ドレフォン産駒の特徴|得意なコースや距離、重馬場適性や血統分析

ドレフォンは2013年生まれの種牡馬です。
このページではドレフォン産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。

ドレフォンの成績

血統表

競走成績

  • 戦績:9戦6勝

主な勝ち鞍

  • BCスプリント
  • フォアゴーS
  • キングスビショップS

受賞

  • 2016年 エクリプス賞チャンピオンスプリンター牡馬

種牡馬成績

  • 2021年 43位
  • 2022年 16位

代表産駒

  • ジオグリフ(皐月賞)
  • デシエルト(若葉S、グリーンチャンネルC)
  • カルネアサーダ(安芸S)
  • コンシリエーレ(カトレアS、サウジダービー3着)
  • コンティノアール(カトレアS)
  • カワキタレブリー(NHKマイルC3着)
  • タイセイドレフォン(レパードS2着)
  • セイルオンセイラー(鶴ヶ城特別)
  • ペプチドヤマト(恵那特別)
  • カラフルキューブ(2勝クラス)

ドレフォン産駒の得意距離は?

距離別

芝:牡馬は1600~2000m、牝馬は1400~1600m

牡馬は1200~2000mまで勝っていますがクラスが上がると1400m以下では苦戦しています。代表産駒のジオグリフやデシエルトを見てもマイル~中距離に適性のある産駒が多そうです

牝馬は1400~1600mでの好走が多く、1200m以下や1800m以上になると大きく成績を落としています。初年度産駒ということもあり全体的に過剰人気しやすく回収値は低め。牡馬よりもこなせる距離の範囲は狭そうです。

ダート:万能

初年度産駒はダートを使われる産駒の方が多く、距離不問で勝ち上がっています。回収値を見ると1600~1800mの成績が安定していますが、どの距離でもまずまず人気通りに走っています。

芝とは異なり性別問わず短距離から中距離まで勝っており回収値も平均以上なので、世代戦のダートでは割と買いやすい種牡馬です。

また芝ダート共に人気馬は買えますが人気薄での妙味には欠けます。3~5番人気は複勝率35%前後ありますが6~9番人気は複勝率10%前後とガクッと落ちるので、基本的にには人気馬から。

ドレフォン産駒 芝コース成績

芝・競馬場別

初年度産駒からはジオグリフが皐月賞・札幌2歳Sを優勝、デシエルトが若葉Sを逃げ切ったようにクラスが上がると右回りを得意としており特に札幌での成績は抜群。

ジオグリフの共同通信杯やカワキタレブリーのNHKマイルCなど実績はありますが、2022年終了時点で東京競馬場での5勝全てが新馬・未勝利戦。阪神外回りも苦手としており直線の長いコースでは相手まで。

またダートの方が得意な種牡馬ということもあり末脚を活かす競馬よりも逃げ・先行で押し切る競馬の方が合う産駒が多く、クラスが上がると4角好位組の成績の良さが目立つ半面、差し・追い込みは不振。

得意なコース

  1. 連対率44.4% 札幌・芝1200m
  2. 連対率30.8% 小倉・芝1800m
  3. 連対率25.9% 中山・芝1600m
  4. 連対率22.7% 東京・芝1400m

苦手なコース

  1. 連対率0.0% 阪神・芝1800m
  2. 連対率0.0% 福島・芝1200m
  3. 連対率0.0% 阪神・芝1600m
  4. 連対率0.0% 小倉・芝1200m

※新馬戦、未勝利戦を含む全コースデータを集計。出走数が少ないコースは省いています。

芝・クラス別

未勝利戦△

新馬戦や1勝クラス以上の成績や回収値は好調ですが未勝利戦は人気馬優勢。芝の未勝利戦は当日5番人気以内が(8-8-6-38)に対して6番人気以下は(0-0-2-86)と人気薄は狙えません。

芝・前走距離別

距離短縮×

芝の距離変更は苦手としており特に距離短縮は不振。朝日杯のジオグリフやファンタジーSのオルコスなど重賞でも足りない印象です。距離延長も好走しているのは大半が人気馬で回収値は非常に低いので、人気馬なら抑える程度。

ドレフォン産駒 ダートコース成績

ダート・競馬場別

ダートはどのコースでも安定して走りますが、牡馬は1勝クラス以上になると東京・中京と左回りでの成績が伸び右回りの複勝率15.5%に比べ左回りでは35.3%と2倍以上の差。

特に東京ダート1600mではデシエルトがグリーンチャンネルCで1.33.5という好タイムで快勝、コンシリエーレ、コンティノアールが2歳オープンのカトレアSを勝つなど相性が良く、いずれはフェブラリーSで狙ってみたい血統です。

