スプリンターズS2019予想|過去10年の傾向とデータ分析

2019年9月29日(日)
スプリンターズステークス(GⅠ)
中山競馬場・芝1200m

新潟で行われた2014年を除く、過去10年分のデータ分析と予想です。
※2週前予想なので回避馬が含まれる場合があります。

秋のGⅠ開幕戦となるスプリンターズS。春のスプリント王ミスターメロディやスプリント重賞3勝のダノンスマッシュ、セントウルSをレコード勝ちのタワーオブロンドンと現在のスプリント路線の主役が揃いました。

また今年の桜花賞馬グランアレグリア、昨年のマイルCSを勝ったステルヴィオが参戦。他にもイベリス、ディアンドルなど有力3歳馬や古豪セイウンコウセイ、ダイメイプリンセスなど多彩なメンバーが揃いました。

スプリンターズSの傾向
  • 近年は真ん中から内寄りが優勢
  • 乗り替わりは3着までが多い
  • 500kg越えの大型馬は不振

それでは2019年スプリンターズSのデータ分析を行なっていきます。

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スプリンターズS 登録馬

人気はかなり割れそうですが、前走を勝っているダノンスマッシュ、タワーオブロンドンが近走の安定感から人気の中心になりそうです。

以下桜花賞で圧倒的なスピードを見せつけたグランアレグリア、一叩きされた高松宮記念の覇者ミスターメロディ、中山巧者のモズスーパーフレア、まだ底を見せていないディアンドルなどが続きますが、枠順や調教次第でも人気は変わりそうです。

※ステルヴィオ、グランアレグリアは回避(9/23追記)

スプリンターズSのコース分析

中山芝1200mの特徴


中山芝1200mは外回りコースを使用。三角形のようなコース形態になっておりスタートから4コーナーまではカーブしながらの下り坂になるためペースが速くなりがちです。

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中山競馬場・芝1200mの予想に役立つデータや特徴をピックアップ。人気・脚質・枠順・馬番・馬体重別の成績データや、中山芝…

中山芝1200m 種牡馬データ


近年はエンドスウィープ系の活躍が目立ち、ファインニードルやレッドファルクスが優勝、人気薄で好走したラインスピリットやワンスインナムーンなど穴でも狙えます。今年の登録馬ではセイウンコウセイが該当。

キングマンボ系やデピュティミニスター系も相性○。ロードカナロア産駒はスプリンターズS初出走になりますが、他コースに比べ中山スプリントの成績がイマイチなのが気になります。

また昨年はラブカンプーが2着に入りましたが、ナスルーラ系は基本的には軽視。

スプリンターズS 種牡馬系統別データ

  • エンドスウィープ系【3-2-2-9】
  • キングマンボ系【2-1-0-8】
  • デピュティミニスター系【2-1-0-2】
  • サンデーサイレンス系【1-4-2-35】

主な出走馬の血統分析

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中山芝1200m 母父データ


どの系統でも複勝率では大きな差はありませんが、母父ミスプロ系は3着が多いのが特徴。近年はヘイルトゥリーズン系が好調でレッドファルクス、ストレイトガール、レッツゴードンキなどが好走しています。今年の有力馬ではディアンドル、ファンタジストが該当。

スプリンターズS 母父別系統別データ

  • サンデーサイレンス系【2-2-0-24】
  • ストームキャット系【2-0-0-0】
  • グレイソヴリン系【1-1-2-7】
  • サーゲイロード系【1-1-1-3】
  • カーリアン系【1-0-1-3】

スプリンターズSの傾向データ①

人気データ

人気 着度数 勝率 複勝率
1番人気 5-1-0-4 50.0% 60.0%
2番人気 1-4-0-5 10.0% 50.0%
3番人気 2-1-0-7 20.0% 30.0%
4-6番人気 1-1-1-27 3.3% 10.0%
7-9番人気 0-1-7-21 0.0% 27.6%
10-番人気 1-2-2-63 1.5% 7.4%

