ドゥラメンテ産駒の特徴|得意なコースや距離、重馬場適性や血統分析

ドゥラメンテは2012年生まれの種牡馬です。
このページではドゥラメンテ産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。

ドゥラメンテの成績

血統表

競走成績

  • 戦績:9戦5勝
  • 賞金:516,607,000円/1,200,000ドル

主な勝ち鞍

  • 東京優駿
  • 皐月賞
  • 中山記念

受賞

  • 2015年 JRA賞最優秀3歳牡馬

種牡馬成績

  • 2020年 44位
  • 2021年 11位
  • 2022年 5位

代表産駒

  • タイトルホルダー(菊花賞、天皇賞・春、宝塚記念)
  • スターズオンアース(桜花賞、オークス)
  • ドゥラエレーデ(ホープフルS)
  • リバティアイランド(阪神JF)
  • ヴァレーデラルナ(JBCレディスクラシック)
  • アリーヴォ(小倉大賞典)
  • バーデンヴァイラー(マーキュリーC)
  • ドゥーラ(札幌2歳S)
  • ヴァリアメンテ(ストークS)
  • アイコンテーラー(魚沼S)

ドゥラメンテ産駒の得意距離は?

距離別

芝:牡馬は1800m以上、牝馬は1800m以下

代表産駒のタイトルホルダーが弥生賞・菊花賞で優勝。牡馬は中距離以上に適性のある産駒が多く右回りを得意としています。マイル以下は下級条件ならこなしています。ただしアスコルターレがもみじS、マーガレットSを勝つなど短距離でも複勝率は30%前後をキープしており、父キングカメハメハ同様配合次第で距離適性に幅はありそうです。

牝馬は1800mの成績が最も良く適距離としては1600~2000mの間。牡馬よりは適性の幅は狭く、1勝クラス以上になると1800m以外の距離では単回値が10前後と頭では狙いづらいです。

ダート:牡馬は万能、牝馬は1700~1800m

芝に比べ出走数は少ないものの牡馬は東京ダート1600mでは(8-6-4-13)複勝率58.1%。芝のイメージが強いからか1700~1800mでは回収値はやや低めですが、1600m以下の距離では抜群の回収値を残しています。

一方牝馬は1600m以下では(1-3-3-72)、1700~1800mで(7-4-6-58)と中距離タイプ。

ドゥラメンテ産駒 芝コース成績

芝・競馬場別

東開催の東京・中山・新潟競馬場ではまずまず勝ち切っており、西開催では阪神競馬場の勝率が高め。

性別で見ると牡馬は東京・中山・阪神競馬場を得意とする産駒が多く、中京競馬場では2~3着が多く勝ち切れません。牝馬は中山競馬場を得意としており、牡馬牝馬共に極端に成績を落とすコースは少ないので買いやすい種牡馬です。

得意なコース

  1. 連対率33.3% 福島・芝1800m
  2. 連対率32.1% 阪神・芝2000m
  3. 連対率31.0% 新潟・芝1800m
  4. 連対率29.4% 小倉・芝1800m
  5. 連対率29.2% 中山・芝1800m

苦手なコース

  1. 連対率14.3% 函館・芝1800m
  2. 連対率14.6% 中京・芝2000m
  3. 連対率16.1% 東京・芝1400m
  4. 連対率16.7% 札幌・芝1200m
  5. 連対率16.7% 阪神・芝1600m

※新馬戦、未勝利戦を含む全コースデータを集計、出走数が少ないコースは省いています。

芝・クラス別

3勝クラス以上+小頭数○

産駒デビューが同じモーリス産駒と比べると初年度産駒は1勝クラスの勝率の高さが目立っており、2歳の条件戦や2勝クラス以下なら安定しています。2歳オープンクラスや古馬3勝クラス以上では小頭数の方が成績が良く、3勝クラス以上+13頭立て以下は(6-7-5-30)複勝率37.5%。

初年度産駒は多頭数を苦手とする産駒が多かったのですが、菊花賞のタイトルホルダーや桜花賞のスターズオンアースなど徐々に多頭数でも結果を残しています。ただし15頭立て以上になると460kg未満が(0-0-0-23)、460kg以上が(4-4-2-29)と小柄な馬は多頭数では信頼しづらいです。

芝・前走距離別

距離変更△、牝馬の距離延長×

牡馬は距離延長にはある程度対応できますが距離短縮では単回値を大きく落としています。2000mへの距離延長は勝率15%前後と狙うならここ。

逆に牝馬は同距離時の連対率が24%台に対して距離延長時は連対率12%まで落ちます。牝馬は元々距離適性の幅が狭いので、距離変更したとしても1600~2000mの間ならといった所。

