みやこS2019予想|過去8年の傾向とデータ分析

2019年11月3日(日)
みやこステークス(GⅢ)
京都競馬場・ダート1800m

過去8年分のデータ分析と予想です。
※1週前予想なので回避馬が含まれる場合があります。

2009年までトパーズSとして行われ、2010年から重賞昇格。昨年は京都でJBC競走が行われたため休止となりましたが、トランセンドやローマンレジェンドなど後のGⅠ馬を多数輩出。過去8回中4歳馬の優勝が6回と若い馬が活躍しやすいレースです。

みやこSの傾向
  • 内寄りの偶数枠が好成績
  • 前走4角4番手以内+前走2番人気以内が優勢
  • 4歳馬の勝率が高い

それでは2019年みやこSのデータ分析を行なっていきます。

みやこS 登録馬

登録24頭とかなり多くなっていますが、1番人気が予想されるのはフェブラリーSの勝ち馬インティ。帝王賞では6着に敗れましたが1800mの今回は巻き返し必至。

2番手以下は名鉄杯を逃げ切ったスマハマ、ユニコーンSの勝ち馬ワイドファラオ、昨年のチャンピオンズC2着のウェスタールンドなど。上がり馬では3勝クラスを圧勝したスワーヴアラミス、アドマイヤビクターに注目が集まりそうです。

みやこSのコース分析

京都ダート1800mの特徴


スタンド前からスタートしコーナーまでの距離は約290m。内枠の先行馬が有利なコースです。直線に坂がなく3コーナーからの下りで加速できるため、速い時計が出易いコースです。オープンクラスでは1分50秒を切る高速決着になることも多く、みやこSでも4歳馬を中心に若い馬が好走しやすいのが特徴です。

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京都ダート1800m 種牡馬データ


キングマンボ系は問題ありませんがミスプロ系は(0-2-0-22)。アグネスデジタル産駒が11回出走していますが不良馬場だったカゼノコの2着のみ。相性が良いのはシニスターミニスター、ゴールドアリュール産駒。

みやこS 種牡馬系統別データ

  • サンデーサイレンス系【3-2-3-24】
  • キングマンボ系【1-1-2-15】
  • ボールドルーラー系【1-1-1-4】
  • デピュティミニスター系【1-1-0-7】

主な出走馬の血統分析

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京都ダート1800m 母父データ


複勝率ではミスプロ系が若干高めですがノーザンダンサー系、サンデーサイレンス系もそれほど変わりません。

みやこS 母父別系統別データ

  • ミスタープロスペクター系【2-2-0-16】
  • サンデーサイレンス系【1-3-2-15】
  • デピュティミニスター系【1-0-2-3】
  • リファール系【0-1-1-1】

みやこSの傾向データ①

人気データ

人気着度数勝率複勝率
1番人気2-2-1-325.0%62.5%
2番人気4-0-0-450.0%50.0%
3番人気0-1-1-60.0%25.0%
4-6番人気1-2-4-174.2%29.2%
7-9番人気1-3-2-184.2%25.0%
10-番人気0-0-0-490.0%0.0%

中穴までは狙えますが過去8年で10番人気以下の3着以内はありません。また1番人気馬は近年飛ぶことが多く、エピカリスやダノンリバティと1番人気の3歳馬が掲示板を外しています。

枠順データ

枠順着度数勝率複勝率
1枠2-0-1-1213.3%20.0%
2枠2-2-1-914.3%35.7%
3枠1-2-2-106.7%33.3%
4枠0-2-1-120.0%20.0%
5枠1-1-1-126.7%20.0%
6枠0-1-1-130.0%13.3%
7枠1-0-1-146.3%12.5%
8枠1-0-0-156.3%6.3%

内の1~3枠の成績が非常に良く、その中でも内寄りの偶数枠に入った馬が狙い目。

馬番データ

  • 偶数枠【6-6-6-41】
  • 奇数枠【2-2-2-56】

馬番では2番(3-0-0-5)、4番(0-3-1-3)、6番(1-1-2-4)と偶数枠の成績が抜群です。

4番人気以下

  • 1~5枠【2-4-5-47】
  • 6~8枠【0-1-1-37】

4番人気以下+外寄りの枠に入った馬は割引きです。

脚質データ

脚質着度数勝率複勝率
逃げ1-1-0-711.1%22.2%
先行4-3-4-2012.9%35.5%
差し3-3-3-337.1%21.4%
追込0-1-1-370.0%5.1%

