クロフネ産駒の特徴|得意なコースや距離、重馬場適性や血統分析

クロフネは1998年生まれの種牡馬です。
このページではクロフネ産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。

クロフネの成績

血統表

競走成績

  • 戦績:10戦6勝
  • 賞金:370,235,000円

主な勝ち鞍

  • ジャパンCダート
  • NHKマイルC
  • 武蔵野S
  • 毎日杯

受賞

  • 2001年 最優秀ダートホース

種牡馬成績

  • 2005年 60位
  • 2006年 20位
  • 2007年 11位
  • 2008年 4位
  • 2009年 5位
  • 2010年 4位
  • 2011年 5位
  • 2012年 5位
  • 2013年 10位
  • 2014年 11位
  • 2015年 9位
  • 2016年 7位
  • 2017年 7位
  • 2018年 9位
  • 2019年 12位
  • 2020年 17位
  • 2021年 22位
  • 2022年 34位

代表産駒

  • ソダシ(桜花賞、ヴィクトリアマイル、阪神JF)
  • カレンチャン(高松宮記念、スプリンターズS)
  • スリープレスナイト(スプリンターズS)
  • ホエールキャプチャ(ヴィクトリアマイル)
  • アエロリット(NHKマイルC)
  • クラリティスカイ(NHKマイルC)
  • フサイチリシャール(朝日杯FS)
  • ホワイトフーガ(JBCレディスクラシック2回)
  • テイエムジンソク(東海S、みやこS)
  • アップトゥデイト(中山GJ、中山大障害)

クロフネ産駒の得意距離は?

距離別

芝:1000~1800m

芝は1200~1600mの短距離を得意としており重賞勝ちは最長1800m。GⅠではスプリント戦か東京マイルに強く、芝ではアエロリットやカレンチャンなど牡馬よりも牝馬の活躍馬が多いのが特徴で、仕上がりが早いため2歳から重賞でも戦えます。

ダート:1600~2000m

ダートはスプリントから中距離まで幅広くこなしますが、ダートの重賞3勝は全て1800m戦で中距離を得意としています。

クロフネ自身の成績とは裏腹にダートではGⅠ級の産駒はおらず、中央のダートGⅠでの連対はチャンピオンズCのテイエムジンソクが初めてでした。

クロフネ産駒 芝コース成績

芝・競馬場別

個別コースでは意外にも京都芝2000mが連対率トップですが、中山・阪神・福島の1200mを戦を得意としており全体的にはスピードよりもパワーの要るコースを得意としています。ただしアエロリットやホエールキャプチャなど東京マイル重賞は非常に得意としています。

坂の無い新潟や京都の短距離戦はサンデー系が強いこともあり苦戦していますが、どの競馬場でも平均的に走っています。

得意なコース

  1. 連対率23.2% 京都・芝2000m
  2. 連対率22.9% 中山・芝1200m
  3. 連対率20.6% 阪神・芝1200m
  4. 連対率20.5% 福島・芝1200m
  5. 連対率18.4% 東京・芝1600m

苦手なコース

  1. 連対率5.0% 新潟・芝1400m
  2. 連対率7.3% 京都・芝1600m(外)
  3. 連対率8.6% 小倉・芝1800m
  4. 連対率9.1% 阪神・芝1800m
  5. 連対率9.8% 札幌・芝1200m

※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。

芝・クラス別

3勝クラス~オープン特別○

新馬戦からオープンクラスまで成績はあまり変わらず、距離適性が短距離に偏っているため重賞になっても安定した成績を残しています。3勝クラス~オープン特別は回収値は高めですが重賞になると単回値が低く、人気になれば買いですが人気薄はあまり期待できません。

芝・前走距離別

距離延長△

距離延長を非常に苦手としていますが、中距離以上への延長ではなく1600mへの距離延長時の勝率が低いのが特徴。

1400mの新馬戦を勝ち1600mのサフラン賞で2着に敗れたアエロリットのような負け方は2歳戦でもよく見られます。1600mへの距離延長時の勝率は(7-19-13-233)で勝率2.6%と勝ちきれていません。

