フラワーカップ予想|過去の傾向とデータ分析

G3
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フラワーカップ【GⅢ】
2023/3/18(土)
中山競馬場・芝1800m

過去8年分のフラワーCのデータを軸に、過去の好走馬の血統傾向や今年の登録馬のコース適性などを踏まえて注目馬をピックアップしています。

1週前予想なので回避馬・除外馬が含まれる場合があり、また枠順や馬体重など記事公開時には予想に反映できない要素もありますのでご了承ください。

フラワーC 登録馬

登録馬

予想人気(1週前)

1番人気 ドナウパール
2番人気 ココクレーター
3番人気 ヒップホップソウル
4番人気 パルティキュリエ
5番人気 ゴールデンハインド

参考:netkeiba.com

予想オッズではエピファネイア産駒で未勝利戦を勝ち上がったばかりのドナウパールが1番人気。2番人気も同じくエピファネイア産駒のココクレーター、3番人気はフェアリーSで1番人気に推されたヒップホップソウルが推されています。

4番人気以下は東京マイルの未勝利戦を1.33.8で勝ち上がったパルティキュリエ、デイジー賞1~2着のゴールデンハインド、エミューが続きますがこの辺りまでは混戦です。

フラワーC コース&血統分析

中山芝1800mの特徴

中山芝1800mは内回りコースを使用。スタート後すぐに急坂になりコーナーまでの距離も短いため、前半のペースが極端に速くなることはあまりありません。そのためスタート後のコーナーで好位を取った馬が有利なコースです。

重賞ナビ

中山競馬場・芝1800mの予想に役立つデータや特徴をピックアップ。人気・脚質・枠順・馬番・馬体重別の成績データや、中山芝…

父系統別データ

  • ディープインパクト系【4-2-1-16】
  • キングカメハメハ系【3-1-1-11】
  • ストームキャット系【1-0-0-2】
  • サンデーサイレンス系【0-2-1-12】
  • ロベルト系【0-1-1-10】

ディープインパクト、キングカメハメハ系の勝率が高くそれぞれ後継のキズナ、ルーラーシップ産駒からも優勝馬が出ています。他は混戦ですがエピファネイア、ハービンジャー産駒は人気薄での好走もあり注意。

母父系統別データ

  • グレイソヴリン系【2-0-1-4】
  • サンデーサイレンス系【1-1-3-27】
  • デピュティミニスター系【1-0-1-4】
  • サドラーズウェルズ系【1-0-0-5】
  • ヌレイエフ系【1-0-0-1】
  • ロベルト系【0-1-1-4】

母父グレイソヴリン系は2020年12番人気1着のアブレイズ、2017年7番人気3着のドロウアカードなど人気以上の好走が目立ちます。

好走馬の血統表を見るとニジンスキーを持つ馬が比較的多く、近年では5番人気以下好走したニシノラブウインク、アブレイズ、ホウオウイクセルがニジンスキー持ち。トニービンやリファール、ヌレイエフ持ちも要注意です。

フラワーC 傾向データ①

枠順データ

枠順着度数勝率複勝率
1枠2-0-0-918.2%18.2%
2枠1-1-0-99.1%18.2%
3枠0-1-2-90.0%25.0%
4枠1-1-0-136.7%13.3%
5枠1-3-1-116.3%31.3%
6枠0-1-2-130.0%18.8%
7枠1-0-3-126.3%25.0%
8枠2-1-0-1312.5%18.8%

人気より好走しやすいのは外寄りの6~8枠で特に関西馬は外寄り優勢です。また当日3番人気以内+1~4枠は(3-2-1-7)、5~8枠は(3-2-3-3)と人気馬の信頼度が高いのも外寄りの枠。

馬番データ

  • 偶数馬番【3-2-5-45】
  • 奇数馬番【5-6-3-44】

馬番では3番が(1-1-2-4)、10番と12番が(1-0-2-5)。また奇数馬番の複勝率が高く、昨年のニシノラブウインクや2020年のアブレイズなど人気薄の好走が目立つのも奇数馬番です。

当日6番人気以下

  • 1~4枠【0-1-0-27】
  • 5~8枠【1-2-2-40】

脚質データ

脚質着度数勝率複勝率
逃げ3-0-1-437.5%50.0%
先行5-2-3-1917.2%34.5%
差し0-5-4-290.0%23.7%
追込0-1-0-370.0%2.6%

前に行った馬が強いレースで過去8年の優勝馬はいずれも1コーナーで5番手以内でした。

前走4角位置

  • 3番手以内【7-5-4-40】
  • 4番手以下【1-3-4-49】

前走4角3番手以内だった馬が非常に強く、前走4角4番手以下で好走した8頭中6頭は当日5番人気以内でした。

また前走4角3番手以内だった馬が当日4番人気以内に推されると(6-4-2-5)、そのうち前走で0.3秒差以上で勝っていると(4-0-0-0)といずれも優勝しています。有力馬ではパルティキュリエ、ゴールデンハインドが前走4角3番手以内。

