ノヴェリスト産駒の特徴|得意なコースや距離、重馬場適性や血統分析

ノヴェリストは2009年生まれの種牡馬です。
このページではノヴェリスト産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。

ノヴェリストの成績

血統表

競走成績

  • 戦績:11戦9勝

主な勝ち鞍

  • キングジョージⅥ&QES
  • サンクルー大賞
  • バーデン大賞
  • ジョッキークラブ大賞

種牡馬成績

  • 2017年 89位
  • 2018年 43位
  • 2019年 24位
  • 2020年 24位
  • 2021年 34位
  • 2022年 40位

代表産駒

  • ブレークアップ(アルゼンチン共和国杯)
  • ラストドラフト(京成杯)
  • ゴッドセレクション(ジャパンダートダービー2着)
  • コスモカレンドゥラ(レインボーS)
  • ヴェスターヴァルト(飛騨S)
  • シセイヒテン(北陸S)
  • バラックパリンカ(御堂筋S)
  • アビーム(フリーウェイS)
  • ヴァルコス(青葉賞2着)
  • ローゼンクリーガー(秋明菊賞)

ノヴェリスト産駒の得意距離は?

距離別

芝:牡馬は万能、牝馬は1400~1800m

牡馬は1600~2000mを中心に使われておりラストドラフトが2000mの京成杯を勝っています。1勝クラス以上になると1800m以下では苦戦しているので、本質的には中~長距離タイプだと思われますが、同じ母父ダンスインザダークでもヴァルコスは青葉賞2着、アビームはフリーウェイSで優勝するなど様々タイプが生まれています。

牝馬は1400mの成績が非常に良く、クラスが上がっても1800mまではこなします。2000m以上になると人気より着順を落とすことが多いので注意。

ダート:1600m

ダートは基本的に苦手としていますが、東京ダート1600mでは成績・回収値共に及第点。1勝クラス以上で走っている産駒を見ると母父サンデー系やキングカメハメハが多いので、今後ダートの活躍馬も出てくるかもしれません。

ノヴェリスト産駒 芝コース成績

芝・競馬場別

牡馬は急坂がある中京や阪神競馬場の成績が良く、直線坂がない京都や小倉競馬場はサンデー系が強いコースのためか苦戦しています。

牝馬は札幌競馬場の成績が抜群で、他には東京・中山・新潟と東開催を得意としています。西開催は苦手としており、新潟や京都競馬場では内回りより外回りの方が成績が良いのが特徴。

得意なコース

  1. 連対率33.3% 東京・芝1800m
  2. 連対率31.8% 新潟・芝1600m
  3. 連対率31.3% 札幌・芝1500m
  4. 連対率30.0% 新潟・芝1800m
  5. 連対率25.0% 中山・芝1600m

苦手なコース

  1. 連対率0.0% 中京・芝1600m
  2. 連対率3.4% 小倉・芝1200m
  3. 連対率4.3% 京都・芝1600m
  4. 連対率6.3% 東京・芝1400m
  5. 連対率6.3% 阪神・芝1800m

※新馬戦、未勝利戦を含む全コースデータを集計。

芝・クラス別

オープンクラス△

牡馬は新馬戦~3勝クラスまではほぼ人気通りに走っていますがオープンクラスではやや苦戦しています。牝馬も2勝クラスを突破する産駒は出始めてきましたが2020年12月時点ではオープンクラスでは1着無し。

芝・前走距離別

距離短縮、延長○

ノヴェリスト産駒は距離変更に強いのが特徴。距離延長・短縮時共に連対率は安定して15%をキープしています。さすがに500m以上の大幅な距離変更では勝ち切れませんが、他の種牡馬は距離変更を苦手とするタイプが多いため、覚えておくと役立ちそうです。

