アドマイヤムーンは2003年生まれの種牡馬です。
このページではアドマイヤムーン産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。
アドマイヤムーンの成績
血統表
競走成績
- 戦績:17戦10勝
- 賞金:740,462,000円/5,500,000香港ドル/3,000,000ドル
主な勝ち鞍
- ドバイデューティーフリー
- ジャパンC
- 宝塚記念
- 札幌記念
- 京都記念
- 弥生賞
- 共同通信杯
- 札幌2歳S
受賞
- 2007年 年度代表馬、最優秀4歳以上牡馬
種牡馬成績
- 2011年 52位
- 2012年 22位
- 2013年 15位
- 2014年 14位
- 2015年 13位
- 2016年 13位
- 2017年 11位
- 2018年 16位
- 2019年 26位
- 2020年 38位
- 2021年 38位
- 2022年 59位
代表産駒
- ファインニードル(高松宮記念、スプリンターズS)
- セイウンコウセイ(高松宮記念)
- ハクサンムーン(セントウルS、京阪杯)
- ムーンクエイク(京王杯SC)
- レオアクティブ(京成杯AH、京王杯2歳S)
- オースミムーン(東京ハイジャンプ)
- アルキメデス(朝日チャレンジC)
- ブラックムーン(京都金杯)
- ファインチョイス(函館2歳S)
- ドーヴァー(キャピタルS)
アドマイヤムーン産駒の得意距離は?
距離別
芝:1000~1600m
基本的には芝の1200mを中心に短距離を得意としています。マイルより長い距離になると苦戦してしており重賞も半分以上がスプリント戦。スプリント重賞では複勝率35%、単回値・複回値共に120超えと優秀な成績を残しています。
高松宮記念を2勝していますが中京の成績がそれほど良い訳ではなく、どちらかと言えば右回りコースを得意としています。
ダート:下級条件では距離不問
ダートで走る産駒はほとんどいませんが、1200mでは馬券にそれなりに絡んでいます。また出走数は少ないながらも長い距離で活躍する産駒もいます。
アドマイヤムーン産駒 芝コース成績
芝・競馬場別
阪神芝1200mでは(14-9-5-39)で勝率20.9%、複勝率41.8%と他のコースに比べて飛び抜けた成績を残しています。得意なコースには各競馬場のスプリント戦が並びますが、京都芝1600m(外回り)も好相性。
距離適性が短距離に集中しているためどの競馬場でもそこそこ見れる成績ですが、東京競馬場はスプリント戦が無いこともあり全体的な成績は低めです。
得意なコース
- 連対率34.3% 阪神・芝1200m
- 連対率25.0% 京都・芝1600m(外)
- 連対率23.9% 函館・芝1200m
- 連対率23.7% 京都・芝1200m
- 連対率22.8% 中山・芝1200m
苦手なコース
- 連対率8.6% 京都・芝1800m
- 連対率13.3% 札幌・芝1200m
- 連対率13.9% 東京・芝1400m
- 連対率15.2% 京都・芝1400m(外)
- 連対率15.5% 東京・芝1600m
※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。
芝・クラス別
2勝クラス~オープン特別○
2勝クラス~オープン特別で馬券になりやすい反面重賞では若干成績を落としていますが、サクラバクシンオー産駒が少なくなってきた所でセイウンコウセイ・ファインニードルが高松宮記念を勝利。この世代が大きく成績を伸ばしており、短距離種牡馬としての地位を固めつつあります。
芝・前走距離別
距離延長△
距離延長を苦手としています。1400mや1600mなど短距離内での距離延長にも対応できない産駒が多く、基本的には同距離か距離短縮で買える種牡馬です。
アドマイヤムーン産駒 ダートコース成績
ダート・競馬場別
ダートは札幌、函館競馬場は普通に買えますがその他の競馬場ではあまりお勧めできません。例外が京都ダート1800mで連対率42.1%。ダートは1700~1800mの方が馬券になっています。
東京・中京競馬場では極端に勝率が低く、他の競馬場でも紐としては買えても1着固定にするのは危険です。京都・阪神のダート1200~1400mでは1回も連対がありません。
