ダイワメジャーは2001年生まれの種牡馬です。
このページではダイワメジャー産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。
ダイワメジャーの成績
血統表
競走成績
- 戦績:28戦9勝
- 賞金:1,002,230,000円/500,000ドル
主な勝ち鞍
- 皐月賞
- 天皇賞・秋
- 安田記念
- マイルCS2回
- 毎日王冠
- マイラーズC
- ダービー卿CT
受賞
- 2006年 最優秀短距離馬
- 2007年 最優秀短距離馬
種牡馬成績
- 2011年 35位
- 2012年 7位
- 2013年 4位
- 2014年 5位
- 2015年 4位
- 2016年 3位
- 2017年 5位
- 2018年 6位
- 2019年 7位
- 2020年 7位
- 2021年 9位
- 2022年 10位
代表産駒
- アドマイヤマーズ(香港マイルなどGⅠ3勝)
- メジャーエンブレム(NHKマイルC、阪神JF)
- セリフォス(マイルCS)
- コパノリチャード(高松宮記念)
- カレンブラックヒル(NHKマイルC)
- レーヌミノル(桜花賞)
- レシステンシア(阪神JF)
- ブルドッグボス(JBCスプリント)
- ダイワマッジョーレ(京王杯SC、阪急杯)
- ミスパンテール(阪神牝馬S、京都牝馬S)
ダイワメジャー産駒の得意距離は?
距離別
芝:1200~1800m
芝1200~1800mを得意としており産駒の重賞勝ちもこの範囲に固まっています。特にマイル戦に強くメジャーエンブレムやレシステンシアなど牝馬の活躍馬が多いのも特徴です。
2000m以上をこなす産駒もいますが重賞勝ちはありません。2000m以上の重賞ではロードヴァンドールの金鯱賞2着やメイショウカドマツのアルゼンチン共和国杯2着など、左回りでの好走が目立ちます。
ダート:1000~1800m
ダートは下級条件が殆どですが、短距離から中距離まである程度対応しています。ただし芝では東京マイルは得意としていますが、ダートのマイルは大きく成績を落としています。
ダイワメジャー産駒 芝コース成績
芝・競馬場別
どのコースでも成績・回収値に大きなブレはなくどの競馬場でも安定しています。右回り・左回りでも成績に大きな差はありません。性別で見ると牡馬は東京・京都・阪神の成績が良く、牝馬は中山競馬場での成績が抜群です。
重賞では東京・中山・阪神競馬場の成績が良く、京都競馬場では2着が多い反面1着が少ないのが特徴です。またGⅠ8勝のうち3勝が東京マイル、4勝が阪神マイルとこの2つのコースでは穴でも狙えます。
得意なコース
- 連対率23.1% 中山・芝1200m
- 連対率22.2% 阪神・芝1800m
- 連対率21.5% 東京・芝1400m
- 連対率21.5% 阪神・芝1600m
- 連対率20.8% 中京・芝1600m
苦手なコース
- 連対率8.9% 中京・芝1200m
- 連対率10.6% 中山・芝2000m
- 連対率11.6% 阪神・芝1200m
- 連対率12.3% 小倉・芝1800m
- 連対率12.5% 阪神・芝2000m
※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。
芝・クラス別
新馬戦○
新馬戦の成績は優秀でディープインパクトを抑えて2歳リーディングを獲ったこともあります。重賞になると桜花賞のメジャーエンブレムのように人気を背負いながらあっさり飛ぶパターンやボンセルヴィーソのように人気薄での好走が目立つ馬もいたりと、信頼度には欠ける面もありますが馬券的な魅力はあります。
また短距離タイプの宿命でもありますが、カレンブラックヒルやミスパンテールのように調子のピーク時には重賞を連勝する充実ぶりを見せますが、ピークを超えるとパタッと走らなくなることもあります。
性別での距離適性の違い
性別で傾向の違いがあり、牡馬は1400mに強くダイワマッジョーレやコパノリチャード、オリービンなど1400mでの成績・回収値が1600mより良いのが特徴です。
逆に牝馬は1200mか1600mのどちらかに強い産駒が多く、ナックビーナスやメジャーエンブレムのようにマイルかスプリントのスペシャリストが生まれやすい反面、牡馬が得意な1400mは苦手としています。
芝・前走距離別
距離延長△
距離短縮はこなしますが、距離延長は苦手としています。得意とする1400~1600mでも延長時の成績はあまり良くはなく、逆に1800mへの延長時の方が馬券になりやすいです。
