過去10年分のデータ分析と予想です。
※1週前予想なので回避馬が含まれる場合があります。
モズスーパーフレア、ナックビーナス、ラブカンプーと中山実績のある馬やアイビスサマーダッシュ勝ちのダイメイプリンセス、シルクロードS2着のエスティタートなど牝馬の有力馬が集まりました。
オーシャンSの傾向をまとめると
- 中山実績が必要
- 馬格のある馬が強い
- 前走4角5番手以内が優勢
それでは2019年オーシャンSのデータ分析を行なっていきます。
オーシャンS 登録馬と予想オッズ
- 2.7倍 モズスーパーフレア
- 3.0倍 ナックビーナス
- 4.7倍 ラブカンプー
- 7.9倍 ダイメイプリンセス
- 10.7倍 レジーナフォルテ
カーバンクルS上位のモズスーパーフレア、ナックビーナスが人気の中心。スプリンターズS上位のラブカンプーやダイメイプリンセス、カーバンクルS3着のレジーナフォルテなどが続きます。
オーシャンSのコース分析
中山芝1200mの特徴
三角形のようなコース形態になっており、スタートから4コーナーまではカーブしながらの下り坂になるためペースが速くなりがちです。短い直線ですが急坂があるためスピードだけで押し切るのは難しいコースです。
中山芝1200m 種牡馬データ
昨年はオレハマッテルゼ産駒のキングハートが勝ち、サクラプレジデント産駒のサクラゴスペルが2回優勝するなどサンデー系の中でもややマイナー種牡馬が活躍しています。
またノーザンテーストの血を持つ馬が良く走るレースでエスティタート、キングハート、コスモドーム、スノードラゴン、ナインテイルズ、ナックビーナス、ナリタスターワン、ユキノアイオロス、ラブカンプーの9頭がノーザンテースト持ち。
オーシャンS 種牡馬別成績
- サクラプレジデント【2-0-0-1】
- ダイワメジャー【0-2-0-5】
- アドマイヤムーン【0-2-0-4】
主な出走馬の血統分析
種牡馬ダイワメジャーの予想に役立つデータや特徴をピックアップ。ダイワメジャー産駒の得意な距離やコースを芝・ダート別にまと…
種牡馬ショウナンカンプの予想に役立つデータや特徴をピックアップ。ショウナンカンプ産駒の得意な距離やコースを芝・ダート別に…
種牡馬キングヘイローの予想に役立つデータや特徴をピックアップ。キングヘイロー産駒の得意な距離やコースを芝・ダート別にまと…
中山芝1200m 母父データ
母父ミスプロ系の勝率がやや高く昨年優勝のキングハートも母父マイネルラヴ。他ではエイシンブルズアイ(母父セントサイモン系)やワンカラット(母父ダンテ系)のように重ための血統がいたら狙いたいです。キングハート、ラブカンプー、ユキノアイオロスが母父ミスプロ系。
相性が悪いのがロベルト系やノーザンダンサー系ですが、ノーザンダンサー系の中でストームバード系だけは抑えられます。今年の登録馬ではイエローマリンバが母父ストームキャット。
オーシャンS 母父別成績
- ミスワキ【1-1-0-2】
- サクラバクシンオー【0-2-0-3】
- タヤスツヨシ【0-1-1-2】
オーシャンSの傾向データ①
人気データ
人気 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
1番人気 | 1-2-2-5 | 10.0% | 50.0% |
2番人気 | 2-2-0-6 | 20.0% | 40.0% |
3番人気 | 3-1-0-6 | 30.0% | 40.0% |
4番人気 | 0-1-2-7 | 0.0% | 30.0% |
5番人気 | 1-1-1-7 | 10.0% | 30.0% |
6番人気 | 0-1-0-9 | 0.0% | 10.0% |
7-9番人気 | 2-1-4-23 | 6.7% | 23.3% |
10-番人気 | 1-1-1-67 | 1.4% | 4.3% |
1番人気は過去10年で1勝、勝ち馬は幅広く出ており人気通りに決まることは少ないレースです。
枠順データ
枠順 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
1枠 | 2-3-0-15 | 10.0% | 25.0% |
2枠 | 1-1-1-17 | 5.0% | 15.0% |
3枠 | 1-1-2-16 | 5.0% | 20.0% |
4枠 | 3-1-1-15 | 15.0% | 25.0% |
