シンボリクリスエス産駒の特徴|得意なコースや距離、重馬場適性や血統分析

シンボリクリスエスは1999年生まれの種牡馬です。
このページではシンボリクリスエス産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。

シンボリクリスエスの成績

血統表

競走成績

  • 戦績:15戦8勝
  • 賞金:984,724,000円

主な勝ち鞍

  • 有馬記念2回
  • 天皇賞・秋2回
  • 神戸新聞杯
  • 青葉賞

受賞

  • 2002年 年度代表馬、最優秀3歳牡馬
  • 2003年 年度代表馬、4歳以上牡馬

種牡馬成績

  • 2007年 71位
  • 2008年 12位
  • 2009年 4位
  • 2010年 3位
  • 2011年 3位
  • 2012年 4位
  • 2013年 3位
  • 2014年 4位
  • 2015年 11位
  • 2016年 15位
  • 2017年 16位
  • 2018年 14位
  • 2019年 32位
  • 2020年 53位
  • 2021年 91位
  • 2022年 85位

代表産駒

  • エピファネイア(菊花賞、ジャパンC)
  • ルヴァンスレーヴ(マイルCS南部杯などGⅠ3勝)
  • ストロングリターン(安田記念)
  • サクセスブロッケン(フェブラリーS)
  • アルフレード(朝日杯FS)
  • サンカルロ(阪神C2回)
  • ミトラ(金鯱賞、福島記念)
  • アリゼオ(毎日王冠、スプリングS)
  • ユールシンギング(セントライト記念、新潟大賞典)
  • ランフォルセ(エルムS、浦和記念)

シンボリクリスエス産駒の得意距離は?

距離別

芝:1600~2400m

1400~3000mまで重賞を勝っており距離適性が広い種牡馬です、東京競馬場で高いパフォーマンスを発揮する産駒が多く、安田記念をレコードで勝ったストロングリターンやジャパンCを4馬身差で圧勝したエピファネイアなどが挙げられます。

サンカルロのような例外もいますが、重賞では1600、2000、2400mの根幹距離に強いのが特徴です。

ダート:1600~1800m

ダートも走りますが芝のように距離適性は広くなく1600~1800mが中心です。距離の融通は利きませんがJRAの番組表ではこの距離にレースが集中しているため、あまり不便はしていません。

ダートはサクセスブロッケン以来GⅠ馬が出ていませんでしたが、久々にルヴァンスレーヴという大物が登場。3歳にしてマイルCS南部杯・チャンピオンズCを勝つという快挙を成し遂げました。

シンボリクリスエス産駒 芝コース成績

芝・競馬場別

自身の戦績と同様に東京・中山競馬場での複勝率が高く、札幌競馬場も得意としています。左回りの東京・新潟競馬場は好成績ですが中京競馬場は苦手にしています。

また京都や小倉など高速馬場になりやすい競馬場での成績が悪く、スピードよりもスタミナ・パワーに優れた産駒が多い傾向があります。

得意なコース

  1. 連対率24.5% 東京・芝1600m
  2. 連対率22.0% 阪神・芝2200m
  3. 連対率22.0% 中山・芝2500m
  4. 連対率20.9% 京都・芝1800m
  5. 連対率20.4% 中山・芝1800m

苦手なコース

  1. 連対率4.5% 小倉・芝1800m
  2. 連対率7.0% 京都・芝2200m
  3. 連対率7.8% 小倉・芝1200m
  4. 連対率9.4% 京都・芝2000m
  5. 連対率10.0% 阪神・芝1600m

※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。

芝・クラス別

重賞△

3勝クラスやオープン特別までは堅実に走ってくれますが、重賞になるとトップクラスの種牡馬と比べてやや能力が劣るのは否めません。

2018年にエアアンセムが函館記念を勝ちましたが、芝では2年半振りの重賞勝利でした。GⅠは2014年ジャパンCのエピファネイアまで遡り近年は不振。

芝・前走距離別

延長、短縮○

距離延長・短縮ともに大きく崩れることはなく成績や回収値は安定していますが、大幅な距離変更はマイナス。

シンボリクリスエス産駒 ダートコース成績

ダート・競馬場別

ダートは右回り・左回りによる差もなくどの競馬場でもコンスタントに走ります。敢えて苦手な競馬場を挙げると中京競馬場か福島競馬場。

得意なコース

  1. 連対率21.5% 阪神・ダ2000m
  2. 連対率20.3% 函館・ダ1700m
  3. 連対率19.7% 小倉・ダ1700m
  4. 連対率18.8% 東京・ダ2100m
  5. 連対率18.4% 東京・ダ1600m