また距離短縮時は前走距離に関係なく1400mへの短縮を得意としています。
ダイワメジャー産駒 ダートコース成績
ダート・競馬場別
新潟ダート1800mでの成績が良く、新潟・中山競馬場では回収値も含めそこそこ安定しています。新馬戦・未勝利戦では短距離もこなしますが、ダートの場合は昇級すると短距離よりも中距離で結果を残しています。
得意なコース
- 連対率27.3% 新潟・ダ1800m
- 連対率23.4% 函館・ダ1700m
- 連対率20.3% 福島・ダ1150m
- 連対率18.9% 中山・ダ1800m
- 連対率17.3% 阪神・ダ1800m
苦手なコース
- 連対率8.8% 東京・ダ1600m
- 連対率9.1% 中京・ダ1200m
- 連対率10.2% 京都・ダ1200m
- 連対率11.0% 阪神・ダ1400m
- 連対率11.1% 東京・ダ1400m
※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。
ダート・クラス別
クラスが上がるほど回収値が落ちる
ダートはJBCスプリントを勝ったブルドッグボスなどはいますが中央で重賞を取れるまでの能力は無く、クラスが上がるほど徐々に成績が落ちていきます。
回収値も低めで良くも悪くも能力通りに走る産駒が多く、穴狙いでダイワメジャー産駒を選択するのはあまりお勧めしません。
ダート・前走距離別
延長△
ダートでも距離延長時の成績が悪いのが特徴です。芝と同じでダート1600mへの延長が壊滅的な成績。ダート1600mは東京コースしか無いため東京ダート1600mが苦手とも言えますが、その中でも距離延長で挑んできた馬は消し。
ダイワメジャー産駒 重馬場・季節適性
重馬場適性
芝の重馬場◎
芝は道悪になるほど成績が上がるタイプで、重馬場になったらダイワメジャー産駒を探しましょう。特に重馬場時は回収値も優秀なので、中穴~大穴も期待でき高配当を狙いやすくなります。
ダートは重~不良馬場はあまり得意ではなく、基本的には良~稍重馬場まで。
芝の重馬場ではフォーティナイナーやキングマンボ、トワイニングなど母父ミスプロ系が好成績。次いでノーザンダンサー系となっています。
季節適性・牡馬
※1勝クラス以上のレースを集計
牡馬:3月、10月○
牡馬は3月と10月の成績が目立ちますが、年間を通して安定しています。
重馬場には強いダイワメジャー産駒ですが梅雨時の6~7月はあまり成績が振るわず、6~7月は牡馬の重賞勝ちはありません。重賞勝ちは上半期にやや偏っています。
季節適性・牝馬
※1勝クラス以上のレースを集計
牝馬:1~2月の回収値が高め
牝馬も年間を通して安定していますが、回収値が高いのは1~2月。
また短距離種牡馬ということで夏競馬で狙いたい所ですが、7~8月の重賞勝ちは2018年キーンランドCのナックビーナスまで長く出ませんでした。
ダイワメジャー産駒 血統相性
母父系統別成績
系統別に見ると母父ヘイロー系の複勝率が非常に高く、中山巧者ナックビーナスや桜花賞馬レーヌミノル、佐世保Sの勝ち馬オールポッシブルなど重賞やオープンクラスでも活躍しています。
重賞ではミスプロ系との組み合わせでNHKマイルCを勝ったカレンブラックヒルやアドマイヤマーズ、アストラエンブレムやレッドラウダなどを輩出。
トニービンなど母父グレイソヴリン系との組み合わせではコパノリチャード、エピセアローム、ソルヴェイグなど重賞勝利数は1位です。
母父ミスタープロスペクター系
- アドマイヤマーズ(母父Medicean)
- カレンブラックヒル(母父Grindstone)
- アストラエンブレム(母父ウォーエンブレム)
母父ヘイロー系
- レーヌミノル(母父タイキシャトル)
- ナックビーナス(母父More Than Ready)
- オールポッシブル(母父Yankee Victor)
母父グレイソヴリン系
- コパノリチャード(母父トニービン)
- エピセアローム(母父Cozzene)
- ソルヴェイグ(母父ジャングルポケット)
- フロンティア(母父トニービン)
母父ロベルト系
- ミスパンテール(母父シンボリクリスエス)
- メイショウカドマツ(母父Kris.S)
ダイワメジャー産駒 特徴まとめ
芝コース
★東京・阪神競馬場○、福島競馬場△
★牝馬は中山競馬場の成績が抜群
★1400mへの距離短縮○
★道悪○、重馬場の成績・回収値が抜群
ダートコース
★新潟ダート1800m○
★クラスが上がるほど苦戦
★距離延長△
★重~不良馬場△
ダイワメジャー産駒の分析は以上です。