バゴ産駒の特徴|得意なコースや距離、重馬場適性や血統分析

バゴは2001年生まれの種牡馬です。
このページではバゴ産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。

バゴの成績

血統表

競走成績

  • 戦績:16戦8勝
  • 賞金:1,937,860ユーロ 127,985ポンド 129,960ドル

主な勝ち鞍

  • 凱旋門賞
  • パリ大賞
  • ガネー賞
  • ジャンプラ賞
  • クリテリウム国際
  • シェーヌ賞

受賞

  • 2004年 カルティエ賞最優秀3歳牡馬

種牡馬成績

  • 2009年 122位
  • 2010年 34位
  • 2011年 46位
  • 2012年 49位
  • 2013年 60位
  • 2014年 41位
  • 2015年 44位
  • 2016年 48位
  • 2017年 48位
  • 2018年 42位
  • 2019年 49位
  • 2020年 21位
  • 2021年 31位
  • 2022年 68位

代表産駒

  • クロノジェネシス(有馬記念、宝塚記念2回、秋華賞)
  • ビッグウィーク(菊花賞)
  • ステラヴェローチェ(神戸新聞杯、サウジアラビアRC)
  • コマノインパルス(京成杯)
  • タガノアザガル(ファルコンS)
  • クリスマス(函館2歳S)
  • トロワボヌール(クイーン賞、スパーキングレディーC)
  • アクティビューティ(クイーン賞)
  • オウケンサクラ(フラワーC)
  • ブラックバゴ(アンドロメダS)

バゴ産駒の得意距離は?

距離別

芝:2000m

秋華賞を勝ったクロノジェネシスや京成杯を勝ったコマノインパルス、京成杯やホープフルSで好走したブラックバゴなど全体的に成績が良いのは2000mで右回りを得意としています。

菊花賞を勝ったビッグウィークやスプリントで活躍したクリスマスなど産駒によって得意距離はバラバラですが、幅広いタイプの産駒を輩出しています。またステラヴェローチェは不良馬場のサウジアラビアRCを圧勝し朝日杯FSでは1.32.4で2着に入るなど馬場状態を問わないタイプもいます。

ダート:1300~1700m

ダートは3勝クラス以上で活躍している産駒はあまりいませんが、2勝クラス以下に絞ると1300~1600mの距離ではまずまず走っています。

1700mがギリギリでそれ以上になると成績を落としていますが、トロワボヌールのように地方なら1800mでの重賞勝ちもあります。またダート1000mの成績は良いものの、1200mはコース問わず非常に苦手としています。

バゴ産駒 芝コース成績

芝・競馬場別

得意なコースよりも苦手なコースが目立ち、左回りの新潟・中京では連対率10%を切っています。特別成績の良いコースがある訳ではありませんが、クロノジェネシスやブラックバゴのイメージ通り右回り・コーナー4つの2000mを得意とする馬が多いのが特徴です。

また阪神・東京の1800mなど長い直線、もしくはスピード能力の差が出やすいコースはサンデー系が強いコースということもありますが成績を落としています。

それでも小回り適性のある産駒は多いので競馬場ごとではなく内回り・外回り・コーナーの数などを含めたコースごとに判断するのが良さそうです。

得意なコース

  1. 連対率31.8% 中山・芝2000m
  2. 連対率31.0% 小倉・芝2000m
  3. 連対率28.6% 阪神・芝2400m
  4. 連対率24.0% 阪神・芝1600m(外)
  5. 連対率22.2% 京都・芝2000m

苦手なコース

  1. 連対率0.0% 阪神・芝1800m
  2. 連対率5.0% 小倉・芝1200m
  3. 連対率5.3% 中京・芝1200m
  4. 連対率5.9% 東京・芝1800m
  5. 連対率6.3% 新潟・芝1600m(外)

※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。

芝・クラス別

全体的に回収値が高い

GⅡは適距離が無いためか成績が振るいませんが、クラスが上がっても成績はそれほど変わらず過剰人気もしにくい血統なので回収値も高めです。

芝・前走距離別

距離延長×

距離延長、短縮への対応はあまり出来ておらず、特に距離延長時は連対率10%を切っています。クロノジェネシスも秋華賞から延長となったエリザベス女王杯では5着に敗れています。距離短縮時は2000mへの短縮を得意としています。

