キングカメハメハ産駒の特徴|得意なコースや距離、重馬場適性や血統分析

キングカメハメハは2001年生まれの種牡馬です。
このページではキングカメハメハ産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。

キングカメハメハの成績

血統表

競走成績

  • 戦績:8戦7勝
  • 賞金:429,733,000円

主な勝ち鞍

  • 東京優駿
  • NHKマイルC
  • 神戸新聞杯
  • 毎日杯

受賞

  • 2004年 最優秀3歳牡馬

種牡馬成績

  • 2008年 44位
  • 2009年 8位
  • 2010年 1位
  • 2011年 1位
  • 2012年 2位
  • 2013年 2位
  • 2014年 2位
  • 2015年 2位
  • 2016年 2位
  • 2017年 2位
  • 2018年 2位
  • 2019年 6位
  • 2020年 5位
  • 2021年 5位
  • 2022年 6位

代表産駒

  • ロードカナロア(香港スプリント2回などGⅠ6勝)
  • アパパネ(牝馬三冠などGⅠ5勝)
  • ドゥラメンテ(東京優駿、皐月賞)
  • レイデオロ(東京優駿、天皇賞・秋)
  • ホッコータルマエ(チャンピオズCなどGⅠ10勝)
  • ラブリーデイ(天皇賞・秋、宝塚記念)
  • ローズキングダム(ジャパンC、朝日杯FS)
  • チュウワウィザード(チャンピオンズCなどGⅠ3勝)
  • ベルシャザール(ジャパンCダート)
  • ルーラーシップ(クイーンエリザベスⅡC)

キングカメハメハ産駒の得意距離は?

距離別

芝:根幹距離

芝ダート・距離を問わないオールラウンダーで母系によって様々なタイプの産駒を輩出しています。芝では1200、1600、2000、2400mの根幹距離に強く重賞で狙いやすいのが特徴。どちらかと言えば右回りの競馬場を得意としています。

ディープインパクトと同じく2500m以上の長距離は苦手としており、2500m以上の重賞3勝は全てハンデ戦となっています。

ダート:1700m~

ダートでは1700m以上の中~長距離に強く、重賞勝ちも1600m以下の2勝に対して1700m以上では22勝と中距離に偏っています。ホッコータルマエやハタノヴァンクールのように地方のダートにも対応できる産駒も多いです。

キングカメハメハ産駒 芝コース成績

芝・競馬場別

苦手な競馬場が無く成績や回収値は非常に安定していますが、クラスが上がるに連れて広い競馬場での成績が目立つようになります。重賞では阪神・京都競馬場での勝率が10%を超えていますが、東京競馬場はサンデー系が強いためかやや成績を落としています。

また勝率では10%を割っていますが、中京競馬場は根幹距離で行われる重賞が多いためか連対率・複勝率は非常に優秀です。

得意なコース

  1. 連対率26.0% 阪神・芝2400m
  2. 連対率25.5% 中京・芝2000m
  3. 連対率23.4% 中山・芝1600m
  4. 連対率22.5% 阪神・芝2200m
  5. 連対率22.5% 札幌・芝1800m

苦手なコース

  1. 連対率10.7% 福島・芝1800m
  2. 連対率12.3% 中山・芝2500m
  3. 連対率13.4% 阪神・芝1400m
  4. 連対率14.3% 福島・芝2000m
  5. 連対率15.3% 札幌・芝2000m

※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。

芝・クラス別

重賞・ハンデ戦○

重賞でこそ積極的に狙いたい種牡馬です。GⅡ・GⅢで単回値が100を超えており、ラブリーデイやヤマカツエースのように同距離の重賞を複数勝つような産駒が多いのも特徴です。

またハンデ重賞に強いのが特徴で2020年12月時点の芝重賞102勝中31勝がハンデ戦です。ちなみにディープインパクト産駒は芝重賞238勝中41勝がハンデ戦となっています。

芝・前走距離別

距離延長△

前走と同距離時が最も成績が良く、距離短縮ならある程度対応できますが距離延長は苦手としています。特に500m以上の大幅な距離延長になると成績を大きく落としています。

キングカメハメハ産駒 ダートコース成績

ダート・競馬場別

ダートは中山、京都競馬場を得意としています。その他の競馬場でも芝同様安定した成績を残していますが重賞では関西での成績が良く、東京競馬場での重賞勝ちはベルシャザールの武蔵野S1勝のみとなっています。

基本的には中距離以上を得意としていますが、札幌のダート1700mは苦手としています。

得意なコース

  1. 連対率24.0% 京都・ダ1800m
  2. 連対率23.7% 福島・ダ1700m
  3. 連対率23.7% 中山・ダ1800m
  4. 連対率22.3% 京都・ダ1900m
  5. 連対率21.1% 東京・ダ2100m

