新潟大賞典2019予想|過去10年の傾向とデータ分析

by kanagen
2019年4月29日(月)
新潟大賞典(GⅢ)
新潟競馬場・芝2000m

過去10年分のデータ分析と予想です。
※1週前予想なので回避馬が含まれる場合があります。

昨年は3連単58万の高配当、毎年のように10番人気以下が激走し荒れることが多いハンデ重賞です。

新潟大賞典の傾向をまとめると

  • 真ん中から内寄りの枠が有利
  • 斤量56kg以上で馬格がある馬が優勢
  • GⅢ・オープン特別は好走馬中心

それでは2019年新潟大賞典のデータ分析を行なっていきます。

新潟大賞典 登録馬と予想オッズ

予想オッズ
  • 3.7倍 ミッキースワロー
  • 5.0倍 メートルダール
  • 6.6倍 ルックトゥワイス
  • 7.5倍 ロシュフォール
  • 10.8倍 アストラエンブレム

世界レコードのジャパンCで5着のミッキースワロー、コース巧者のメートルダールあたりが上位人気予想ですが、昨年の覇者スズカデヴィアスや末脚確実なルックトゥワイス、上がり馬ロシュフォールなどかなりの混戦模様。

新潟大賞典のコース分析

新潟芝2000mの特徴


ワンターンでスタートから3コーナーまでの距離は948mと長く、直線距離は658m。力不足の馬は苦しく地力のある馬や瞬発力のある馬が優勢です。内回りとは距離は同じでも全く異なっており、東京芝1800m~2000mに近いイメージです。

重賞ナビ

新潟競馬場・芝2000m(外回り)の予想に役立つデータや特徴をピックアップ。人気・脚質・枠順・馬番・馬体重別の成績データ…

新潟芝2000m 種牡馬データ


ディープ産駒はパッションダンス、ダコールが2回ずつ馬券に絡んでおり人気馬よりは中穴のコース巧者というイメージ。

新潟大賞典 種牡馬別成績

  • ディープインパクト【3-0-1-15】
  • キングカメハメハ【2-0-0-5】
  • タニノギムレット【1-1-0-5】

主な出走馬の血統分析

重賞ナビ

種牡馬キングカメハメハの予想に役立つデータや特徴をピックアップ。キングカメハメハ産駒の得意な距離やコースを芝・ダート別に…

重賞ナビ

種牡馬ゼンノロブロイの予想に役立つデータや特徴をピックアップ。ゼンノロブロイ産駒の得意な距離やコースを芝・ダート別にまと…

重賞ナビ

種牡馬ステイゴールドの予想に役立つデータや特徴をピックアップ。ステイゴールド産駒の得意な距離やコースを芝・ダート別にまと…

新潟芝2000m 母父データ


ジェイドロバリーをはじめ母父ミスプロ系の成績が良く、次点でサンデー系。アストラエンブレム、ブラックスピネル、レッドレオンが母父ミスプロ系です。

新潟大賞典 母父別成績

  • サンデーサイレンス【2-0-2-24】
  • ジェイドロバリー【2-0-0-2】
  • フジキセキ【1-1-0-2】

新潟大賞典の傾向データ①

人気データ

人気着度数勝率複勝率
1番人気0-1-2-70.0%30.0%
2番人気2-1-1-620.0%40.0%
3番人気2-2-0-620.0%40.0%
4番人気0-0-2-80.0%20.0%
5番人気4-0-0-640.0%40.0%
6番人気1-0-2-710.0%30.0%
7-9番人気0-1-2-270.0%10.0%
10-番人気1-5-1-601.5%10.4%

ハンデ戦だけあって上位人気の信頼度はイマイチで、10番人気以下の穴馬が2着に入ることが多いのが特徴です。

枠順データ

枠順着度数勝率複勝率
1枠3-0-2-1515.0%25.0%
2枠0-2-2-160.0%20.0%
3枠2-4-1-1310.0%35.0%
4枠0-1-1-170.0%10.5%
5枠3-1-0-1615.0%20.0%
6枠1-0-2-165.3%15.8%
7枠0-1-1-170.0%10.5%
8枠1-1-1-175.0%15.0%

