新潟芝1400mの傾向と特徴|血統や枠順、馬体重別のデータ分析

過去10年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。

コースの特徴や人気・脚質・馬体重データに加え、枠順・馬番は良馬場時と重馬場時に分けて分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。

新潟競馬場 芝1400m

コース概要

直線:358.7m

新潟芝1400mはポケットからのスタートになり、内回りコースを使用。最後の直線よりもスタート後のストレートの方が長いため前半のペースが速くなりがちです。そのためクラスが上がるほど差し馬が届きやすくなります。

重賞は行われませんが朱鷺Sを勝ったワンスインナムーンやレオアクティブ、マグナーテンなどこのコースで1分20秒を切った馬は他コースの重賞でも通用します。

新潟芝1400mで行われるレース

  • 朱鷺S
  • 信越S
  • ダリア賞

新潟芝1400m 傾向データ

新潟芝1400m 人気データ

1番人気は複勝率63%と平均的な数値。6~7番人気の勝率が高く頭でも狙えますが、8番人気以下になると勝率は大きく下がります。特に牡馬は4~5番人気の11勝に対して6~7番人気は22勝を挙げています。

新潟芝1400m 脚質データ

※1勝クラス以上を集計

逃げ馬は勝つか大敗するか極端ですが成績としては非常に優秀。逃げ馬を狙うなら1着固定で点数を絞る買い方がお勧めです。逃げ馬以外は特に先行有利という訳ではなく、差しも届きます。

新潟芝1400m 馬体重データ

※1勝クラス以上を集計

500kgを超える大型馬の勝率が非常に低いのが特徴。500kg未満なら成績に差はありませんが、440kg未満の好走馬は牝馬が多く、牡馬は440~499kgが狙い目。

新潟芝1400m コースデータ(良馬場)

新潟芝1400m 枠順・馬番データ(良馬場)

枠順

1枠と6枠の成績が悪く見えますが人気を考慮すると問題なく、枠の有利不利はありません。性別で見ると牡馬は2~3枠の回収値が高く、牝馬は1~2枠、8枠と内外極端な枠の回収値が高いのが特徴。

馬番

馬番でも人気と成績で極端に差のある枠はありません。クラスが上がると3~4番や大外18番の複勝率が高めです。

新潟芝1400m コースデータ(重馬場)

新潟芝1400m 枠順・馬番データ(稍重~不良馬場)

枠順

道悪では内の1~4枠の成績が上がり、特に1~2枠は人気以上の好走が目立ち回収値も抜群。

ただし性別で特徴が異なり、牡馬は1~4枠の成績が良く5~8枠は割引きですが牝馬は2枠のみ成績が良く、1枠は複勝率8%弱と不振。3枠以降はそれほど成績の差はありません。

馬番

牡馬は内の1~4枠の成績が良く、特に1枠1番は(4-4-0-13)で連対率38%。また奇数枠の成績が良いのが特徴です。牝馬は偶数枠の成績が若干良く、牡馬ほど偏りはありません。

新潟芝1400m 血統データ

新潟芝1400m 種牡馬データ

サンデーサイレンス系は出走数も断トツですが成績は非常に良く、ダイワメジャーやディープインパクト、近年はキンシャサノキセキも好成績。

出走数が少ない所ではノヴェリストが(2-3-6-12)で複勝率50%弱、ヨハネスブルグが(4-5-5-21)で複勝率40%、リーチザクラウンやブラックタイドも複勝率は30%台です。

他のコースでは成績の良いキングマンボ系が苦手としており、キングカメハメハやロードカナロアはまずまず健闘していますが、ルーラーシップは不振。

種牡馬系統別

  • ダンジグ系【8-10-5-97】連対率15.0%
  • サンデーサイレンス系【125-112-125-1258】連対率14.6%
  • プリンスリーギフト系【9-7-5-98】連対率13.4%