苦手なコース

  1. 連対率11.7% 札幌・ダ1700m
  2. 連対率12.5% 新潟・ダ1200m
  3. 連対率12.7% 中山・ダ1200m
  4. 連対率13.2% 中京・ダ1400m
  5. 連対率15.1% 東京・ダ1400m

※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。

ダート・クラス別

世代限定の1勝クラス○

ダートは芝コースほど重賞で活躍する産駒は多くありませんが、新馬戦からGⅠまで複回値が高いレベルで安定しており、人気通りにキッチリ走ります。

また世代限定の1勝クラスでの成績が飛び抜けて高いのが特徴です。

ダート・前走距離別

距離延長△

ダートも距離延長は苦手としており、基本的には前走と同距離がベスト。

距離短縮は全体的には同距離よりやや落ちますが、重賞では距離短縮時の成績が非常に良く、中央の重賞14勝中9勝が距離短縮時です。

キングカメハメハ産駒 重馬場・季節適性

重馬場適性

重馬場○

芝では稍重、重馬場と勝率が若干落ちますが複勝率で見るとほぼ変わらず、重馬場は苦にしないタイプと言えます。

ダートも馬場状態に関わらず成績は安定しています。単回値では重~不良馬場の方が高く不良馬場ではロワジャルダン(みやこS7番人気1着)やヒラボクキング(平安S10番人気1着)など穴馬の激走も見られます。

重馬場で狙いたい母父

産駒数が多いのは母父サンデーサイレンスですが、重馬場ではフレンチデピュティやサドラーズウェルズ、ホワイトマズルなどのノーザンダンサー系が良く、トニービンも優秀です。

季節適性・牡馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牡馬:冬場

牡馬は冬場に強いのが特徴。11~3月までが連対率20%以上、4~8月が20%未満となっています。

特に年明けに強いのが特徴で2015年2月1日には京都で1日7勝を挙げサンデーサイレンスの記録(6勝)を破り、東京でも4勝。計11勝でサンデーサイレンスの記録(9勝)を更新しました。

季節適性・牝馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牝馬:上半期の重賞

牝馬は牡馬ほどの傾向はなく、8月の成績が若干目立つ程度です。ただし重賞勝ちは上半期に集中しており1~6月の18勝に対して7~12月は6勝と大きな差があります。

特に3月の重賞では40%近い複勝率を誇り、フィリーズレビューを8番人気で勝ったリバティハイツや中山牝馬Sを8番人気で勝ったレディアルバローザなど人気薄でも注意が必要です。

キングカメハメハ産駒 血統相性

母父系統別成績

母父サンデーサイレンスはドゥラメンテやベルシャザールを代表に産駒数がケタ違いですが、それでも成績は非常に優秀で回収値も問題なし。どんな母系でも良さを引き出せるのが魅力で、全く走らない配合があまりありません。

GⅠでは母父ナスルーラ系が穴をあけることが多く、ヴィクトリアマイルで12番人気2着のケイアイエレガント(母父エーピーインディ)や安田記念で15番人気3着のコスモセンサー(母父リヴリア)など。他にもヒットザターゲット(母父タマモクロス)など謎の激走を見せる馬が多いです。

母父サンデーサイレンス系

  • ドゥラメンテ(母父サンデーサイレンス)
  • ローズキングダム(母父サンデーサイレンス)
  • ラブリーデイ(母父ダンスインザダーク)
  • レッツゴードンキ(母父マーベラスサンデー)
  • ベルシャザール(母父サンデーサイレンス)
  • リオンディーズ(母父スペシャルウィーク)

母父デピュティミニスター系

  • アパパネ(母父Salt Lake)

母父ストームキャット系

  • ロードカナロア(母父Storm Cat)

母父ロベルト系

  • レイデオロ(母父シンボリクリスエス)
  • ヤマカツエース(母父グラスワンダー)
  • ハタノヴァンクール(母父ブライアンズタイム)

キングカメハメハ産駒 特徴まとめ

芝コース

根幹距離(1200、1600、2000、2400m)に強い
重賞を含めると阪神・京都競馬場○
GⅡ、GⅢでの回収値が優秀で、ハンデ重賞○
距離延長△
馬場状態不問

ダートコース

1700m以上が得意
中山・京都競馬場○、左回り△
世代戦の1勝クラスの成績が抜群
馬場状態不問、重馬場でも成績は変わらない
距離延長△

キングカメハメハ産駒の分析は以上です。

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