ジャスタウェイ産駒の特徴|得意なコースや距離、重馬場適性や血統分析

ジャスタウェイは2009年生まれの種牡馬です。
このページではジャスタウェイ産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。

ジャスタウェイの成績

血統表

競走成績

  • 戦績:22戦6勝
  • 賞金:595.694,000円/3,000,000ドル

主な勝ち鞍

  • ドバイデューティーフリー
  • 天皇賞・秋
  • 安田記念
  • 中山記念
  • アーリントンC

受賞

  • 2014年 最優秀4歳以上牡馬

種牡馬成績

  • 2018年 55位
  • 2019年 16位
  • 2020年 16位
  • 2021年 16位
  • 2022年 21位

代表産駒

  • ダノンザキッド(ホープフルS)
  • テオレーマ(JBCレディスクラシック)
  • ロードマイウェイ(チャレンジC)
  • マスターフェンサー(名古屋グランプリ、白山大賞典、マーキュリーC2回)
  • エーポス(フィリーズレビュー)
  • アドマイヤジャスタ(函館記念)
  • アウィルアウェイ(シルクロードS)
  • ヴェロックス(皐月賞2着)
  • ハーフバック(晩春S)
  • アドマイヤポラリス(サンシャインS)

ジャスタウェイは2018年デビュー世代が初年度産駒になります。データが不足している所も多いため抜粋した分析になりますが、徐々にデータを増やしていきますのでご了承下さい。

ジャスタウェイ産駒の得意距離は?

距離別

芝:牡馬は中距離、牝馬は短距離

父ハーツクライは牡馬だとシュヴァルグランのように長距離適性のある産駒が多く、牝馬はリスグラシューのようにマイル~中距離を使われる産駒が多いのが特徴でした。

ジャスタウェイ産駒はハーツクライほどの長距離適性はありませんが、ヴェロックスやロードマイウェイなど牡馬は中距離前後、アウィルアウェイやエーポスのように牝馬は1200~1600mで活躍しています。全体的にはハーツクライ産駒の距離適性を一段階下げたようなイメージです。

ダート:1600m~

ダートでは代表産駒のマスターフェンサーが2000m以上の地方交流重賞を3連勝。芝と同じく短距離よりは距離が伸びた方が良さそうで、1400m以下では成績を大きく落としています。ダートではハーツクライ譲りのスタミナを伝えていると言えそうです。

ジャスタウェイ産駒 芝コース成績

芝・競馬場別

函館競馬場の成績が非常に良く、個別のコースでは阪神芝1800~2000mを得意としています。

性別で見ると牡馬は西開催か新潟競馬場の成績が良く、東京と中山は苦手としています。中山はヴェロックスやアドマイヤジャスタなどGⅠでの印象も強いのですが(1-5-5-44)と勝ち切れていません。

牝馬は新潟・函館競馬場の成績が抜群に良く、東京・中京も得意。牝馬は左回りコースでは安定しています。その反面京都、阪神、中山と右回りのコースでは成績を落としています。

得意なコース

  1. 連対率30.4% 阪神・芝2000m
  2. 連対率30.3% 阪神・芝1800m
  3. 連対率25.0% 中京・芝2000m
  4. 連対率23.1% 新潟・芝1800m
  5. 連対率22.9% 小倉・芝1200m

苦手なコース

  1. 連対率2.7% 京都・芝1600m(内)
  2. 連対率5.0% 中山・芝1800m
  3. 連対率5.0% 阪神・芝1600m
  4. 連対率10.0% 小倉・芝1800m
  5. 連対率10.0% 小倉・芝2000m

※新馬戦、未勝利戦を含む全コースデータを集計。

芝・クラス別

牝馬限定の新馬戦○

2018年の新種牡馬リーディングでは1位に輝きましたが、2~3位の種牡馬に比べ頭数の割に出走数が少なく、2歳戦で狙えるのは牝馬。特に初年度産駒は牝馬限定の新馬戦で非常に良い成績を残しました。