過去5年の6~8枠の成績は(0-1-3-26)と近年は5枠より内に入った馬が好走しやすく、人気薄も1~3枠から出ることが多いのが特徴。

馬番データ

  • 偶数番号【4-5-7-62】
  • 奇数番号【6-5-3-65】

脚質データ

脚質着度数勝率複勝率
逃げ0-0-0-100.0%0.0%
先行2-3-2-285.7%20.0%
差し7-6-3-4810.9%25.0%
追込1-1-5-412.1%14.6%

直線の長いコースですが後方一気では届きづらく、道中ある程度の位置につける必要があります。

前走上がり3F

  • 1~2位【5-3-6-25】
  • 3~5位【3-1-3-25】
  • 6位以下【2-6-1-76】

前走上がり1~2位はアストラエンブレム、ダッシングブレイズ、ミッキースワロー、メールドグラース、ルックトゥワイス、レッドレオン、ロシュフォールの7頭。

新潟大賞典の傾向データ②

馬齢データ

馬齢着度数勝率複勝率
4歳2-2-2-236.9%20.7%
5歳3-1-3-288.6%20.0%
6歳2-4-3-275.6%25.0%
7歳2-3-2-266.1%21.2%
8歳上1-0-0-234.2%4.2%

4~7歳までがほぼ横並びですが、近年は6~7歳馬がよく馬券に絡んでいます。

所属データ

所属着度数勝率複勝率
美浦4-4-6-496.3%22.2%
栗東6-6-4-786.4%17.0%

複勝率では関東馬がやや上回っていますが、4年連続で関西馬が優勝しています。

騎手データ

  • 丸山元気【1-1-1-3】
  • 三浦皇成【1-1-0-2】
  • 吉田隼人【1-0-1-4】

乗り替わりになることが多いレースですが、全体的に乗り替わりとなった馬の方が好成績。

馬体重データ

馬体重着度数勝率複勝率
~4390-0-1-00.0%100.0%
440-4591-0-0-195.0%5.0%
460-4792-2-2-345.0%15.0%
480-4992-6-3-433.7%20.4%
500-5194-1-3-1815.4%30.8%
520-5391-1-0-127.1%14.3%
540~0-0-1-10.0%50.0%

馬格がある馬ほど好走率が上がり、480~519kg辺りがよく走ります

前走との馬体重差

  • +体重【1-3-4-55】
  • 増減無【2-1-2-18】
  • -体重【7-6-4-54】

また当日の馬体重は前走から増減無しかマイナスの馬の成績が良いのが特徴です。

斤量データ

斤量着度数勝率複勝率
~53.00-0-0-170.0%0.0%
54.00-1-0-200.0%4.8%
55.02-2-2-335.1%15.4%
56.05-3-6-2313.5%37.8%
56.51-0-2-125.0%75.0%
57.02-3-0-227.4%18.5%
57.50-1-0-30.0%25.0%
58.0~0-0-0-80.0%0.0%

54kg以下は割引きで、56kg以上が中心です。アウトライアーズ、エンジニア、クラウンディバイダ、ショウナンバッハ、メールドグラース、ランガディア、レッドレオンが54kg以下。

前走との斤量差

  • +斤量【1-5-4-19】
  • 増減無【7-5-3-64】
  • -斤量【2-0-3-44】

また前走から斤量増となった馬は複勝率は優秀ですが勝率が低く、前走と同斤量の馬が過去10年で7勝を挙げています。

今回斤量増となるのはスズカデヴィアス、ミッキースワロー、メートルダールの3頭です。

新潟大賞典の前走データ

前走クラス

前走クラス着度数勝率複勝率
GⅠ1-0-0-325.0%25.0%
GⅡ1-4-2-272.9%20.6%
GⅢ3-4-4-485.1%18.6%
オープン5-2-3-3710.6%21.3%
1600万0-0-1-110.0%8.3%

