ハービンジャー産駒の特徴|得意なコースや距離、重馬場適性や血統分析

ハービンジャーは2006年生まれの種牡馬です。
このページではハービンジャー産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。

ハービンジャーの成績

血統表

競走成績

  • 戦績:9戦6勝

主な勝ち鞍

  • キングジョージⅥ&QES

種牡馬成績

  • 2014年 55位
  • 2015年 14位
  • 2016年 9位
  • 2017年 6位
  • 2018年 5位
  • 2019年 8位
  • 2020年 13位
  • 2021年 15位
  • 2022年 13位

代表産駒

  • ノームコア(香港C、ヴィクトリアマイル)
  • ブラストワンピース(有馬記念)
  • ディアドラ(ナッソーS、秋華賞)
  • ペルシアンナイト(マイルCS)
  • モズカッチャン(エリザベス女王杯)
  • ニシノデイジー(中山大障害、東スポ杯2歳S、札幌2歳S)
  • ドレッドノータス(京都大賞典、京都2歳S)
  • ベルーフ(京成杯)
  • プロフェット(京成杯)
  • ヒーズインラブ(ダービー卿CT)

ハービンジャー産駒の得意距離は?

距離別

芝:2000m前後

芝1600~2600mまで広い距離適性を持ち、右回りコースを得意としています。特にコーナー4つの芝2000mを得意としておりディアドラ(秋華賞)、ベルーフ(京成杯)、プロフェット(京成杯)、ドレッドノータス(京都2歳S)など重賞勝ちの4割近くが芝2000mです。

2018年にブラストワンピースが有馬記念を制しましたが、古馬オープンクラスでの2400m以上ではやや足りない部分もあり、良馬場より道悪で成績を伸ばすなど条件を選ぶ傾向があります。

ダート:1600m~

ダートは基本的に苦手としています。勝率が低く頭では狙えませんが2~3着狙いならアリ。

ハービンジャー産駒 芝コース成績

芝・競馬場別

中山競馬場を得意としており1200m、1600m、2000mの根幹距離の成績が良い反面、1800mと2200mの成績が悪いという特徴もあります。

ペルシアンナイトのマイルCSやディアドラの秋華賞など、京都の重賞では複勝率30%前後。東京・中山・京都の重賞での複勝率が20%前後なので非常に得意と言えます。また札幌重賞も(4-2-1-12)と得意としています。

新潟競馬場の成績が悪く最初の頃はサンデー系に比べキレが足りない産駒が多かったのですが、新潟記念を完勝したブラストワンピースやヴィクトリアマイルを日本レコードで制したノームコアのような産駒も出ています。

得意なコース

  1. 連対率33.3% 京都・芝2400m
  2. 連対率25.0% 小倉・芝2000m
  3. 連対率24.5% 京都・芝2000m
  4. 連対率22.0% 中京・芝1600m
  5. 連対率21.6% 中山・芝2000m

苦手なコース

  1. 連対率3.3% 新潟・芝1600m
  2. 連対率9.1% 中京・芝1400m
  3. 連対率9.6% 中山・芝1800m
  4. 連対率11.5% 東京・芝1600m
  5. 連対率12.0% 東京・芝1400m

※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。

芝・クラス別

クラス問わず安定

2017年にはディアドラ、モズカッチャン、ペルシアンナイトが立て続けにGⅠを勝ち、2018年はブラストワンピースやノームコアが出てくるなど重賞で活躍する産駒が増えてきています。

GⅡは得意な右回りの2000mが少ないことから成績を落としていますが、モズカッチャンやドレッドノータスなど穴をあけることも。またリステッド競走では人気に推されることは多いものの2019~2020年の2年間では連対無しという結果に終わっています。

芝・前走距離別

延長、短縮○

距離延長・短縮共に苦にしません。距離短縮での成績は幅広い距離分布になっていますが、距離延長は特に2000m以上の距離に延長となった時の成績が良いのが特徴です。ただし延長時は2~3着が多いのに注意。

