アイルハヴアナザー産駒の特徴|得意なコースや距離、重馬場適性や血統分析

アイルハヴアナザーは2009年生まれの種牡馬です。
このページではアイルハヴアナザー産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。

アイルハヴアナザーの成績

血統表

競走成績

  • 戦績:7戦5勝
  • 賞金:2,693,600ドル

主な勝ち鞍

  • ケンタッキーダービー
  • プリークネスS
  • サンタアニタダービー

種牡馬成績

  • 2016年 78位
  • 2017年 38位
  • 2018年 31位
  • 2019年 21位
  • 2020年 25位
  • 2021年 25位
  • 2022年 32位

代表産駒

  • アナザートゥルース(アンタレスS、ダイオライト記念)
  • ウインマーベル(葵S)
  • マイネルサーパス(アンドロメダS、福島民報杯)
  • マイネルユキツバキ(仁川S、福島民友C)
  • オメガレインボー(アハルテケS)
  • メイショウワザシ(総武S)
  • アンノートル(湘南S)
  • カイアワセ(アクアラインS)
  • メイショウドヒョウ(伊丹S)
  • エヴァーガーデン(美浦S)

アイルハヴアナザー産駒の得意距離は?

距離別

芝:1800m、2200m

芝を使われる産駒は多くありませんがマイネルサーパスがきんもくせい特別を2歳レコードで制し、ラジオNIKKEI賞でも2着。1勝クラスで単勝329倍のアンノートルが2着に入るなど1800mは回収値が高く穴馬がよく馬券に絡んでいます。2200mも成績が非常に良く、根幹距離よりも非根幹距離で狙ってみたい種牡馬です。

ダート:1700m~

ダートは下級条件では幅広い距離をこなしますが、クラスが上がると1700m~1800mを主戦場とする産駒が多く、1勝クラス以上だと1700mの複勝率が34.4%、1800mの複勝率が29.5%とこの2つの距離が特に目立った成績。どの距離でも回収値は高めなので馬券的にも面白い存在です。

アイルハヴアナザー産駒 芝コース成績

芝・競馬場別

マイネルサーパスのように福島や中山といった小回りを得意とする産駒が多く、東京競馬場は苦手としています。意外なのが新潟直千の成績が非常に良く、外枠だけでなく内枠からの2着も目立ちます。

得意なコース

  1. 連対率29.2% 新潟・芝1000m
  2. 連対率21.1% 中山・芝1800m
  3. 連対率20.7% 福島・芝2000m
  4. 連対率18.8% 福島・芝1200m
  5. 連対率17.4% 函館・芝1200m

苦手なコース

  1. 連対率0.0% 阪神・芝1400m
  2. 連対率2.9% 小倉・芝1200m
  3. 連対率5.3% 札幌・芝2000m
  4. 連対率6.1% 東京・芝2000m
  5. 連対率6.5% 東京・芝1400m

※新馬戦、未勝利戦を含む全コースデータを集計。

芝・クラス別

2歳戦ならまずまず

新馬戦・未勝利戦は上位種牡馬に比べると見劣りしますが人気なりに走っています。オープンクラスでは函館2歳Sで12番人気2着のウインジェルベーラ、アルテミスSで3着のシグルーンなど牝馬の方が活躍しています。

3歳になると未勝利戦や1勝クラスでも勝ちきれず2着までといったパターンが多く、2歳戦ではそこそこ買えますが3歳以降の成長力には疑問。

芝・前走距離別

距離変更△

距離変更は延長、短縮共にやや苦手としています。もともと芝での距離適性は広くないため、前走からの変更距離が長くなるほど複勝率を落としています。

アイルハヴアナザー産駒 ダートコース成績

ダート・競馬場別

ダートも芝同様中山競馬場、函館競馬場の成績や回収値が高いのが特徴です。基本的には中距離向きの産駒が多いのですが、ダートでは小倉1000mの成績が最も良いのが特徴です。