5枠 | 1-2-2-15 | 5.0% | 25.0% |
6枠 | 2-0-0-18 | 10.0% | 10.0% |
7枠 | 0-1-3-16 | 0.0% | 20.0% |
8枠 | 0-1-1-18 | 0.0% | 10.0% |
真ん中から内寄りの枠の方がやや成績が良く、7~8枠からの1着はありません。
馬番データ
- 偶数番号【3-5-6-66】
- 奇数番号【7-5-4-64】
前走枠順
- 1~3枠【2-1-2-46】
- 4~7枠【7-8-7-59】
- 8枠【1-1-0-23】
こじつけに近いデータですが、前走4~7枠だった馬の成績が良い傾向にあります。有力馬ではエスティタート、カイザーメランジェ、ダイメイプリンセス、モズスーパーフレア、ラブカンプーあたりが該当。
脚質データ
脚質 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
逃げ | 0-2-0-8 | 0.0% | 20.0% |
先行 | 4-3-2-26 | 11.4% | 25.7% |
差し | 6-4-4-51 | 9.2% | 21.5% |
追込 | 0-1-4-45 | 0.0% | 10.0% |
先行・差しが中心で極端な位置での競馬はマイナス。逃げて2着に残ったのはハクサンムーン1頭です。
前走4角位置
- 5番手以内【7-6-5-61】
- 6番手以下【3-4-4-67】
直近5年に絞ると前走4角5番手以内が(5-4-3-29)という成績で、昨年1着のキングハートもこのデータに該当していました。
今年の登録馬ではイエローマリンバ、クインズサリナ、ショウナンアンセム、ナックビーナス、モズスーパーフレア、ラブカンプー、レジーナフォルテの7頭が該当します。
オーシャンSの傾向データ②
馬齢データ
馬齢 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
4歳 | 2-1-2-25 | 6.7% | 16.7% |
5歳 | 5-2-3-32 | 11.9% | 23.8% |
6歳 | 1-5-1-24 | 3.2% | 22.6% |
7歳 | 2-1-0-20 | 8.7% | 13.0% |
8歳上 | 0-1-4-30 | 0.0% | 14.3% |
5歳馬が5勝を挙げていますが、複勝率では高齢馬もそれほど落ちず絞り込みは困難です。4歳馬で馬券に絡んだのは3番人気以内が4頭、5番人気が1頭とある程度人気でなければ厳しいです。
所属データ
所属 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
美浦 | 6-4-7-57 | 8.1% | 23.0% |
栗東 | 4-6-3-71 | 4.8% | 15.5% |
地方 | 0-0-0-2 | 0.0% | 0.0% |
関東馬・関西馬の差はあまりありませんが中山実績は重要で、1600万クラス以上の中山芝1200mのレースで3着以内に入っていればプラス評価。
騎手データ
- 横山典弘【3-1-1-3】
- 戸崎圭太【2-0-2-2】
- 川田将雅【1-1-0-1】
馬体重データ
馬体重 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
~439 | 0-0-0-6 | 0.0% | 0.0% |
440-459 | 0-2-1-11 | 0.0% | 21.4% |
460-479 | 1-0-3-31 | 2.9% | 11.4% |
480-499 | 3-2-0-40 | 6.7% | 11.1% |
500-519 | 4-4-3-26 | 10.8% | 29.7% |
520-539 | 2-2-2-11 | 11.8% | 35.3% |
540~ | 0-0-1-5 | 0.0% | 16.7% |
シンプルに馬格がある馬が優勢で昨年の1~3着馬も500kg以上の馬体重でした。今年の登録馬で前走500kg以上はアドマイヤゴッド、キングハート、コスモドーム、スノードラゴン、ダイメイフジ、ダイメイプリンセス、ナックビーナスの7頭です。