直線に坂のないコースなので前につけた馬が有利です。

前走4角位置

  • 4番手以内【8-5-7-53】
  • 5番手以下【0-3-1-44】

前走4角5番手以下だった馬は大きく割引き。また前走4角4番手以内+前走2番人気以内は(8-4-4-20)なので、前走4角位置が良くても人気が無かった馬は3着狙いまでが無難。

有力馬で前走4角4番手以内+前走2番人気以内に該当するのはアドマイヤビクター、インティ、スマハマ、スワーヴアラミス、ワイドファラオ

みやこSの傾向データ②

馬齢データ

馬齢着度数勝率複勝率
3歳0-3-1-120.0%25.0%
4歳6-2-1-2020.7%31.0%
5歳1-3-4-402.1%16.7%
6歳1-0-1-185.0%10.0%
7歳-0-0-1-70.0%12.5%

4歳馬が非常に強いレースで、年齢が上がるに連れて成績は下がります。人気薄も若い馬が狙い目で6番人気以下+6歳以上は(0-0-0-22)。またキャリア26戦以上も(0-0-1-34)。

有力馬ではアングライフェン、キングズガード、ヴェンジェンスあたりは厳しいか。

所属データ

所属着度数勝率複勝率
美浦1-2-1-135.9%23.5%
栗東7-6-7-836.8%19.4%
地方0-0-0-10.0%0.0%

関東馬は出走が少ないものの穴馬の好走もあり回収値は高め。また馬券に絡んだ4頭はいずれも関西騎手が騎乗していました。

騎手データ

  • 継続騎乗【5-4-6-38】
  • 乗り替わり【3-4-2-59】

3番人気以内なら乗り替わりの影響はありません。4~6番人気くらいなら継続騎乗が優勢ですが7番人気以下になると成績の差はありません。

馬体重データ

馬体重着度数勝率複勝率
440-4590-0-0-50.0%0.0%
460-4790-4-1-160.0%23.8%
480-4994-3-1-2811.1%22.2%
500-5192-0-3-227.4%18.5%
520-2-1-3-266.3%18.8%

過去8年の優勝馬は全て480kg以上。480kg未満では2016年のグレンツェントが1番人気2着、2010年のキングスエンブレムも1番人気2着。人気馬であっても頭固定はお勧めできません。

有力馬ではアナザートゥルース、スワーヴアラミス、ラビットランあたりが前走480kg前後です。

前走との馬体重差

  • +体重【6-6-6-55】
  • 増減無【1-1-1-15】
  • -体重【1-1-1-27】

当日6番人気以下+マイナス体重だった馬は(0-0-0-25)。

みやこSの前走データ

前走クラスデータ

前走クラス着度数勝率複勝率
GⅠ1-0-0-150.0%50.0%
GⅡ0-0-0-40.0%0.0%
GⅢ3-2-4-366.7%20.0%
オープン3-3-1-249.7%22.6%
1600万0-2-0-120.0%14.3%
地方1-1-3-194.2%20.8%

中央重賞ではエルムS組が3勝を挙げており、オープン特別ではブラジルCかラジオ日本賞からのローテが好相性。また前走で京都・阪神だった馬は(0-2-3-42)と1着がなく、3着以内に入った5頭中4頭が当日4番人気以内でした。

主な前走

  • エルムS【3-0-0-7】
  • ブラジルC【2-2-0-17】
  • ラジオ日本賞【1-1-1-0】
  • シリウスS【0-1-2-20】

前走距離

  • 1600m【1-1-1-3】
  • 1700~1800m【5-3-2-30】
  • 1900~2000m【0-1-4-33】
  • 2100m【2-3-1-27】

前走場所

  • 東京【3-3-0-19】
  • 中山【0-1-1-2】
  • 京都【0-1-1-18】
  • 阪神【0-1-2-24】
  • 札幌【2-0-0-7】

前走人気データ

人気着度数勝率複勝率
1番人気6-3-1-1326.1%43.5%
2番人気2-3-3-158.7%34.8%
3番人気0-0-1-150.0%6.3%
4-5番人気0-1-2-200.0%13.0%
6-9番人気0-1-0-160.0%5.9%
10-番人気0-0-1-180.0%5.3%

