スプリングS2019予想|過去10年の傾向とデータ分析

2019年3月17日(日)
スプリングステークス(GⅡ)
中山競馬場・芝1800m

過去10年分のデータ分析と予想です。
阪神競馬場で行われた2011年を除く2008年からのデータになります。
※1週前予想なので回避馬が含まれる場合があります。

朝日杯上位組からファンタジスト、クリノガウディーが登録していますが年明けの3歳重賞ではアドマイヤマーズをはじめ2歳時の実績馬が悉く敗れており、波乱となる可能性も高そうです。

スプリングSの傾向をまとめると

  • 人気サイド中心・1番人気は堅実
  • 前走4角4番手以内が優勢
  • 前走2着以内が強い

それでは2019年スプリングSのデータ分析を行なっていきます。

スプリングS 登録馬と予想オッズ

予想オッズ
  • 3.6倍 ファンタジスト
  • 3.9倍 クリノガウディー
  • 5.4倍 ロジャーバローズ
  • 7.7倍 シークレットラン
  • 8.9倍 ヒシイグアス

朝日杯組の2頭が人気を集めそうですが、ファンタジストは初の1800m、クリノガウディーも東スポ杯7着と距離不安説もあります。中距離を使われてきたロジャーバローズ、シークレットランあたりが続く人気か。

スプリングSのコース分析

中山芝1800mの特徴


内回りコースを使用。スタート後すぐに急坂になりコーナーまでの距離も短いため前半のペースが極端に速くなることは滅多にありません。そのためスタート後のコーナーで好位を取った馬が有利で内枠の先行馬が活躍しています。

重賞ナビ

中山競馬場・芝1800mの予想に役立つデータや特徴をピックアップ。人気・脚質・枠順・馬番・馬体重別の成績データや、中山芝…

中山芝1800m 種牡馬データ


サンデー系は(6-8-5-54)と出走数も多いですが成績も安定しています。キングマンボ系は昨年ロードカナロア産駒のステルヴィオが1着。キングカメハメハ産駒は3着3回ですが複勝率は高め。

スプリングS 種牡馬別成績

  • ディープインパクト【1-2-1-8】
  • マツリダゴッホ【0-1-1-1】
  • キングカメハメハ【0-0-3-5】

主な出走馬の血統分析

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中山芝1800m 母父データ


グレイソヴリン系などの母父ナスルーラ系が好成績ですが今年は不在。他系統はそれほど差はありませんが近年は母父ミスプロ系がよく馬券に絡んでおり、エポカドーロやマウントロブソンがこの系統。

スプリングS 母父別成績

  • サンデーサイレンス【2-0-1-14】
  • ストームキャット【0-2-0-2】
  • フレンチデピュティ【0-1-1-3】

スプリングSの傾向データ①

人気データ

人気着度数勝率複勝率
1番人気3-3-3-130.0%90.0%
2番人気1-1-2-610.0%40.0%
3番人気2-2-0-620.0%40.0%
4番人気1-0-1-810.0%20.0%
5番人気2-1-0-720.0%30.0%
6番人気1-0-2-710.0%30.0%
7-9番人気0-1-0-280.0%3.4%
10-番人気0-2-2-450.0%8.2%

1番人気の複勝率は90%と非常に高いのですが過去10年で3勝と勝率はイマイチ。過去には10番人気前後の穴馬も馬券に絡んでいますが、過去5年の馬券内15頭は全て当日6番人気以内です。

枠順データ

枠順着度数勝率複勝率
1枠2-1-1-915.4%30.8%
2枠2-1-1-1113.3%26.7%
3枠2-1-1-1212.5%25.0%
4枠0-3-0-140.0%17.6%
5枠0-1-1-160.0%11.1%
6枠2-2-3-1310.0%35.0%
7枠0-1-0-190.0%5.0%
8枠2-0-3-1410.5%26.3%

内寄りの枠が良さそうに見えますが、過去4年は2~3枠からの3着以内は無し。2018年2番人気のルーカスや2015年3番人気のベルーフなど人気馬もいましたが4着以下に敗れています。

馬番データ

  • 偶数番号【5-6-7-48】
  • 奇数番号【5-4-3-60】

馬番では2番(1-2-1-6)、10番(1-0-3-6)あたりの複勝率が高めですがそれ以外は特に目立つほどではありません。

脚質データ

脚質着度数勝率複勝率
逃げ2-1-1-816.7%33.3%
先行4-4-3-2411.4%31.4%
差し4-5-5-377.8%27.5%
追込0-0-1-380.0%2.6%
マクリ0-0-0-10.0%0.0%

前半1000mが60秒を切ることは少なく先行馬が優勢です。

前走4角位置

  • 4番手以内【7-6-6-52】
  • 5番手以下【3-4-4-56】

前走でも先行していた馬の成績が良く、前走4角4番手以内+当日6番人気以内は(7-5-4-14)とまずまず堅実。有力馬ではクリノガウディー、コスモカレンドゥラ、シークレットラン、ヒシイグアス、ロジャーバローズあたりが該当します。

スプリングSの傾向データ②

キャリアデータ

キャリア着度数勝率複勝率
1戦0-0-0-20.0%0.0%
2戦1-1-0-810.0%20.0%
3戦2-5-3-216.5%32.3%
4戦4-3-4-2311.8%32.4%
5戦1-1-1-184.8%14.3%
6戦2-0-1-1411.8%17.6%
7戦~0-0-1-220.0%4.3%

