リオンディーズ産駒の特徴|得意なコースや距離、重馬場適性や血統分析

リオンディーズは2013年生まれの種牡馬です。
このページではリオンディーズ産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。

リオンディーズの成績

血統表

競走成績

  • 戦績:5戦2勝
  • 賞金:130,406,000円

主な勝ち鞍

  • 朝日杯FS

受賞

  • 2015年 最優秀2歳牡馬

種牡馬成績

  • 2020年 74位
  • 2021年 20位
  • 2022年 20位

代表産駒

  • テーオーロイヤル(ダイヤモンドS)
  • ピンクカメハメハ(サウジダービー)
  • ジャスティンロック(京都2歳S)
  • アナザーリリック(福島牝馬S)
  • リプレーザ(兵庫CS)
  • インダストリア(カウントダウンS)
  • アビッグチア(バーデンバーデンC)
  • タガノディアーナ(五色沼特別)
  • ショウナンアーチー(是政特別)
  • ショウナンアレス(岡崎特別)

リオンディーズ産駒の得意距離は?

距離別

芝:牡馬は万能、牝馬は1800m以下

2022年1月時点では重賞で好走している産駒は少ないものの、牡馬は短距離から長距離まで幅広いタイプが生まれています。牡馬は1400~1600mでは勝率が低めですが2000m以下では複勝率25~30%くらいで安定しており、テーオーロイヤルのように長い距離をこなす産駒もいます。

牝馬は1400~1800mでは成績・回収値共に優秀ですが2000m以上では(0-0-1-28)とほぼ馬券に絡んでおらず、唯一3着に入ったのも未勝利戦。

また1勝クラス以上では性別ごとに特徴があり、牡馬は右回りだと(10-1-1-40)、左回りでは(1-2-2-18)と複勝率は変わりませんが勝率では大きな差があります。牝馬は右回り・左回りで差はありませんが1800m、1400mと非根幹距離の成績が良く根幹距離では割引き

ダート:1300~1400m

ダートは大半が1勝クラス以下ですが1300~1400mでは成績・回収値共に安定しています。1870mの兵庫CSを勝ったリプレーザのような産駒もいますが1300~1400m以外では回収値も全体的に低く、馬券的な旨味はそれほど無さそうです。

リオンディーズ産駒 芝コース成績

芝・競馬場別

阪神競馬場では京都2歳Sのジャスティンロック、尼崎Sのテーオーロイヤルなどクラスが上がっても成績が良く回収値も優秀です。阪神・小倉・函館と複勝率の高いコースは距離問わず走っていますが、その他の競馬場では距離・また性別によって差が大きいので注意。

例えば東京競馬場では1800mが(3-3-2-7)複勝率53.3%、1400mが(3-2-2-16)複勝率30.4%、1600mは(1-1-2-31)複勝率11.4%という成績。中山競馬場では1600mのみ(3-7-2-17)複勝率41.4%ですが他の距離では複勝率は15%前後。

得意なコース

  1. 連対率40.0% 東京・芝1800m
  2. 連対率34.5% 中山・芝1600m
  3. 連対率30.4% 阪神・芝1800m
  4. 連対率28.6% 阪神・芝2000m
  5. 連対率25.0% 函館・芝2500m

苦手なコース

  1. 連対率5.7% 東京・芝1600m
  2. 連対率10.0% 中京・芝1600m
  3. 連対率11.8% 中京・芝2000m
  4. 連対率12.5% 中京・芝1400m

※新馬戦、未勝利戦を含む全コースデータを集計。出走数が少ないコースは省いています。

芝・クラス別

1600m~1800mの新馬戦・2勝クラス○

目を引くのが初年度産駒の2勝クラスの成績。上の世代との比較もあるので1世代だけでは判断できませんが、特に2勝クラスの牝馬は人気を背負ってキッチリ好走しています。

また新馬戦ではどの距離でも複勝率ではそれほど差はありませんが、1600~1800mの新馬戦での回収値が抜群。オタルエバー、アビッグチア、サクと人気薄で新馬戦を勝つ馬が目立ちます。

芝・前走距離別

距離延長×

距離短縮時の複勝率はそれほど落ちませんが、距離延長では複勝率が20%を切っています。特に成績が悪いのが1600mへの距離延長時で(0-0-3-24)という成績。1800mへの延長なら(3-2-3-18)複勝率30.8%とまずまずの成績です。

リオンディーズ産駒 ダートコース成績

ダート・競馬場別

ダートでは東京競馬場が成績・回収値共に非常に優秀で、中山競馬場も悪くありません。この2つのコースを除くと成績の割に回収値が低いコースが多く、東京・中山以外は人気馬優勢です。

