JRA重賞のデータ分析や種牡馬/コース別データをまとめています。

安田記念2019予想|過去10年の傾向とデータ分析

 
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毎週JRA重賞のデータ分析を行なっています。過去10年分の人気や枠順、馬体重や前走データなどを細かく分析。各競馬場のコースデータや種牡馬データもまとめています。
2019年6月2日(日)
安田記念(GⅠ)
東京競馬場・芝1600m

過去10年分のデータ分析と予想です。
※1週前予想なので回避馬が含まれる場合があります。

牝馬三冠・ジャパンC・ドバイターフとGⅠ5連勝中のアーモンドアイ、重賞連勝で朝日杯以来のGⅠ2勝目を狙うダノンプレミアムが初対決。東京5週連続GⅠの最後を締めるにふさわしいメンバーが揃いました。

安田記念の傾向
  • 偶数枠に入った馬が強い
  • 馬体重480kg以上が優勢
  • 前走から2kg以上の斤量増は割引き

それでは2019年安田記念のデータ分析を行なっていきます。

安田記念 登録馬


※タワーオブロンドンは回避予定

国内で古馬を相手にしたのはジャパンCのみでマイル路線はメンバーがガラっと変わりますが、アーモンドアイの1番人気、ダノンプレミアムの2番人気までは堅そうです。

今年はヴィクトリアマイルで1.30.5の日本レコードが出ており高速馬場への適応力が鍵になりそうですが、上位人気になりそうなのは前走レースを引っ張り5着に粘ったアエロリット、昨年3歳でマイルCSを勝ったステルヴィオあたり。

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安田記念のコース分析

東京芝1600mの特徴


スタート後直線が続くため枠順による有利不利は小さいコースです。他の競馬場ならペースが落ち着く3ハロン目辺りから下り坂になってコーナーに入るため、息が入らない流れになりがちです。

結果的に距離以上のスタミナを要求されるため逃げ馬には苦しく、中距離を得意とする馬が好走しやすい傾向にあります。

東京芝1600m 種牡馬別データ

安田記念 種牡馬系統別データ

  • サンデーサイレンス系【3-3-5-71】
  • ロベルト系【3-2-2-12】
  • サドラーズウェルズ系【2-1-0-4】
  • プリンスリーギフト系【1-2-0-2】
  • キングマンボ系【1-0-2-9】

ロベルト系はスクリーンヒーロー産駒のグァンチャーレ、サドラーズウェルズ系はフランケル産駒で昨年の覇者モズアスコット

ディープ産駒はサトノアラジン、リアルインパクトなど人気馬よりも中穴~大穴の方が走っています。今年はエントシャイデン、ケイアイノーテック、サングレーザー、ダノンプレミアムの4頭がディープ産駒。

主な出走馬の血統分析

東京芝1600m 母父データ

安田記念 母父別系統別データ

  • ストームキャット系【3-1-1-4】
  • サンデーサイレンス系【1-4-4-21】
  • ミスプロ系【1-1-1-17】
  • ダンジグ系【0-1-1-14】

抜群の成績なのが母父ストームキャット系フィアーノロマーノ、モズアスコットの2頭が母父ストームキャット系です。

ダンジグ系は過去10年ではレース相性が良くありませんが、今年のヴィクトリアマイルの1~2着馬は父か母父どちらかがダンジグ系でした。フィアーノロマーノ、ペルシアンナイトが父ダンジグ系、ロードクエストが母父ダンジグ系です。

フィアーノロマーノは血統重視の方は注目していそうですね。

安田記念の傾向データ①

人気データ

人気着度数勝率複勝率
1番人気4-1-1-440.0%60.0%
2番人気1-1-0-810.0%20.0%
3番人気0-2-2-60.0%20.0%
4番人気0-0-0-100.0%0.0%
5番人気0-2-1-70.0%30.0%
6番人気0-1-1-80.0%20.0%
7-9番人気5-1-0-2416.7%20.0%
10-番人気0-2-5-730.0%8.8%