得意なコース
- 連対率42.1% 京都・ダ1800m
- 連対率31.3% 中京・ダ1200m
- 連対率21.4% 函館・ダ1700m
- 連対率18.8% 新潟・ダ1800m
- 連対率17.6% 福島・ダ1700m
苦手なコース
- 連対率0.0% 中京・ダ1400m
- 連対率0.0% 小倉・ダ1000m
- 連対率0.0% 東京・ダ1600m
- 連対率0.0% 阪神・ダ1200m
- 連対率0.0% 阪神・ダ1400m
※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。
ダート・クラス別
クラス関係なく買いづらい
殆どの産駒が1勝クラスで頭打ちで全体的に回収値も低めです。コースや距離などの要素を絡めればまだ馬券検討の余地はあるかもしれません。
ダート・前走距離別
延長×
ダートも距離延長はさっぱり走りません。距離短縮も成績を落としており、買えるとしたら前走と同距離時です。
アドマイヤムーン産駒 重馬場・季節適性
重馬場適性
重馬場○
稍重の高松宮記念を完勝したセイウンコウセイのように道悪時の成績が良く重馬場を得意としています。
どちらかと言えばパワーのある産駒が多いイメージがありますが、芝1600mの日本レコードを持つレオアクティブや京王杯SCのコースレコードを持つムーンクエイクのように高速馬場にも対応可能です。
重馬場で狙いたい母父
ファインニードルの母父マークオブエスティーム、セイウンコウセイの母父カポーティは共にナスルーラ系です。それ以外ではゴーンウエストやサンダーガルチなどのミスプロ系かシングスピール、シアトリカルなどのノーザンダンサー系がお勧め。
季節適性・牡馬
※1勝クラス以上のレースを集計
牡馬:8~11月○
牡馬は8~11月の勝率が10%超えと分かりやすく秋の成績が優秀です。月によって波が激しく3月や6月も複勝率30%超えと相性が良く、11月までは成績が良くても12月は一気に落ちるなど多くの特徴を持ちます。
季節適性・牝馬
※1勝クラス以上のレースを集計
牝馬:5~8月
牝馬は5~8月の暑い時期を得意としており、9月になると成績が急降下します。牡馬・牝馬共にかなり極端な傾向があるので上手く使えば点数を絞ったりもできそうです。
アドマイヤムーン産駒 血統相性
母父系統別成績
重馬場の所でも説明しましたがナスルーラ系を母父に持つ馬がGⅠで好走しています。
マークオブエスティーム、カポーティ以外にもスプリンターズSや高松宮記念で2着に入ったハクサンムーンは母父サクラバクシンオー。それ以外では母系に関係なく様々な産駒を出していますが、ナスルーラ系の爆発力には及びません。
芝1600mの日本レコードを持っていたレオアクティブは母父オペラハウス、阪神芝1600mのレコードを持つブラックムーンは母父ジェネラスとそれぞれ欧州系のノーザンダンサーの血を持っています。
自身のスピードを伝えつつスタミナを補完でき、レコード決着にも対応できるという意味では可能性を感じる配合ですが、苦手な東京にマイルGⅠが多いのが残念。
母父ネヴァーベンド系
- ファインニードル(母父Mark of Esteem)
母父ボールドルーラー系
- セイウンコウセイ(母父Capote)
母父プリンスリーギフト系
- ハクサンムーン(母父サクラバクシンオー)
母父サドラーズウェルズ系
- レオアクティブ(母父オペラハウス)
- ムーンクレスト(母父Singspiel)
母父ミスタープロスペクター系
- ドーヴァー(母父Elusive Quality)
- フミノムーン(母父サンダーガルチ)
- ワンスインナムーン(母父ヘクタープロテクター)
- アルキメデス(母父Seeking the Gold)
アドマイヤムーン産駒 特徴まとめ
芝コース
★札幌・阪神競馬場○、東京競馬場△
★阪神芝1200mで抜群の成績
★オープン特別の成績・回収値が高い
★距離延長×、短縮○
★稍重~重馬場が得意
★母父ナスルーラ系と相性が良い
ダートコース
★札幌・函館競馬場○、東京・中京競馬場△
★京都ダート1800m○
★距離変更△
★重馬場○
アドマイヤムーン産駒の分析は以上です。