ニュージーランドT2019予想|過去10年の傾向とデータ分析

2019年4月6日(土)
ニュージーランドT(GⅡ)
中山競馬場・芝1600m

過去10年分のデータ分析と予想です。
阪神競馬場で行われた2011年を除く2008年からのデータになります。
※1週前予想なので回避馬が含まれる場合があります。

昨年は人気馬2頭で決まりましたが、一昨年は12番人気のジョーストリクトリが優勝するなど荒れる時は荒れる重賞。今年も抜けた馬がおらず混戦模様です。

ニュージーランドTの傾向をまとめると

  • 2~3枠が抜群の成績
  • 前走からマイナス体重の馬が強い
  • 前走重賞組が中心

それでは2019年ニュージーランドTのデータ分析を行なっていきます。

ニュージーランドT 登録馬と予想オッズ

予想オッズ
  • 3.4倍 アガラス
  • 5.0倍 メイショウショウブ
  • 6.3倍 ミッキーブラック
  • 7.7倍 ヴィッテルスバッハ
  • 8.3倍 グラナタス

重賞好走実績があるアガラス、メイショウショウブ、ミッキーブラックあたりが人気を集めそうですが、前走500万勝ちのヴィッテルスバッハ、グラナタスやジュニアC2着のカルリーノなどかなり混戦。枠順次第でも人気は変わりそうです。

ニュージーランドTのコース分析

中山芝1600mの特徴


外回りコースを使用。スタート後すぐにコーナーになるため内枠が有利なコースで、序盤は緩やかな下り坂が続くためペースも速くなりがちです。

重賞ナビ

中山競馬場・芝1600mの予想に役立つデータや特徴をピックアップ。人気・脚質・枠順・馬番・馬体重別の成績データや、中山芝…

中山芝1600m 種牡馬データ


昨年はディープインパクト産駒のワンツーでしたが、ディープ産駒は意外にも昨年が初出走で今年はディープ産駒不在。同血統のブラックタイドもレース相性が良い可能性はあります。

出走数ではサンデー系が断トツですが馬券になっている系統は幅広く、父系では特にコレといった血統はありません。コースデータではキングカメハメハ、ハービンジャー、ロードカナロアあたりが優秀。

ニュージーランドT 種牡馬別成績

  • ディープインパクト【1-1-0-1】
  • ショウナンカンプ【1-1-0-0】
  • ダイワメジャー【1-0-1-9】

主な出走馬の血統分析

重賞ナビ

種牡馬ブラックタイドの予想に役立つデータや特徴をピックアップ。ブラックタイド産駒の得意な距離やコースを芝・ダート別にまと…

重賞ナビ

種牡馬ダイワメジャーの予想に役立つデータや特徴をピックアップ。ダイワメジャー産駒の得意な距離やコースを芝・ダート別にまと…

重賞ナビ

種牡馬ルーラーシップの予想に役立つデータや特徴をピックアップ。ルーラーシップ産駒の得意な距離やコースを芝・ダート別にまと…

中山芝1600m 母父データ


このレースでとにかく強い血統が母父リファール系。実に(2-1-2-0)で複勝率100%という成績ですが今年は該当馬無し。次点ではロベルト系、ミスプロ系、ニジンスキー系、カーリアン系あたりが好相性。

また好走馬はノーザンダンサーのクロス持ちが多く、こちらも要注意。

ニュージーランドTの傾向データ①

人気データ

人気着度数勝率複勝率
1番人気4-2-0-440.0%60.0%
2番人気3-2-2-330.0%70.0%
3番人気0-1-1-80.0%20.0%
4番人気0-1-1-80.0%20.0%
5番人気0-2-1-70.0%30.0%
6番人気1-0-0-910.0%10.0%
7-9番人気1-1-3-243.4%17.2%
10-番人気1-1-2-631.5%6.0%