1番人気はまずまずの成績ですが2番人気以下は混戦。特に7~9番人気馬が5勝を挙げていますが、このパターンで多いのは前走好走しているにもかかわらず評価が低い馬。

前走オープン特別だったモズアスコットやNHKマイルCだったリアルインパクトなどローテも様々ですが、クラス問わず前走好走している割に評価が上がらない馬には注意。

枠順データ

枠順着度数勝率複勝率
1枠0-2-2-150.0%21.1%
2枠2-2-2-1310.5%31.6%
3枠1-1-1-165.3%15.8%
4枠0-0-1-180.0%5.3%
5枠4-1-0-1520.0%25.0%
6枠0-2-2-160.0%20.0%
7枠2-1-1-227.7%15.4%
8枠1-1-1-253.6%10.7%

4枠は過去10年で1番人気馬が2頭、2番人気が3頭含まれますがいずれも4着以下と何故か不振。

3番人気以内の人気馬は真ん中から内寄り(4枠を除く)の枠の方が複勝率が高く、頭数にもよりますが7~8枠に入ったらややマイナス。

6番人気以下

  • 1~4枠【0-1-2-44】
  • 5~8枠【5-3-4-61】

ただし中穴以下が激走するのは外寄りの枠からの方が多く、昨年のモズアスコットは5枠、一昨年のサトノアラジン、ロゴタイプは7~8枠でした。

馬番データ

  • 偶数枠【8-6-7-63】
  • 奇数枠【2-4-3-77】

偶数枠の成績が良く、10番(3-0-1-6)、6番(2-1-1-6)あたりが好成績。

脚質データ

脚質着度数勝率複勝率
逃げ1-1-0-810.0%20.0%
先行2-2-2-285.9%17.6%
差し5-5-2-656.5%15.6%
追込2-2-6-394.1%20.4%

近年は好位につけた馬か4角10番手以下の追い込みというパターンが多いです。

今年のヴィクトリアマイルで1000mを56.1で逃げたアエロリットが上がり34.8でまとめたように、ハイペースでも前がそこそこの上がりでまとめてしまうのが東京マイルの特徴。

前走上がり3F

  • 1~2位【7-4-3-31】
  • 3~5位【1-1-4-28】
  • 6位以下【1-4-3-61】

特に前走GⅠ以外だった馬は上がり上位馬が優勢です。前走GⅠ以外で上がり2位以内だったのはインディチャンプ、エントシャイデン、ケイアイノーテック、サクラアンプルール、スマートオーディン、ロードクエストと今年は割と多めです。

安田記念の傾向データ②

馬齢データ

馬齢着度数勝率複勝率
3歳1-0-0-233.3%33.3%
4歳2-3-2-266.1%21.2%
5歳3-3-3-435.8%17.3%
6歳4-2-4-408.0%20.0%
7歳0-2-1-180.0%14.3%
8歳-0-0-0-110.0%0.0%

近年は4歳か6歳が優勢で、5歳で馬券に絡んだのは過去5年に絞ると1番人気だったモーリス、ジャスタウェイの2頭。

また昨年の安田記念は現5歳世代が1~6着までを占めていますが、昨秋以降はマイルCSのステルヴィオ、高松宮記念のミスターメロディなど現4歳世代が勢いに乗っています。

毛色データ

  • 鹿毛【8-6-1-59】
  • 栗毛【1-1-3-29】
  • 黒鹿毛【1-1-2-32】
  • 青鹿毛【0-1-3-11】
  • 芦毛【0-1-1-5】

データというよりオカルトですが、鹿毛の連対率が高いです。暑さと何か関係があるのかもしれませんが…ただ昨年は栗毛のモズアスコットが優勝、スワーヴリチャードが3着に入っています。

所属データ

所属着度数勝率複勝率
美浦5-4-3-419.4%22.6%
栗東5-6-7-835.0%17.8%
海外0-0-0-160.0%0.0%

関東馬が成績・回収値共に優勢です。関西馬は1番人気だと(3-0-1-2)ですが2~3番人気は(0-3-0-13)と飛ぶことが多いのが特徴です。レース相性が良いのは堀調教師と矢作調教師。