牝馬はどのコースでも走りますが函館では複勝率50%台・単回値280と相性抜群です。阪神競馬場もカラフルキューブやカルネアサーダなど2~3勝クラスでの勝ち馬が出てきており順調。

得意なコース

  1. 連対率30.8% 福島・ダ1150m
  2. 連対率29.4% 阪神・ダ1200m
  3. 連対率29.2% 札幌・ダ1700m
  4. 連対率24.7% 阪神・ダ1800m
  5. 連対率24.5% 中京・ダ1800m

苦手なコース

  1. 連対率14.3% 中山・ダ1200m
  2. 連対率14.5% 阪神・ダ1400m
  3. 連対率15.8% 新潟・ダ1800m

※新馬戦、未勝利戦を含む全コースデータを集計。出走数が少ないコースは省いています。

ダート・クラス別

未勝利戦○、馬格のある馬の新馬戦○

ダートの勝ち上がり率は高く、特に未勝利戦は前走ダートよりも芝だった馬の方が勝率含め全体的に好成績。新馬戦では480kg以上が(8-2-3-23)、480kg未満が(0-6-1-29)と馬格によって1着、2着が極端に分かれているので馬券によっては絞り込みが捗りそうです。

1勝クラス以上でも順調に成績を伸ばしており、サウジダービーで3着に入ったコンシリエーレやエーデルワイス賞で2着に入ったヒストリックノヴァなど海外・地方遠征でも結果を残しているので今後が楽しみです。

ダート・前走距離別

牡馬の距離延長△

牡馬は距離短縮時の成績・回収値は同距離時とほぼ変わらず。距離延長は苦手としており、1勝クラス以上になると距離短縮時が(9-3-0-30)、距離延長時は(0-3-2-25)と頭では狙いづらいのが特徴です。

牝馬は距離変更時の勝率・連対率はやや落ちますがその分3着が多く複勝率・回収値は変わりません。

ドレフォン産駒 重馬場・季節適性

重馬場適性

芝は稍重まで、ダートは稍重○

芝では重馬場を走った馬は多くありませんが、若葉Sを逃げ切ったデシエルトや共同通信杯で2着に入ったジオグリフと稍重までは問題なくこなしています。

ダートでは良馬場から不良馬場まで気にせず買えますが、稍重時の成績が最も良く重馬場以上になると成績を落としています。ただしデシエルトが重馬場のグリーンチャンネルCを好タイムで勝っており、ストームキャット系という血統からも今後重馬場で好走する産駒は増えてきそうです。

ドレフォン産駒 血統相性

母父系統別成績

芝では母父キングカメハメハがジオグリフ、母父ディープインパクトがカワキタレブリーを輩出。ダートに比べ産駒数は少ないものの繫殖牝馬の数が多い血統で結果を残しています。

ダートでは母父サンデー系の産駒数が多いもののクラスが上がると徐々に苦戦。オープンクラスを勝ったデシエルト、コンシリエーレ、コンティノアールはいずれも母父ミスプロ系でそれに続くのがデピュティミニスター系と米国型の母父を持つ配合が合っていそうです。

母父キングカメハメハ系

  • ジオグリフ(母父キングカメハメハ)
  • デシエルト(母父キングカメハメハ)
  • コンティノアール(母父キングカメハメハ)

母父サンデーサイレンス系

  • サーマルウインド(母父スペシャルウィーク)
  • ウナギノボリ(母父サンデーサイレンス)

母父ディープインパクト系

  • カワキタレブリー(母父ディープインパクト)

母父フォーティナイナー系

  • タイセイドレフォン(母父トワイニング)
  • ペプチドヤマト(母父コロナドズクエスト)

母父ミスタープロスペクター系

  • コンシリエーレ(母父Spanish Steps)

母父デピュティミニスター系

  • セイルオンセイラー(母父クロフネ)

ドレフォン産駒 特徴まとめ

芝コース

牡馬は1600~2000m、牝馬は1400~1600m
右回り・小回り○、直線の長いコースは2~3着まで
逃げ・先行馬が狙い目
未勝利戦は5番人気以内○、6番人気以下×
距離短縮×
良~稍重まで

ダートコース

ダートは距離不問
牡馬は左回り、牝馬は函館・阪神競馬場○
新馬戦は480kg以上が1着候補、480kg未満は2着候補
牡馬の距離延長×(特に1勝クラス以上)、
馬場状態不問、1勝クラス以上では稍重○

ドレフォン産駒の分析は以上です。

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