中山開催では近年1番人気馬は堅実です。過去10年で4着以下に沈んだのは外国馬2頭、前が壁のビッグアーサー、GⅠ初挑戦のアルティマトゥーレ。

また4~6番人気馬が振るわない一方で7~9番人気馬が3着7回と紐荒れが狙えるレースです。特に近年はワンスインナムーン、ソルヴェイグ、ラブカンプーなど人気薄の牝馬の好走が目立ちます。

枠順データ

枠順 着度数 勝率 複勝率
1枠 1-1-1-17 5.0% 15.0%
2枠 0-2-3-15 0.0% 25.0%
3枠 0-0-3-17 0.0% 15.0%
4枠 3-1-0-16 15.0% 20.0%
5枠 2-2-0-15 10.5% 21.1%
6枠 0-0-1-19 0.0% 5.0%
7枠 3-2-2-11 16.7% 38.9%
8枠 1-2-0-17 5.0% 15.0%

7枠の成績が目立ちますが、中山の路面改修後は真ん中から内が優勢。人気馬であれば外枠でも抑えられますが、近年の傾向から見れば10番から内に入った馬を重視したいレースです。

馬番データ

  • 偶数枠【7-4-5-62】
  • 奇数枠【3-6-5-65】

改修後の4年間では2番、4番、6番、8番と内寄りの偶数枠が複勝率50%です。

6番人気以下(過去4年)

  • 1~3枠【0-1-4-13】
  • 4~8枠【0-1-0-23】

過去10年で縛ると馬場状態の差が大きいため、路面改修後の4年間(2015~2018年)の6番人気以下の成績です。今年は中穴っぽい馬が多く人気順も直前まで入れ替わりそうですが、やはり内枠有利となっています。

また5枠から2着に入ったのは昨年のラブカンプー。この馬は夏競馬で好走していましたが11番人気という人気が示す通り、スプリンターズSでは血統やデータ的にマイナス要素が多く人気を落としていました。

脚質データ

脚質 着度数 勝率 複勝率
逃げ 1-2-1-6 10.0% 40.0%
先行 2-3-4-27 5.6% 25.0%
差し 7-5-3-49 10.9% 23.4%
追込 0-0-2-45 0.0% 4.3%

勝率が高いのは差し馬ですが、昨年2~3着のラブカンプー、ラインスピリットや一昨年3着のワンスインナムーンなど人気薄の逃げ・先行馬が残ることが多いのが特徴です。

前走4角位置(過去4年)

  • 5番手以内【0-2-3-22】
  • 6番手以下【4-2-1-25】

改修前は前走でも先行していた馬が強かったのですが、改修後は前走中団組が優勢。グランアレグリア、タワーオブロンドン、ダノンスマッシュはいずれも前走4角6番手以下です。

スプリンターズSの傾向データ②

馬齢データ

馬齢 着度数 勝率 複勝率
3歳 0-1-1-9 0.0% 18.2%
4歳 3-2-4-14 13.0% 39.1%
5歳 4-5-3-36 8.3% 25.0%
6歳 2-0-1-33 5.6% 8.3%
7歳- 1-2-1-35 2.6% 10.3%

近年は3~4歳の出走が少なく5~6歳が中心。ただ昨年は1着が5歳のファインニードル、2着が3歳のラブカンプー、3着が7歳のラインスピリットなので年齢は意識しなくても良いかと思います。

所属データ

所属 着度数 勝率 複勝率
美浦 2-3-3-39 4.3% 17.0%
栗東 7-7-7-78 7.1% 21.2%
海外 1-0-0-10 9.1% 9.1%