後ほど触れますが前走マイラーズCが勝てないレースということもあり、ダノンプレミアムにとっては嫌なデータです。

騎手データ

  • 継続騎乗【6-8-5-87】
  • 乗り替わり【4-2-5-53】

複勝率ではほぼ同じです。騎手別では川田騎手が(2-0-0-4)、田辺騎手が(1-1-1-3)。

生産者データ

  • ノーザンF【2-3-1-30】
  • 社台F【3-2-2-23】

今年は社台F生産馬の登録はありません。ノーザンF生産馬はアーモンドアイ、アエロリット、インディチャンプ、ステルヴィオ、ロジクライの5頭です。

ダノンプレミアムはケイアイF生産馬ですが、6年前に優勝したのが同じケイアイF生産馬のロードカナロアでした。

馬体重データ

馬体重着度数勝率複勝率
-4590-0-1-140.0%6.7%
460-4790-1-2-260.0%10.3%
480-4995-2-3-439.4%18.9%
500-5194-6-4-397.5%26.4%
520-5391-1-0-146.3%12.5%
540-0-0-0-40.0%0.0%

馬格が非常に重要なレースで480kg未満は割引き。前走時の馬体重ではインディチャンプ、エントシャイデン、グァンチャーレ、ステルヴィオ、ロードクエストが480kg未満。

アーモンドアイも秋華賞時は480kgでしたが基本的には470kg前後の馬体です。2000年以降480kg未満で優勝したのは2002~2004年のアドマイヤコジーン、アグネスデジタル、ツルマルボーイの3頭。

前走との馬体重差

  • +体重【3-2-1-46】
  • 増減無【1-2-3-20】
  • -体重【5-6-6-70】

前走との斤量差

  • -斤量【2-1-0-3】
  • 増減無【1-2-1-16】
  • +1.0~1.5kg【6-6-4-75】
  • +2.0~2.5kg【0-1-5-39】
  • +3.0kg~【1-0-0-4】

また安田記念は斤量58kgのため大体が前走より斤量増になりますが、2kg以上斤量が増えた馬は連対率が低め。連対したのは2015年の1着モーリス、2着ヴァンセンヌで2頭とも人気馬。ロゴタイプは2年連続で連対しましたが、2年とも前走58kgからの増減無しでした。

今回2kg以上の斤量増になるのはインディチャンプ、エントシャイデン、グァンチャーレ、サクラアンプルール、スマートオーディン、フィアーノロマーノ、ロジクライの7頭。

過去10年で3着5回とそれなりに馬券には絡んでいるので、この辺りは3連複の3列目狙いが無難です。

安田記念の前走データ

前走クラス

前走クラス着度数勝率複勝率
GⅠ3-2-1-259.7%19.4%
GⅡ2-7-9-722.2%20.0%
GⅢ2-0-0-1016.7%16.7%
オープン2-0-0-1214.3%16.7%
1600万0-0-0-10.0%0.0%
海外1-1-0-204.5%9.1%

前走オープン特別・GⅢ組が4勝を挙げています。昨年は連闘のモズアスコットが優勝したように鉄板のローテはなく、様々なローテから優勝馬が出ています。

ただ2~3着で言えばGⅡ組の京王杯SC、マイラーズC、そしてGⅡ時代を含めた大阪杯からのローテが好相性。

前走海外は香港馬が多く含まれており、国内調教馬に限ると(1-1-0-4)。連対したのはモーリスとジャスタウェイでどちらも前走で海外GⅠ勝ち、当日1番人気でした。前走ドバイターフを制したアーモンドアイは問題なさそうです。

主な前走

  • 京王杯SC【2-3-2-30】
  • ダービー卿CT【2-0-0-5】
  • ヴィクトリアマイル【1-1-0-11】
  • マイラーズC【0-1-6-35】※阪神時含む
  • 大阪杯【0-2-2-7】※GⅡ時含む

前走マイラーズCから連対したのは2010年のスーパーホーネットで当時は阪神開催でした。京都開催になってからは3着止まり。

前走距離

  • 1200m【1-0-0-7】
  • 1400m【3-3-2-34】
  • 1600m【4-4-6-79】
  • 1800m【2-1-0-7】
  • 2000m【0-2-2-10】

前走場所

  • 東京【5-4-2-48】
  • 中山【2-1-0-9】
  • 京都【1-1-4-33】
  • 阪神【0-3-4-20】

前走人気

人気着度数勝率複勝率
1番人気5-1-3-2713.9%25.0%
2番人気1-3-2-106.3%37.5%
3番人気0-1-1-170.0%10.5%
4番人気2-1-1-816.7%33.3%
5番人気0-1-1-170.0%10.5%
6-9番人気1-2-2-243.4%17.2%
10-番人気0-0-0-170.0%0.0%

