スクリーンヒーローは2004年生まれの種牡馬です。
このページではスクリーンヒーロー産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。
スクリーンヒーローの成績
血統表
競走成績
- 戦績:23戦5勝
- 賞金:503,403,000円
主な勝ち鞍
- ジャパンC
- アルゼンチン共和国杯
受賞
- 2008年 最優秀4歳以上牡馬
種牡馬成績
- 2013年 130位
- 2014年 49位
- 2015年 16位
- 2016年 21位
- 2017年 41位
- 2018年 21位
- 2019年 19位
- 2020年 15位
- 2021年 13位
- 2022年 15位
代表産駒
- モーリス(香港カップなどGⅠ6勝)
- ゴールドアクター(有馬記念)
- ウインマリリン(香港ヴァーズ)
- ジェネラーレウーノ(セントライト記念、京成杯)
- クールキャット(フローラS)
- ウインカーネリアン(関屋記念)
- グァンチャーレ(シンザン記念)
- ミュゼエイリアン(毎日杯)
- トラスト(札幌2歳S)
- ボルドグフーシュ(有馬記念2着、菊花賞2着)
スクリーンヒーロー産駒の得意距離は?
距離別
芝:1400~1600m
芝は1400~2000mを得意とする産駒が多く、ゴールドアクターやジェネラーレウーノのように長いこなせる産駒は稀。産駒全体のイメージとしてはモーリスやグァンチャーレが近いです。ゴールドアクター1頭で2500m以上の8勝中5勝を挙げています。
スクリーンヒーロー自身はジャパンCを勝ちましたが、産駒は右回りに強く左回りに弱いのが特徴。右回りの重賞11勝に対して左回りは4勝、そのうち3勝はモーリスとゴールドアクターのGⅠ馬が稼いでいます。
ダート:1600m以下か1900m以上
ダートは走るイメージが無いためかどの距離でも割と回収値が高めです。1700~1800mでは他種牡馬に若干押され気味ですが、それ以外の距離では勝率も10%前後とダートでも十分狙えます。
1600m以下で活躍したプロトコルや東京ダート2100mで2勝・3勝クラスを圧勝したヒロイックテイルのように配合次第で距離適性にも幅があり、馬券的にも面白い種牡馬です。
スクリーンヒーロー産駒 芝コース成績
芝・競馬場別
芝では中山競馬場を非常に得意としています。京都や阪神なども複勝率はそれほど変わりませんが勝率は断トツ。京都は内回りより外回りの方が合っていて、シンザン記念を勝ったグァンチャーレや菊花賞で関東馬ながら3着に入ったゴールドアクターなどが挙げられます。
左回りの東京、中京、新潟競馬場は苦手としています。全盛期のモーリスも安田記念で2着に敗れているように左回りの競馬場では割引が必要です。逆に言えばモーリスくらいの能力が無いと勝ち負けすら厳しいと言えるかもしれません。
得意なコース
- 連対率32.0% 京都・芝1600m(外)
- 連対率30.8% 中山・芝2200m
- 連対率27.3% 札幌・芝1200m
- 連対率23.5% 東京・芝2000m
- 連対率23.1% 中山・芝2000m
苦手なコース
- 連対率0.0% 新潟・芝2000m(外)
- 連対率4.0% 東京・芝1800m
- 連対率5.6% 福島・芝1800m
- 連対率5.6% 中京・芝1400m
- 連対率6.9% 福島・芝1200m
※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。
芝・クラス別
3勝クラス以上の牡馬○
下級条件で終わるかオープンクラスまで駆け上がるか極端な傾向にあり、後者はモーリスやゴールドアクターのようにGⅠクラスまで上り詰めることもあります。ただし活躍馬は牡馬に多く、牝馬はウインマリリンがフローラSを勝ちましたが他はほぼ2勝クラス止まりです。
芝・前走距離別
距離延長△
距離延長は苦手としており成績を大きく落としています。距離短縮はそれほど苦にはしておらず、複回値が120を超えるなど人気薄でも狙えます。
スクリーンヒーロー産駒 ダートコース成績
ダート・競馬場別