キャリア3~4戦が中心。キャリア7戦以上になると連対がありません。

生月別データ

  • 1月【2-0-0-6】
  • 2月【0-4-3-23】
  • 3月【5-2-4-37】
  • 4月【2-1-1-29】
  • 5月【1-3-2-10】
  • 6月【0-0-0-3】

所属データ

所属着度数勝率複勝率
美浦7-4-8-589.1%24.7%
栗東3-6-2-495.0%18.3%
地方0-0-0-10.0%0.0%

人気サイドに絞ると関東馬の方が信頼度・回収値が高めです。

生産者データ

  • ノーザンF【3-2-1-19】
  • 社台F【3-1-1-14】

社台F生産馬はここ数年はあまり成績が良くありません。ノーザンF生産馬は昨年1着のステルヴィオ、一昨年2着のアウトライアーズなどコンスタントに好走馬を出しています。

ノーザンF生産馬はアンクルテイオウ、シークレットラン、ディキシーナイト、ヒシイグアスの4頭。

騎手データ

  • デムーロ【2-0-0-2】
  • 横山典弘【1-1-0-2】
  • 岩田康誠【1-1-0-1】

馬体重データ

馬体重着度数勝率複勝率
440-4590-0-4-150.0%21.1%
460-4795-1-2-4110.2%16.3%
480-4992-5-3-344.5%22.7%
500-5192-3-1-1410.0%30.0%
520-5391-1-0-416.7%33.3%

460kg未満の馬は勝ちきれず、2016年1番人気のロードクエスト、2010年1番人気のローズキングダムも3着に敗れています。460kg以上あれば問題ナシ。

前走との馬体重差

  • +体重【3-2-4-26】
  • 増減無【2-2-2-19】
  • -体重【5-6-4-63】

スプリングSの前走データ

前走クラス

前走クラス着度数勝率複勝率
GⅠ2-1-3-420.0%60.0%
GⅡ0-0-1-50.0%16.7%
GⅢ3-3-2-396.4%17.0%
オープン1-1-1-175.0%15.0%
500万4-5-3-319.3%27.9%
未勝利0-0-0-80.0%0.0%
新馬戦0-0-0-20.0%0.0%

前走GⅠ組は安定しています。それ以外のオープンクラス組よりは500万組の方が成績が良く、昨年のエポカドーロや一昨年のウインブライトも前走500万クラスでした。

主な前走

  • 朝日杯FS【2-1-3-3】
  • 共同通信杯【1-2-1-13】
  • きさらぎ賞【1-1-1-5】
  • あすなろ賞【1-1-0-1】

上のレースが行われるコース以外で相性が良いのは東京芝2000m、中山芝1600m。逆に相性が悪いのは中山芝2000mで過去10年では(0-0-1-17)。1番人気のロードクエストが3着に入ったのみです。

前走距離

  • ~1400m【0-0-0-6】
  • 1600m【2-4-4-29】
  • 1800m【4-3-3-36】
  • 2000m【4-2-3-29】
  • 2200m~【0-1-0-7】

前走場所

  • 東京【3-4-4-41】
  • 東京【2-2-4-29】
  • 京都【2-2-1-16】
  • 阪神【2-1-1-13】

前走人気

人気着度数勝率複勝率
1番人気3-3-5-1910.0%36.7%
2番人気3-0-0-1615.8%15.8%
3番人気1-4-1-184.2%25.0%
4番人気0-1-2-70.0%30.0%
5番人気1-1-1-710.0%30.0%
6-9番人気2-1-1-256.9%13.8%
10-番人気0-0-0-160.0%0.0%

前走10番人気以下はクラス関係なく消し。前走重賞は下位人気だった馬でも好走しています。前走500万組は4番人気以内でプラス評価。5番人気以下から好走したのは2015年のキタサンブラックのみ。

前走着順

着順着度数勝率複勝率
1着6-7-4-469.5%27.0%
2着2-1-5-139.5%38.1%
3着2-0-0-433.3%33.3%
4着0-0-1-80.0%11.1%
5着0-1-0-100.0%9.1%
6-9着0-1-0-160.0%5.9%
10-着0-0-0-110.0%0.0%

直近5年では前走2着以内が(5-5-4-25)なので、前走3着以下を軸にするのは危険です。

スプリングS データ注目馬

注目馬① ヒシイグアス

前走はスローの上がり勝負になったため着差はあまりつきませんでしたが、500万クラスを1番人気でキッチリ勝った内容を素直に評価。前で競馬ができることやノーザンF生産馬というのも強み。ウインブライトのように適性が重要なコースなのでで中山2勝を挙げている実績は魅力的です。

 

注目馬② ロジャーバローズ

過去2走とも小頭数なので過信はできませんが、前走1番人気+1着はヒシイグアスと同じで脚質的にも問題無し。角居厩舎がこのレースを使うことは珍しいのですが(阪神開催の2011年は2頭出し)、時期が近い中山牝馬SやフラワーCの成績は非常によくコース相性は抜群。

 

注目馬③ ファンタジスト

朝日杯は距離不安説もありましたが、上位3頭が内枠で決まったのに対して8枠14番から善戦したのは収穫。前走4着はマイナスデータですが前走人気やこれまでの実績、また1番人気馬が非常に安定しているレースなので当日1番人気なら抑えは必要です。

 

他ではダローネガの全弟ディキシーナイト。前走1400mはデータ的にはマイナスなので嫌われそうですが、きんもくせい特別ではその後500万を勝つアトミックフォース、ハバナウインドに先着しており距離は持ちます。

 

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