ノヴェリスト産駒 ダートコース成績

ダート・競馬場別

ダートは殆どが新馬戦・未勝利戦ですが断トツで成績が悪いのが中京競馬場。比較的買いやすいのは東京競馬場です。西開催では阪神競馬場も回収値が高めなので、どちらかと言えばゆったり走れるコースの方が良く、コーナーが急なコースは合っていないと思われます。

得意なコース

  1. 連対率21.7% 阪神・ダ1800m
  2. 連対率20.0% 東京・ダ2100m
  3. 連対率18.2% 福島・ダ1150m
  4. 連対率16.7% 東京・ダ1600m
  5. 連対率15.4% 東京・ダ1300m

苦手なコース

  1. 連対率0.0% 新潟・ダ1800m
  2. 連対率0.0% 中京・ダ1400m
  3. 連対率0.0% 中京・ダ1200m
  4. 連対率0.0% 中京・ダ1800m
  5. 連対率5.9% 阪神・ダ1400m

※新馬戦、未勝利戦を含む全コースデータを集計。

ダート・クラス別

1勝クラス+外枠○

ダートは1勝クラス止まりですが、新馬戦で2~5番人気くらいに推された馬はある程度馬券にも絡んでおり回収値も悪くはありません。また1勝クラスでは1~5枠が(1-0-1-46)に対して6~8枠は(4-1-3-22)と明らかに外枠の結果が良く、揉まれたり砂を被るのは苦手と言えそうです。

ダート・前走距離別

距離短縮△、距離延長×

距離短縮はある程度対応できますが、距離延長時は成績を大きく落としています。

ノヴェリスト産駒 重馬場・季節適性

重馬場適性

芝の重馬場×、ダートの重馬場○

イギリスやドイツで走っていたので重馬場は得意そうに見えますが、芝の重~不良馬場は苦手としています。稍重までなら問題ありません。

逆にダートは重馬場、不良馬場と馬場状態が悪くなるに連れて成績が上がります。

季節適性・牡馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牡馬:12~2月○

ラストドラフトが京成杯を勝ちましたが、牡馬は冬場の方が勝率が高いのが特徴。複勝率では6月も悪くありません。

季節適性・牝馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牝馬:3~5月

牝馬は逆に寒い季節は勝率が低く、暖かくなってくる3月頃から調子を上げてきます。

ノヴェリスト産駒 血統相性

母父系統別成績

産駒数はサンデーサイレンス系が断トツですが、母父ディープインパクトからラストドラフト、母父フジキセキからローゼンクリーガーなどを輩出。母父ダンスインザダークのアビームやヴァルコスはそれぞれ高速決着にも対応しており、母父にサンデーの仔を持つ配合で今後活躍馬が増えそうです。

複勝率が目立つのはネオユニヴァース、ジャングルポケット、ホワイトマズルあたりです。母父キングマンボ系だとシェパードボーイやオワゾードールのようにダートの中距離以上に適性がありそうです。

母父サンデーサイレンス系

  • ラストドラフト(母父ディープインパクト)
  • ダイワメモリー(母父アグネスタキオン)
  • アビーム(母父ダンスインザダーク)
  • ヴァルコス(母父ダンスインザダーク)
  • ヴェスターヴァルト(母父ダイワメジャー)
  • ローゼンクリーガー(母父フジキセキ)

母父リファール系

  • コロンバスデイ(母父ホワイトマズル)

母父グレイソヴリン系

  • バラックパリンカ(母父ジャングルポケット)

母父キングマンボ系

  • シェパードボーイ(母父キングカメハメハ)

ノヴェリスト産駒 特徴まとめ

芝コース

牡馬は2000m以上、牝馬は1400~1800m
牡馬は中京・阪神○、牝馬は札幌・東京・中山・新潟○
オープンクラスでは苦戦する産駒が多い
距離変更○
良~稍重○、重馬場以上△

ダートコース

東京競馬場○、中京競馬場△
1勝クラス以上では6~8枠の成績が良く、1~5枠は割引き
距離変更△
稍重~不良馬場○

ノヴェリスト産駒の分析は以上です。

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