前走上がり3F

  • 1~2位【6-5-3-26】
  • 3~5位【2-2-4-31】
  • 6位以下【0-1-1-31】

前走4角3番手以内+上がり2位以内だった馬が当日3番人気以内に推されると(6-2-1-0)と複勝率100%。今年の登録馬ではゴールデンハインドが前走4角3番手以内+上がり2位以内。

馬体重データ

馬体重着度数勝率複勝率
-4191-1-1-710.0%30.0%
420-4391-2-0-283.2%9.7%
440-4590-3-2-250.0%16.7%
460-4792-1-4-1310.0%35.0%
480-4992-0-1-1015.4%23.1%
500-2-1-0-622.2%33.3%

勝ち切っているのは馬格のある馬が多いものの、小柄な馬でもそれほど割り引く必要はありません。また今回プラス体重になる馬の複勝率・回収値が優秀です。

前走との馬体重差

  • +体重【2-5-3-20】
  • 増減無【1-0-1-15】
  • -体重【5-3-4-54】

フラワーC 傾向データ②

人気データ

人気着度数勝率複勝率
1番人気3-1-3-137.5%87.5%
2番人気3-2-1-237.5%75.0%
3番人気0-1-0-70.0%12.5%
4-6番人気1-1-2-204.2%16.7%
7-9番人気0-2-1-210.0%12.5%
10番人気-1-1-1-383.0%9.1%

1~2番人気馬は堅実で前走上がり2位以内だと(6-2-3-0)、上がり3位以下だと(0-1-1-3)。有力馬ではドナウパール、ココクレーター、エミュー、ゴールデンハインドが前走上がり2位以内。

ただし3番人気以下は混戦で単勝オッズ10.0~29.9倍が(0-0-1-24)なので、中途半端な人気を狙うなら思い切って大穴を狙うのもアリ。

所属データ

所属着度数勝率複勝率
美浦3-5-5-554.4%19.1%
栗東5-3-3-3311.4%25.0%
地方0-0-0-10.0%0.0%

複勝率では関西馬が若干優勢ですが、直近3年は3着以内に関東馬が2頭・関西馬が1頭という決着が続いています。

キャリアデータ

キャリア着度数勝率複勝率
1戦1-0-0-712.5%12.5%
2戦2-1-3-1410.0%30.0%
3戦3-2-0-328.1%13.5%
4戦1-2-3-96.7%40.0%
5戦0-1-2-80.0%27.3%
6戦1-1-0-810.0%20.0%
7戦-0-1-0-110.0%8.3%

人気馬はキャリア不問、当日6番人気以下はキャリア4戦以下が(1-1-0-45)、キャリア5戦以上が(0-2-2-22)とキャリア豊富な馬がやや優勢。

騎手データ

  • 継続騎乗【4-5-4-38】
  • 乗り替わり【4-3-4-51】

乗り替わりは前走1着が(4-3-2-21)、2着以下が(0-0-2-30)。

生産者データ

  • ノーザンF【2-2-3-23】
  • 社台F【0-2-1-7】
  • 社台白老F【0-2-1-7】

フラワーC 前走データ

前走クラスデータ

クラス着度数勝率複勝率
GⅠ0-1-1-30.0%40.0%
GⅡ0-0-0-00.0%0.0%
GⅢ1-1-0-224.2%8.3%
オープン0-0-0-30.0%0.0%
1勝4-4-7-308.9%33.3%
未勝利2-2-0-247.1%14.3%
新馬1-0-0-614.3%14.3%

前走オープンクラスで好走しているのは全て関東馬。前走新馬戦・未勝利戦で好走しているのは関西馬に多く、関東馬は前走1勝クラス以上が狙い目です。

主な前走

  • フェアリーS【1-1-0-5】
  • 菜の花賞【1-0-0-3】
  • つばき賞【1-0-0-2】
  • こぶし賞【1-0-0-0】
  • 阪神JF【0-1-1-3】

前走距離

  • 1400m【1-0-0-6】
  • 1600m【3-2-5-40】
  • 1800m【3-3-2-26】
  • 2000m【1-3-0-14】
  • 2200m【0-0-1-1】

前走場所

  • 東京【1-1-1-32】
  • 中山【2-3-4-27】
  • 京都【3-0-2-8】
  • 阪神【2-4-1-11】
  • 小倉【0-0-0-8】

前走人気データ

人気着度数勝率複勝率
1番人気5-2-2-1223.8%42.9%
2番人気1-0-1-108.3%16.7%
3番人気0-1-1-110.0%15.4%
4番人気0-0-1-80.0%11.1%
5番人気0-1-1-130.0%13.3%
6-9番人気2-4-2-285.6%22.2%
10番人気-0-0-0-70.0%0.0%