関西馬が強く、安田調教師はロードカナロア、カレンチャンで3勝を挙げています。

騎手データ

  • 継続騎乗【10-9-5-74】
  • 乗り替わり【0-1-5-53】

継続騎乗組が断然有利。乗り替わりで2着に入ったのは昨年のラブカンプーです。また継続騎乗+前走5番人気以下だと(0-1-1-29)という成績。

今年は有力馬の乗り替わりが多く、継続騎乗になりそうなのはセイウンコウセイ、ダノンスマッシュ、ミスターメロディ、モズスーパーフレアあたり。

生産者データ

  • ノーザンF【1-1-0-11】
  • 社台F【3-2-0-17】

ノーザンF生産馬はこのレースの出走自体多くなく、優勝したのは2008年のスリープレスナイトまで遡ります。グランアレグリア、ディアンドル、リナーテがノーザンF生産馬。

馬体重データ

馬体重 着度数 勝率 複勝率
-459 0-1-2-16 0.0% 15.8%
460-479 5-0-3-30 13.2% 21.1%
480-499 4-7-3-30 9.1% 31.8%
500-519 0-2-1-25 0.0% 10.7%
520- 1-0-1-26 3.6% 7.1%

スプリント戦ですが馬体が大きすぎず小さすぎず、460~499kgの間がベスト。有力馬で明らかにこの範囲から外れそうなのはタワーオブロンドン

前走との馬体重差

  • +体重【1-2-1-54】
  • 増減無【4-2-2-12】
  • -体重【5-5-7-58】

プラス体重の馬が不振に見えますが、近年はプラス体重でもマイナス体重でも差はありません。なぜか増減無しの馬の成績が良いのも近年の特徴。また前走時にプラス体重だった馬の複勝率が高めです。

スプリンターズSの前走データ

前走クラスデータ

前走クラス 着度数 勝率 複勝率
GⅠ 1-3-0-10 7.1% 28.6%
GⅡ 5-4-4-50 7.9% 20.6%
GⅢ 3-3-5-55 4.5% 16.7%
オープン 0-0-1-5 0.0% 16.7%
海外 1-0-0-7 12.5% 12.5%

前哨戦としてはセントウルS組が圧倒的に優勢ですが、近年は安田記念(レッドファルクス、サクラゴスペル)、ヴィクトリアマイル(レッツゴードンキ)、高松宮記念(ミッキーアイル)など春のGⅠから休み明けで挑んだ馬が良く走っています。

トライアルを使わず直行でGⅠ制覇は春のトレンドでもあり、グランアレグリア、レッツゴードンキは特に休み明けで割り引く必要はありません。

主な前走

  • セントウルS【5-4-4-49】
  • キーンランドC【1-3-4-35】
  • 安田記念【1-1-0-6】
  • 北九州記念【1-0-0-9】

前走距離

  • 1200m【9-8-8-110】
  • 1400m【0-0-1-6】
  • 1600m【1-2-1-9】

前走人気データ

人気 着度数 勝率 複勝率
1番人気 5-1-1-19 19.2% 26.9%
2番人気 0-4-4-14 0.0% 36.4%
3番人気 3-2-1-18 12.5% 25.0%
4-5番人気 1-1-1-17 5.0% 15.0%
6-9番人気 0-0-3-33 0.0% 8.3%
10-番人気 0-1-0-18 0.0% 5.3%

連対馬はほぼ前走4番人気以内に固まっています。前走10番人気以下だったのは2015年のサクラゴスペルで前走は安田記念でした。有力馬で前走5番人気以下はセイウンコウセイ、ファンタジストあたり。

前走セントウルS

  • 4番人気以内【5-3-2-24】
  • 5番人気以下【0-0-2-25】

セントウルSで4番人気以内だったのはタワーオブロンドン、ミスターメロディ、イベリス、ダイメイプリンセスの4頭。

前走キーンランドC

  • 4番人気以内【1-3-3-21】
  • 5番人気以下【0-0-1-14】

キーンランドCで4番人気以内だったのはダノンスマッシュ、リナーテの2頭。

前走着順データ

着順 着度数 勝率 複勝率
1着 4-2-3-22 12.9% 29.0%
2着 2-2-1-15 10.0% 25.0%
3着 1-2-0-7 10.0% 30.0%
4-5着 1-1-4-21 3.7% 22.2%
6-9着 0-0-2-33 0.0% 5.7%
10-着 2-2-0-28 6.3% 12.5%

