青葉賞2019予想|過去10年の傾向とデータ分析

by Goki [CC BY-SA 3.0]
2019年4月27日(土)
青葉賞(GⅡ)
東京競馬場・芝2400m

過去10年分のデータ分析と予想です。
※1週前予想なので回避馬が含まれる場合があります。

本番と同じコースですがなかなかダービー馬を輩出できないトライアル。昨年は6番人気のゴーフォザサミットが優勝し毎年適度に人気薄が好走するレースです。

青葉賞の傾向をまとめると

  • 1番人気馬は安定
  • 500万組は前走2200m以上
  • 速い上がりを使える差し馬が中心

それでは2019年青葉賞のデータ分析を行なっていきます。

青葉賞 登録馬と予想オッズ

予想オッズ
  • 3.6倍 ランフォザローゼス
  • 4.5倍 ウーリリ
  • 4.9倍 サトノラディウス
  • 7.7倍 アドマイヤスコール
  • 9.4倍 リオンリオン

前走重賞2着のランフォザローゼス、ウーリリ、弥生賞は6着に敗れましたが2400m経験のあるサトノラディウスあたりが上位人気予想。

青葉賞のコース分析

東京芝2400mの特徴


直線の坂を上りきった地点からスタートし、前半1000mは平坦~下り坂となっています。スピード、スタミナ、底力など総合力が問われるコースでレースレベルが上がるほど人気馬が好走しやすい特徴があります。

重賞ナビ

東京競馬場・芝2400mの予想に役立つデータや特徴をピックアップ。人気・脚質・枠順・馬番・馬体重別の成績データや、東京芝…

東京芝2400m 種牡馬データ


ディープインパクトをはじめサンデー系が圧倒。他系統ではシンボリクリスエス産駒が2勝を挙げています。

青葉賞 種牡馬別成績

  • ディープインパクト【3-2-5-17】
  • ハーツクライ【2-0-1-7】
  • ゼンノロブロイ【1-2-2-4】

主な出走馬の血統分析

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東京芝2400m 母父データ


特に相性が良いのが母父ストームキャット系ですが今年は該当馬無し。

母父サンデー系、ミスプロ系はあまり成績が良くなく、サドラーズウェルズ系やヌレイエフ系などノーザンダンサー系が全体的に優秀です。

青葉賞 母父別成績

  • ハイエストオナー【2-0-1-0】
  • ストームキャット【2-0-0-3】
  • マンハッタンカフェ【1-0-0-1】

青葉賞の傾向データ①

人気データ

人気着度数勝率複勝率
1番人気5-1-3-150.0%90.0%
2番人気0-1-1-80.0%20.0%
3番人気0-0-1-90.0%10.0%
4番人気1-3-1-510.0%50.0%
5番人気0-1-1-80.0%20.0%
6番人気2-0-1-720.0%30.0%
7-9番人気1-3-1-253.3%16.7%
10-番人気1-1-1-751.3%3.8%

過去10年1番人気で4着以下になったのは父スマートストライクのレッドレイヴン。2~3番人気よりも4番人気以下の方が期待できます。

枠順データ

枠順着度数勝率複勝率
1枠1-2-0-155.6%16.7%
2枠1-2-0-155.6%16.7%
3枠1-1-1-155.6%16.7%
4枠2-1-1-1510.5%21.1%
5枠2-0-4-1410.0%30.0%
6枠1-2-0-175.0%15.0%
7枠1-2-1-233.7%14.8%
8枠1-0-3-243.6%14.3%

複勝率ではやや4~5枠が高めですが、どの枠からも馬券に絡んでいます。ただし近年は内外極端な枠よりも真ん中前後の成績が良く、過去10年で12番より外から勝ったのは2009年1番人気のアプレザンレーヴ。

馬番データ

  • 偶数番号【5-5-6-67】
  • 奇数番号【5-5-4-71】

脚質データ

脚質着度数勝率複勝率
逃げ0-1-0-90.0%10.0%
先行1-2-0-283.2%9.7%
差し6-5-9-577.8%26.0%
追込2-2-1-434.2%10.4%
マクリ1-0-0-150.0%50.0%

上がりの速い馬がそのまま上位に来ることが多く、前走でも上がり3Fが上位だった馬が優勢です

前走上がり3F

  • 1位【5-4-6-37】
  • 2位【4-1-0-24】
  • 3~5位【1-3-3-37】
  • 6位以下【0-2-1-40】

前走上がり1位はカウディーリョ、ディバインフォース、トーセンカンビーナ、ピースワンパラディ。上がり2位はキタサンバルカン、タイセイモナーク、リオンリオンの3頭。

青葉賞の傾向データ②

キャリアデータ

キャリア着度数勝率複勝率
2戦0-1-2-40.0%42.9%
3戦2-1-2-256.7%16.7%
4戦4-0-3-2213.8%24.1%
5戦2-5-1-305.3%21.1%
6戦2-3-1-256.5%19.4%
7戦~0-0-1-320.0%3.0%

5番人気以内なら比較的キャリアが浅めの方が複勝率が高く、6番人気以下ならややキャリア豊富な方が複勝率が上がりますが7戦以上は基本的に消し。

アルママ、タイセイモナーク、マコトジュズマル、リオンリオンがキャリア7戦以上です。

所属データ

所属着度数勝率複勝率
美浦5-4-3-686.3%15.0%
栗東5-6-7-705.7%20.5%

関東・関西でほぼ変わらず。関東馬+当日2~3番人気は(0-0-0-10)。

生産者データ

  • ノーザンF【4-4-5-30】

ノーザンF+当日1番人気は(3-1-3-0)。今年はウーリリ、カウディーリョ、キタサンバルカン、タイセイモナーク、マコトジュズマル、ランフォザローゼス、リオンリオンの7頭がノーザンF生産馬。

