ルーラーシップ産駒の特徴|得意なコースや距離、重馬場適性や血統分析

ルーラーシップは2007年生まれの種牡馬です。
このページではルーラーシップ産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。

ルーラーシップの成績

血統表

競走成績

  • 戦績:20戦8勝
  • 賞金:549,764,000円/100,000ドル/7,980,000香港ドル

主な勝ち鞍

  • クイーンエリザベスⅡC
  • AJCC
  • 金鯱賞
  • 日経新春杯
  • 鳴尾記念

種牡馬成績

  • 2016年 65位
  • 2017年 12位
  • 2018年 8位
  • 2019年 5位
  • 2020年 6位
  • 2021年 7位
  • 2022年 7位

代表産駒

  • キセキ(菊花賞)
  • ドルチェモア(朝日杯FS)
  • メールドグラース(コーフィールドC)
  • ダンビュライト(京都記念、AJCC)
  • リオンリオン(青葉賞、セントライト記念)
  • ワンダフルタウン(青葉賞、京都2歳S)
  • ムイトオブリガード(アルゼンチン共和国杯)
  • フェアリーポルカ(中山牝馬S、福島牝馬S)
  • ディアンドル(福島牝馬S、葵S)
  • ソウルラッシュ(マイラーズC)

ルーラーシップ産駒の得意距離は?

距離別

芝:2000m~

芝の中~長距離を得意としており、スタミナのある産駒が多いのが特徴です。2200~2400mでは複勝率35%弱と非常に優秀で、キセキがジャパンCで世界レコードで逃げ2着に粘ったように東京芝2400mで抜群の成績を残しています。

初年度産駒のキセキが菊花賞を、ダンビュライトがAJCCを勝っていますが2年目以降の産駒からはテトラドラクマがクイーンC優勝、リリーノーブルがオークス2着、ディアンドルが葵S優勝など牝馬は様々なタイプがいます。

ダート:1400m~2000m

ダートは下級条件が中心ですが、スプリント戦は苦手で狙えるのは1400mから。1400m巧者のアディラートや2000mの竹田城Sを圧勝したアドマイヤビクターなど、こちらもタイプは様々。

ルーラーシップ産駒 芝コース成績

芝・競馬場別

新潟競馬場の勝率が高く、全体的には東開催の競馬場を得意としています。右回り・左回りの差はあまりありませんが中京や阪神では成績を落としており、タフなコースよりはスピードを十分に活かせるコースを得意としているようです。

クラスが上がると直線が長い競馬場の方が力を発揮できますが、直線が短く坂があっても中山外回りだけは非常に得意。1勝クラス以上の芝2200mでは複勝率40%台という成績を残しています。

またリリーノーブルが阪神JF、桜花賞で好走した例はありますが、個別のコースでは西開催の1600mを苦手としており、特に1勝クラス以上の京都芝1600m(外)では(0-3-1-23)という成績。

得意なコース

  1. 連対率44.8% 中山・芝2200m
  2. 連対率31.7% 東京・芝2400m
  3. 連対率30.4% 京都・芝2400m
  4. 連対率28.6% 中山・芝1600m
  5. 連対率28.0% 阪神・芝2200m

苦手なコース

  1. 連対率4.3% 中京・芝2000m
  2. 連対率7.1% 中京・芝1600m
  3. 連対率8.0% 小倉・芝1200m
  4. 連対率11.1% 京都・芝1600m(外)
  5. 連対率12.5% 中京・芝2200m

※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。

芝・クラス別

オープン特別○

2歳時の勝ち上がり率はそれほど高くはありませんが、勝ち上がった産駒は条件クラスでは安定して走ります。オープンクラスでも成績は安定していますがGⅠになると勝ち切れず、初期のハーツクライ産駒に近い印象があります。

重賞ではやはり2000m以上の成績が良く皐月賞で9番人気2着のサンリヴァル、フローラSで13番人気2着のパイオニアバイオなど穴をあけることもあります。

芝・前走距離別

距離延長△

距離延長は苦手としており成績や回収値を落としていますが、2000m以上への距離延長はこなしています。2歳戦ではよく見られますがマイル以下での距離延長は大きくマイナス。

距離短縮は問題なく複勝率も安定していますが、元々短い距離は得意ではないため短縮しても1800m以上の距離が基本でそれ以下の距離になると不安定になります。

ルーラーシップ産駒 ダートコース成績

ダート・競馬場別

ダートは中山競馬場の成績が極端に悪いのが特徴です。東京競馬場での成績も低めで東開催では全体的に成績は低め。

芝では苦手としている中京競馬場の成績が良いのが特徴で、ダートはどちらかと言えば西開催やローカルの方が狙い目です。得意としているコースは阪神の1400mと2000m。