芝では左回りを苦手としていましたが、ダートでは左回りの新潟競馬場を得意としています。特に1勝クラス以上の新潟ダート1200mでは(8-4-3-20)複勝率42.9%、単回値236と人気薄でも期待十分。
京都・阪神競馬場は芝ダート問わず結果を残していますが、小倉競馬場ではそれなりに人気になることもあるものの53戦して1着はわずか1回と壊滅的な数字。
得意なコース
- 連対率40.0% 東京・ダ2100m
- 連対率38.5% 京都・ダ1900m
- 連対率34.3% 新潟・ダ1200m
- 連対率30.0% 福島・ダ1150m
- 連対率23.5% 中京・ダ1400m
苦手なコース
- 連対率0.0% 中京・ダ1800m
- 連対率0.0% 東京・ダ1300m
- 連対率0.0% 小倉・ダ1700m
- 連対率0.0% 阪神・ダ1200m
- 連対率5.6% 中京・ダ1200m
※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。
ダート・クラス別
3勝クラス○
芝に比べてダートの方が順調にステップアップしていく傾向があります。特に3勝クラスでは成績・回収値共に非常に優秀で、得意なコースを見極めればダートのスクリーンヒーロー産駒は積極的に狙えます。
ダート・前走距離別
1700~1800m以外への距離延長、短縮○
距離変更時の成績は落ちますが、距離延長なら1900m以上への延長、距離短縮なら1600m以下への短縮になる場合は問題ありません。1700~1800mへの距離変更で大きく成績を落としています。
スクリーンヒーロー産駒 重馬場・季節適性
重馬場適性
芝・ダートの稍重○
芝は稍重まではこなしますが重馬場になると単回値が低いので基本的には人気サイドのみ。ダートでは重馬場もこなし回収値は200と優秀、ダートは馬場状態関係なく期待できます。
重馬場で狙いたい母父
芝ではミュゼエイリアン、メローブリーズの母父エルコンドルパサー、ゴールドアクターの母父キョウワアリシバのミスプロ系が良く、次点でノーザンダンサー系。
ダートではミスプロ系は2着が多く1着狙いならノーザンダンサー系かヘイロー、ロベルト系。
季節適性・牡馬
※1勝クラス以上のレースを集計
牡馬:5~7月は芝×、ダート○
牡馬は2月の成績・回収値が全体的に高めですがどの月もそれなりに走っています。注意したいのは5~7月でこの3カ月は芝の勝率は3%前後、ダートの勝率が15~20%と極端な数字になっています。特に5月の京都ダート、6月の東京ダート、7月の福島ダートの成績が抜群です。
季節適性・牝馬
※1勝クラス以上のレースを集計
牝馬:下半期○
牝馬は産駒数が少ないためあまり参考にできるデータはありませんが、上半期よりも下半期の方が成績・回収値共に高めです。
スクリーンヒーロー産駒 血統相性
母父系統別成績
母系にサンデーサイレンス、ノーザンテーストが入っているためやや相手は絞られますが、どの血統でも成績を残しています。
現状アベレージが高いのはグァンチャーレやクリノガウディー(母父ディアブロ)、マイネルグリット(母父ロージズインメイ)などのヘイロー系。主に短距離で活躍しています。
母父サンデーサイレンス系
- ウインオスカー(母父エイシンサンディ)
- トラスト(母父エイシンサンディ)
- ヨヨギマック(母父サンデーウェル)
母父サドラーズウェルズ系
- モーリス(母父カーネギー)
母父アリダー系
- ゴールドアクター(母父キョウワアリシバ)
母父ミスタープロスペクター系
- ウインマリリン(母父Fusaichi Pegasus)
母父ヘイロー系
- グァンチャーレ(母父ディアブロ)
- クリノガウディー(母父ディアブロ)
- マイネルグリット(母父ロージズインメイ)
スクリーンヒーロー産駒 特徴まとめ
芝コース
★中山競馬場◎、京都外回りも得意
★3勝クラスまで勝ち上がってきた産駒は期待
★距離延長△
★良~稍重○、重馬場△
ダートコース
★新潟競馬場◎、京都や阪神もこなすが小倉だけは苦手
★東京ダート2100mの成績が抜群
★1勝クラス以上の新潟ダ1200mが狙い目
★3勝クラスの成績・回収値が非常に高い
★1700~1800mへの距離変更×
★重馬場は苦にしない
スクリーンヒーロー産駒の分析は以上です。