前走4番人気以内が優勢です。出走数の多い2つのGⅡのうちマイラーズCは人気不問。京王杯SCは下のようになっています。

前走京王杯SC

  • 5番人気以内【2-3-2-19】
  • 6番人気以下【0-0-0-11】

前走京王杯SCから馬券になっているのは前走5番人気以内。ロジクライ、スマートオーディン、ロードクエストが残ります。

前走着順

着順着度数勝率複勝率
1着5-2-2-3212.2%22.0%
2着2-3-0-276.3%15.6%
3着1-1-3-164.8%23.8%
4着1-1-1-165.3%15.8%
5着0-0-2-100.0%16.7%
6-9着1-3-1-174.5%22.7%
10-着0-0-1-220.0%4.3%

前走好走馬が優勢です。6着以下からの巻き返しはやはり京王杯SCとマイラーズC組が中心。

前走マイラーズC

  • 2着以内【0-0-0-14】
  • 3着以下【0-1-6-21】

マイラーズC連対馬が全滅。ただ昨年はマイラーズC2着→安土城S2着を挟んで連闘のモズアスコットが優勝しています。ちなみにダノンプレミアムはワンターンの競馬を思い出させる意味でマイラーズCを使ったらしいです。

前走タイム差(2着以下)

  • 0.5秒差以内【5-6-6-72】
  • 0.6秒差以上【0-2-2-33】

前走レース問わず0.6秒以上差をつけられていると1着がありません。ケイアイノーテック、サングレーザー、ステルヴィオ、ペルシアンナイト、モズアスコットが該当。

安田記念 注目馬



アーモンドアイ

断然の1番人気が予想されますが、国内では古馬を相手にしたのはジャパンCのみ。ドバイターフは完勝したとは言えヴィブロス、ディアドラが上位に来るレース。安田記念は海外帰りのジャスタウェイが苦戦し、モーリスが敗れているレースなので過信は禁物です。

データ的には中距離実績や速い上がりを使える点などほぼ問題はなく、不安なのは馬格くらいです。展開面では前にいるアエロリット、ダノンプレミアムが目標になりますが、枠順次第で馬群を捌くのに手間取ってしまうと前を捕まえられない可能性もあります。ただ複軸としてはやはり鉄板。

 

アエロリット

ヴィクトリアマイルは5着に敗れましたがこの馬の持ち味は十分に出しており、昨年と同じローテで叩き2戦目になる今回は改めて期待。東京適性については今更言うまでもありませんが馬格や血統も○。枠順は偶数枠が欲しい所。

今回はダノンプレミアムが好位につけていると思われるので、目標にされて早めに競りかけられると厳しい展開になりそうですが、自分のペースで行ければなかなかバテない馬。後方勢の出方次第では一発の魅力は十分。

 

ステルヴィオ

昨年秋から今年にかけての短距離路線は現4歳世代が中心。前走大阪杯の大敗は割引きですが、ヴィクトリアマイルを見てもノームコア、クロコスミアと中距離実績のある馬が好走しています。

過去の好走馬を見ても毎日王冠で連対した実績は強みで馬格もそこそこ。また母父フェアリーキング系はコース相性も○。マイルCSの勝ち馬ですが近走は中距離ばかりだったので、距離短縮になる今回は面白そう。

 

その他

ダノンプレミアムは前走マイラーズCが不振というよりも、この馬自身が阪神や中京のような急坂で一気に突き放すタイプなので東京がベストかという点が気になります。ただ多少マイナス要素があってもアーモンドアイとこの馬は能力が一段上なので、地力でカバーできるか。

サングレーザーも今の東京では抑え必須のディープインパクト産駒。海外帰りの大阪杯は後方のまま終わりましたが、中距離・高速馬場での実績もあり2~3着狙い。

 

穴狙いではロジクライは今開催の東京で人気以上の好走が多いハーツクライ産駒。前走好走しつつ上位人気にならなそうな点も安田記念の穴としてはピッタリ。ここ3戦で短い距離を使われた経験がプラスに出れば。

スマートオーディンは京王杯SCは7着でしたが上位人気+4角15番手から上がり最速という内容は評価できます。外寄りの枠に入れば3着狙い。ただこの馬も含めて+2kg以上の斤量増になる馬はデータ的には3着候補です。

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