クラス関係なく前走2番人気以内の成績が非常に良いレースです。前走2番人気以内+今回5人気以内は(7-4-3-14)と信頼度は高め。インティ、スマハマ、ワイドファラオあたりは該当しそうです。

前走下位人気だった馬では2017年9番人気2着のルールソヴァールは前走1600万クラスを6番人気で1着、2010年9番人気3着のサクラロミオは前走シリウスSを10番人気で4着と共に人気を大きく上回る結果を残していました。

前走着順データ

着順着度数勝率複勝率
1着2-5-1-265.9%23.5%
2着2-1-2-618.2%45.5%
3着1-0-3-116.7%26.7%
4-5着2-0-1-1411.8%17.6%
6-9着1-2-1-135.9%23.5%
10-着0-0-0-270.0%0.0%

前走10着以下からの巻き返しは期待できません。6着以下からの巻き返しは前走オープン特別組に多く、前走重賞は5着以下だと3着以内がありません。

前走中央重賞

  • 4着以内【4-2-4-17】
  • 5着以下【0-0-0-24】

キングズガード、テーオーエナジー、メイショウウタゲが前走重賞で5着以下。また前走地方だった馬は3着以内が優勢ですが、ローマンレジェンドが帝王賞2番人気6着からみやこS1番人気3着となった前例はあります。

前走タイム差(1着)

  • 0.1秒差以上【0-3-0-21】
  • タイム差無し【2-2-1-5】

またこのレースは前走タイム差をつけて勝っていた馬がイマイチで、タイム差無しで勝っていた馬の成績が良いという特徴もあります。アドマイヤビクター、スマハマ、スワーヴアラミスは前走0.1秒差以上で勝利しています。

みやこS 注目馬

スマハマ

東海Sでは休み明けとは言えインティに1.4秒差をつけられていますが、今回は斤量差が3kgに加え買い要素が多め。圧倒的な勝率の4歳馬で馬格もあり、前走1800mのレースで2番人気+前走4角4番手以内と好材料が揃います。同コースでは3歳時の500万下でグレートタイム、テーオーエナジーを突き放して勝っており、父サンデー系×母父ミスプロ系という血統も悪くありません。

 

インティ

帝王賞は距離の壁があったのか大敗しましたが、京都ダート1800mでは条件戦時代から1分50秒前後のタイムで圧勝しておりコース適性は抜群。スマハマと同じく前走4角位置や人気、馬格などは問題ありません。血統面では父ミスプロ系は出走数が多かったアグネスデジタル産駒の影響が大きいとは言え成績がイマイチなのが不安点。また初の59kgとなるのもどうか。

 

スワーヴアラミス

同じ4歳のアドマイヤビクターと比較して馬格に欠けるのがネックですが、当日馬体増で480kg台に乗ってくればプラス。他にも前走内容やハーツクライ産駒がこのコースではまずまず走っていることなどは買い要素です。ただ前走京都・阪神だった馬は2~3着が多い点や他有力馬に比べてスピードよりスタミナタイプな印象はあるので、展開を味方につけての2~3着狙いか。

 

その他

それ以外ではこのコースが得意なカジノドライブ産駒のヴェンジェンス。6歳馬なので頭までは厳しいかと思いますが前走は初の1800m・58kgにも対応できておりこれまでの短距離経験を活かすことができれば。

ラビットランはJBCレディスクラシックにも登録があり出走できればそちらに行きそうですが、昨年京都ダート1800mで行われたJBCレディスクラシックでは1.50.4のアタマ差2着。9か月の休み明けを一度叩き状態は上向いてくると思われます。

あとは人気落ちしそうな所でゴールドアリュール産駒のリアンヴェリテ。前走はさすがに距離が長すぎでしたがエルムSは超ハイペースを考えればよく粘った5着。今回は同型が多いものの枠次第では面白そうです。あとは枠順による偏りが大きいレースなので、内寄りの偶数枠に入った馬はプラス評価。

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