基本的には前走下位からの巻き返しは難しいレースです。人気も含めると前走4番人気以内+4着以内がある程度の目安になります。

前走セントウルS

  • 5着以内【4-3-3-23】
  • 6着以下【1-0-1-26】

5着以内はタワーオブロンドン、ファンタジスト、イベリス、キングハートの4頭。またセントウルS組は
タイム差が小さいほど巻き返した例も増えますが、今年はタワーオブロンドンが2着に0.5秒差。タワーオブロンドンが前走超絶仕上げと考えれば2着以下も拾えますが、この辺りの判断が難しそうです。

またセントウルS6着以下から巻き返したのはローレルゲレイロ。この馬は同年の高松宮記念を勝っておりミスターメロディに似た部分はあります。

前走キーンランドC

  • 3着以内【1-3-2-11】
  • 4着以下【0-0-2-24】

キーンランドC3着以内はダノンスマッシュ、リナーテが該当。

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スプリンターズS 注目馬

ダノンスマッシュ

1番人気が予想され川田騎手が継続騎乗できる点は大きなプラス。前走キーンランドCは1番人気で優勝、中団から脚を伸ばす形となったのは今回に繋がる内容でした。スプリンターとしてはやや小柄な470kg台の馬体もこのレースに限れば好走馬が多い範囲。藤沢厩舎2頭に比べ関西馬というのも強みです。

キーンランドC組は過去10年でカレンチャンしか勝っていませんが、そのカレンチャンやロードカナロアを管理したのが安田調教師でこのレース3勝を挙げているので問題ないかと。不安要素としては高速中山への対応。また近年は内枠有利なので、高松宮記念のように外枠に入ってしまうと春の再現となってしまう可能性もあります。

 

モズスーパーフレア

高速中山ならコンスタントに1分7秒を出せる中山巧者。高松宮記念の大敗はそれほど問題ではなく、前走北九州記念を2番人気4着という内容はデータ的に悪くありません。騎手がコロコロ替わっていたのが前走から松若騎手の継続騎乗になりそうなのは好材料。

逃げ馬が勝ち切れないレースなのが不安ですが3着以内なら可能性は十分。逃げ馬なので内枠が欲しい所ですが、この馬はなぜか外枠に入ることが多いのが気になります。ハナを切れないと脆い所があるので枠と展開予想がカギ。あとは前走+26kgはさすがに太め残りなので本番どこまで仕上げてこれるか。

 

タワーオブロンドン

2週前はグランアレグリアを挙げていましたが、回避によりルメール騎手が継続騎乗できるようになったことでプラス評価。当初はスプリンターズS狙いのローテでなく間隔も詰まっているため前走がピークの可能性はありますが、相性の良いセントウルSで圧勝した競馬を見ると今が充実期。

他の不安要素としてはスプリント戦の割に馬格のある馬が勝ち切れない点。高速の9月中山・特殊な外回りコースが影響しているかもしれませんが、この馬自身も初の中山になるのはプラスではありません。

 

その他

ディアンドルは乗り替わりになりそうなのがマイナスですが、コース問わず過去7戦全て2着以内と底を見せておらず一発の魅力は十分。大穴ならレッツゴードンキは7歳になってもスプリント重賞で掲示板に乗る力はキープしており、人気落ちしそうな今回はオッズ的にも面白そうです。

セントウルS惨敗のミスターメロディは藤原英厩舎ということでそれほど割り引く必要はなく、春の阪急杯惨敗→高松宮記念優勝と同じ叩き仕上げ。中山はそれほど得意には見えませんが、本番では間違いなくキッチリ仕上げてくると思われます。

あとはセントウルS上位組は当然抑えが必要になりますが、近年は真ん中から内寄りに入った馬2~3着に入ることが多いため枠順次第。また大荒れとなった今年の高松宮記念からも当日の馬場状態やどこが伸びるかは重要です。

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