勝馬率15.9%はハービンジャー、オルフェーヴルと同じくらいなので、牡馬は距離適性も踏まえじっくり育てた方が良さそうです。現状ではクラスが上がっても通用しており、スプリンターズSで10番人気アウィルアウェイが3着、函館記念で15番人気アドマイヤジャスタが優勝するなど大穴でも注意。

芝・前走距離別

下級条件での距離変更×

距離変更時の連対率は延長・短縮時共に大きく落ちています。オープンクラスの産駒なら何とか対応できていますが、下級条件での距離変更を特に苦手としています。

ジャスタウェイ産駒 ダートコース成績

ダート・競馬場別

勝率が高いのは阪神競馬場ですが、全体的には東京・新潟・中京と左回りコースでの成績が安定しています。代表産駒のマスターフェンサーも帰国後は阪神の摩耶Sでは4着に敗れましたが、東京・中京では4戦2勝2着2回と安定していました。

得意なコース

  1. 連対率33.3% 中京・ダ1900m
  2. 連対率27.3% 阪神・ダ2000m
  3. 連対率20.8% 中京・ダ1800m
  4. 連対率20.0% 阪神・ダ1200m
  5. 連対率19.5% 新潟・ダ1800m

苦手なコース

  1. 連対率0.0% 札幌・ダ1700m
  2. 連対率0.0% 京都・ダ1200m
  3. 連対率0.0% 中京・ダ1400m
  4. 連対率3.7% 京都・ダ1400m
  5. 連対率4.2% 中山・ダ1200m

※新馬戦、未勝利戦を含む全コースデータを集計。

ダート・クラス別

牡馬の1勝クラス以下○

全体的にダートは得意ではありませんが、牡馬の1勝クラス以下では人気よりも上の着順に入ることが多め。

ダート・前走距離別

1800m以上への延長○

ダートは1800m以上への延長だと成績・回収値共に高く穴でも狙えます。短縮は1600mまでの成績が良く、それ以下の距離に短縮となった場合は割引き。

ジャスタウェイ産駒 重馬場・季節適性

重馬場適性

芝の道悪は無難にこなす

ジャスタウェイ自身は不良馬場の安田記念を制していますが、レコードを2秒以上縮めたドバイデューティーフリーやジェンティルドンナに4馬身差をつけた天皇賞・秋など本質的には良馬場がベストでした。

産駒も同じように道悪はこなしますが回収値を見ると良馬場がベスト。ダートも重馬場時は成績がやや不安定なので得意とは言えません。

季節適性・牡馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牡馬:10~11月○

出走数が少ないため参考程度の数値ですが、牡馬は10~11月は複勝率40%前後と高く、12~4月頃まではやや低調。

季節適性・牝馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牡馬:12~1月×

牝馬も牡馬ほどではありませんが12~1月は1着がありません。

ジャスタウェイ産駒 血統相性

母父系統別成績

母父エリシオのアドマイヤジャスタが2000mの紫菊賞を勝ち、母父アグネスデジタルのラブミーファインが函館2歳Sで2着に入っていますが系統としてはこのイメージ。

牡馬はエリシオの他フレンチデピュティ、デピュティミニスターなどのノーザンダンサー系、また母父モンズーンなどのスタミナ系の母父との配合で距離をこなせそうです。

牝馬はキングカメハメハやアグネスデジタルなどミスプロ系の母父と相性が良さそうで、ラブミーファイン、アウィルアウェイなどを輩出しています。

母父ダンジグ系

  • ダノンザキッド(母父Dansili)

母父デピュティミニスター系

  • マスターフェンサー(母父Deputy Minister)

母父グレイソヴリン系

  • ロードマイウェイ(母父ジャングルポケット)

母父キングマンボ系

  • アウィルアウェイ(母父キングカメハメハ)

その他の系統

  • ヴェロックス(母父Monsun)

ジャスタウェイ産駒 特徴まとめ

芝コース

牡馬は中距離、牝馬は短距離
牡馬は西開催○、牝馬は左回り○
牝馬限定の新馬戦○
下級条件での距離変更△
道悪は無難にこなす

ダートコース

1600m以上○、距離は長いほど良い
中京・新潟・東京競馬場○、右回り△
1800m以上への距離延長○
重馬場△

ジャスタウェイ産駒の分析は以上です。

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