ワークフォース産駒の特徴|得意なコースや距離、重馬場適性や血統分析

ワークフォースは2007年生まれの種牡馬です。
このページではワークフォース産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。

ワークフォースの成績

血統表

競走成績

  • 戦績:9戦4勝

主な勝ち鞍

  • 凱旋門賞
  • 仏ダービー

受賞

  • 2010年 カルティエ賞最優秀3歳牡馬

種牡馬成績

  • 2015年 83位
  • 2016年 37位
  • 2017年 30位
  • 2018年 40位
  • 2019年 29位
  • 2020年 43位
  • 2021年 61位
  • 2022年 128位

代表産駒

  • ディバインフォース(ステイヤーズS)
  • ハットラブ(ながつきS)
  • アトミックフォース(新潟大賞典2着)
  • ブライトクォーツ(中山大障害2着)
  • パルティアーモ(早春S)
  • フォースライン(是政特別)
  • スズカロング(松前特別)
  • エルゼロ(三木ホースランドJS)
  • メイショウケイメイ(紅梅S)
  • ダイワダッチェス(飯豊特別)

ワークフォース産駒の得意距離は?

距離別

芝:牡馬は万能、牝馬は1600~1800m

菊花賞4着のディバインフォースなど牡馬は距離をこなす産駒もいますが、1勝クラス以上では1600~2000mを得意とする産駒がやや多く、唯一重賞で連対したのも新潟大賞典のアトミックフォース。

牝馬は1勝クラス以上の1600~1800mではは複勝率30%前後と優秀ですが、1800mは(2-15-2-36)と2着ばかりなのも注意。

ダート:2100m~

ダートは2000m以下ではそれほど成績の差はありませんが、2100m以上になると成績が大きく伸びます。性別で見ると牡馬は1600~1700mか2100m以上の成績が良く、牝馬の好走はほぼ1800mに集中しています。

ワークフォース産駒 芝コース成績

芝・競馬場別

函館競馬場では成績・回収値共に非常に優秀で10番人気前後の穴馬でも狙えます。他にも札幌競馬場や小倉競馬場などどちらかと言えばローカル向き。牝馬は京都競馬場も得意としています。

苦手としているのは中山競馬場で100戦以上して1着は僅か1回。中京競馬場も連対率が低く苦手としています。

また2000mでは全体的に人気以上に走りますが、中京(0-1-1-29)、中山(0-0-1-42)、福島(0-0-1-27)は非常に苦手としています。

得意なコース

  1. 連対率27.3% 京都・芝1600m(内)
  2. 連対率25.7% 東京・芝1400m
  3. 連対率24.1% 函館・芝1800m
  4. 連対率24.0% 阪神・芝2400m
  5. 連対率21.3% 阪神・芝2000m

苦手なコース

  1. 連対率0.0% 福島・芝2000m
  2. 連対率0.0% 中山・芝2000m
  3. 連対率3.0% 小倉・芝1800m
  4. 連対率3.2% 中京・芝2000m
  5. 連対率5.4% 東京・芝1800m

※新馬戦、未勝利戦を含む全コースデータを集計。

芝・クラス別

2勝クラス○

回収値なども含めると2勝クラスでの成績が安定しており、3勝クラス以上になるとスピード不足からか苦戦しています。

オープンクラスでは6回馬券に絡んでいますが、人気は全て5~8番人気と中穴での紐狙いがお勧め。逆に3番人気以内に推された場合新馬~1勝クラスでは複勝率50%台ですが、2勝クラス以上になると徐々に成績は落ちます。

芝・前走距離別

牝馬の距離変更×

成績が良いのは前走と同距離時で、延長も短縮も苦手としています。

牡馬は距離変更時の成績は若干落ちる程度ですが、牝馬は1600~1800mに良績が集中しているからか同距離時の連対率23%に対して距離変更時は連対率10%前後と大きく成績を落としています。

ワークフォース産駒 ダートコース成績

ダート・競馬場別

ダートでも函館競馬場を得意としており、出走数は少ないものの人気以上の好走が目立ちます。それ以外は連対率10%前後のコースが多く、新潟・京都・小倉競馬場では連対率を大きく落としています。

得意なコース

  1. 連対率20.0% 函館・ダ1700m
  2. 連対率19.0% 中山・ダ2400m
  3. 連対率18.2% 東京・ダ2100m
  4. 連対率15.2% 中京・ダ1800m
  5. 連対率12.5% 中山・ダ1200m

苦手なコース

  1. 連対率0.0% 阪神・ダ1200m
  2. 連対率2.3% 小倉・ダ1700m
  3. 連対率2.8% 京都・ダ1400m
  4. 連対率3.3% 京都・ダ1800m
  5. 連対率5.0% 京都・ダ1200m

※新馬戦、未勝利戦を含む全コースデータを集計。

ダート・クラス別

2勝クラス以上の追い込み○

ダートは下級条件が殆どですが、3勝クラスではハットラブ、フォースラインが活躍しています。

ハットラブはオープン特別でも2着に入っていますが、2勝クラス以上で馬券に絡んでいる馬を見ると差し・追い込みが多いのが特徴。生粋のダート馬という感じではなく展開を読んで前崩れ狙いといった所。

ダート・前走距離別

距離延長△

ダートは比較的長めの距離で活躍している割に、距離延長は苦手としています。距離延長は単回値9と非常に低く、1着になった7頭は全て3番人気以内でした。

ワークフォース産駒 重馬場・季節適性

重馬場適性

芝の重馬場○

自身は重馬場の凱旋門賞を優勝しましたが、産駒も芝の重馬場での成績が良く道悪は得意としています。ダートでは馬場状態による成績の差はあまりありません。

季節適性・牡馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牡馬:夏場×

牡馬は夏場を苦手としており、8~9月は連対率が目に見えて下がります。涼しい函館や札幌では問題ありませんが夏の新潟・中京・阪神では人気より成績を落としています。

季節適性・牝馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牝馬:1月・8月○、12月×

牝馬は牡馬のように夏場に弱いということもなく、8月は複勝率37%と優秀です。1月も成績・回収値共に優秀ですが12月だけは複勝率5.6%と全く買えません。

ワークフォース産駒 血統相性

母父系統別成績

非常に相性が良いのが母父クロフネで障害のブライトクォーツやダートのフォースラインなど産駒の傾向も様々です。

母父サンデー系の中ではネオユニヴァース(タガノカルラ)やフジキセキ(アトミックフォース)あたりの成績が良く、2勝クラス以上になると母父デピュティミニスター系かサンデー系が殆どです。

母父サンデーサイレンス系

  • アトミックフォース(母父フジキセキ)
  • ハットラブ(母父アグネスタキオン)
  • メイショウケイメイ(母父デュランダル)
  • タガノカルラ(母父ネオユニヴァース)
  • スズカロング(母父サンデーサイレンス)
  • ディバインフォース(母父ゼンノロブロイ)

母父デピュティミニスター系

  • ダイワダッチェス(母父フレンチデピュティ)
  • ブライトクォーツ(母父クロフネ)
  • フォースライン(母父クロフネ)

ワークフォース産駒 特徴まとめ

芝コース

牡馬は距離不問、牝馬は1600~1800m
函館・札幌競馬場○、中山・中京競馬場△
2勝クラス○、オープンクラスでは中穴狙い
牝馬の距離変更×
重馬場○

ダートコース

牡馬は距離が伸びるほど良く、牝馬は1800m
函館競馬場○、新潟・京都・小倉競馬場△
2勝クラス以上は前崩れの追い込み狙い
距離変更×、距離延長は人気馬なら

ワークフォース産駒の分析は以上です。

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