過去10年のコースデータから予想に役立つ傾向と特徴を紹介しています。
コースの特徴や人気・脚質・枠順・馬体重などのデータを分析しています。またこのコースを得意とする血統(種牡馬・母父)や騎手・調教師の考察も行っています。
東京競馬場 芝3400m
コース概要
直線:525.9m
東京芝3400mは年に1回、ダイヤモンドSのみが行われるコースです。向こう正面からスタートしコースを1周半、直線の坂を2回越えるなど起伏に富んだコース形態になっています。
外を回るとロスが大きいためコース取りが重要になり、折り合いをつける騎手の手腕が問われるコースです。
東京芝3400mで行われるレース
- ダイヤモンドS
東京芝3400m 傾向データ
東京芝3400m 人気データ
1番人気馬の勝率は70%と高いものの、2022年のレクセランス、2020年のタガノディアマンテと近年は不安定。ただ過去10年で1~2番人気が揃って飛んだ年はありません。
東京芝3400m 脚質データ
騎手・馬共に経験が少ない長距離戦になるため序盤はスローで流れ直線勝負になることが多く、スタミナを温存して直線一気というパターンが多く見られます。
ミライヘノツバサ、ランフォザローゼス、グロンディオーズと近年人気薄で好走しているのも差し馬が多めです。
東京芝3400m 馬体重データ
馬体重が重すぎる馬はやや苦戦しており、500kg未満の馬の方が連対率が高め。特に500kg以上の関西馬は(0-0-4-17)と3着が多いのが特徴です。
東京芝3400m コースデータ
東京芝3400m 枠順・馬番データ
枠順
8枠の成績・回収値が断トツです。フェイムゲームやユーキャンスマイルなど以前は人気馬がキッチリ勝っていましたが、2020年16番人気1着のミライヘノツバサ、2022年11番人気2着のランフォザローゼスと近年は大穴が好走。人気問わず抑えておきたいです。
馬番
偶数馬番の複勝率が高く、当日6番人気以下は偶数馬番が(2-3-2-36)、奇数馬番が(0-0-2-47)と差があります。また大外に入った馬は(4-2-1-3)と抜群の成績。
東京芝3400m 血統データ
東京芝3400m 種牡馬データ
フェイムゲーム、アドマイヤラクティ、カフジプリンスなどハーツクライ産駒は長距離適性が高くこのコースを得意としています。
またキングカメハメハ産駒は長距離ではやや勝ち切れなかったのですが、近年はルーラーシップ産駒のグロンディオーズ、リオンディーズ産駒のテーオーロイヤルと孫世代が好走しています。
東京芝3400m 母父データ
近年はダンスインザダークやディープインパクトなど母父サンデーサイレンス系、またはノーザンダンサー系の成績が安定しています。ミスプロ系やナスルーラ系は3着止まりが多くやや割引き。
また母父アレミロードはフェイムゲーム1頭の成績ですが、長距離戦だけにセントサイモン系(リボーなど)やネヴァーベンド、またはノーザンダンサーのクロスを持つ馬には注意。
東京芝3400m 騎手・調教師データ
東京芝3400m 騎手データ
北村宏騎手が唯一2勝を挙げています。またこの時期は他国のシーズン前ということもあり短期免許を取得した海外騎手が多いのが特徴。人気馬に乗ることは多いですが全体的にキッチリ結果を残しています。
相性の悪い騎手
- 石橋脩【0-0-0-6】連対率0.0%
- 田辺裕信【0-0-0-8】連対率0.0%
田辺騎手は2018年3番人気のレジェンドセラー、2022年4番人気のアンティシペイトなど人気サイドに騎乗することもありますがほぼ2桁着順に敗れています。
東京芝3400m 調教師データ
数少ない長距離重賞のため得意不得意というデータでもありませんが、実績ということでは同じ厩舎の管理馬を見かけたら抑えてみるのもアリかと思います。
このレースで4回連対したフェイムゲームを管理する宗像調教師、異なる3頭で馬券に絡んだ堀調教師の成績が目立ちます。
東京芝3400m 傾向まとめ
コース傾向
★近年は人気薄の差し馬が好調
★500kg以上の馬は割引き
★8枠の成績が断トツ、偶数馬番○
血統
★近年はキングカメハメハの孫世代が好調
★母父サンデー系、ノーザンダンサー系は安定
★セントサイモン系、ネヴァーベンド、ノーザンダンサーのクロス持ち○
騎手・調教師
★田辺騎手は人気サイドでも苦戦
★宗像、堀調教師が実績あり
東京競馬場 コースデータ
芝1400m 芝1600m 芝1800m 芝2000m 芝2300m 芝2400m 芝2500m 芝3400m ダ1300m ダ1400m ダ1600m ダ2100m ダ2400m