ドゥラメンテ産駒 ダートコース成績

ダート・競馬場別

東京、新潟と左回りのダートでは安定しており中京競馬場も悪くありません。全体的に東開催のダートを得意としており、阪神競馬場では大きく成績を落としています。

現状は芝を使う産駒が多いのですがキングカメハメハ系ということでダートでも2勝クラスを勝つ産駒が出初めており、コース適性から考えるとフェブラリーSやチャンピオンズCに出走してくる産駒がいれば楽しみです。

得意なコース

  1. 連対率32.6% 東京・ダ1600m
  2. 連対率26.9% 新潟・ダ1800m
  3. 連対率23.1% 福島・ダ1700m
  4. 連対率22.7% 中山・ダ1800m
  5. 連対率21.4% 中京・ダ1800m

苦手なコース

  1. 連対率0.0% 阪神・ダ1200m
  2. 連対率7.7% 小倉・ダ1700m
  3. 連対率10.0% 中京・ダ1200m
  4. 連対率10.0% 阪神・ダ1400m

※新馬戦、未勝利戦を含む全コースデータを集計、出走数が少ないコースは省いています。

ダート・クラス別

前走左回りを使っていた馬の未勝利戦○

ダートは新馬戦では複勝率40%弱、複回値100と馬券的には十分狙えます。

未勝利戦では勝率9.4%、単回値109とこちらも上々の成績ですが前走は芝でもダートでも勝率は変わらず、前走で左回りを使っていた馬の勝率が高いのが特徴です。

また芝ではクラスが上がると多頭数をやや苦手としていましたが、ダートの1~2勝クラスでは13頭立て以下が(1-2-4-17)複勝率29.2%、14頭立て以上が(10-2-4-48)複勝率25.0%とダートの多頭数は問題ありません

ダート・前走距離別

距離変更時の回収値が高い

出走数の少なさによる上振れもありますが、距離変更時は延長・短縮共に複勝率は落ちますが単回値は非常に優秀。上でも書いた通り前走左回り+距離変更の未勝利戦が狙い目です。

ドゥラメンテ産駒 重馬場適性

重馬場適性

牡馬は稍重まで、牝馬は馬場不問

芝では牡馬は良~稍重までは複勝率は変わりませんが、重馬場以上になると人気より着順を落としがちなので基本的には良~稍重まで。牝馬は馬場状態による成績の差はなく、最も成績・回収値が高いのは稍重時です。

ダートでは良馬場時の成績が最も安定していますが、不良馬場で勝率を上げるなど馬券的にはどこでも狙えそうです。

季節適性・牡馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牡馬:秋~冬○

初年度産駒が大半なので成績にはブレがありますが、秋から冬にかけての回収値が高く暖かい季節から夏場にかけては回収値は低調です。

季節適性・牝馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牝馬:3~4月×

牝馬はさらに出走数が少なく何とも言えない部分が多いのですが、新馬・未勝利戦を含めた全クラス合計の数字たと3~4月は(0-2-3-61)と極端に成績を落としており、夏から秋にかけてが狙い目。

ドゥラメンテ産駒 血統相性

母父系統別成績

母父にサンデーサイレンスを持つため配合の幅は広くはありませんが、父キングカメハメハと同様母系によって様々な産駒を輩出しています。

芝ではタイトルホルダーが母父サドラーズウェルズ系、ベルクレスタやキングストンボーイは母父ミスプロ系。どんな母系でもある程度走っていますが、母父ナスルーラ系だけは(1-1-4-51)と相性が悪そうです。

ダートではデピュティミニスター系、ストームキャット系、ミスプロ系、ボールドルーラー系とこちらも偏りなく走っています。

母父サドラーズウェルズ系

  • タイトルホルダー(母父Motivator)

母父ダンジグ系

  • アスコルターレ(母父Danehill Dancer)
  • アドマイヤザーゲ(母父Cape Cross)

母父ミスタープロスペクター系

  • スターズオンアース(母父Smart Strike)
  • ベルクレスタ(母父Numerous)

母父サンデーサイレンス系

  • ドゥラエレーデ(母父オルフェーヴル)
  • ジュンブルースカイ(母父ゼンノロブロイ)
  • グランデフィオーレ(母父ネオユニヴァース)

母父ロベルト系

  • リバティアイランド(母父All American)

ドゥラメンテ産駒 特徴まとめ

芝コース

牡馬は1800m以上、牝馬は1800m以下
牡馬は東京・中山・阪神競馬場○、牝馬は中山競馬場○
中京競馬場では勝ち切れない
小頭数○、多頭数は馬体重460kg以上
距離変更は苦手
牡馬は良~稍重○、牝馬は馬場不問

ダートコース

牡馬は万能、牝馬は1700~1800m
東京・新潟など左回り○
牡馬は東京ダート1600mの成績が抜群
前走左回りの未勝利戦○(距離変更なら尚良し)
稍重~重馬場△

ドゥラメンテ産駒の分析は以上です。

テキストのコピーはできません。