また今年は牝馬に有力馬が多いですが499kg以下の牝馬は過去10年で(0-2-1-26)に対して500kg以上は(2-2-0-5)。過去には450kg前後のグランプリエンゼルやコスモベルが2着に入った例もありますが、ラブカンプーやエスティタートあたりは小柄な部類になります。
前走との馬体重差
- +体重【4-3-4-48】
- 増減無【1-2-0-17】
- -体重【5-5-6-65】
オーシャンSの前走データ
前走クラス
前走クラス | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
GⅠ | 0-1-0-6 | 0.0% | 14.3% |
GⅡ | 1-2-1-10 | 7.1% | 28.6% |
GⅢ | 2-7-3-63 | 2.7% | 16.0% |
オープン | 5-0-4-32 | 12.2% | 22.0% |
1600万 | 2-0-1-13 | 12.5% | 18.8% |
前走重賞組は2~3着が多く、オープン特別や1600万組の勝率が高めです。
主な前走
- ラピスラズリS【3-0-0-10】
- シルクロードS【1-5-2-48】
- 阪神C【1-2-1-9】
前走距離
- 1200m【8-6-6-99】
- 1400m【1-4-3-20】
- 1600m【1-0-1-10】
前走場所
- 東京【0-1-2-6】
- 中山【5-1-1-25】
- 京都【4-6-5-74】
- 阪神【1-2-1-13】
前走人気
人気 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
1番人気 | 5-0-0-5 | 50.0% | 50.0% |
2番人気 | 1-1-2-7 | 9.1% | 36.4% |
3番人気 | 1-0-2-13 | 6.3% | 18.8% |
4番人気 | 1-2-1-8 | 8.3% | 33.3% |
5番人気 | 0-3-1-12 | 0.0% | 25.0% |
6-9番人気 | 1-2-2-34 | 2.6% | 12.8% |
10-番人気 | 1-2-1-49 | 1.9% | 7.5% |
前走人気が高いほど好走しやすくオープン特別は4番人気以内、1600万は3番人気以内が目安。前走重賞は下位人気だった馬の好走もあります。
前走着順
着順 | 着度数 | 勝率 | 複勝率 |
1着 | 5-1-1-21 | 17.9% | 25.0% |
2着 | 2-1-1-12 | 12.5% | 25.0% |
3着 | 0-0-1-4 | 0.0% | 20.0% |
4着 | 1-0-3-6 | 10.0% | 40.0% |
5着 | 0-2-0-8 | 0.0% | 20.0% |
6-9着 | 1-3-1-29 | 2.9% | 14.7% |
10-着 | 1-3-3-50 | 1.8% | 12.3% |
前走重賞は1.0秒差以上で敗れていると1着がありません。前走オープン特別は4着以内の複勝率が高く、1600万は1着必須。
オーシャンS データ注目馬
昨年のこのレースは7枠13番から2着。中山芝1200mにめっぽう強くスプリンターズS以外は全て連対でこのレースも2年連続2着。前走は勝ったモズスーパーフレアに対して5kg差の58kgと牝馬には酷な斤量でしたが2着に好走。前走先行していて馬格もあり、このレースの好走傾向に多く当てはまります。
昨年秋から中山芝1200mでは3戦2勝2着1回。斤量に恵まれていたこともありますが全て逃げて結果を残しています。このレースでは母父ダンジグ系の成績があまり良くないのがネックですが、過去の該当馬は人気薄が多くコース実績もあるため抑えは必要。
前走は悪いスタートではなかったものの4角で最後方まで位置を落とすチグハグな競馬でしたが、シルクロードS7着は巻き返し可能なライン。馬格があり本来は中団より前で競馬が出来るタイプで中山実績もあります。少し時計がかかりそうな馬場も○。
ダイメイプリンセスは馬格もありスプリンターズS4着の実績はありますが、中山で好走しているのは9月開催のみなのでこの時期の中山は合っていなさそう。
森田厩舎はダイメイプリンセスの他にもラブカンプー、ダイメイフジと3頭出しですが怖いのはダイメイフジで昨年のこのレース3着など中山実績あり。この約3カ月の間に6戦目と間隔が詰まっていますが、好走時の馬体重が510kg前後なので絞れていればオッズ的には旨味があるかも。