ゴールドシップ産駒の特徴|得意なコースや距離、重馬場適性や血統分析

ゴールドシップは2009年生まれの種牡馬です。
このページではゴールドシップ産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。

ゴールドシップの成績

血統表

競走成績

  • 戦績:28戦13勝
  • 賞金:1,397,767,000円

主な勝ち鞍

  • 皐月賞
  • 菊花賞
  • 有馬記念
  • 天皇賞・春
  • 宝塚記念2回
  • 阪神大賞典3回
  • 神戸新聞杯
  • 共同通信杯

受賞

  • 2012年 最優秀3歳牡馬

種牡馬成績

  • 2019年 88位
  • 2020年 27位
  • 2021年 18位
  • 2022年 23位

代表産駒

  • ユーバーレーベン(オークス)
  • ウインキートス(目黒記念)
  • ブラックホール(札幌2歳S)
  • ウインマイティー(マーメイドS)
  • マカオンドール(万葉S)
  • マリオマッハー(雅S)
  • ヴェローチェオロ(グレイトフルS)
  • ジュニパーベリー(稲妻S)
  • プリュムドール(古都S)
  • エドノフェリーチェ(信夫山特別)

ゴールドシップ産駒の得意距離は?

距離別

芝:2200m~

牡馬、牝馬共に1800m以上を得意としており長距離適性の高い産駒が多いのが特徴。新馬・未勝利戦では1800mから成績が伸び始めますが、1勝クラス以上になると2000m以下では勝ち切れず勝率が上がるのは2200m以上。

他の種牡馬は牡馬の方が長い距離を得意とするタイプが多いのですが、2021年12月時点でゴールドシップ産駒の牝馬はオークスを勝ったユーバーレーベンや目黒記念を勝ったウインキートスなど2200m以上で(13-10-8-42)で複勝率42%と抜群の成績。

ダート:1800m~

ダートを使われる産駒は多くありませんが、こちらも1800m以上ならある程度は狙えます。ただ人気より着順を落とすことが多く、ダートよりは芝向きです。また2021年12月時点でダートを勝っているのは牡馬のみです。

ゴールドシップ産駒 芝コース成績

芝・競馬場別

札幌競馬場の成績が良く、2019年の札幌2歳Sではブラックホール、サトノゴールドが1~2着、2020年も5番人気ユーバーレーベンが2着に入るなど特に札幌芝1800mを得意としています。

他にも阪神内回りの芝2000~2200mや福島競馬場を得意としており、阪神・京都の外回りコースなど直線の長いコースはやや苦手としています。東京競馬場もオークスのユーバーレーベンの印象は強いものの3着までが多いのが特徴。また中山競馬場でも2~3着に比べて1着が極端に少なく、2000~2500mを合計すると(2-16-4-102)とかなり極端な成績です。

性別で見ると牡馬は札幌・福島・小倉競馬場の成績が良く、牝馬はどのコースでもまずまず安定していますが札幌・福島競馬場の成績が目立ちます。

得意なコース

  1. 連対率30.0% 札幌・芝1800m
  2. 連対率26.7% 新潟・芝2400m
  3. 連対率26.7% 京都・芝1800m
  4. 連対率22.7% 福島・芝2600m
  5. 連対率20.0% 阪神・芝2000m

苦手なコース

  1. 連対率4.1% 東京・芝1800m
  2. 連対率8.8% 新潟・芝1800m
  3. 連対率9.5% 東京・芝1600m
  4. 連対率10.3% 小倉・芝2000m
  5. 連対率10.5% 函館・芝2600m

※新馬戦、未勝利戦を含む全コースデータを集計、出走数が少ないコースは省いています。

芝・クラス別

1800m以上の世代限定戦○

長距離適性が高い種牡馬なので短距離が多い世代限定戦では目立ちませんが、札幌2歳Sのブラックホールや京都2歳Sのマカオンドール、オークスのウインマイティーなど1800m以上の距離では若いうちから走ります。

ただしどちらかと言えばローカル向きなので牡馬はクラシック向きとは言えず、苦手なコースが少ない牝馬の方が現状は活躍馬が多めです。特に牝馬は2200m以上の成績が抜群なので、ウインキートスのように2200m以上のGⅡで穴で狙ってみたい種牡馬です。

芝・前走距離別

1800m以上への距離延長○、距離短縮は2~3着まで

距離延長時は成績としては落ちますが回収値は優秀です。1600m以下で惨敗し人気を落とし、1800m以上への距離延長で一変というパターンが多いのが特徴。特に2200m以上への延長では人気を上回る好走が目立ちます。