バゴ産駒 ダートコース成績

ダート・競馬場別

函館競馬場の成績が良く、それ以外では京都・阪神・小倉といった西開催の成績がやや高めです。また中山コースでは(3-15-9-168)と勝ち切れていないのが特徴。またコース問わずダート1200mでは大きく割引きです。

得意なコース

  1. 連対率24.7% 京都・ダ1400m
  2. 連対率22.2% 小倉・ダ1000m
  3. 連対率20.9% 阪神・ダ1400m
  4. 連対率19.0% 東京・ダ1300m
  5. 連対率16.0% 函館・ダ1700m

苦手なコース

  1. 連対率0.0% 札幌・ダ1700m
  2. 連対率5.3% 中京・ダ1200m
  3. 連対率7.5% 新潟・ダ1200m
  4. 連対率7.5% 中山・ダ1200m
  5. 連対率7.7% 阪神・ダ1200m

※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。

ダート・クラス別

2勝クラス○

基本的にダートは苦手で新馬戦では消し。ただ2勝クラスでは複勝率29.2%に単回値378という成績。単勝300倍で勝ったフレンドスイートの影響は大きいものの人気薄で穴を空けるパターンが多いのが特徴です。

ダート・前走距離別

距離延長、短縮×

ダートでは距離延長、短縮ともに成績を大きく落としています。元々ダートでは適距離の幅が狭い種牡馬ですが、その中でも距離変更は割引きです。

バゴ産駒 重馬場・季節適性

重馬場適性

重馬場×

現役時代はフランスで走り凱旋門賞も制しているため道悪が得意なイメージはありますが道悪は得意ではありません。芝の重馬場では連対率は変わらないものの勝率2.9%という成績。

ダートも同じく稍重までは対応できますが重馬場になると勝率が大きく下がります。

重馬場で狙いたい母父

芝ではストームキャット系、デピュティミニスター系、サドラーズウェルズ系の成績が良く、ダートでもニジンスキー系など全体的にノーザンダンサー系の成績が良いのが特徴。

季節適性・牡馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牡馬:偶数月○?

7月の連対率が低いのを除けばまずまずのレベルで安定しています。上半期では2月と4月、下半期では8月、10月、12月となぜか偶数月の勝率が高いという特徴もありますが、この辺りは月要素というよりも得意なコースがあったかという差ではないかと思われます。

季節適性・牝馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牝馬:上半期○

牝馬ははっきりとした特徴があり、5~7月を中心に上半期に好走が集中しています。8月からは成績が急降下しており、連対率10%切りの月が続きます。

バゴ産駒 血統相性

母父系統別成績

芝で相性が良さそうなのはストームキャット系、デピュティミニスター系。ダートでもノーザンダンサー系、ニジンスキー系、サドラーズウェルズ系など大系統ではノーザンダンサー系の活躍馬が多めですが重賞になるとやはり母父サンデー系が多めです。

母父サンデーサイレンス系

  • ビッグウィーク(母父サンデーサイレンス)
  • ステラヴェローチェ(母父ディープインパクト)
  • トロワボヌール(母父サンデーサイレンス)
  • ブラックバゴ(母父ステイゴールド)
  • クリスマス(母父ステイゴールド)
  • コマノインパルス(母父フジキセキ)
  • タガノアザガル(母父アドマイヤベガ)

母父デピュティミニスター系

  • クロノジェネシス(母父クロフネ)

母父ロベルト系

  • オウケンサクラ(母父リアルシャダイ)
  • サカジロロイヤル(母父ブライアンズタイム)

バゴ産駒 特徴まとめ

芝コース

右回り、コーナー4つの2000m○
新潟・中京競馬場×
条件戦の回収値が高め
距離延長×、短縮△
重馬場は人気馬なら

ダートコース

1300~1700m、下級条件中心
コース問わず1200mは走らない
函館競馬場○、西開催ではまずまず走る
距離変更×
重馬場△

バゴ産駒の分析は以上です。

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