苦手なコース

  1. 連対率2.0% 新潟・ダ1200m
  2. 連対率9.6% 中京・ダ1400m
  3. 連対率9.7% 中山・ダ1200m
  4. 連対率11.2% 京都・ダ1400m
  5. 連対率11.3% 中京・ダ1900m

※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。

ダート・クラス別

オープン特別○

ダートもGⅠではやや足りない産駒が多いですが、ダート戦で多い1700~1800mを比較的得意としているため重賞でも充分狙えます。重賞では東開催が得意でサンライズソアやバンズームなど東京ダートでの2~3着が多く、複勝率36%と好成績を残しています。

ダート・前走距離別

延長、短縮△

ダートの距離変更は苦手としており、距離延長・距離短縮共に成績を落としています。元々距離適性が1600~1800mと狭いので、距離変更というよりはダート1200mや1400mで父シンボリクリスエスを見かけたら疑うような感覚。

シンボリクリスエス産駒 重馬場・季節適性

重馬場適性

重馬場○

芝の道悪は苦にしないタイプで、馬場状態によって成績はほぼ変わりません。ダートは重馬場になるほど成績がアップし、特に重~不良馬場が狙い目です。

重馬場で狙いたい母父

芝では母父トニービンが複勝率・回収値共に優秀です。クロフネやホワイトマズルなどノーザンダンサー系は成績は良いのですが回収値はそれほど高くありません。

ダートではエーピーインディやラーイ、サクラローレルなどナスルーラ系が非常に良い成績を残しています。サンデー系ではバブルガムフェローの2着の多さ(1-7-1-13)が目立ちます。

季節適性・牡馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牡馬:5~9月○

年間を通して調子の波は小さいタイプですが、牡馬はどちらかと言えば夏場を得意としており、冬場はやや勝率が低めです。ただ番組編成の影響も多少はありますが、重賞勝ちは夏場が最も少ないのに注意。

季節適性・牝馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牝馬:8~9月○

牝馬は重賞クラスの産駒はあまり見ませんが8~9月の成績が良く回収値も高め。3~4月の春頃の季節は成績・回収値共に振るいません。

シンボリクリスエス産駒 血統相性

母父系統別成績

ズバ抜けて多い母父サンデーサイレンスとの組み合わせでサクセスブロッケン、アルフレードなどを輩出しています。

サンデー系の中ではエピファネイアの母父スペシャルウィーク、ルヴァンスレーヴの母父ネオユニヴァースと長距離適性のある血統との相性が良さそうです。

母父サンデーサイレンス系

  • エピファネイア(母父スペシャルウィーク)
  • ルヴァンスレーヴ(母父ネオユニヴァース)
  • アルフレード(母父サンデーサイレンス)
  • サクセスブロッケン(母父サンデーサイレンス)
  • サンライズソア(母父スペシャルウィーク)
  • アリゼオ(母父フジキセキ)
  • ユールシンギング(母父スペシャルウィーク)
  • ミトラ(母父サンデーサイレンス)

母父ミスタープロスペクター系

  • ストロングリターン(母父Smart Strike)
  • サンカルロ(母父Crafty Prospector)
  • ランフォルセ(母父Machiavellian)

母父デピュティミニスター系

  • サトノティターン(母父Deputy Minister)
  • マチカネニホンバレ(母父Deputy Minister)

シンボリクリスエス産駒 特徴まとめ

芝コース

1600~2400m、根幹距離の重賞に強い
東京・中山競馬場○、中京・小倉競馬場△
2勝クラス~オープン特別が狙い目
距離変更にもある程度対応可
馬場状態不問

ダートコース

1600~1800m
距離さえ合っていればコース問わず安定
東京ダート重賞での紐狙い
距離変更△
重~不良馬場○

シンボリクリスエス産駒の分析は以上です。

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