前走が1勝クラス以下だった馬は前走2番人気以内なら頭で狙えますが、前走3番人気以下だと2~3着までが無難。

前走1勝クラス以下

  • 1~2番人気【6-2-3-18】
  • 3~5番人気【0-2-3-23】
  • 6番人気以下【1-2-1-19】

ココクレーター、ゴールデンハインド、ドナウパール、ニシノコウフク、パルティキュリエ、マテンロウアルテが前走1勝クラス以下で2番人気以内。

前走オープンクラス

  • 5番人気以内【0-0-0-13】
  • 6番人気以下【1-2-1-15】

前走オープンクラスだった馬は下位人気だった馬の方が馬券に絡んでいます。この4頭は前走が重賞で4~7着、着差が0.9秒差以内なので前走である程度走っていれば。ディヴァージオン、パルクリチュード、ミカッテヨンデイイが前走オープンクラスで6番人気以下。

前走2000m以上

  • 4番人気以内【0-2-0-6】
  • 5番人気以下【1-1-1-9】

距離短縮組は前走人気不問。2020年のアブレイズなど大穴も走っています。

前走着順データ

着順着度数勝率複勝率
1着7-5-4-3813.0%29.6%
2着1-0-1-612.5%25.0%
3着0-0-2-50.0%28.6%
4着0-1-0-70.0%12.5%
5着0-0-0-40.0%0.0%
6-9着0-2-1-150.0%16.7%
10着-0-0-0-140.0%0.0%

2021年は前走フェアリーS2着だったホウオウイクセルが優勝しましたが、基本的に前走1着馬が非常に強いレースです。

前走1600m以下

  • 4着以内【4-1-5-20】
  • 5着以下【0-1-0-28】

前走5着以下から巻き返したのは昨年のニシノラブウインクで前走はフェアリーSで6番人気7着。クリニクラウン、ディヴァージオン、ヒップホップソウル、ミカッテヨンデイイが前走1600m以下で5着以下。

関西馬

  • 1着【5-3-0-19】
  • 2着以下【0-0-3-12】

関西馬は1勝クラス以下だった馬が中心なので、前走2着以下は割引き。ドナウパールが前走1着の関西馬。

前走タイム差(1勝クラス以下・1着)

  • 0.6秒差以上【0-0-0-2】
  • 0.3~0.5秒差【4-0-0-4】
  • 0.1~0.2秒差【2-3-2-21】
  • タイム差無し【1-2-2-10】

フラワーC データまとめ

買いデータ

父ディープインパクト系、キングカメハメハ系
ニジンスキー、トニービン、リファール、ヌレイエフ持ち
当日3番人気以内+5~8枠
逃げ・先行馬(特に当日4番人気以内+前走4角3番手以内)
当日3番人気以内+前走4角3番手以内で上がり2位以内
前走1勝クラス以下で1着だった関西馬

消しデータ

当日6番人気以下+1~4枠
追い込み馬
単勝オッズ10.0~29.9倍
当日6番人気以下+キャリア4戦以下
乗り替わり+前走2着以下
前走1600m以下で5着以下

フラワーC 予想

1週前の登録時点での予想です
◎ドナウパール
▲エミュー
○ココクレーター
△ゴールデンハインド
△マテンロウアルテ
△マイレーヌ

ドナウパールは前走福永騎手なので乗り替わりになりますが前走1着なので問題無し。前走1勝クラス以下で勝っている関西馬であること、0.4秒差で勝っていることなど前走関連のデータは悪くなく、エピファネイア産駒に母系にリファールを持つ点など血統も○。予想オッズ通り人気に推された場合は特に嫌う理由はありません。

エミューはこのレースでは人気薄でも期待できるハービンジャー産駒。差しタイプな分割引きですが中山で2勝を挙げており、傾向からは関東馬なので前走1勝クラスになる点などローテ的な割引き要素は少なめです。

ココクレーターは前走未勝利戦の関東馬というのは割引きですが、木村厩舎の管理馬でルメール騎手の継続騎乗想定。エピファネイア産駒で母系にリファール持ちと血統的にはドナウパールに近く、4角4番手から上がり2位と内容やラップもまずまず。

ゴールデンハインドはデイジー賞で1番人気2着、内容も4角3番手以内+上がり2位と好走条件はクリア。馬格もあるのは好材料。ただデイジー賞、芙蓉Sと前半かなりのスローで時計的にはあまり評価できません。

他ではコースの牝馬戦では穴で期待できるルーラーシップ産駒のマテンロウアルテ、ニジンスキーを2本持ち白菊賞3着やフェアリーSでもある程度前で粘れていたマイレーヌ

テキストのコピーはできません。