2番人気以内に推された馬は安定していますが、3番人気以下は人気通りに決まりません。3番人気以下は人気を見ずに決めた方がいいかもしれないです。

枠順データ

枠順着度数勝率複勝率
1枠0-0-0-160.0%0.0%
2枠2-3-4-1110.0%45.0%
3枠4-1-1-1420.0%30.0%
4枠1-1-1-175.0%15.0%
5枠0-2-1-170.0%15.0%
6枠1-1-1-175.0%15.0%
7枠1-1-0-185.0%10.0%
8枠1-1-2-165.0%20.0%

1枠が全滅、2~3枠が好枠です。特徴としては3枠は人気馬が中心、2枠は人気関係なく激走することが多いです。

馬番データ

  • 偶数番号【7-6-4-59】
  • 奇数番号【3-4-6-67】

4番が(2-2-1-5)、5番が(3-0-1-6)とこの2枠がベストポジション。

脚質データ

脚質着度数勝率複勝率
逃げ0-1-0-110.0%8.3%
先行6-2-5-2515.8%34.2%
差し4-4-3-496.7%18.3%
追込0-3-2-400.0%11.1%
マクリ0-0-0-10.0%0.0%

中山マイルのイメージ通り、先行押し切りが合っているコースです。

ニュージーランドTの傾向データ②

キャリアデータ

キャリア着度数勝率複勝率
2戦1-0-1-225.0%50.0%
3戦2-0-0-1412.5%12.5%
4戦0-3-0-200.0%13.0%
5戦1-4-0-155.0%25.0%
6戦4-1-4-2611.4%25.7%
7戦0-0-2-140.0%0.0%
8戦1-2-3-203.8%23.1%
9戦~1-0-0-150.0%6.3%

比較的キャリア豊富な馬が強くキャリア4戦以下は人気サイド中心。昨年はキャリア2戦のデルタバローズが9番人気で3着に入りましたが、この時は2枠2番という好枠。

また過去3走以内で重賞に出走し5着以内の経験があった馬は比較的安定しています。6着以下しか無い馬は割引きで、それなら重賞未出走馬の方が狙い。

過去3走以内で重賞5着以内があるのはアガラス、コスモカレンドゥラ、ミッキーブラック、メイショウショウブの4頭です。

所属データ

所属着度数勝率複勝率
美浦3-4-5-783.3%13.3%
栗東7-6-5-4810.6%27.3%

関東馬の出走が多いですが馬券になっているのは関西馬。関西馬+当日2番人気以内は(5-2-1-3)、関東馬+当日2番人気以内は(2-2-1-4)。信頼度も関西馬の方が上です。

騎手データ

  • 横山典弘【2-1-0-3】
  • 池添謙一【1-1-0-0】
  • 松山弘平【1-0-1-1】

騎手は継続騎乗の方が成績が良いです。

馬体重データ

馬体重着度数勝率複勝率
~4390-0-1-100.0%9.1%
440-4590-1-3-340.0%10.5%
460-4793-7-3-385.9%25.5%
480-4994-0-1-2712.5%15.6%
500-5192-1-2-914.3%35.7%
520-5391-1-0-711.1%22.2%
540~0-0-0-10.0%0.0%

460kg以上の馬が中心です。近年は460~499kgの馬がよく馬券になっていますが、軽量馬・大型馬共に穴が時々来るのが悩ましい所。

前走との馬体重差

  • +体重【0-2-3-40】
  • 増減無【1-2-3-21】
  • -体重【9-6-4-65】

また当日の馬体重が前走からプラスになっている馬は過去10年で1着がありません。昨年は1~2番人気で決まりましたが、どちらもマイナス12kgでした。

ニュージーランドTの前走データ

前走クラス

前走クラス着度数勝率複勝率
GⅠ0-0-0-20.0%0.0%
GⅡ2-1-1-179.5%19.0%
GⅢ6-3-7-538.7%23.2%
オープン0-1-1-140.0%12.5%
500万2-5-1-394.3%17.0%