クロフネ産駒 ダートコース成績

ダート・競馬場別

ダートでは低くても連対率15%以上はキープしており、全く走らないコースはありません。ローカルより中央場の成績が良いのが特徴で、京都・阪神・中山競馬場で好成績を挙げています。

自身と同じく跳びが大きい産駒が多いため、小回りの競馬場よりは広い競馬場の方が向いています

得意なコース

  1. 連対率25.0% 中京・ダ1200m
  2. 連対率21.2% 京都・ダ1200m
  3. 連対率20.5% 京都・ダ1800m
  4. 連対率19.6% 中山・ダ1800m
  5. 連対率19.5% 新潟・ダ1800m

苦手なコース

  1. 連対率10.0% 福島・ダ1150m
  2. 連対率12.3% 東京・ダ2100m
  3. 連対率12.6% 函館・ダ1700m
  4. 連対率13.0% 中山・ダ1200m
  5. 連対率13.5% 小倉・ダ1700m

※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。

ダート・クラス別

オープンクラス△

出走数はダートの方が断然多いのですが、多くが条件戦止まりでなかなか重賞クラスがいません。テイエムジンソクが初めて中央のGⅠで2着に入りましたが、基本的には3勝クラス以下の方が馬券になりやすい種牡馬です。

ダート・前走距離別

距離延長△

ダートも距離延長時の成績はかなり落ちます。芝と似た傾向があり短距離内での距離延長は振るわず、1800m以上への距離延長ならまずまず走ります。

クロフネ産駒 重馬場・季節適性

重馬場適性

重馬場○

芝は道悪になってもパフォーマンスはほぼ変わりませんが、不良馬場までなると苦手。ダートは重馬場、不良馬場になった時の方が勝率が上がります。ただ芝の不良馬場は滅多にない条件なので、重馬場は得意と覚えても差し支えないと思われます。

重馬場で狙いたい母父

マーベラスサンデーやエーピーインディが複勝率50%台、複回値200台と好調。シーキングザゴールドやフォーティナイナーも複勝率が高めです。

季節適性・牡馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牡馬:11~4月○

牡馬は暑い季節は苦手で、6~9月頃までは勝率も低め。涼しい時期を得意としており11月から4月頃までの成績が良いのが特徴です。

季節適性・牝馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牝馬:6~10月

牝馬は年間を通じて成績の波が小さめですが、夏競馬を含む6~10月頃の複勝率が安定しています。牡馬は冬場を得意としていますが牝馬はその真逆と言えます。

クロフネ産駒 血統相性

母父系統別成績

母父トニービンとの相性が良く、カレンチャンやフラムドパシオン、アップトゥデイトなど様々なタイプの産駒を排出しています。他にもウイニングチケットやジャッジアンジェルーチなどナスルーラ系は好相性。

母父サンデーサイレンス系はアエロリットやホエールキャプチャなど重賞級の産駒も多く、それ以外ではシーキングザゴールドやエリシオあたりも複勝率が高めです。

母父サンデーサイレンス系

  • ホエールキャプチャ(母父サンデーサイレンス)
  • アエロリット(母父ネオユニヴァース)
  • フサイチリシャール(母父サンデーサイレンス)
  • クラリティスカイ(母父スペシャルウィーク)
  • ジューヌエコール(母父アグネスタキオン)

母父グレイソヴリン系

  • カレンチャン(母父トニービン)
  • アップトゥデイト(母父トニービン)
  • クロフネサプライズ(母父トニービン)

母父ヌレイエフ系

  • スリープレスナイト(母父Nureyev)

母父キングマンボ系

  • ソダシ(母父キングカメハメハ)

母父フォーティナイナー系

  • テイエムジンソク(母父フォーティナイナー)

クロフネ産駒 特徴まとめ

芝コース

1200~1600m
函館・中山競馬場○、東京マイル重賞では人気薄でも注意
3勝クラス~オープン特別の回収値が高め
距離延長×、特に1600mへの距離延長時は割引き
重馬場は無難にこなす

ダートコース

1600~2000m
京都・阪神・中山競馬場○、広いコースの方が得意
オープンクラスでは足りない産駒が多く、3勝クラス以下が狙い目
距離延長△
重馬場○

クロフネ産駒の分析は以上です。

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