得意なコース

  1. 連対率33.3% 阪神・ダ2000m
  2. 連対率23.8% 中京・ダ1900m
  3. 連対率23.5% 中山・ダ2400m
  4. 連対率20.0% 東京・ダ1400m
  5. 連対率19.6% 新潟・ダ1800m

苦手なコース

  1. 連対率7.5% 福島・ダ1700m
  2. 連対率9.1% 札幌・ダ1700m
  3. 連対率9.4% 東京・ダ1600m
  4. 連対率10.0% 東京・ダ2100m
  5. 連対率10.6% 中山・ダ1800m

※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。

ダート・クラス別

3勝クラス以上△

オープンクラスの産駒はあまりいませんが、3勝クラスは成績の割に回収値が低く人気サイド中心。馬券的な旨味で考えると1勝~2勝クラスがお勧めです。

ダート・前走距離別

距離延長○

ダートも長めの距離が合っているため短縮は苦手としていますが、距離延長時は勝率・連対率共に同距離を上回っています。

ルーラーシップ産駒 重馬場・季節適性

重馬場適性

芝は馬場状態不問、ダートの重~不良馬場○

不良馬場の菊花賞を勝ったキセキのように重馬場が得意なイメージが強いのですが、芝は重馬場でもこなす程度。成績はそれほど落ちないので馬場状態は不問で買えます。ダートは重馬場時の複勝率が高く、現状では買いです。

重馬場で狙いたい母父

配合相手がサンデー系に偏っていますが、その中ではネオユニヴァース、ロックオブジブラルタル、スペシャルウィークあたりが狙い目。

季節適性・牡馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牡馬:4月○、11月の東京競馬場○

年間を通じて成績は安定していますが、どのコースでも成績が良いのが4月。また11月は東京競馬場の成績が抜群でジャパンC2着のキセキやアルゼンチン共和国杯のムイトオブリガードなど重賞でも活躍しています。

夏場の6~8月も複勝率は30%台で安定しており、キセキやグロンディオーズのように夏の新潟で力をつけ秋に向かう3歳馬も良く見られます。

季節適性・牝馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牝馬:11~2月

牝馬は月によって成績に波があり成績が良いのは12月。5~7月頃も回収値が高めです。苦手としているのは4月と9~10月。4月は福島競馬場で成績を落としており、9~10月は阪神・京都での成績が悪いのが特徴。

ルーラーシップ産駒 血統相性

母父系統別成績

母父サンデーサイレンス系との相性は非常に良さそうで、メールドグラースが母父サンデーサイレンス、キセキは母父ディープインパクトです。スプリント路線のディアンドルなど短距離から長距離まで様々なタイプを輩出しています。

母父デピュティミニスター系ではリオンリオンやリリーノーブル、母父フェアリーキング系からはヒシゲッコウとノーザンダンサー系との配合では距離をこなせる産駒が多いのが特徴。

父キングカメハメハよりも芝特化・長距離傾向があるので単なる後継種牡馬に留まらず、2016年の種付け数は280頭を記録しています。

母父サンデーサイレンス系

  • メールドグラース(母父サンデーサイレンス)
  • ムイトオブリガード(母父サンデーサイレンス)
  • ディアンドル(母父スペシャルウィーク)
  • ダンビュライト(母父サンデーサイレンス)
  • フェアリーポルカ(母父アグネスタキオン)

母父ディープインパクト系

  • キセキ(母父ディープインパクト)
  • ワンダフルタウン(母父ディープインパクト)
  • アンティシペイト(母父ディープインパクト)

母父デピュティミニスター系

  • リオンリオン(母父クロフネ)
  • リリーノーブル(母父クロフネ)

母父フェアリーキング系

  • テトラドラクマ(母父ファルブラヴ)
  • ヒシゲッコウ(母父ファルブラヴ)

ルーラーシップ産駒 特徴まとめ

芝コース

2000~2400m
東開催○、中京・阪神競馬場△
中山外回り(1600m、2200m)は非常に得意
阪神・京都・中京マイル△
距離延長△
馬場状態不問

ダートコース

1400~2000
阪神ダート1400m、2000m○、中山競馬場△
距離延長○
重~不良馬場○

ルーラーシップ産駒の分析は以上です。

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