得意なコース

  1. 連対率35.3% 小倉・ダ1000m
  2. 連対率20.0% 阪神・ダ1400m
  3. 連対率19.9% 中山・ダ1800m
  4. 連対率19.5% 中京・ダ1800m
  5. 連対率19.2% 函館・ダ1700m

苦手なコース

  1. 連対率4.0% 新潟・ダ1200m
  2. 連対率6.4% 東京・ダ1400m
  3. 連対率7.7% 札幌・ダ1000m
  4. 連対率8.3% 京都・ダ1200m
  5. 連対率10.0% 新潟・ダ1150m

※新馬戦、未勝利戦を含む全コースデータを集計。

ダート・クラス別

条件戦の回収値が高め

アンタレスSを制したアナザートゥルースやシリウスS3着のメイショウワザシなどオープンクラスで活躍する産駒も徐々に増えてきています。ただ上のクラスまで行くとどちらかと言えば人気馬優勢、回収値が高いのは条件戦です。

ダート・前走距離別

距離変更△

距離変更は得意ではなく、特に距離延長時の勝率は同距離の半分程度とかなり苦手としているようです。距離短縮は1600mまでなら対応できますが、1400m以下への短縮となる場合は×。

アイルハヴアナザー産駒 重馬場・季節適性

重馬場適性

芝の稍重○、ダートの不良馬場○

芝は稍重時の成績が良く回収値も優秀です。重馬場以上になるとサンプルが少なく判断しづらい部分もありますが、道悪は得意な方と考えられます。ダートでは不良馬場の勝率が抜群に高いのですが良馬場~重馬場まではそれほど成績は変わりません。

重馬場で狙いたい母父

芝ではアグネスタキオン、ディープインパクト、スペシャルウィークなどのサンデー系かサクラローレル、テレグノシスなどナスルーラ系。ダートでもサンデー系は全般的に稍重以上での成績が良いです。

季節適性・牡馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牡馬:2~3月○

出走数が不足していますが、どちらかと言えば夏場より冬場の方が勝ち切っています。2~3月は複勝率が35%を超えており回収値も高め。

季節適性・牝馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牝馬:2歳7月○

牝馬は寒い時期よりは夏場の方が馬券に絡んでいます。特に2歳の7月は比較的得意な函館開催があり、新馬戦や未勝利戦を含めると(5-4-3-19)で複勝率38.7%と良い成績を残しています。

アイルハヴアナザー産駒 血統相性

母父系統別成績

母父フジキセキからはアンタレスS勝ちのアナザートゥルースや福島民友C勝ちのマイネルユキツバキを輩出。下級条件の馬が多く含まれますが母父サンデーサイレンス系との相性は良さそうです。

大系統ではヘイロー系、ナスルーラ系、ミスプロ系はそれほど成績に差はありませんが、母父ノーザンダンサー系だけは全体的な成績は一回り落ちます。

母父サンデーサイレンス系

  • アナザートゥルース(母父フジキセキ)
  • マイネルユキツバキ(母父フジキセキ)
  • ウインジェルベーラ(母父フジキセキ)
  • フィスキオ(母父ダンスインザダーク)
  • メイショウワザシ(母父マンハッタンカフェ)

母父グレイソヴリン系

  • マイネルサーパス(母父タマモクロス)

母父ヘイロー系

  • アンノートル(母父タイキシャトル)

アイルハヴアナザー産駒 特徴まとめ

芝コース

1800m、2200m○
中山・函館競馬場○、ローカル向き
新潟芝1000mが非常に得意
2歳戦が狙い目
稍重○、重~不良馬場△

ダートコース

1700m以上○
中山・函館競馬場○、中京・札幌競馬場△
小倉ダート1000mが非常に得意
馬券的には条件戦が狙い目
不良馬場◎

アイルハヴアナザー産駒の分析は以上です。

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