ハービンジャー産駒 ダートコース成績

ダート・競馬場別

ダートでは狙って買うのは難しいですが、京都・中京競馬場では複回値が高めで紐ならアリです。函館ダート1700mは(3-4-1-21)で唯一狙えるコースです。

苦手なコースはそれぞれ10~15戦前後ですが、3着はあっても連対が1回も無いコースです。

得意なコース

  1. 連対率24.1% 函館・ダ1700m
  2. 連対率16.7% 阪神・ダ2000m
  3. 連対率13.6% 東京・ダ1400m
  4. 連対率11.9% 東京・ダ1600m
  5. 連対率11.5% 中京・ダ1400m

苦手なコース

  1. 連対率0.0% 京都・ダ1200m
  2. 連対率0.0% 中京・ダ1900m
  3. 連対率0.0% 新潟・ダ1200m
  4. 連対率0.0% 東京・ダ2100m
  5. 連対率0.0% 京都・ダ1400m

※新馬戦、未勝利戦を含む全コースデータを集計。

ダート・クラス別

2勝クラス以上×

殆どの産駒が1勝クラス止まりです。上と重複しますがダートのハービンジャー産駒は間違っても1着固定では買わないように。

ダート・前走距離別

距離延長○

ダートでは距離延長時の複回値が70台とまずまずの数値なので距離延長時の2~3着狙いならアリ。単回値は安定して低いです。

ハービンジャー産駒 重馬場・季節適性

重馬場適性

重馬場○

不良馬場にまでなると成績は大きく落ちますが、基本的には道悪は苦にしないタイプで道悪の重賞では積極的に狙えます。

重馬場の秋華賞を勝ったディアドラや稍重のマイルCSを勝ったペルシアンナイト、有馬記念を勝ったブラストワンピースなど2018年までのGⅠ4勝中3勝が稍重~重馬場となっています。

重馬場で狙いたい母父

稍重~重馬場になると芝・ダート共に母父アグネスタキオンの成績が良く、ジャングルポケットやネオユニヴァース、ディープインパクトも複勝率が高めです。

季節適性・牡馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牡馬:重賞は下半期○

1勝クラス以上で見ると6月の成績がやや高い以外はどの月も安定しています。ただし重賞では下半期の成績が良く、1~6月の重賞は複勝率13.4%に対して7~12月の重賞は複勝率25.2%と倍近い差があります。特に4~6月の重賞では(0-4-0-50)とかなり成績を落としています。

季節適性・牝馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牝馬:8月○

牝馬は月ごとに波がありますが、8月の札幌と小倉で大きく成績を伸ばしています。重賞では牡馬と似ており1~6月は4勝、7~12月は8勝と現状では下半期の方が勝ち切ってはいますが、複勝率では牡馬ほどの差はありません。

ハービンジャー産駒 血統相性

母父系統別成績

サンデーサイレンスをはじめ母父サンデー系の母数が圧倒的ですが、その中でも相性が良さそうなのはスペシャルウィーク、ダンスインザダーク、フジキセキなど。母父ディープインパクトも徐々に増えてきておりハッピーアワーやケイティクレバーなど成績も順調。

母父キングカメハメハからはブラストワンピースやモズカッチャン、母父クロフネからはノームコア、母父サンデーサイレンスからはペルシアンナイトと相手を選ばないタイプです。

母父サンデーサイレンス系

  • ペルシアンナイト(母父サンデーサイレンス)
  • ディアドラ(母父スペシャルウィーク)
  • ドレッドノータス(母父サンデーサイレンス)
  • ニシノデイジー(母父アグネスタキオン)
  • ベルーフ(母父サンデーサイレンス)

母父ディープインパクト系

  • ハッピーアワー(母父ディープインパクト)
  • ヒンドゥタイムズ(母父ディープインパクト)
  • ケイティクレバー(母父ディープインパクト)

母父キングマンボ系

  • ブラストワンピース(母父キングカメハメハ)
  • モズカッチャン(母父キングカメハメハ)

母父デピュティミニスター系

  • ノームコア(母父クロフネ)

母父ロベルト系

  • プロフェット(母父タニノギムレット)

ハービンジャー産駒 特徴まとめ

芝コース

右回りの1600~2600m
中山競馬場の根幹距離、京都競馬場の重賞○
中京・新潟競馬場△
オープン特別以下のハンデ戦に強い
距離変更○
稍重~重馬場○

ダートコース

ダートは1勝クラスで頭打ち、基本的に軽視

ハービンジャー産駒の分析は以上です。

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