騎手データ

  • 蛯名正義【3-2-0-3】
  • 内田博幸【2-1-0-7】
  • 福永祐一【0-0-2-2】

蛯名騎手は昨年6番人気のゴーフォザサミットで優勝、2013年も7番人気ヒラボクディープで勝っており中穴でも積極的に狙えます。

馬体重データ

馬体重着度数勝率複勝率
~4390-1-0-50.0%16.7%
440-4590-1-3-190.0%17.4%
460-4792-2-3-453.8%13.5%
480-4995-1-3-3910.4%18.8%
500-5192-3-1-236.9%20.7%
520-5391-2-0-611.1%33.3%
540~0-0-0-10.0%0.0%

勝ち切るにはある程度の馬格が必要で小柄な馬は2~3着まで。人気馬は基本的に馬格が増すほど好走率も上がります。

前走との馬体重差

  • +体重【6-2-1-38】
  • 増減無【1-2-0-27】
  • -体重【3-6-9-73】

青葉賞の前走データ

前走クラス

前走クラス着度数勝率複勝率
GⅠ0-0-0-20.0%0.0%
GⅡ3-2-0-2111.5%19.2%
GⅢ1-0-1-165.6%11.1%
オープン1-1-1-184.8%14.3%
500万5-7-8-685.7%22.7%
未勝利0-0-0-130.0%0.0%

1800~2000mの重賞組か、2200m以上の500万組。2000m以下の500万を使ってきた馬は(0-0-1-28)で連対がありません。

前走は中山・阪神・中京(大寒桜賞)が殆どを占め、東京や京都組は割引き。

主な前走

  • アザレア賞【3-0-2-4】
  • 弥生賞【2-1-0-6】
  • 山吹賞【1-2-1-13】
  • スプリングS【1-1-0-14】
  • 毎日杯【1-0-1-8】
  • 大寒桜賞【0-3-2-3】

前走500万

  • 10頭立て以下【3-5-6-16】
  • 11頭立て以上【2-2-2-52】

また500万組は前走頭数が10頭以下の方が成績が良いのが特徴。これはどちらかと言えば長い距離のレースの方が頭数が集まりづらいこともあるかもしれません。

前走距離

  • ~1600m【0-0-0-3】
  • 1800m【2-1-1-56】
  • 2000m【3-1-1-31】
  • 2200m【2-7-4-25】
  • 2400m【3-1-4-19】

前走人気

人気着度数勝率複勝率
1番人気4-3-6-1912.5%40.6%
2番人気4-3-2-2212.9%29.0%
3番人気0-1-1-170.0%10.5%
4番人気1-0-0-156.3%6.3%
5番人気0-0-1-100.0%9.1%
6-9番人気1-2-0-342.7%8.1%
10-番人気0-1-0-210.0%4.5%

前走重賞は上位人気馬が優勢ですが下位人気からの巻き返しもあります。前走500万は2番人気以内が中心。

前走500万

  • 2番人気以内【5-5-6-27】
  • 3番人気以下【0-2-2-41】

前走500万で2番人気以内はアドマイヤスコール、キタサンバルカン、マコトジュズマルの3頭。

前走着順

着順着度数勝率複勝率
1着5-6-7-527.1%25.7%
2着0-1-0-120.0%7.7%
3着2-1-1-1113.3%26.7%
4着0-1-1-100.0%16.7%
5着0-0-0-90.0%0.0%
6-9着3-1-1-318.3%13.9%
10-着0-0-0-130.0%0.0%

前走6~9着はほぼ重賞組。前走500万は1着馬が中心で、1番人気+1着だった馬は(4-2-5-10)と複勝率が高めです。アドマイヤスコールが該当。

前走タイム差(重賞・2着以下)

  • 0.9秒差以内【4-2-1-25】
  • 1.0秒差以上【0-0-0-13】

青葉賞 データ注目馬

注目馬① サトノラディウス

前走弥生賞は重馬場の影響もあったのか6着に敗れましたが、弥生賞で掲示板を外した馬はフェノーメノやウインバリアシオンなど青葉賞で巻き返す例も多く、レース間隔としてはまずまず。父ディープインパクト×母ダンジグ系という血統はこのレースに合っています。

 

注目馬② アドマイヤスコール

前走水仙賞で1番人気1着など、500万組で好走条件を多く満たすのがこの馬。前走はハイペースのスタミナ勝負を制し、セントポーリア賞ではキレ負け。ある程度スタミナを求められる展開の方が持ち味が生きるタイプなので展開や当日の馬場次第。

 

注目馬③ ウーリリ

キャリア2戦馬は過去10年で優勝がありませんが前走毎日杯はレース間隔的にも丁度良く、前走が休み明けで2着に好走したことを考えると前走以上を期待できます。馬格や血統も問題なく、友道厩舎は昨年の2~3着馬などこのレースとの相性も良いです。

 

有力馬ではランフォザローゼス、穴ではキタサンバルカンあたりが面白そうですが、どちらもレース間隔が空いているのが不安点。ただノーザンF生産馬なのでその辺は気にしなくていいかもしれません。

 

重賞の最終予想はコチラ


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