザンダンサー系【20-19-15-159】連対率18.3%

相性の悪い母父

  • ジャングルポケット【0-1-1-39】連対率2.4%
  • ヘクタープロテクター【1-1-1-53】連対率3.6%
  • トニービン【3-3-1-86】連対率6.5%

他ではアグネスタキオン、マンハッタンカフェ、キングカメハメハ、シーキングザゴールドあたりも連対率は10%以下です。

新潟ダート1200m 騎手・調教師データ

新潟ダート1200m 騎手データ

関東の中堅~ベテランの成績が良く戸崎騎手や吉田隼騎手、石橋騎手、丸山騎手が好成績。減量騎手の成績も良いコースで若手も狙いやすく、近年は菊沢騎手や武藤騎手、木幡巧騎手が成績を伸ばしています。

また藤田騎手はデビューした2016年以降の4年間で区切ると勝利数は単独1位で(11-12-11-103)複勝率24.8%、単回値93という成績。若干人気しやすい面もありますが十分買える成績で、特に3~4枠と8枠の勝率が優秀です。

相性の悪い騎手

  • 西田雄一郎【5-4-8-227】連対率3.7%
  • 武士沢友治【1-5-5-139】連対率4.0%
  • 長岡禎仁【2-3-3-88】連対率5.2%

新潟ダート1200m 調教師データ

成績が目立つのは関西の西園調教師や中竹調教師、安田調教師。平場では関東馬が中心ですが特別レースでは関西馬の好走が目立ちます。

関東では根本調教師がドリームドルチェやタンジブルアセットなどのコース巧者を管理しており特別レースでは複勝率70%弱。

相性の悪い調教師

  • 加藤和宏【0-0-2-74】連対率0.0%
  • 石毛善彦【1-1-0-62】連対率3.1%
  • 高橋裕【0-3-2-68】連対率4.1%

新潟ダート1200m 傾向まとめ

コース傾向

1番人気の信頼度は高く、特別レースでは2~4番人気も安定
逃げ・先行馬有利
460kg未満は割引き
良馬場では8枠(馬番13~15番)の成績が良く、牝馬は10番の成績が良い
稍重以上では1~4枠△、5~8枠○。牝馬の大外15番は割引き

血統

父エンドスウィープ系、ヌレイエフ系など米ダート血統が強い
近年はスパイツタウン、スクリーンヒーロー産駒の成績が良い
母父ボールドルーラー系、レッドゴッド系、ストームキャット系、エンドスウィープ系○
母父キングマンボ、ヘネシー、シングスピールあたりも好調

騎手・調教師

戸崎、吉田隼、石橋、丸山騎手は安定
減量騎手の成績も良く、若手では菊沢、武藤、木幡巧騎手も好調
藤田騎手は成績・回収値共に安定。3~4枠、8枠の勝率が高い
平場では関東馬、特別レースでは関西馬の成績が良い

 

新潟競馬場 コースデータ

芝1000m 芝1200m 芝1400m 芝1600m 芝1800m 芝2000m内 芝2000m外 芝2200m 芝2400m ダ1200m ダ1800m

全競馬場コースデータ

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