過去5年ではGⅢ組が(5-2-4-24)、500万組が(0-3-0-23)と1、3着が重賞組から、2着が500万組からという組み合わせが多いのが特徴です。

ただ最も相性の良いファルコンS組が今年は不在のため、前走クラスはあまりアテになりません。

主な前走

  • ファルコンS【3-1-4-27】
  • スプリングS【2-0-1-11】
  • シンザン記念【1-0-0-2】
  • きさらぎ賞【1-0-0-1】

前走距離

  • 1200m【0-1-2-14】
  • 1400m【3-3-3-42】
  • 1600m【4-4-3-44】
  • 1800m【3-1-1-22】
  • 2000m【0-1-1-4】

前走場所

  • 東京【0-2-0-17】
  • 中山【3-3-4-43】
  • 中京【3-2-4-32】
  • 京都【3-0-0-4】
  • 阪神【1-3-2-30】

前走人気

人気着度数勝率複勝率
1番人気2-2-0-1610.0%20.0%
2番人気2-2-2-1310.5%31.6%
3番人気2-1-1-1014.3%28.6%
4番人気2-0-2-247.1%14.3%
5番人気1-1-2-107.1%28.6%
6-9番人気1-4-3-243.1%25.0%
10-番人気0-0-0-00.0%0.0%

前走重賞は10番人気以下で(0-0-0-27)ですが、上位人気馬がそれほど強いということもありません。前走500万は2番人気以内がほぼ必須

500万組ではカルリーノのみが2番人気以内でグラナタス、ダイシンインディー、ホープフルサイン、ヴィッテルスバッハは3番人気以下でした。

前走500万

  • 2番人気以内【2-4-1-17】
  • 3番人気以下【0-1-0-22】

前走着順

着順着度数勝率複勝率
1着3-5-3-465.3%19.3%
2着1-2-2-78.3%41.7%
3着1-1-1-89.1%27.3%
4着2-1-3-715.4%46.2%
5着1-0-0-614.3%14.3%
6-9着2-1-0-247.4%11.1%
10-着0-0-1-280.0%0.0%

前走1着馬は500万組が多いため複勝率は低めで、前走2着馬につけたタイム差である程度絞り込めます。前走重賞で5着以内だった馬は安定していますが今年は該当馬無し。

前走タイム差(500万・1着)

  • タイム差無し【0-0-0-16】
  • 0.1秒差以上【2-4-1-18】

前走ダート500万のダイシンインディーのみが0.1秒差で勝っています。それ以外の500万1着組はタイム差無しなので過去の傾向からは割引き。

前走重賞

  • 5着以内【7-3-7-26】
  • 6着以下【2-1-1-46】

今年の重賞組は全馬6着以下です。

ニュージーランドT データ注目馬

注目馬① ミッキーブラック

2000mを続けて使われてきましたが成績は頭打ち。初のマイルですが血統からは問題なく、先週のダービー卿CTでも1~2着馬は父か母父どちらかがダンジグ系でした。今年は前走内容から買える馬が少なく、近走の重賞実績や関西馬であることを重要視しました。

 

注目馬② カルリーノ

連闘がネックですがこのレースではキャリア豊富な馬が好走することがあり、この馬自身ジュニアC2着など中山マイル経験も豊富。サンデー系×プリンスリーギフト系はコース相性も良く、今年は3頭が該当しますがその中でも父として(1-1-0-0)のショウナンカンプを母父に持つ点を評価。

 

注目馬③ アンクルテイオウ

ミッキーブラック同様に中距離からの距離短縮。ハービンジャー×ディープはハッピーアワーと同じ配合で、このレースに強いリファールとノーザンダンサーのクロスを持つ点がプラス。ハービンジャー産駒は中山の勝率も高く内枠に入れば面白い1頭。

 

前走内容から強調できる馬が少なく枠順次第で予想も大きく変わりそうですが、アガラス、メイショウショウブも戦ってきた相手を考えると能力はやはり上位。

 

重賞の最終予想はコチラ


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