相性の悪い種牡馬

  • ローエングリン【0-0-3-20】連対率0.0%
  • マツリダゴッホ【2-0-9-50】連対率3.3%
  • キングヘイロー【0-5-5-66】連対率6.6%

マツリダゴッホやキングヘイローは馬券次第では抑えられます。

新潟芝1400m 母父データ

トニービンやラーイ、アドマイヤコジーンなど母父ナスルーラ系の回収値が高いのが特徴。

クロフネやカーリアン、シングスピールといったノーザンダンサー系も成績は良く、得意不得意がはっきり分かれるコースです。

出走数の少ない母父は1頭が何度も好走するパターンが多く、新馬戦でアーモンドアイを破ったニシノウララが同コースで1年振りに勝ったようにリピーターに注意したいコースです。

母父系統別

  • カーリアン系【7-4-6-50】連対率16.4%
  • エンドスウィープ系【6-3-4-42】連対率16.4%
  • ボールドルーラー系【11-4-6-72】連対率16.1%

相性の悪い母父

  • マンハッタンカフェ【1-0-1-32】連対率2.9%
  • エルコンドルパサー【1-2-0-40】連対率7.0%
  • スペシャルウィーク【1-4-7-47】連対率8.5%

新潟芝1400m 騎手・調教師データ

新潟芝1400m 騎手データ

新潟で騎乗することは多くありませんが、福永騎手は勝率も高く3番人気以内だと勝率40%、複勝率65%と人気馬に騎乗した時は信頼できます。

デムーロ騎手も同レベルの成績を残していますが平均2.1番人気に対して平均5.2着と過剰人気になりやすいため危険。

近年は戸崎騎手の成績が非常に良く、2016年以降だと複勝率60%台。他では津村騎手や石橋騎手あたりが近年安定しています。

相性の悪い騎手

  • 宮崎北斗【0-0-2-60】連対率0.0%
  • 江田照男【0-1-3-92】連対率1.0%
  • 武士沢友治【0-1-1-74】連対率1.3%

また藤田騎手は2019年には新潟リーディングを獲得しましたが、新潟芝1400mでは(0-1-3-30)とまだ1着がありません。

新潟芝1400m 調教師データ

堀調教師は近年は出走数は多くありませんが、勝率35%と非常に優秀な成績。近年成績を伸ばしているのは斎藤調教師、鹿戸調教師、牧調教師あたり。

また関西馬が強いコースで関西馬の単回値は100超え。矢作調教師や藤原調教師、安田調教師など関西のトップトレーナーが出走させてきた時は勝ちにきています。

相性の悪い調教師

  • 蛯名利弘【0-0-1-20】連対率0.0%
  • 松永康利【0-0-1-28】連対率0.0%
  • 根本康広【0-1-1-34】連対率2.8%

新潟芝1400m 傾向まとめ

コース傾向

1番人気はまずまず、牡馬は4~5番人気より6~7番人気の成績が良い
逃げ馬は1着か4着以下が多く、差しも届く
500kg以上の大型馬が不振
良馬場では枠の有利不利は無い
道悪だと牡馬は1~4枠の成績が良く5~8枠は割引き、牝馬は2枠○

血統

ダイワメジャー、ディープインパクト産駒は安定
近年はノヴェリスト、ヨハネスブルグ産駒も好調
母父ナスルーラ系の回収値が高く、ノーザンダンサー系も好調
リピーターが多いため、好走馬の母系には注意

騎手・調教師

福永騎手の信頼度が高く、デムーロ騎手は人気馬で飛ぶことも多い
戸崎、津村、石橋騎手が近年好調
関西馬が強いコース、関西リーディング上位厩舎は信頼度高め
関東では堀、斎藤、鹿戸、牧調教師が好成績

 

新潟競馬場 コースデータ

芝1000m 芝1200m 芝1400m 芝1600m 芝1800m 芝2000m内 芝2000m外 芝2200m 芝2400m ダ1200m ダ1800m

全競馬場コースデータ

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