短縮時は距離に関係なく2~3着が多く、その中でも1800mへの距離短縮時は(2-2-11-52)と3着が非常に多いのが特徴。

ゴールドシップ産駒 ダートコース成績

ダート・競馬場別

ダートを使われる産駒は多くなく成績も低調です。どちらかと言えば西開催の方が勝ち切っていますが、回収値も低いので敢えて狙う必要はなくゴールドシップ産駒のダートは軽視で良いかと思います。

得意なコース

  1. 連対率33.3% 福島・ダ1700m
  2. 連対率16.7% 新潟・ダ1800m
  3. 連対率11.8% 中京・ダ1800m

苦手なコース

  1. 連対率0.0% 東京・ダ1600m

※新馬戦、未勝利戦を含む全コースデータを集計、出走数が少ないコースは省いています。

ダート・クラス別

ダートは基本的に軽視

ダートでは唯一マリオマッハーが3勝クラスの雅S勝ちまで出世していますが、他の産駒は1勝クラスで頭打ちです。回収値は30前後と低く推移しているので積極的には買えません。

ダート・前走距離別

距離変更△

距離短縮時は4勝を挙げていますが複勝率や回収値、人気と比較しても距離変更時は買いづらいです。

ゴールドシップ産駒 重馬場・季節適性

重馬場適性

芝の重馬場○

芝では良馬場時より道悪時の方が成績が良く、重い馬場を得意としていた自身と似た傾向を持つ産駒が目立ちます。

特に良馬場と道悪で成績が変わるのは1800mで、良馬場では(9-10-19-126)複勝率23.2%ですが道悪時は(9-6-12-55)複勝率32.9%という成績。逆に2200~2400mでは良馬場の方がやや成績が良く、2500~2600mになるとまた道悪の方が成績が上がります。

ダートは良~稍重までは買えますが重~不良馬場になると回収値を下げており、ダートの重馬場は得意ではないようです。

季節適性・牡馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牡馬:上半期○

産駒数が少ないため信頼性には欠けますが、芝コースのみで見ると上半期の複勝率は30%前後に対して下半期の複勝率は13%前後と大きく差があります。

3歳になって徐々に2000m以上のレースが増えてくることも一因と思われますが、初年度産駒は4歳でも上半期は(2-5-3-26)に対して下半期は(1-0-0-33)。下半期は人気薄が大半だったこともありますが、成長力という面でもやや疑問があります。

季節適性・牝馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牝馬:9~12月△

牝馬は牡馬に比べてどの月でも成績は安定していますが、10~11月は連対率が10%を切り回収値も低めです。特に9~12月までは単回値が10前後と非常に低く、ウインキートスがオールカマーで2着に入ったように狙えない訳ではありませんが頭固定は微妙。

ゴールドシップ産駒 血統相性

母父系統別成績

芝では回収値を含めるとユーバーレーベンやヴェローチェオロの母父ヘイロー系とウインキートスの母父ボールドルーラー系が好調。他にはロベルト系やサドラーズウェルズ系、フェアリーキング系などスタミナ色の強い配合で走る産駒が多いのが特徴です。

ダートでは大系統で見ると母父ノーザンダンサー系が(10-4-5-89)、別系統が(2-6-4-92)と買いやすいのはノーザンダンサー系。特にサドラーズウェルズ系やリファール系と欧州型ノーザンダンサー系の成績が比較的目立ちます。

母父ネイティヴダンサー系

  • ウインマイティー(母父カコイーシーズ)

母父ボールドルーラー系

  • ウインキートス(母父ボストンハーバー)

母父ヘイロー系

  • ユーバーレーベン(母父ロージズインメイ)
  • ヴェローチェオロ(母父タイキシャトル)

母父サドラーズウェルズ系

  • マリオマッハー(母父オペラハウス)

母父ロベルト系

  • クロノメーター(母父ブライアンズタイム)
  • エドノフェリーチェ(母父ブライアンズタイム)

ゴールドシップ産駒 特徴まとめ

1800m以上(特に2200m以上○)
札幌芝1800m○
外回りなど直線の長いコースは苦手
牡馬は札幌・福島・小倉○、牝馬は札幌・福島○
1800m以上への距離延長○
1800m、2500~2600mの重馬場○

ダートコース

1800m以上
頭で狙うとしたら牡馬
距離変更△
母父欧州型ノーザンダンサー系○

ゴールドシップ産駒の分析は以上です。

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