得意なコース

  1. 連対率26.7% 新潟・ダ1200m
  2. 連対率23.8% 東京・ダ1400m
  3. 連対率23.1% 中山・ダ1200m

苦手なコース

  1. 連対率5.3% 小倉・ダ1700m
  2. 連対率10.3% 中山・ダ1800m
  3. 連対率10.8% 中京・ダ1800m
  4. 連対率11.8% 阪神・ダ1200m

※新馬戦、未勝利戦を含む全コースデータを集計。出走数が少ないコースは省いています。

ダート・クラス別

前走芝の未勝利戦×

2022年1月時点では2勝クラス止まりなので芝に比べるとダートは苦手としていますが、下級条件ではまずまずの成績を残しています。

未勝利戦での回収値が低く出ていますがこれは前走芝だった馬の成績が悪いのが影響しています。未勝利戦は前走ダートが複勝率27.6%に対して前走芝は複勝率13.0%と半分以下の数値。また前走芝で馬券に絡んでいるのは当日4番人気以内のみ。

ダート・前走距離別

距離変更×

ダートの距離変更は苦手としており、特に距離延長では成績・回収値共に低調です。距離短縮時は1400m以下ならそれほど成績は落ちません。

リオンディーズ産駒 重馬場・季節適性

重馬場適性

牡馬は芝重~不良○、牝馬は芝良○

芝では性別で適性が異なり、牡馬は重~不良馬場で(4-2-3-13)複勝率40.9%と道悪を得意としています。良馬場時も特に問題なく買えますが、唯一稍重だと(1-3-3-35)複勝率16.7%と成績を落としています。

牝馬は良馬場時の成績・回収値が最も良く馬場が悪くなるほど成績を落としています。ただ牡馬に比べて道悪時の出走数が少なく重馬場のアネモネSを勝ったアナザーリリックのような産駒もいます。

季節適性・牡馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牡馬:11月○

出走数が少ないながら11月は勝率46.2%と抜群の成績。京都2歳Sのジャスティンロックや尼崎Sのテーオーロイヤルなど上のクラスでも好調で特に阪神競馬場で結果を残しています。

一方9月は人気を大きく下回る結果で全て4着以下。こちらは中山競馬場での不振が響いています。コースの得意不得意がやや激しい種牡馬なので、季節要因よりはコース適性を見た方が良さそうです。

季節適性・牝馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牝馬:冬場△

牝馬はさらに出走数が減りますが、最も出走数の多い12月が未勝利など冬場の複勝率はやや低め。暖かい季節の方が成績が安定しています。

リオンディーズ産駒 血統相性

母父系統別成績

芝では母父サンデーサイレンス系の相性が良く、テーオーロイヤルの母父マンハッタンカフェやタガノディアーナの母父ディープインパクトあたりが好調。オタルエバーの母父Redoute’s Choiceやヴェールクレールの母父ハービンジャーなど欧州ノーザンダンサー系も悪くありません。

ダートでも母父マンハッタンカフェは兵庫CS勝ちのリプレーザを輩出するなど相性が良く、他にはクロフネやスマートストライクも好成績。やや勝ち切れませんが系統別に見るとロベルト系・ヘイロー系の複勝率が高めです。

母父サンデーサイレンス系

  • ジャスティンロック(母父アッミラーレ)
  • テーオーロイヤル(母父マンハッタンカフェ)
  • リプレーザ(母父マンハッタンカフェ)
  • フォイアーロート(母父ゼンノロブロイ)

母父プリンスリーギフト系

  • アナザーリリック(母父サクラバクシンオー)

母父ディープインパクト系

  • タガノディアーナ(母父ディープインパクト)

母父リファール系

  • ピンクカメハメハ(母父ダンシングブレーヴ)

母父ダンジグ系

  • オタルエバー(母父Redoute’s Choice)

リオンディーズ産駒 特徴まとめ

芝コース

牡馬は右回りの勝率が高く牝馬は1800m、1400mが得意
阪神・小倉・函館競馬場○
東京芝1800m、中山芝1600m◎、東京芝1600m×
1600~1800mの新馬戦、2勝クラス○
距離延長△、特に1600mへの延長は×
牡馬は重~不良○、牝馬は良~稍重まで

ダートコース

1300~1400mが比較的得意
東京競馬場の成績が良く、中山も回収値が高め
前走芝→ダートの未勝利戦×
距離変更は苦手、1400m以下への短縮なら

リオンディーズ産駒の分析は以上です。

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