前走のローテは幅広く、2000mを使ってきた馬が多いですが1600~1800m組も複勝率ではあまり変わりません。

主な前走

  • 福島民報杯【3-0-2-19】
  • 中日新聞杯【2-1-0-16】
  • 小倉大賞典【1-0-2-7】
  • 中山記念【0-2-0-3】
  • 中山金杯【0-1-1-2】

前走距離

  • 1600m【1-1-1-12】
  • 1800m【2-2-2-22】
  • 2000m【7-4-5-66】
  • 2200m【0-1-0-3】
  • 2400m【0-2-1-15】

前走場所

  • 東京【2-0-2-16】
  • 中山【0-5-2-23】
  • 阪神【2-3-2-27】
  • 中京【2-1-0-22】
  • 福島【3-0-2-21】
  • 小倉【1-0-2-11】

前走人気

人気着度数勝率複勝率
1番人気2-1-3-814.3%42.9%
2番人気1-1-1-512.5%37.5%
3番人気1-0-0-109.1%9.1%
4番人気3-1-0-825.0%33.3%
5番人気0-0-0-110.0%0.0%
6-9番人気2-5-4-324.7%25.6%
10-番人気1-2-2-521.8%8.8%

前走オープン特別は4番人気以内の成績が良く、重賞組は下位人気でも問題ありません。

前走オープン特別

  • 4番人気以内【5-1-1-13】
  • 5番人気以下【0-1-2-24】

前走オープン特別で4番人気以内はアストラエンブレム、クリノヤマトノオー、ブレスジャーニー、ランガディアの4頭。

前走着順

着順着度数勝率複勝率
1着2-0-5-159.1%31.8%
2着3-3-2-523.1%61.5%
3着2-0-0-722.2%22.2%
4着2-1-0-1015.4%23.1%
5着0-1-0-40.0%20.0%
6-9着0-1-1-390.0%4.9%
10-着1-4-2-471.9%13.0%

前走GⅡ組は下位着順、また前走ある程度タイム差をつけられていても巻き返せます。GⅢ・オープン特別組は着順・タイム差共に大きく敗れていない馬が中心。

前走GⅢ

  • 5着以内【3-2-3-11】
  • 6着以下【0-2-1-37】

前走GⅢは5着以内、また負けていても0.2秒差以内だった馬の好走率が高めです。今年のGⅢ組ではエアアンセムが小倉大賞典5着ですが、0.3秒差でした。

前走オープン特別

  • 3着以内【5-2-3-9】
  • 4着以下【0-0-0-28】

前走オープン特別から馬券に絡んだのは全て前走3着以内。また0.3秒差以上負けているとこちらも(0-0-0-28)で3着以内がありません。

前走3着以内かつ0.3秒差はアストラエンブレムのみ。

新潟大賞典 データ注目馬

注目馬① アストラエンブレム

ダイワメジャー産駒ですが新潟大賞典2着のコース実績もあり、距離は守備範囲。前走1600mからの延長になりますが、オープン組では唯一好走条件である4番人気・3着以内をクリアしており父サンデー系×母父ミスプロ系という血統もこのレースに合っています。

 

注目馬② メートルダール

金鯱賞は後方のまま最下位でしたが道悪はあまり得意ではなく、ゼンノロブロイ産駒は中京コース自体を苦手としています。昨年の新潟記念もブラストワンピースより3kg重い57kgで1.3/4差の2着と好走しており、得意な新潟コースに変わる今回は改めて期待。

 

注目馬③ ロシュフォール

前走1600万組は殆どが人気より着順を落としていますが、アメジストSではセントライト記念4着のブレステイキングなどをあっさり破って勝利。馬格もありデビュー戦以外は上がり最速、キャリア6戦と未知の魅力は十分。ただ過剰人気気味になりそうなのが微妙。

 

それ以外ではミッキースワローはセントライト記念やジャパンCなど高速適性が高く、末脚は確実。あとはレース実績のあるサンデーウィザード、スズカデヴィアスは紐では抑えたいです。

 

重賞の最終予想はコチラ


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